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第十四話 王都観光
しおりを挟む王都に入る時、ランガン伯爵家の名前は使わなかった。
王立学院の時と同じ名前を使って、王都の中に入った。
王都の中で1番高いホテルに滞在することにした。
ホテルに到着するとリリア付きの侍女は荷物を降ろして、部屋に持っていった。
俺達の部屋は最上階だった。
リリア付きの侍女が部屋の中で荷物を整理している時にリリアからリリア付きの侍女の名前を聞いた。
リリア付きの侍女の名前はソフィアというらしい。
ホテルに荷物を置いたので俺達は外に出ることにした。
その時に、ソフィアさんもついていくと言っていたが遠慮してもらった。
折角、リリアと2人きりで出掛けることが出来るんだ。
ソフィアさんには悪いけど譲れない。
それに、俺はその辺の連中には負けないだろう。
王都は活気で溢れていた。
様々な人で溢れ、様々な物があり、豊かな王都だと感じた。
王都に慣れる為、王都を散策することにした。
まずは本屋に向かった。
本屋で王都について書かれている本を購入した。
購入した本を持って、公園に向かい、リリアと一緒のベンチに座り、購入した本を2人で読んだ。
ある程度、行き先をそこで決めた。
行き先まで決まったので公園を出ると人が多くなってきていた。
俺はリリアと逸れないように手を繋いだ。
リリアは急のことに驚いたが少し照れながらも受け入れてくれた。
その後、俺はリリアと一緒に王都の名所を回った。
夕方にはホテルに戻った。
ホテルで夕食を食べ、リリアは部屋に戻った。
俺が今泊まっている部屋はリリアが泊まっている部屋と繋がるドアが1つある。
そのドアには鍵がついているので、セキリティは問題ない。
俺は風呂を入り、本を読んでいるとドアの鍵が開く音が聞こえた。
そして、ドアをノックする音が聞こえた。
俺が入室の許可を出すとリリアと2人分の紅茶と茶菓子を持ったソフィアさんが入ってきたのだ。
俺は本を仕舞い、紅茶と茶菓子を机に置いて貰った。
紅茶と茶菓子を置くとソフィアさんはリリアが泊まっている部屋に帰っていった。
俺は時間が許す限り、リリアとお茶をした。
夜が深くなってくるとソフィアさんがやって来て、リリアと一緒に部屋に帰っていった。
その時に、ソフィアさんは食器を片付けてくれた。
リリアとソフィアさんが完全に出て行くとドアの鍵が閉められた。
俺は本を出し、きりがいい場所まで読んだ。
きりがいい場所になったので、寝ることにした。
その時はもう日付が変わっていた。
直ぐにベッドの中に入った。
その後、俺達は5日程王都の中で過ごした。
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