第1王子だった私は、弟に殺され、アンデットになってしまった

竹桜

文字の大きさ
49 / 61

第四十九話 エンシェントドラゴン

しおりを挟む

 そして、あのドラゴンは、エンシュントドラゴン。

 あれは、私では無いと対処出来ないな。

 私は、後ろを向き、「あれが、今回の主催だ。私は、あのドラゴンに対処する。だから、他のドラゴンに攻撃を続けてくれ」

 「ウォーターマシンガン」と、唱えた。

 すると、私の周りに、多数の雫が浮かび上がった。

 多数の雫は、エンシュントドラゴンに向かって、飛んで行った。

 だが、エンシュントドラゴンの硬い鱗に弾かれ、ダメージを与えることが出来なかった。

 やはりか。

 これの魔法では、無理か。

 鱗だとそうだよな。

 だが、翼なら、どうかな?

 私は、もう1回ウォーターマシンガンを唱え、エンシュントドラゴンの翼を狙った。

 多数の雫は、エンシュントドラゴンの翼に穴を開け、空から落ちた。

 地面に落とされたエンシュントドラゴンは、それなりの傷が出来ていた。

 エンシュントドラゴンは、反撃として、私に向かって、真っ白なブレスで攻撃してきた。

 「ウォーターシールド」と、唱えた。

 すると、水の盾が現れた。

 水の盾は、真っ白なブレスを守り切った。

 「ウォーター、ウォーター」と、唱えた。

 すると、2つの水の雫が、現れた。

 私は、剣を向け、「頭と心臓に」

 すると、2つの水の雫は、エンシュントドラゴンの頭と心臓に向かって、飛んで行った。

 2つの水の雫は、エンシュントドラゴンの硬い鱗を貫通し、頭と心臓を貫通した。

 エンシュントドラゴンは、頭と胴体から血を流しながら、地面に倒れこんだ。

 それ以降は、動くことは、無かった。

 エンシュントドラゴンは、倒したが、まだまだドラゴンはいるな。

 水属性でも倒せるが、時間があまりにも掛かってしまう。

 そんなことを思いながら、空を向くと、こちらに近づいてくる影を見つけた。

 その影は、こちらにどんどん近づいてくる。

 ドラゴンの増援か?

 いや、ドラゴンにしては、小さ過ぎる。

 人1人ぐらいの大きさだ。

 その影は、確実に学園都市の上空に近付いた。

 流石に、ドラゴン達もその影に気付き、攻撃しようと近づいた。

 その影は、ドラゴンの首だけを狙い、落とした。

 首を落とされたドラゴンは、空から落ちて行った。

 邪魔なドラゴンを倒した影は、私達からも見える位置で、止まった。

 黒い軽鎧に身を包み、銀色の髪をツインテールにし、頭からは、黒い天使の輪っかを浮かび上がらせ、背中からは、黒い翼を生やしている少女だった。

 そして、手には、黒い槍が握られている。

 な、何故、サリラが、ここにいるんだ?

 疑問に思っていると、サリラは、黒い槍をドラゴン達の方に向けた。

 そして、何かを唱えた。

 すると、空飛ぶドラゴンと地面を這うドラゴンの丁度真ん中に黒い球体が現れた。

 その黒い球体の中から、光が差し込んでいた。

 あれは、サリラの光属性と闇属性を合わせた始まりの魔法、デイブレイク。

 闇が、ドラゴンの体を縛り、光が、ドラゴンの鱗を貫通し、その命を奪った。

 1つの魔法で、残っていたドラゴンは、全滅した。

 ドラゴンを全滅させたサリラは、私達の方を向いた。

 サリラは、私に気が付き、微笑んだ。

 そして、サリラは、空に上がり、何処かに飛び去ってしまった。

 サリラが飛び去ると、めちゃくちゃ歓声が上がった。

 こうして、ドラゴンの宴は、1人も犠牲者を出すことなく終わった。

 その日の夜に、サリラに、何故、居たのかを聞いた。

 すると、サリラは、散歩していたと答えてきた。

 どうやら、散歩していたら、異常を感じ、助太刀しようと、向かったみたいだ。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます

まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。 貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。 そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。 ☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。 ☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。

嫁に来た転生悪役令嬢「破滅します!」 俺「大丈夫だ、問題ない(ドラゴン殴りながら)」~ゲームの常識が通用しない辺境領主の無自覚成り上がり~

ちくでん
ファンタジー
「なぜあなたは、私のゲーム知識をことごとく上回ってしまうのですか!?」 魔物だらけの辺境で暮らす主人公ギリアムのもとに、公爵家令嬢ミューゼアが嫁として追放されてきた。実はこのお嫁さん、ゲーム世界に転生してきた転生悪役令嬢だったのです。 本来のゲームでは外道の悪役貴族だったはずのギリアム。ミューゼアは外道貴族に蹂躙される破滅エンドだったはずなのに、なぜかこの世界線では彼ギリアムは想定外に頑張り屋の好青年。彼はミューゼアのゲーム知識をことごとく超えて彼女を仰天させるイレギュラー、『ゲーム世界のルールブレイカー』でした。 ギリアムとミューゼアは、破滅回避のために力を合わせて領地開拓をしていきます。 スローライフ+悪役転生+領地開拓。これは、ゆったりと生活しながらもだんだんと世の中に(意図せず)影響力を発揮していってしまう二人の物語です。

最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした

新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。 「もうオマエはいらん」 勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。 ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。 転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。 勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに

千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」 「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」 許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。 許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。 上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。 言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。 絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、 「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」 何故か求婚されることに。 困りながらも巻き込まれる騒動を通じて ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。 こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。

裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね

魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。 元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、 王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。 代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。 父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。 カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。 その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。 ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。 「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」 そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。 もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。 

処理中です...