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第二十三話 部屋の中で
しおりを挟むアリスと恋人になった俺は、会計を済ませ、アリスのことをエスコートしながら、宿に帰った。
アリスは、親に報告すると言い、部屋の中に入っていった。
部屋の中からは、アリスの両親が、喜ぶ声が聞こえた。
俺は、それを聞き届けて、部屋に戻った。
俺は、着替えて、お風呂に入りに行った。
お風呂を出た俺は、食堂の前を通ったが、アリスは、部屋の中に居た。
俺は、両親と話していると思ったので、部屋に戻った。
俺が、念の為、持っていたルガーLCPを2丁を装備に戻した。
その後は、解除されたものを確認しようとしたが、ドアをノックされた。
「レオクさん、少し、お話しませんか?」と、アリスが、聞いて来た。
俺は、ドアを開け、「もちろん、少し話そうか」と、答えた。
「はい」と、アリスは、嬉しそうに頷いた。
俺は、アリスをベッドに座らせ、アリスの隣に座った。
俺は、アリスと一緒に、色々なことを話した。
アリスが、唐突に、「あ、そうだ。私、レオクさんに、聞きたいことがあったんです」
「聞きたいこと?」と、聞いた。
「はい。レオクさんは、ずっと、この宿で暮らす訳では無いですよね?えっと、私と結婚したら、何処に住むのか聞きたくて」と、アリスが、答えた。
確かに、俺は、ずっとこの宿に住む訳では無い。
いつか、アリスと暮らす家が必要になるだろう。
だが、俺は、この世界の家の相場の値段を知らないのだ。
まぁ、今の所持金では、買うことは出来ないと思うが。
俺は、「そうだなぁ。今、確実に言えるのは、王都に住もうかと思っているよ」
「私としては、王都に住み続けられるのは、嬉しいんですけど、何で、王都なんですか?」と、アリスが、聞いてきた。
「理由は、2つあるね。1つ目は、様々な物が揃っているからだね。王都は、物流が、1番いいから、様々の物が揃うんだ。2つ目は、冒険者をしやすいからだね。辺境よりも全然稼ぎが違うし、ダンジョンが、大きいしね」と、答えた。
俺は、続けて、「でも、今は、家を買うほどのお金を持っていないから、この宿を拠点にするつもりだよ」
「そうだ。もし、俺が、家を買ったら、アリスは、俺がいない間、どうするの?」と、聞いた。
「私の職業は、家事師なので、家の家事をしたいと思います。それで、余った時間は、お父さんとお母さんのことを手伝いと思ってます」と、アリスが、答えてくれた。
俺は、「それなら、任そうかな」
「はい、私に、家のことは、任せて下さい」と言い、アリスは、嬉しそうに笑顔を浮かべた。
その後は、夜が深くなるまで、アリスと話していた。
夜も遅いので、アリスは、部屋に帰った。
俺も夜が、遅かったので、直ぐに、寝た。
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