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第二話 1年後
しおりを挟むあれから、1年が経った。
今、俺は、山奥で小さな家を建てて、ひっそりと暮らしている。
この世界では、黒は、目立つので、スキルで、髪の色を赤色に、瞳の色を赤色に変えている。
赤色に変えた理由は、好きな色だからだ。
まぁ、こんな山奥に住んでいたら、会う人なんかいないがな。
偶に、盗賊がやってくることもあるが、全て殺してるから、黒のままでも困らない。
でも、俺は、自分のことを一度死んだと思っている。
この世界に来てから、俺は、数え切れない程の人殺しをしている。
元の世界は、安全な世界だ。
普通に生きていて、命を奪われることは無い。
だが、この世界は、違う。
この世界は、弱肉強食だ。
弱い者は、強い者に搾取される。
それが、許されている世界だ。
最初は、人殺しにも抵抗は、あったが、今は、何も感じない。
だから、俺は、死んだ。
一度死んだから、名前も変えることにした。
俺は、もう、飛山 翼では無い、ヒツヤだ。
山奥の家で住んでいるヒツヤだ。
こんな山奥でも暮らすことが出来るのは、職業のお陰だ。
前は、勇者だったが、今は、違う。
今の職業は、超人だ。
この世界の人達には、1人1人ずつ職業を持っている。
職業によって、使用出来るスキルが変わってくる。
例えば、料理師だったら、料理関係のスキルを使うことができる。
超人という職業は、本来ならあり得ない全てのスキルを使うことが出来るのだ。
この職業は、魔王を倒した時に、勇者から進化したのだ。
進化した時に、色々と試してみたけど、欠点が1つも存在しなかった。
俺が、思いつくスキルを全てを使うことが出来た。
例えば、無からダイヤを出したり、火の鳥を作ったり、失われた秘宝を作り出すなどが、出来てしまった。
本当は、自分が思いついたスキルを生み出しているじゃ無いかと思ったが、どうやら違うらしい。
どうやら、スキルは、無限と言ってもいい程の数があるらしい。
確かに、勇者の時もそれなりのスキルを持っていた。
多分だが、1つ1つの職業も細かいスキルがあるのだろう。
まぁ、そのことは、置いておこう。
この職業だからこそ、俺は、街に行かずに、生活することが出来ている。
基本的なことは、職業のスキルでやってしまうが、暇をもて合わせてしまうので、一部の仕事は、自身の手でやっている。
例えば、水汲みは、近くの川からやっている。
水を汲む時に、一緒に、顔を洗って、スッキリしたいからだ。
そして、基本的に、食べているのは、動物の肉と野草を食べている。
動物は、スキルで簡単に狩る。
野草は、スキルで食べられるかを調べて、食べられる物だけを採取し、食べている。
まぁ、それなりに、山奥の生活を楽しんでいる。
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