134 / 333
新しい生活
閑話6 冒険者見習いの頃~実りの季節~【1周年記念ゲスト様企画(3)】
しおりを挟む
【連載1周年記念特別企画!】
アルファポリスで連載中の『転生したら神とかチートすぎませんか!?~異世界で始まるメティーのかくれんぼ生活~』(りむ先生)から、主人公のメティーさん、シアさんにゲスト出演していただきました。
※ゲストさんの作品内の話は、ケモモフの世界にはありませんので、その部分のみ作品内フィクションとしてお読みください。
====================
冒険者でないからといって、獣を狩ってはいけないわけではないし、まだ見習いだからといって、初心者用のクエストすら受けられない訳ではない。
冒険者見習いの私でも、薬草の採集やヤマキジの狩猟とかなら、クエストとして受ける事もできるし、大人たちに止められる事もない。
最近は『樫の木亭』の台所をお借りして、店で出す料理の練習をさせてもらっている。今日もそれに使う材料を狩りに森に来ていた。
幼い頃から獣は狩っていたし、なんなら前世の経験だってある。もっと大きな獣も狩れるんだけど、あんまり派手にやると大人たちをびっくりさせてしまう。
軽く走りまわって、ウチワウサギを数羽捕まえた。
このまま真っすぐに帰ってもいいのだけれど、ちょっと時間が中途半端だし。
どうしようかなと思っていると、抜けてゆく風が甘い香りを運んでいるのに気が付いた。この香りはイチジクだ。
匂いを辿ると、熟した実を沢山つけている木を見つけることができた。これもいいお土産になるね。
デザートも手に入ったし、のんびりとお昼を食べてから帰ろう。そう思って森の開けた場所を見つけて荷物を下ろした。
マジックバッグから出した小さめの敷物を広げる。ロディさんの店で買ってきたパンを取り出し、さあこのパンに何を合わせようかと迷っていると、後ろの茂みからごそごそと物音がした。
といっても、殺意などは全く感じない。ウサギかネズミか、もしかするとウズラかもしれない。
そう思って少し顔を後ろに向けた途端に、茂みから何かが飛び出してきた。
「しっぽりゃーーーー」
舌ったらずの『何か』は可愛い声を上げながら、とてとてと走ってくると私の尻尾にしがみ付いた。
「はう!!」
つい変な声が出た。さらに驚いて尻尾を振ってしまい、しがみ付いたその子は振り払われて、こてんと転がってしまった。
「ああーー!! ごっ、ごめんなさいっ」
慌てて駆け寄って助け起こす。小さい女の子だ。こんな所に一人でいるのがおかしいくらいにまだ幼い。
白髪の幼女は、碧玉碧玉の綺麗な瞳を丸くさせて、じっと私を見つめた。
「大丈夫? 怪我とかしていない?」
そう顔を覗き込んで声をかける。見ると、膝を擦り向いてしまったようで、少し血が滲んでいた。
「ごめんね。今、治すからねっ」
「らいじょーぶよー」
私が回復魔法を使おうとする前に、彼女の手が傷口に掲げられた。淡く白い光が擦り傷を包むと、彼女の膝からすっかり傷が消えてしまった。
「あ? あれ?」
回復魔法だろうか? その割に魔力を感じなかったけれど……
見慣れぬ光景に少し戸惑っていると、その女の子がぱあっと顔を輝かせてしがみ付いて来た。
「おみみ!! きゃあいい!!」
ふわーー……
えっと、これだけ元気なら大丈夫そうかな。
でもこの子はどこから来たんだろう? 近くに親御さんが居るんだろうか?
そう思いながら、胸元にしがみついている女の子の頭を撫でていると、「ダメだよ、メティー。その人困ってるよ」と声が聞こえた。
先程の茂みから出てきたのは、私と同じ様な耳と、私とは違ったしなやかな尾を持つ獣人の少年だった。
ナッツを混ぜ込んであるパンは、火魔法で炙るととても良い香りがした。そこに昨晩作っておいた小さめのハンバーグを、野菜とチーズを添えて挟む。
でもあんまり色々挟むと、大きくて食べにくいかもしれない。ハンバーグは切った方がいいかもなあ。
ふと視線を感じて顔を上げると、期待したように目を輝かせる女の子と目があった。今すぐにでも食べたそうだ。お腹が空いているんだろう。
「お待たせ。はい、どうぞ」
それならこのままでいいかと思い直し、彼女にサンドイッチを手渡した。すると、少年の視線がそれを追うように動く。彼もすぐにでも食べたいようだ。
もう一つを少年に手渡すと、二人とも嬉しそうな顔で、大きく口を開けてかぶりついた。
ランチをしながら二人の話を聞いた。
女の子――メティーちゃんは、ちょっと不思議な感じがする子で、どうやら以前の記憶を失くしているらしい。
表の見た目と中身の雰囲気が違うような…… そんな気がした。なんだか私みたいだ。
「あたしを しーちゃんが たしゅけて くれたんれしゅ」
彼女は舌ったらずな口調で、そう言った。
メティーちゃんは、しーちゃんと呼ぶ獣人の少年と二人で暮らしているそうだ。
彼は仲間から差別をうけていて、メティーちゃんも悪い人から狙われている。なので、二人で身を隠しているらしい。
こんな小さな子供が狙われるなんて、何か特別な理由があるのだろうか?
そう思うと「そうだよ」と彼が言った。口には出していないのに、彼には何故かわかったらしい。
「メティーには特別な力があるんだ。それを利用しようとしているヤツらがいるんだ」
彼が言うには、メティーちゃんには癒しの力や、望む事を叶える力があるそうだ。なるほど、さっきの擦り傷を治したのは、その力なんだろう。
「おねえさんにも秘密があるんだね。お互い内緒だよ」
そう言って、彼は人差し指を軽く口元に当てた。
彼は食事のお礼だと言って、獲ったばかりのヤマキジを1羽くれた。さっきはご飯用の狩りをしていて、メティーちゃんとはぐれてしまったらしい。
お返しにと、さっき採ったイチジクを半分分けると、甘い香りに二人の表情がまたほころんだ。
「ありがとう、気を付けて帰ってね。メティーちゃん。えっと、しーちゃんくん?」
「……シアって言うんだ」
「え……?」
懐かしい、前世の仲間と同じ名前を聞いて、心が止まった。頭に浮かぶのは栗色の髪で、いつも笑いながらふざけて見せていた青年の姿だ。
「……その人、大事な人?」
まるで私が思い出した青年の姿が見えたかのように、シアくんは私に尋ねた。
「ああ…… うん…… 昔の、大事な仲間……」
「会えると良いね」
そう言って手を振ると、二人は行ってしまった。
寄り添って行く二人の後ろ姿に、前世の仲間との旅を思い出してしまって、ちょっと懐かしく、でもちょっと寂しい気持ちで見送った。
====================
『転生したら神とかチートすぎませんか!?~異世界で始まるメティーのかくれんぼ生活~』(りむ先生)
https://www.alphapolis.co.jp/novel/934959031/291470243
前世の記憶を失って転生したメティーは、神メシアの力――「癒しの力」と「願いの力」が使える為、ネコ耳獣人のシアと隠れて暮らしている。
しかし、その力を利用しようとする悪い者たちに追われてしまう。
魔法や武器で繰り広げられるバトル!
芽生える儚い恋……。
そしてなぜかモテモテ!?
失ったメティーの記憶とは何なのか……。
~異世界ファンタジー×異世界恋愛~
異世界で始まる壮大なかくれんぼ!
果たしてメティーは逃げ切れるのか……。
===========
りむ先生、ご参加ありがとうございましたー
アルファポリスで連載中の『転生したら神とかチートすぎませんか!?~異世界で始まるメティーのかくれんぼ生活~』(りむ先生)から、主人公のメティーさん、シアさんにゲスト出演していただきました。
※ゲストさんの作品内の話は、ケモモフの世界にはありませんので、その部分のみ作品内フィクションとしてお読みください。
====================
冒険者でないからといって、獣を狩ってはいけないわけではないし、まだ見習いだからといって、初心者用のクエストすら受けられない訳ではない。
冒険者見習いの私でも、薬草の採集やヤマキジの狩猟とかなら、クエストとして受ける事もできるし、大人たちに止められる事もない。
最近は『樫の木亭』の台所をお借りして、店で出す料理の練習をさせてもらっている。今日もそれに使う材料を狩りに森に来ていた。
幼い頃から獣は狩っていたし、なんなら前世の経験だってある。もっと大きな獣も狩れるんだけど、あんまり派手にやると大人たちをびっくりさせてしまう。
軽く走りまわって、ウチワウサギを数羽捕まえた。
このまま真っすぐに帰ってもいいのだけれど、ちょっと時間が中途半端だし。
どうしようかなと思っていると、抜けてゆく風が甘い香りを運んでいるのに気が付いた。この香りはイチジクだ。
匂いを辿ると、熟した実を沢山つけている木を見つけることができた。これもいいお土産になるね。
デザートも手に入ったし、のんびりとお昼を食べてから帰ろう。そう思って森の開けた場所を見つけて荷物を下ろした。
マジックバッグから出した小さめの敷物を広げる。ロディさんの店で買ってきたパンを取り出し、さあこのパンに何を合わせようかと迷っていると、後ろの茂みからごそごそと物音がした。
といっても、殺意などは全く感じない。ウサギかネズミか、もしかするとウズラかもしれない。
そう思って少し顔を後ろに向けた途端に、茂みから何かが飛び出してきた。
「しっぽりゃーーーー」
舌ったらずの『何か』は可愛い声を上げながら、とてとてと走ってくると私の尻尾にしがみ付いた。
「はう!!」
つい変な声が出た。さらに驚いて尻尾を振ってしまい、しがみ付いたその子は振り払われて、こてんと転がってしまった。
「ああーー!! ごっ、ごめんなさいっ」
慌てて駆け寄って助け起こす。小さい女の子だ。こんな所に一人でいるのがおかしいくらいにまだ幼い。
白髪の幼女は、碧玉碧玉の綺麗な瞳を丸くさせて、じっと私を見つめた。
「大丈夫? 怪我とかしていない?」
そう顔を覗き込んで声をかける。見ると、膝を擦り向いてしまったようで、少し血が滲んでいた。
「ごめんね。今、治すからねっ」
「らいじょーぶよー」
私が回復魔法を使おうとする前に、彼女の手が傷口に掲げられた。淡く白い光が擦り傷を包むと、彼女の膝からすっかり傷が消えてしまった。
「あ? あれ?」
回復魔法だろうか? その割に魔力を感じなかったけれど……
見慣れぬ光景に少し戸惑っていると、その女の子がぱあっと顔を輝かせてしがみ付いて来た。
「おみみ!! きゃあいい!!」
ふわーー……
えっと、これだけ元気なら大丈夫そうかな。
でもこの子はどこから来たんだろう? 近くに親御さんが居るんだろうか?
そう思いながら、胸元にしがみついている女の子の頭を撫でていると、「ダメだよ、メティー。その人困ってるよ」と声が聞こえた。
先程の茂みから出てきたのは、私と同じ様な耳と、私とは違ったしなやかな尾を持つ獣人の少年だった。
ナッツを混ぜ込んであるパンは、火魔法で炙るととても良い香りがした。そこに昨晩作っておいた小さめのハンバーグを、野菜とチーズを添えて挟む。
でもあんまり色々挟むと、大きくて食べにくいかもしれない。ハンバーグは切った方がいいかもなあ。
ふと視線を感じて顔を上げると、期待したように目を輝かせる女の子と目があった。今すぐにでも食べたそうだ。お腹が空いているんだろう。
「お待たせ。はい、どうぞ」
それならこのままでいいかと思い直し、彼女にサンドイッチを手渡した。すると、少年の視線がそれを追うように動く。彼もすぐにでも食べたいようだ。
もう一つを少年に手渡すと、二人とも嬉しそうな顔で、大きく口を開けてかぶりついた。
ランチをしながら二人の話を聞いた。
女の子――メティーちゃんは、ちょっと不思議な感じがする子で、どうやら以前の記憶を失くしているらしい。
表の見た目と中身の雰囲気が違うような…… そんな気がした。なんだか私みたいだ。
「あたしを しーちゃんが たしゅけて くれたんれしゅ」
彼女は舌ったらずな口調で、そう言った。
メティーちゃんは、しーちゃんと呼ぶ獣人の少年と二人で暮らしているそうだ。
彼は仲間から差別をうけていて、メティーちゃんも悪い人から狙われている。なので、二人で身を隠しているらしい。
こんな小さな子供が狙われるなんて、何か特別な理由があるのだろうか?
そう思うと「そうだよ」と彼が言った。口には出していないのに、彼には何故かわかったらしい。
「メティーには特別な力があるんだ。それを利用しようとしているヤツらがいるんだ」
彼が言うには、メティーちゃんには癒しの力や、望む事を叶える力があるそうだ。なるほど、さっきの擦り傷を治したのは、その力なんだろう。
「おねえさんにも秘密があるんだね。お互い内緒だよ」
そう言って、彼は人差し指を軽く口元に当てた。
彼は食事のお礼だと言って、獲ったばかりのヤマキジを1羽くれた。さっきはご飯用の狩りをしていて、メティーちゃんとはぐれてしまったらしい。
お返しにと、さっき採ったイチジクを半分分けると、甘い香りに二人の表情がまたほころんだ。
「ありがとう、気を付けて帰ってね。メティーちゃん。えっと、しーちゃんくん?」
「……シアって言うんだ」
「え……?」
懐かしい、前世の仲間と同じ名前を聞いて、心が止まった。頭に浮かぶのは栗色の髪で、いつも笑いながらふざけて見せていた青年の姿だ。
「……その人、大事な人?」
まるで私が思い出した青年の姿が見えたかのように、シアくんは私に尋ねた。
「ああ…… うん…… 昔の、大事な仲間……」
「会えると良いね」
そう言って手を振ると、二人は行ってしまった。
寄り添って行く二人の後ろ姿に、前世の仲間との旅を思い出してしまって、ちょっと懐かしく、でもちょっと寂しい気持ちで見送った。
====================
『転生したら神とかチートすぎませんか!?~異世界で始まるメティーのかくれんぼ生活~』(りむ先生)
https://www.alphapolis.co.jp/novel/934959031/291470243
前世の記憶を失って転生したメティーは、神メシアの力――「癒しの力」と「願いの力」が使える為、ネコ耳獣人のシアと隠れて暮らしている。
しかし、その力を利用しようとする悪い者たちに追われてしまう。
魔法や武器で繰り広げられるバトル!
芽生える儚い恋……。
そしてなぜかモテモテ!?
失ったメティーの記憶とは何なのか……。
~異世界ファンタジー×異世界恋愛~
異世界で始まる壮大なかくれんぼ!
果たしてメティーは逃げ切れるのか……。
===========
りむ先生、ご参加ありがとうございましたー
0
お気に入りに追加
129
あなたにおすすめの小説
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
飯屋の娘は魔法を使いたくない?
秋野 木星
ファンタジー
3歳の時に川で溺れた時に前世の記憶人格がよみがえったセリカ。
魔法が使えることをひた隠しにしてきたが、ある日馬車に轢かれそうになった男の子を助けるために思わず魔法を使ってしまう。
それを見ていた貴族の青年が…。
異世界転生の話です。
のんびりとしたセリカの日常を追っていきます。
※ 表紙は星影さんの作品です。
※ 「小説家になろう」から改稿転記しています。
【完結】お花畑ヒロインの義母でした〜連座はご勘弁!可愛い息子を連れて逃亡します〜
himahima
恋愛
夫が少女を連れ帰ってきた日、ここは前世で読んだweb小説の世界で、私はざまぁされるお花畑ヒロインの義母に転生したと気付く。
えっ?!遅くない!!せめてくそ旦那と結婚する10年前に思い出したかった…。
ざまぁされて取り潰される男爵家の泥舟に一緒に乗る気はありませんわ!
★恋愛ランキング入りしました!
読んでくれた皆様ありがとうございます。
連載希望のコメントをいただきましたので、
連載に向け準備中です。
*他サイトでも公開中
日間総合ランキング2位に入りました!
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
実家が没落したので、こうなったら落ちるところまで落ちてやります。
黒蜜きな粉
ファンタジー
ある日を境にタニヤの生活は変わってしまった。
実家は爵位を剥奪され、領地を没収された。
父は刑死、それにショックを受けた母は自ら命を絶った。
まだ学生だったタニヤは学費が払えなくなり学校を退学。
そんなタニヤが生活費を稼ぐために始めたのは冒険者だった。
しかし、どこへ行っても元貴族とバレると嫌がらせを受けてしまう。
いい加減にこんな生活はうんざりだと思っていたときに出会ったのは、商人だと名乗る怪しい者たちだった。
騙されていたって構わない。
もう金に困ることなくお腹いっぱい食べられるなら、裏家業だろうがなんでもやってやる。
タニヤは商人の元へ転職することを決意する。
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
あいつに無理矢理連れてこられた異世界生活
mio
ファンタジー
なんやかんや、無理矢理あいつに異世界へと連れていかれました。
こうなったら仕方ない。とにかく、平和に楽しく暮らしていこう。
なぜ、少女は異世界へと連れてこられたのか。
自分の中に眠る力とは何なのか。
その答えを知った時少女は、ある決断をする。
長い間更新をさぼってしまってすいませんでした!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる