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第三十九話 旅行

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 貴族学院の前期も終わり、長期休暇に入った。

  今回の長期休暇ではクロバーグ家とアルクーバ家で旅行に行くことが前々から決まっていたのだ。

 そして、今回行く旅行先は自然が溢れているミドナル共和国だ。

 この旅行にはマリナも付いてくる。

  本当は義叔母上も誘ったが、断られてしまった。

 その代わり、マリナのことをよろしく頼むと言われたのだ。

 馬車は2台に分けて、乗り込むことになった。

 1台目は私とエリーゼとアメリアとマリナだ。

 2台目は私の両親達とエリーゼの両親達だ。

 エリーゼには1人兄が居るが、今回の旅行には付いて来ていない。

 エリーゼの兄は私よりも年上でもう結婚までしている。

 一応、エリーゼが私のところに嫁いだら、アルクーバ子爵家を継ぐことになっている。

 旅行先に到着するまでは3人との間には和やかな雰囲気を出しながら話をしていた。

 4日目ぐらいになるとミドナル共和国に近づいて来たのか、自然が多くなって来たのだ。

 私達は自然豊かな風景を見ながら、目的地まで話をしていた。

 5日目になると目的地に到着したのだ。

 到着した目的地は自然がよく取り込まれているホテルだった。

 私達はホテルに荷物を置き、到着した1日目は家族で街を回ることになったのだ。

 エリーゼはエリーゼの両親達と私は両親とアメリアとマリナと街に出掛けた。

 私達はエリーゼとエリーゼの両親達と別れ、街の中を見て回ったのだ。

 この街は街の中にも自然を取り入れており、自然と共生していると感じることが出来る街づくりになっている。

 街の中には伝統的な木工細工が多数売られていた。

 私達は1つの店に入り、1人それぞれ気に入った伝統的な木工細工を購入することにしたのだ。

 私はゲームの中、幸運値を上げることが出来る効果を持つ木工細工を購入することにした。

 アメリアとマリナは動物をモチーフにした木工細工を購入することにしていたのだ。

 父上と母上は夫婦仲を良くすると言われている木工細工を購入することにしていた。

 父上と母上は買っている間もイチャイチャしていたのだ。

 父上、母上、もうそろそろいい歳なので、店の中でイチャイチャしないでくれ。

 アメリアとマリナの教育に悪いから、部屋の中では自由にしていいから。

 私はアメリアとマリナに見せないように2人の目を塞いだ。

 「お兄様?なんで、目を隠してるいるのですか?何も見れませんよ?」

 「そうですよ、レイグお兄様。私、気になります」

 「2人にはまだ早いから我慢してくれ」

 木工細工を購入した後に街を見て回り、ホテルに帰ったのだ。

 エリーゼと一緒に夕食を共にして、お風呂に入り、休むことにした。

 私は休む前に鍛錬をしてから休んだ。
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