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第二十二話 アリスからの告白の返事

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 次の日、俺は、アリスとは、目も合わせられなかった。

 アリスも俺と目を合わせられなかった。

 朝食を食べ終わった俺は、アリスが買い出しに行っている時に、アリスの両親と話した。

 俺が、アリスの告白を受け入れることと、今日の夕食は、アリスと一緒に取って、そこで告白の返事をすることを伝えた。

 アリスの両親は、そのことに喜び、協力してくれた。

 その後、俺は、店と指輪の準備をしに行くことにした。

 まずは、店の方から行動することにした。

 前々から、雰囲気が良さそうな店を見つけていたので、その店の個室と夕食の予約した。

 値段は、それなりにしたが、特に気にならなかった。

 前払いだったので、支払って、昨日見つけた指輪を買いに行くことにした。

 昨日見つけた指輪は、まだ売っていた。

 俺は、アリスの両親から、指のサイズは、聞いていたので、そのサイズの指輪を買うことが出来た。

 2つの準備を終えたら、俺は、アリスに夕食を一緒に食べに行くことを誘うため、宿に戻った。

 宿に戻ると、アリスは、そわそわしながら、机を掃除していた。

 「アリス、少し良い?」と、聞いた。

 「えっ、あ、レ、レオクさん。あ、はい、大丈夫ですよ」と、アリスは、答えてくれた。

 「ありがとう、アリス。アリスさえ良ければ、今日の夜、一緒に食事なんてどう?あ、一応、アリスの両親からは、許可を取っているから」と、聞いた。

 「い、行きたいです。レオクさんと、行きたいです」と、アリスが、答えてくれた。

 「わかった。じゃあ、夕方に」と言い、アリスと別れた。

 俺は、夕方になるまでは、気持ちを整えた。

 夕方に近づいてくると、俺は、良い服に着替えた。

 一応、ズボンには、ルガーLCPを2丁しまっている。

 俺は、姿鏡で、最終確認をしてから、下に降りた。

 俺が、下に降りるのと同時に、アリスが、部屋から出て来た。

 出て来たアリスは、昨日と同じ服で、同じような化粧をしていたが、髪を結っていた。

 「あ、レオクさん。とても似合ってます」と、アリスが、褒めてくれた。

 「アリスもとても似合っているよ」と、褒め返した。

 俺は、アリスのことをエスコートして、予約した店に向かった。

 予約した店に着いたら、店員に個室に案内された。

 俺達は、個室の中で、夕食を楽しんだ。

 今は、デザートを食べ終わった所だ。

 アリスが、「こんな素敵な夕食、ありがとうございます」

 俺は、「気にしないで、これは、お礼だから」

 「お礼?」と言い、アリスは、可愛く首を傾げていた。

 「そう、お礼だよ」と言い、懐から小さい箱を取り出した。

 そして、小さい箱から、赤い宝石が埋め込まれている指輪を取り出した。

 アリスは、その指輪を見て、右手で、口元を覆った。

 「アリス、俺もアリスのことが、好きだ。だから、俺と結婚を前提に付き合ってくれ」と言い、指輪をアリスの方に、差し出した。

 アリスは、指輪を受け取り、「はい、私もレオクさんのことが好きです。この指輪、受け取らせて貰いますね」と言い、嬉しそうに微笑んだ。

 異世界に転生して、俺は、初めての恋人が出来た。

 その恋人は、宿屋の娘で、とても可愛い子だ。

 俺は、幸せ者だな。
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