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第二十八話 宿で
しおりを挟む古城に帰っても良かったが、近くのホテルで、泊まることにした。
折角、海まで来たんだ。
海が見えるホテルに泊まった方が、いいだろう。
何故か、受付は、セレリア達が、やりたいと言い出し、任せてしまった。
私は、少しの不安を持ちながら、受付が終わるのを待っていた。
5分ぐらいで、受付は終わり、私達は、部屋に移動した。
私達の部屋は、海がよく見えるいい部屋だった。
海を少し見た後に、私達は、風呂に入ることにした。
風呂は、男女分かれているので、風呂の前で別れ、風呂を満喫した。
風呂を満喫した後は、部屋に戻り、休憩していると、セレリア達が、帰ってきた。
風呂上がりのセレリア達を見て、私は、少しドキッとしてしまった。
風呂上がりのセレリア達は、血行が良くなり、肌もスベスベになっていた。
そして、いつもよりも薄着で、色気を感じた。
私は、出来るだけ気にしないように意識した。
セレリア達が、休憩していると、夕食の時間になり、夕食の会場に向かった。
夕食の会場は、海がとてもよく見える部屋だった。
その部屋から、海に沈む夕日を見ながら、コース料理を楽しんだ。
夕食を楽しんだ後は、部屋に戻り、セレリア達とゆっくりと過ごした。
セレリア達とゆっくりと過ごしていると、寝る時間になった。
後は、寝るだけなんだが、そこで問題が起きた。
この部屋には、大きいベッドが1つしか無かったのだ。
これを狙っていたのか。
た、確かに、セレリア達と同じベッドで寝れるのは、嬉しいが、少し恥ずかしいな。
そんな風に考えながら、セレリア達を方を見ると、私は、驚いてしまった。
何故なら、セレリア達の間に、火花が散っていたからだ。
セレリアは、満面の笑みを浮かべ、「リタ、サリラ。私は、ニースと1番最初に出会った。だから、ニースの隣で寝る」
リタは、少し顔を赤くして、「セレリアさん、サリラさん。わ、私もニースさんの横で寝たいです。だ、だって、あ、安心するから」
サリラは、笑顔を浮かべ、「正直に言うわ。セレリア、リタ。私は、ニースの隣で寝たいわ。だから、譲ってくれない」
私が、止めに入ろうとすると、セレリア達に、視線で止められた。
邪魔しないでくれと。
セレリア達は、笑顔のまま言い合っていた。
言い合っていると、サリラかまら突然、溜息を吐いた。
「言い合っていても埒があかないわ」と言い、サリラは、3本の木の棒を取り出した。
そして、サリラは、その2本の木の棒に、それぞれ違う色をつけた。
「今、この木の棒に、色をつけたわ。赤が出たら、ニースの右側。黄色が出たら、ニースの左側。色がついていなかったら、ニースの隣はなし。セレリア、リタ。これでいいかしら?」と、サリラは、セレリアとリタの方を向いて、聞いた。
セレリアとリタは、頷いて答えた。
「そう。なら、良かったわ。じゃあ、この木の棒は、ニースに持ってもらいましょう。そうすれば、不正の心配もないから」と言い、サリラは、私に3本の木の棒を渡してきた。
私は、後ろで混ぜ、色がついている方を下にして、セレリア達の方に出した。
セレリア達は、真剣に木の棒を選び、それぞれ違う木の棒を掴んだ。
セレリア達は、一斉に木の棒を引いた。
結果は、赤が、セレリアで、黄色が、リタだった。
ハズレは、サリラだった。
セレリアとリタは、喜んでいた。
サリラは、少し落ち込んでしまった。
少し落ち込んでいるサリラに近付き、「サリラ。古城に帰ったら、一緒に寝るから、落ち込まないで」
すると、サリラは、嬉しそうな表情を浮かべ、私の耳に近づいてきた。
「約束よ、ニース」と言い、サリラは、離れた。
そして、サリラは、寝る準備をするために、私から離れていった。
私達は、布団に入った。
私の右側から、「おやすみ、ニース」
私の左側から、「おやすみなさい、ニースさん」
リタの左側から、「おやすみ、ニース」
私は、「おやすみ、3人とも」
これは、予想外だった。
こんなにも意識してしまうとは。
しかもセレリア達の可愛らしい寝息が聞こえてきてるし、なんかいい匂いもする。
頑張って寝ろ。
私よ。
結局、私が寝れたのは、日付が変わってからだった。
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