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第六十六話 ミミックオクトパス
しおりを挟むいつもの朝を過ごし、ダンジョンに向かった。
テレポート石で、61階層にテレポートした。
冒険者と出会うことは無かった。
道中には、タコに似た魔物が出て来た。
墨を吐いて攻撃してくる赤色のタコだったり、吸盤で攻撃してくる青色のタコだったり、毒を持っている紫色のタコが、出てきた。
俺は、ナイフの投擲とナイフ術と格闘術で、道中の魔物を倒した。
クメリは、武闘で道中の敵を倒していた。
ボス部屋に着いた俺達は、ボス部屋のドアを開けた。
ボス部屋の中には、20センチぐらいの黒色の体をしたタコがいた。
この魔物は、ミミックオクトパスと呼ばれている。
ミミックオクトパスは、俺達に気付き、周りに擬態した。
そして、ミミックオクトパスと似た魔物が、たくさん出て来た。
そのまま、ミミックオクトパスに似た魔物は、散らばった。
クメリは、一体一体、その魔物を武闘で潰していった。
その魔物が、潰されると、煙だけを残し、消えて行った。
クメリが、前にいるため、フルオートで銃が撃てないため、俺は、M16のマークスマンライフルカスタムをマガジンが挿入された状態で出した。
1発1発をしっかりと狙いに定め、撃った。
撃っているM16のマークスマンライフルカスタムの排莢口からは、薬莢が排出され、銃口からは、白い煙を出し、硝煙の匂いを撒き散らした。
1発1発の銃弾は、1匹1匹をしっかりと、仕留めていった。
徐々に数は、減ってきているが、まだまだたくさんいた。
俺は、「クメリ、今から、本体を炙り出す」
「うん、分かったよ。直ぐに、引くよ」と言い、クメリは、俺の近くまで引いて来てくれた。
俺は、コートの中から、M18 スモークグレネードを2つ出し、安全ピンを抜いて、真ん中に投擲した。
俺は、双眼のサーマル暗視スコープを出し、目に装着した。
すると、ミミックオクトパスの本体の姿をくっきりと見ることが出来た。
思った通り、分身のミミックオクトパスには、体温が無いらしい。
俺は、音に気づかれ無いように、ホルスターから、改造したソーコムを出した。
俺は、ミミックオクトパスに狙いを定めて、撃った。
撃ったソーコムのスライドが、後方に移動し、チャンバーから、薬莢が排出され、銃口から、白い煙を出し、硝煙の匂いを撒き散らした。
1発の銃弾は、確実にミミックオクトパスの体に吸い込まれた。
煙が晴れると、分身は、全て消えており、素材だけが残っていた。
俺は、改造したソーコムをホルスターにしまい、銃と薬莢を戻した。
俺達は、素材を回収したら、いつも通り、テレポート石の前に、テレポートされた。
ダンジョンを出て、冒険者ギルドに向かった。
買い取り場で、換金して貰った。
貰えたお金は、34500ゼネだった。
ミミックオクトパスの素材は、27500ゼネだった。
金を受け取った俺達は、家に帰った。
いつもの夜を過ごし、寝る時間になった。
自室に、セレネが、入ってきた。
今日は、セレネが、一緒に寝る順番だ。
セレネは、ベッドの右側に、入ってきた。
セレネは、俺の方を向いた。
セレネが、「おやすみ、レオク」
俺は、「おやすみ、セレネ」
ここ最近、3人と寝るのが慣れてきたので、30分ぐらいで寝付けるようになった。
セレネが、寝息を立てるぐらいに、大体眠りに落ちる。
今日も同じタイミングぐらいで、寝ることが出来た。
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