第1王子だった私は、弟に殺され、アンデットになってしまった

竹桜

文字の大きさ
28 / 61

第二十八話 宿で

しおりを挟む

 古城に帰っても良かったが、近くのホテルで、泊まることにした。

 折角、海まで来たんだ。

 海が見えるホテルに泊まった方が、いいだろう。

 何故か、受付は、セレリア達が、やりたいと言い出し、任せてしまった。

 私は、少しの不安を持ちながら、受付が終わるのを待っていた。

 5分ぐらいで、受付は終わり、私達は、部屋に移動した。

 私達の部屋は、海がよく見えるいい部屋だった。

 海を少し見た後に、私達は、風呂に入ることにした。

 風呂は、男女分かれているので、風呂の前で別れ、風呂を満喫した。

 風呂を満喫した後は、部屋に戻り、休憩していると、セレリア達が、帰ってきた。

 風呂上がりのセレリア達を見て、私は、少しドキッとしてしまった。

 風呂上がりのセレリア達は、血行が良くなり、肌もスベスベになっていた。

 そして、いつもよりも薄着で、色気を感じた。

 私は、出来るだけ気にしないように意識した。

 セレリア達が、休憩していると、夕食の時間になり、夕食の会場に向かった。

 夕食の会場は、海がとてもよく見える部屋だった。

 その部屋から、海に沈む夕日を見ながら、コース料理を楽しんだ。

 夕食を楽しんだ後は、部屋に戻り、セレリア達とゆっくりと過ごした。

 セレリア達とゆっくりと過ごしていると、寝る時間になった。

 後は、寝るだけなんだが、そこで問題が起きた。

 この部屋には、大きいベッドが1つしか無かったのだ。

 これを狙っていたのか。

 た、確かに、セレリア達と同じベッドで寝れるのは、嬉しいが、少し恥ずかしいな。

 そんな風に考えながら、セレリア達を方を見ると、私は、驚いてしまった。

 何故なら、セレリア達の間に、火花が散っていたからだ。

 セレリアは、満面の笑みを浮かべ、「リタ、サリラ。私は、ニースと1番最初に出会った。だから、ニースの隣で寝る」

 リタは、少し顔を赤くして、「セレリアさん、サリラさん。わ、私もニースさんの横で寝たいです。だ、だって、あ、安心するから」

 サリラは、笑顔を浮かべ、「正直に言うわ。セレリア、リタ。私は、ニースの隣で寝たいわ。だから、譲ってくれない」

 私が、止めに入ろうとすると、セレリア達に、視線で止められた。

 邪魔しないでくれと。

 セレリア達は、笑顔のまま言い合っていた。

 言い合っていると、サリラかまら突然、溜息を吐いた。

 「言い合っていても埒があかないわ」と言い、サリラは、3本の木の棒を取り出した。

 そして、サリラは、その2本の木の棒に、それぞれ違う色をつけた。

 「今、この木の棒に、色をつけたわ。赤が出たら、ニースの右側。黄色が出たら、ニースの左側。色がついていなかったら、ニースの隣はなし。セレリア、リタ。これでいいかしら?」と、サリラは、セレリアとリタの方を向いて、聞いた。

 セレリアとリタは、頷いて答えた。

 「そう。なら、良かったわ。じゃあ、この木の棒は、ニースに持ってもらいましょう。そうすれば、不正の心配もないから」と言い、サリラは、私に3本の木の棒を渡してきた。

 私は、後ろで混ぜ、色がついている方を下にして、セレリア達の方に出した。

 セレリア達は、真剣に木の棒を選び、それぞれ違う木の棒を掴んだ。

 セレリア達は、一斉に木の棒を引いた。

 結果は、赤が、セレリアで、黄色が、リタだった。

 ハズレは、サリラだった。

 セレリアとリタは、喜んでいた。

 サリラは、少し落ち込んでしまった。

 少し落ち込んでいるサリラに近付き、「サリラ。古城に帰ったら、一緒に寝るから、落ち込まないで」

 すると、サリラは、嬉しそうな表情を浮かべ、私の耳に近づいてきた。

 「約束よ、ニース」と言い、サリラは、離れた。

 そして、サリラは、寝る準備をするために、私から離れていった。

 私達は、布団に入った。

 私の右側から、「おやすみ、ニース」

 私の左側から、「おやすみなさい、ニースさん」

 リタの左側から、「おやすみ、ニース」

 私は、「おやすみ、3人とも」

 これは、予想外だった。

 こんなにも意識してしまうとは。

 しかもセレリア達の可愛らしい寝息が聞こえてきてるし、なんかいい匂いもする。

 頑張って寝ろ。

 私よ。

 結局、私が寝れたのは、日付が変わってからだった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます

まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。 貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。 そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。 ☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。 ☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

嫁に来た転生悪役令嬢「破滅します!」 俺「大丈夫だ、問題ない(ドラゴン殴りながら)」~ゲームの常識が通用しない辺境領主の無自覚成り上がり~

ちくでん
ファンタジー
「なぜあなたは、私のゲーム知識をことごとく上回ってしまうのですか!?」 魔物だらけの辺境で暮らす主人公ギリアムのもとに、公爵家令嬢ミューゼアが嫁として追放されてきた。実はこのお嫁さん、ゲーム世界に転生してきた転生悪役令嬢だったのです。 本来のゲームでは外道の悪役貴族だったはずのギリアム。ミューゼアは外道貴族に蹂躙される破滅エンドだったはずなのに、なぜかこの世界線では彼ギリアムは想定外に頑張り屋の好青年。彼はミューゼアのゲーム知識をことごとく超えて彼女を仰天させるイレギュラー、『ゲーム世界のルールブレイカー』でした。 ギリアムとミューゼアは、破滅回避のために力を合わせて領地開拓をしていきます。 スローライフ+悪役転生+領地開拓。これは、ゆったりと生活しながらもだんだんと世の中に(意図せず)影響力を発揮していってしまう二人の物語です。

最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした

新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。 「もうオマエはいらん」 勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。 ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。 転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。 勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに

千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」 「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」 許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。 許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。 上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。 言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。 絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、 「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」 何故か求婚されることに。 困りながらも巻き込まれる騒動を通じて ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。 こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。

裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね

魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。 元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、 王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。 代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。 父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。 カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。 その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。 ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。 「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」 そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。 もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。 

処理中です...