突然異世界に来ましたが、自分が好きな銃と共に好きに生きます

第五十二話 2つのアップ

 ミネと違う声の無機質な声が、頭に響いた。

 「レベルアップ致しました」と、聞こえて来た。

 こんなに早く上がるなんてと、驚きを隠せなかった。

 驚きながら、クメリの方を見ると、クメリも驚いた表情を浮かべていた。

 どうやら、クメリもレベルが上がったらしい。

 取り敢えず、拡張マガジンを出し、M93Rに挿入して、スライドを引いて、チャンバーに弾薬を送り込んだ。

  2丁のM93Rをポケットにしまい、FA-MAS F1や2丁のMP5Kや薬莢を戻した。

 金色の毛皮を回収すると、いつも通り、テレポート石の前に、テレポートした。

 ダンジョンを出て、冒険者ギルドに向かって。

 買い取り場で、素材を換金した。

 貰えたお金は、21580ゼネだった。

 金色の毛皮は、15000ゼネだった。

 帰ろうとした時に、買い取り場の職員に止められ、受付に行くように言われた。

 受付に行くと、ランクアップを知らされた。

 どうしたか聞くと、ファントムハッピーのお陰らしい。

 多分だが、レベルが上がったのもファントムハッピーのお陰だろう。

 俺達は、受付の職員に、冒険者カードを渡し、ランクを上げて貰った。

 俺達は、冒険者ランク4になった。

 用事を全て済ました俺達は、そのまま、家に帰った。

 家に着いた俺は、アリスとセレネに、レベルが上がったから、検証してくることを伝えた。

 クメリも花が植えられてない庭の一角で、検証をしていた。

 俺は、地下室に向かった。

 地下室に着いた俺は、解除されたものの検証をすることにした。

 俺の職業、ガンスミスのレベル7は、軽機関銃と投擲物とアサルトライフルのアタッチメントが、解除されていた。

 まずは、投擲物から検証することにした。

 グレネードやフラッシュグレネードやスモークグレネードなどが、使うことが出来た。

 M24型柄付手榴弾を、マークII手榴弾を、M67破片手榴弾を、九七式手榴弾を、M84スタングレネードを、M18 スモークグレネードを出した。

 思いついたグレネードは、全て出すことが出来た。

 次は、アサルトライフルの検証することにした。

 アサルトライフルのアタッチメントは、サイトやグリップやマガジンが解除された。

 最後は、軽機関銃を検証することにした。

 ブレン軽機関銃を、ルイス軽機関銃を、DP28軽機関銃を、九六式軽機関銃を、M249を、M60機関銃を、RPKを出した。

 思いついた軽機関銃は、全て出すことが出来た。

 俺は、少しだけ装備を新調することにした。　

 ナイフを少しだけ外し、M67破片手榴弾を2つ、M84スタングレネードを2つを、M18 スモークグレネードを2つ、装備した。

 装備の新調を終えた頃には、夕方になっていた。

 本当なら、上に行かなければ行けないけど、これだけは、撃ちたかった。

 俺は、グロスフスMG42機関銃を弾薬が装填された状態で、出した。

 この武器は、俺が元の世界で最後に購入して、使えなかった銃だ。

 撃ちたくて仕方無かったんだ。

 俺は、台にバイポットを立てて、的を狙い、フルオートで、撃った。

 撃っているグロスフスMG42機関銃の排莢口からは、薬莢が排出され、銃口から、白い煙を出し、硝煙の匂いを撒き散らした。

 撃ち終わった俺は、満足だった。

 それなりに時間が経ってしまったので、グロスフスMG42機関銃と薬莢を戻し、上に上がった。

 いつもの夜を過ごそうとしたが、何故か、セレネの顔が少し赤かった。

 今日は、少し暑かったので、セレネが、暑がっていたのかと思った。

 そして、いつものように、3人にお風呂を入って貰った。

 何故か、セレネが、俺の方を見てから、お風呂に向かった。

 俺は、セレネが、何故、その行動をしたのか、分からなかった。