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第四十七話 後の出来事

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 私が次に気付くと自室の中に居たのだ。

 どうやら、戻って来たようだな。

 鑑賞に浸ったいると後ろから気配を感じたのだ。
 
 そして、聞き覚えがある声が聞こえてきたの。

 「レイグ、どうゆうことかな?ちゃんと説明してくれるよね?」

 「そうですよ、お兄様。しっかりと説明をして下さいね?」

 「私、とても心配したんです。だから、ちゃんとしっかりと説明してくれますよね、レイグお兄様?」

 私は恐る恐る後ろを振り向いたのだ。

 後ろを振り向いた私は後悔をしてしまった。

 だって、私の後ろには目が笑っていない笑顔を浮かべて、明らかに怒っているエリーゼとアメリアとマリナが居たのだから。

 私は完全武装をしたまま正座させられ、3人に説教されてしまった。

 説教は1時間以上続いた。

 説教が終わる頃には私の足は完全に痺れていたのだ。

 最後の方は説教というものよりも3人からの心配の声だった。

 説教を終えた後、夕方に近くなっていたので、エリーゼとマリナを屋敷まで送ることにしたのだ。

 馬車の中にはアメリアも乗り込んだ。

 マリナをフレック家の屋敷に送った後、エリーゼをアルクーバ家の屋敷に送った。

 2人を送った後、私とアメリアも屋敷に帰ったのだ。

 屋敷に帰った後、夕食を食べてから風呂に入った。

 いつもなら、鍛錬をするが今日は黒騎士と戦ったので体を休めることにしたのだ。

 ベットに入ると私は直ぐに眠りについた。

 次の日、目が覚めたのは、いつもの時間よりも1時間遅かった。

 私は簡単に身支度を整え、いつもよりも短く朝の鍛錬をしたのだ。

 朝食の時間も近づいて来たので屋敷に戻り、体を簡単に綺麗にしてから食堂に戻った。

 朝食はアメリアと一緒に取った。

 朝食を食べ終え、貴族学院の準備をしようとして立ち上がろうとした時、食堂のドアが勢い良く開いたのだ。

 勢い良く開いたドアには父上と母上が居た。

 父上と母上はアメリアに一声掛け、私の手をとって父上の執務室に向かったのだ。

 私は執務室でまた正座させられ、説教をされた。

 説教は1時間以上続いたのだ。

 そろそろ足が限界と思っていると執事が部屋の中に入って来た。

 事情を聞くと私が王宮に呼ばれているらしい。

 王宮に呼ばれたので説教を中断し、簡単に身支度を整えてから王宮の馬車に乗り込んだ。

 馬車に乗り込む前にアメリアにエリーゼと一緒に行くことと私が王宮に行くことを伝えておいた。

 王宮に到着した私は謁見の間に通され、国王陛下に謁見することになったのだ。

 臣下の礼をとってから国王陛下を出迎え、話をを聞くことにした。

 国王陛下の話を纏めると勇者とは別の魔王討伐者に任命されたらしい。

 そして、褒美に関してはまだらしい。

 どうやら、魔王討伐が無事終わった後、褒美を渡すらしい。

 私はその2つとも特に不利益だと思わず、了承した。

 国王陛下と謁見を終えた私は馬車で貴族学院に向かったのだ。

 貴族学院に到着したのは三限の始まりくらいだった。

 今日の三限はエリーゼと一緒に受けられる授業があったので、直ぐに教室に向かったのだ。

 私が教室の中に入るとクラスの全員が私のことを見て、驚きの表情を浮かべていたのだ。

 そんな中、私は先生に王宮に行っていたことを伝え、エリーゼの隣の席に座った。

 私が席に座ると先生はまだ驚きながらも授業を再開したのだ。

 授業が終わると、クラスメイト達に様々なことを聞かれた。

 私は全ての質問を嫌な顔せず、全て答えたのだ。

 後回しにすると面倒臭いからな。

 その後、授業も入っていないのでエリーゼと別れて、図書館に向かった。

 図書館の中で本を読んでいると後ろから視線を感じたのだ。

 私が振り向くと視線を外されるが本を読み始めると、また視線を感じる。

 特に害も無かったので、私はその視線を無視することにした。

 結局、一日中貴族学院の中で視線を感じることになってしまったのだ。

 

 
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