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第二十一話 アリスからの告白
しおりを挟む俺は、街の中で、あるものを発見した。
俺は、赤い色の宝石が埋め込まれた指輪だった。
その指輪のデザインは、とてもアリスに合いそうだった。
俺は、何とことを考えているんだ。
アリスは、仲が良い友人だ。
しかも、この世界では、女性から男性に告白する。
だから、アリスが、俺のことを好きで、無ければ、告白されることは、無いのだ。
俺は、一旦、そのことを忘れ、街を回った。
街を回っていると、夕方になっていたため、宿に帰ることにした。
俺が、宿に着くと、大掃除は、終わっていた。
俺は、食堂で、夕食を食べた。
この時も俺の夕食は、1品多かった。
そして、何故か、アリスが、そわそわしていた。
俺には、アリスが、何で、そわそわしていたか、分からなかった。
夕食を食べた後は、お風呂に入った。
お風呂に入った後、食堂の前を通ると、アリスがいなかったので、俺は、そのまま、部屋に戻った。
部屋に戻った俺は、解除されたものを確認しようと思っていると、ドアにノックされた。
「えっと、レオクさん。今、大丈夫ですか?」と、アリスが、ドア越しに聞いて来た。
「大丈夫だよ、アリス」と答え、ドアを開けた。
ドアを開けたら、アリスがいた。
だが、アリスは、いつもの格好では無く、オシャレをしていた。
アリスは、薄く化粧をして、いつものエプロン姿では無く、少し高そうな服を着ていた。
「ど、どうですか?似合っていますか?」と、アリスが、聞いて来た。
「うん、とても似合っているよ」と、答えた。
「それなら、嬉しいです。レオクさん、今から、少し出掛けませんか?」と、アリスが、聞いて来た。
「分かった、じゃあ、直ぐに準備するね」と、答えた。
俺は、一旦、ドアを閉めて、服を着て、コートを着た。
俺は、「お待たせ、アリス」
アリスは、「じゃあ、行きましょうか」
俺は、話しながら、アリスに付いて行った。
着いた場所は、王都にある古い塔だった。
俺達は、そこに登り、王都の夜景を見ていた。
「綺麗だな」と、呟いた。
「はい、綺麗ですね」と、アリスも呟いた。
俺達は、それなりの時間、夜景を見ていた。
アリスに、そろそろ帰ろうかと、声を掛けようとしたら、アリスに手を掴まれた。
「レ、レオクさん。私、レオクさんに、伝えたいことがあるんです」と言い、アリスは、顔を赤くしていた。
「ど、どうしたの?アリス」と、聞いた。
「わ、私は、レ、レオクさんのことが好きです。だ、だから、そ、その、け、結婚を前提に、お、お付き合いして下さい」と言い、アリスは、先程よりも顔を真っ赤にした。
アリスは、俺から顔を逸らし、「へ、返事は、明日で結構ですから」と言い、下に降りて行ってしまった。
俺は、呆気に取られたが、直ぐに、アリスを追い掛けた。
女の子を1人で帰すのは、危険だからだ。
アリスのことを宿まで送ったが、その間、アリスとは、会話が無かった。
宿に帰った俺達は、互いに、おやすみだけ言い、別れた。
俺は、部屋に帰って、考えた。
元いた世界では、彼女いない歴イコール年齢だったので、経験が無いのだ。
でも、俺は、アリスのことを好意的に思っているし、受け入れようと思っている。
それに、この世界の常識とは、いえ、女性から好意を伝えられたんだ。
男なら、それに応えなければいけない。
だから、俺は、返事として、アリスに指輪を送ることにした。
俺は、決意を固め、ベットの中に入り、寝た。
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