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第六十七話 キングスライム
しおりを挟む朝日が、俺のことを起こした。
俺は、セレネが起きないように、ベッドから出ようとしたが、右腕が、セレネに抱きつかれていた。
大体、セレネと一緒に寝ると、右腕に抱きつかれる。
クメリは、大体、お腹を出している。
アリスは、行儀良く寝ている。
俺は、セレネが起きないように、抱き着きを解き、布団を掛け、地下室に向かった。
地下室で、射撃訓練をして、いつもの朝を過ごし、ダンジョンに向かった。
テレポート石で、66階層にテレポートした。
冒険者と会うことは、無かった。
道中には、スライムが出て来た。
なんか、久し振りに見て、少しだけ感動した。
だが、あの辺境の街とは、違い、このダンジョンのスライムは、攻撃した来るから、気は抜けないな。
様々な種類のスライムが出て来た。
スライムは、色によって、攻撃方法が違った。
俺は、ナイフの投擲と格闘術とナイフ術を使って、道中の敵を倒し、ボス部屋に向かった。
クメリは、武闘で、道中の敵を倒し、ボス部屋に向かった。
ボス部屋に着いた俺達は、ボス部屋のドアを開けた。
ボス部屋の中には、10メートルぐらいで、青色で、王冠を上につけた、スライムがいた。
この魔物は、キングスライムと呼ばれている。
キングスライムは、俺達に気付き、体をプルプル震わせ威嚇してきた。
キングスライムは、大きな体格をいかし、俺達は、踏みつぶそうと突撃して来た。
俺は、十一年式軽機関銃をマガジンが挿入された状態で出した。
俺は、狙いを定めずに、フルオートで撃った。
撃っている十一年式軽機関銃の排莢口からは、薬莢が排出され、銃口から、白い煙を出し、硝煙の匂いを撒き散らした。
30発の銃弾は、キングスライムの体に吸い込まれたが、キングスライムの体を貫通しただけだった。
直ぐに、貫通後は、再生されてしまった。
撃った後に、クメリもキングスライムに攻撃したが、まるで効果なかった。
どうやら、クメリは、相性が悪いらしい。
俺は、十一年式軽機関銃を地面に捨て、AA-12をドラムマガジンが挿入された状態で出した。
俺は、狙いを定めずに、フルオートで撃った。
撃っている AA-12の排莢口からは、空になったショットシェルを排出し、銃弾から、白い煙を出し、硝煙の匂いを撒き散らした。
32発のショットシェルの中に入っている鉛が、キングスライムの体に吸い込まれた。
キングスライムの体は、地面に散らばった。
だが、直ぐに、再生し始めた。
俺は、再生しているキングスライムの体の中に、赤い核を見つけた。
俺は、「クメリ。俺が、もう1回、キングスライムの体を地面に散らばせる。次、散らばった時に、赤い核を壊してくれ」
「うん、分かったよ」と、クメリが、答えてくれた。
俺は、ドラムマガジンを出し、ドラムマガジンを挿入して、コッキングレバーを引いて、薬室にショットシェルを送った。
リロードが終わる頃には、完全に、キングスライムは、再生していた。
俺は、狙いを定めずに、フルオートで撃った。
撃っているAA-12の排莢口からは、空になったショットシェルを排出し、銃口から、白い煙を出し、硝煙の匂いを撒き散らした。
32発のショットシェルの中に入っている鉛が、キングスライムの体に吸い込まれた。
キングスライムの体は、地面に散らばった。
それと同時に、クメリが、赤い核に向かって、走った。
クメリは、再生する前に、赤い核を拳で破壊した。
赤い核を破壊すると、キングスライムの体は、崩れていった。
徐々にキングスライムの体は、崩れていき、素材だけを残し、消えた。
俺は、十一年式軽機関銃とAA-12と薬莢と空のショットシェルとマガジンを戻した。
俺達が、素材を回収したら、いつも通り、テレポート石の前に、テレポートした。
ダンジョンを出て、冒険者ギルドに向かった。
買い取り場で、素材を換金してもらった。
貰えたお金は、42500ゼネだった。
キングスライムの素材は、31200ゼネだった。
金を受け取った俺達は、家に帰った。
いつもの夜を過ごし、クメリと一緒のベッドで寝た。
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