上 下
67 / 124

第六十七話 キングスライム

しおりを挟む

 朝日が、俺のことを起こした。

 俺は、セレネが起きないように、ベッドから出ようとしたが、右腕が、セレネに抱きつかれていた。

 大体、セレネと一緒に寝ると、右腕に抱きつかれる。

 クメリは、大体、お腹を出している。

 アリスは、行儀良く寝ている。

 俺は、セレネが起きないように、抱き着きを解き、布団を掛け、地下室に向かった。

 地下室で、射撃訓練をして、いつもの朝を過ごし、ダンジョンに向かった。

 テレポート石で、66階層にテレポートした。

 冒険者と会うことは、無かった。

 道中には、スライムが出て来た。

 なんか、久し振りに見て、少しだけ感動した。

 だが、あの辺境の街とは、違い、このダンジョンのスライムは、攻撃した来るから、気は抜けないな。
 
 様々な種類のスライムが出て来た。

 スライムは、色によって、攻撃方法が違った。

 俺は、ナイフの投擲と格闘術とナイフ術を使って、道中の敵を倒し、ボス部屋に向かった。

 クメリは、武闘で、道中の敵を倒し、ボス部屋に向かった。

 ボス部屋に着いた俺達は、ボス部屋のドアを開けた。

 ボス部屋の中には、10メートルぐらいで、青色で、王冠を上につけた、スライムがいた。

 この魔物は、キングスライムと呼ばれている。

 キングスライムは、俺達に気付き、体をプルプル震わせ威嚇してきた。

 キングスライムは、大きな体格をいかし、俺達は、踏みつぶそうと突撃して来た。

 俺は、十一年式軽機関銃をマガジンが挿入された状態で出した。

 俺は、狙いを定めずに、フルオートで撃った。

 撃っている十一年式軽機関銃の排莢口からは、薬莢が排出され、銃口から、白い煙を出し、硝煙の匂いを撒き散らした。

 30発の銃弾は、キングスライムの体に吸い込まれたが、キングスライムの体を貫通しただけだった。

 直ぐに、貫通後は、再生されてしまった。

 撃った後に、クメリもキングスライムに攻撃したが、まるで効果なかった。

 どうやら、クメリは、相性が悪いらしい。

 俺は、十一年式軽機関銃を地面に捨て、AA-12をドラムマガジンが挿入された状態で出した。

 俺は、狙いを定めずに、フルオートで撃った。

 撃っている AA-12の排莢口からは、空になったショットシェルを排出し、銃弾から、白い煙を出し、硝煙の匂いを撒き散らした。

 32発のショットシェルの中に入っている鉛が、キングスライムの体に吸い込まれた。

 キングスライムの体は、地面に散らばった。

 だが、直ぐに、再生し始めた。

 俺は、再生しているキングスライムの体の中に、赤い核を見つけた。

 俺は、「クメリ。俺が、もう1回、キングスライムの体を地面に散らばせる。次、散らばった時に、赤い核を壊してくれ」

 「うん、分かったよ」と、クメリが、答えてくれた。

 俺は、ドラムマガジンを出し、ドラムマガジンを挿入して、コッキングレバーを引いて、薬室にショットシェルを送った。

 リロードが終わる頃には、完全に、キングスライムは、再生していた。

 俺は、狙いを定めずに、フルオートで撃った。

 撃っているAA-12の排莢口からは、空になったショットシェルを排出し、銃口から、白い煙を出し、硝煙の匂いを撒き散らした。

 32発のショットシェルの中に入っている鉛が、キングスライムの体に吸い込まれた。

 キングスライムの体は、地面に散らばった。

 それと同時に、クメリが、赤い核に向かって、走った。

 クメリは、再生する前に、赤い核を拳で破壊した。

 赤い核を破壊すると、キングスライムの体は、崩れていった。

 徐々にキングスライムの体は、崩れていき、素材だけを残し、消えた。

 俺は、十一年式軽機関銃とAA-12と薬莢と空のショットシェルとマガジンを戻した。

 俺達が、素材を回収したら、いつも通り、テレポート石の前に、テレポートした。

 ダンジョンを出て、冒険者ギルドに向かった。

 買い取り場で、素材を換金してもらった。

 貰えたお金は、42500ゼネだった。

 キングスライムの素材は、31200ゼネだった。

 金を受け取った俺達は、家に帰った。

 いつもの夜を過ごし、クメリと一緒のベッドで寝た。

 

 


 
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる

フルーツパフェ
大衆娯楽
 転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。  一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。  そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!  寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。 ――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです  そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。  大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。  相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。      

異世界で穴掘ってます!

KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語

スキル運で、運がいい俺を追放したギルドは倒産したけど、俺の庭にダンジョン出来て億稼いでます。~ラッキー~

暁 とと
ファンタジー
スキル運のおかげでドロップ率や宝箱のアイテムに対する運が良く、確率の低いアイテムをドロップしたり、激レアな武器を宝箱から出したりすることが出来る佐藤はギルドを辞めさられた。  しかし、佐藤の庭にダンジョンが出来たので億を稼ぐことが出来ます。 もう、戻ってきてと言われても無駄です。こっちは、億稼いでいるので。

女神に同情されて異世界へと飛ばされたアラフォーおっさん、特S級モンスター相手に無双した結果、実力がバレて世界に見つかってしまう

サイダーボウイ
ファンタジー
「ちょっと冬馬君。このプレゼン資料ぜんぜんダメ。一から作り直してくれない?」 万年ヒラ社員の冬馬弦人(39歳)は、今日も上司にこき使われていた。 地方の中堅大学を卒業後、都内の中小家電メーカーに就職。 これまで文句も言わず、コツコツと地道に勤め上げてきた。 彼女なしの独身に平凡な年収。 これといって自慢できるものはなにひとつないが、当の本人はあまり気にしていない。 2匹の猫と穏やかに暮らし、仕事終わりに缶ビールが1本飲めれば、それだけで幸せだったのだが・・・。 「おめでとう♪ たった今、あなたには異世界へ旅立つ権利が生まれたわ」 誕生日を迎えた夜。 突如、目の前に現れた女神によって、弦人の人生は大きく変わることになる。 「40歳まで童貞だったなんて・・・これまで惨めで辛かったでしょ? でももう大丈夫! これからは異世界で楽しく遊んで暮らせるんだから♪」 女神に同情される形で異世界へと旅立つことになった弦人。 しかし、降り立って彼はすぐに気づく。 女神のとんでもないしくじりによって、ハードモードから異世界生活をスタートさせなければならないという現実に。 これは、これまで日の目を見なかったアラフォーおっさんが、異世界で無双しながら成り上がり、その実力がバレて世界に見つかってしまうという人生逆転の物語である。

ギルドから追放された実は究極の治癒魔法使い。それに気付いたギルドが崩壊仕掛かってるが、もう知らん。僕は美少女エルフと旅することにしたから。

yonechanish
ファンタジー
僕は治癒魔法使い。 子供の頃、僕は奴隷として売られていた。 そんな僕をギルドマスターが拾ってくれた。 だから、僕は自分に誓ったんだ。 ギルドのメンバーのために、生きるんだって。 でも、僕は皆の役に立てなかったみたい。 「クビ」 その言葉で、僕はギルドから追放された。 一人。 その日からギルドの崩壊が始まった。 僕の治癒魔法は地味だから、皆、僕がどれだけ役に立ったか知らなかったみたい。 だけど、もう遅いよ。 僕は僕なりの旅を始めたから。

【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~

くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】 その攻撃、収納する――――ッ!  【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。  理由は、マジックバッグを手に入れたから。  マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。  これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。

少し残念なお嬢様の異世界英雄譚

雛山
ファンタジー
性格以外はほぼ完璧な少し残念なお嬢様が、事故で亡くなったけど。 美少女魔王様に召喚されてしまいましたとさ。 お嬢様を呼んだ魔王様は、お嬢様に自分の国を助けてとお願いします。 美少女大好きサブカル大好きの残念お嬢様は根拠も無しに安請け合い。 そんなお嬢様が異世界でモンスター相手にステゴロ無双しつつ、変な仲間たちと魔王様のお国を再建するために冒険者になってみたり特産物を作ったりと頑張るお話です。 ©雛山 2019/3/4

異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜

KeyBow
ファンタジー
 間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。  何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。  召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!  しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・  いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。  その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。  上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。  またぺったんこですか?・・・

処理中です...