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第三十五話 パーティー

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 闇の軍団を倒してから、1ヶ月が経った。

 今日は、パーティーの日だ。

 闇の軍団を倒したことを祝うパーティーだ。

 あの戦いに参加した国は、全て参加している。

 なので、会場には、父上も来ている。

 私達は、今回の主役と言ってもいいので、まだ会場入りをしてない。

 私は、待合室で、セレリア達が、着替え終わるのを待っていた。

 私が、紅茶をのみながら、セレリア達を待っていると、扉が、ノックされた。

 私が、入室の許可を出すと、扉が開いた。

 私は、入ってきたセレリア達に見惚れてしまった。

 セレリアは、あの黒いドレスに身を包み、化粧していた。

 現実のものだと思えない容姿が、更に現実離れしていた。

 リタは、自分の瞳の色の翡翠色のドレスに身を包み、化粧をしていた。

 そして、リタは、悪魔としての姿だった。

 サリラは、自分の瞳の色の水色のドレスに身を包み、化粧をしていた。

 そして、サリラも堕天使としての姿だった。

 どうやら、リタとサリラは、本来の姿で参加するようだ。

 「どう?ニース?」と、セレリアが、聞いてきた。

 「ど、どうでしょうか?ニースさん」と、リタが、少し恥ずかしそうに、もじもじしながら、聞いて来た。

 「どうかしら?ニース」と、サリラが、自信有り気に聞いてきた。

 「3人ともとても似合っていて、可愛いよ」と、答えた。

 セレリア達は、とても嬉しそうな表情を浮かべていた。

 私は、セレリア達と一緒に、会場の中に入った。

 私達が、会場の中に入ると、視線が集まった。

 予想は、していたが、こんなにも向けられるとな。

 どうしようかと考えていると、音楽が流れ始めた。

 取り敢えず、このパーティーを楽しもうか。

 私は、セレリアの手をとって、踊り始めた。

 セレリアは、元々ヴァンパイアの国の王女だったので、ダンスが上手い。

 私も元は王子だったので、それなりにダンスは上手い。

 私とセレリアが、踊り終わると、会場中から、拍手を送られた。

 セレリアをエスコートして、リタ達のところに向かった。

 次は、リタの手を取り、踊り始めた。

 リタは、一生懸命に踊っていて、可愛かった。

 どうやら、セレリアから、習っていたみたいだ。

 私は、リタと踊り終えると、リタのことをエスコートして、セレリア達のところに向かった。

 最後は、サリラの手を取って、踊り始めた。

 サリラは、優雅に踊っていた。

 サリラと踊り終わると、サリラのことをエスコートして、セレリア達のところに戻った。

 ちなみに、踊る順番は、出会った順となっている。

 セレリア達と話していると、沢山の人に囲まれた。

 それからは、その対応に追われたが、パーティーを楽しめたから、良いだろう。

 セレリア達も嬉しそうにしていたからな。

 
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