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第三十七話 クメリからの告白の返事
しおりを挟む朝起きた俺は、クメリと一緒に、朝食を食べた。
その後は、仕事が終わったアリスが、クメリのことを相手してくれた。
俺は、その時間に、告白に答える為の準備をすることにした。
まずは、告白する場所を予約することにした。
俺が来た場所は、アリスに告白した雰囲気が良い店だ。
その店で、夕食と個室を予約した。
値段は、前と同じくらいだった。
前と同じ前払いだったので、支払って、指輪を買いに行くことにした。
俺は、アリスの指輪を買った店で、クメリに似合いそうな指輪を探した。
店内を回っていると、クメリに似合いそうなデザインをしていて、黄緑色の宝石が埋め込まれている指輪を見つけた。
クメリの指のサイズは、クメリから聞いていたので、そのサイズの指輪を購入した。
2つの準備を終えた俺は、宿に戻り、クメリに夕食を一緒に食べに行くことを誘うことにした。
クメリは、アリスと一緒に、部屋の中にいた。
俺は、その部屋のドアをノックした。
「はーい、誰かな?」と、クメリの声が、聞こえて来た。
「俺だよ」と、返した。
「えっ、レオク。入って来ても大丈夫だよ」と、クメリが、入室の許可をくれた。
俺は、部屋の中に入った。
「一体、どうしたの?レオク」と、クメリが、聞いてきた。
「この後、一緒に夕食なんて、どうかなと思って。クメリと2人きりで」と、答えた。
「えっ、ぼ、僕と?う、うん。もちろん、良いよ」と言い、クメリは、少し顔を赤くした。
「じゃあ、夕方、下で集合で」と言い、部屋を出た。
俺は、部屋に戻り、夕方になるまで、気持ちを整えた。
夕方に近づいてくると、俺は、良い服に着替えた。
一応、ズボンには、ルガーLCPを2丁しまっている。
俺は、姿鏡で、最終確認をしてから、下に降りた。
俺が下に降りて、5分ぐらいすると、クメリが、下に降りて来た。
クメリは、少し良い服を着て、軽く化粧していて、髪を結っていた。
「ど、どうかなぁ?こ、こんな服、僕は、あんまり着ないから、似合っているか分かんないんだ」と、クメリは、少し恥ずかしながら、聞いて来た。
「とても似合っているよ」と、答えた。
クメリは、「あ、ありがとう。レオクも似合っているよ」
俺は、クメリのことをエスコートして、予約した店に向かった。
予約した店に着いたら、店員に個室に案内された。
俺達は、個室の中で、夕食を楽しんだ。
今は、デザートを食べ終わった所だ。
クメリが、「ありがとう、レオク。こんな素敵な夕食を」
俺は、「気にしないで、必要なことだから」
「必要なこと?」と言い、クメリは、可愛く首を傾げていた。
「そう、必要なことだよ」と言い、懐から小さい箱を取り出した。
そして、小さい箱から、黄緑色の宝石が、埋め込まれている指輪を取り出した。
クメリは、その指輪を見て、右手の手のひらを見せるように、口元を覆った。
「クメリ、俺もクメリのことが好きだ。だから、結婚を前提に付き合ってくれ」と言い、指輪をクメリの方に、差し出した。
クメリは、指輪を受け取り、「うん、うん、僕もレオクが好きだよ。これから、色々なことをよろしくね、レオク」と言い、嬉しそうに微笑んだ。
異世界に転生して、俺は、2人目の恋人が出来た。
その恋人は、武闘家の少女で、とても可愛い子だ。
改めて、俺は、幸せものだ。
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