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冒険者デビュー
Ep.1 冒険者に憧れた少年の話/
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その涙には理由があった。
俺たちが大人に内緒でこっそりと可愛がっていた仔犬は、見付けた時にはもう冷たくなっていた。最近町の近くにまで現れるようになった、魔鳥の仕業だろう。
その瞼がもう開かない事もわかっていたし、それがもう尾を振らない事もわかっていた。
でも泥と血で汚れた毛皮は痛々しすぎて。汚れた布で包んだ、仔犬だったものを抱えて、俺は泣きながら歩いていた。
仔犬を大人に見つかったら怒られるから。人混みを避けるように路地裏を選んで歩いて、町外れの公園に辿り着いた。
ここは自分の住む孤児院の友達ともよく来る公園だから、この仔もきっと寂しくないだろう。子供ながらにもそんな事を考えながら墓穴を掘っていた。
「坊主、どうした?」
大人の声がして身構えた。
「……そうか、死んでしまったのか……」
冒険者のなりをしたその人は、軽く布を広げて中身を確認すると、黙って穴を掘るのを手伝ってくれた。
仔犬を納めた墓穴に最後の土を被せた頃には、俺の涙も止まっていた。
小さな石を墓石にし、二人で摘んだ花を供える。その人は何も言わずに俺の頭をくしゃくしゃと撫でてくれた。
強くならなければ、と思った。俺が強ければ、あの仔犬は死ななかったのかもしれない。
もちろん子供一人の力にそんな影響力はなく、ただの思い込みにしかすぎないのだが。でも単純にそんな事を考えた俺は、翌日からその公園で特訓をする事にした。
たかが7歳の子供に大仰な事は出来ない。ただ走ったり、木の棒を振り回してみたり。毎朝そんな事をしていたら、いつからかあの人が俺を見てくれるようになっていた。
冒険者だから毎日は会えなかったが、町に帰っている時には必ず俺のもとに来てくれる。朝の特訓が終わると冒険の話を聞くのが、俺の楽しみになった。
親がなく、ひねて大人に逆らってた俺が、初めて孤児院以外の大人に安心を覚えていった。
そんな日が半年ほど過ぎた頃。いつものように朝の特訓を終えた後に、あの人は言った。
「旅に出ることになった」
坊主の成長を見られないのは残念だけれど、また戻って来るから、と。その時にまた会おう。そう約束した。
あの人が旅立っても、特訓は続いた。いつの間にか独りではなくなり、朝の公園には「強くなりたい子供たち」が集まるようになっていた。
* * *
その日は何の日だったのか。町中が何かの祝いらしくお祭り状態だった。大人たちがしきりに誰かの噂をしていて、どうやら偉い人が来るらしいという事だけはなんとなくわかった。
でも俺ら子供たちにとっては祭りの理由はさして重要ではなく、いかに小遣いをかき集めて屋台を回るか、いつ孤児院を抜け出せばパレードが見れるか、そんな話をしていたはずだ。
そんなこんなで一日中皆で走り回って、くたくたになってベッドに向かおうとした俺を院長が呼び止めた。
あの人が旅先で死んだ、と。そう告げられた。
院長はあの人が俺の特訓を見てくれている事を知っていた。俺があの人を慕っているのを知っていた。大きくなったらあの人のように冒険に出るんだと、日々口にしていたのを聞いていた。
だから俺が悲しむと思ったのだろう。年老いた女院長は「気をおとさないで」と、俺の肩を強く抱きしめた。
その日のその後の事は、今でもあまり覚えていない。
朝、自分のベッドの上で目が覚めた。頭の中にまるで重いカーテンがかかって、何かを隠しているように感じた。
朝食の後、院長に話しかけられた。あの人の葬送に行くのだという。
「あなたの代わりに行ってくるわね」と、語りかける声を聞きながら、俺はぼんやりと考えていた。
そうだ花を……
あの時のように花を集めよう。
多分心のどこかで、昨日聞いた事を忘れていたかったんだろう。
花を持っていけば、あの人の笑顔が見れるんじゃないか。
花を渡すときに、あの優しい手に触れるんじゃないか。
「ありがとう」と、あの温かい声が聞けるんじゃないか。
そんな儚い望みが、俺の中におぼろげながらもあった。
両手で花を掴んで、とぼとぼと町を歩く。葬送の鐘の音が聞こえた。あの鐘の音を辿れば、あの人が多分そこにいる。
町の広場にある教会の前には、葬送を待つ人々が集まっていた。大人たちにみつからぬよう裏手に回ると、そこでは葬送の支度をする作業着の人たちがバタバタと教会を出入りしている。それに紛れて、こっそりと中に入った。
一つ一つ部屋を覗く。いくつ目かの部屋に箱が置いてあり、花が飾られていた。
ただ一人、その箱の前に座りこんでいた男の人が、入り口に立つ俺に気付いて顔を上げた。
「……君は……??」
「あの人に……」
俺は……何て言えばいいんだろう……
その男の人は、俺の前にしゃがみ込んで、
「……ああ、君が…… そうか……」
君の話はよく聞いていたよ、と。
「花を……」
手に持った花を差し出す。
「花をあげたいんです」
白い、白い小さな花。
花を持つ、俺の泥に汚れた手。
あの時、頭を撫でてくれた、あの人の優しい手。
俺の話を聞いて、ほほ笑んでくれた、あの人に……
「会いたいんです……」
約束したから。旅に出てもまたこの町に戻ってくると。
戻ったら、また会おうって。
「お願いします」
頭を下げた。
目の前の男の人は、一瞬とてもつらそうな顔をしてまた顔を伏せた。
「……ごめんよ。君をあの人に会わせることは、もう出来ないんだ……」
守れなかった…… そう小さく呟く声が聞こえた。
ああ、そうだ……
昨日確かに俺は聞いていたじゃないか。だからわかっていたんじゃないか。
あの笑顔も、あの温かい手も、あの優しい声も、もうない事を。あの人にはもう二度と会えない事を。
彼は俺の事を抱き締めて泣いた。
一緒に、俺もただただ泣いていた。
俺たちが大人に内緒でこっそりと可愛がっていた仔犬は、見付けた時にはもう冷たくなっていた。最近町の近くにまで現れるようになった、魔鳥の仕業だろう。
その瞼がもう開かない事もわかっていたし、それがもう尾を振らない事もわかっていた。
でも泥と血で汚れた毛皮は痛々しすぎて。汚れた布で包んだ、仔犬だったものを抱えて、俺は泣きながら歩いていた。
仔犬を大人に見つかったら怒られるから。人混みを避けるように路地裏を選んで歩いて、町外れの公園に辿り着いた。
ここは自分の住む孤児院の友達ともよく来る公園だから、この仔もきっと寂しくないだろう。子供ながらにもそんな事を考えながら墓穴を掘っていた。
「坊主、どうした?」
大人の声がして身構えた。
「……そうか、死んでしまったのか……」
冒険者のなりをしたその人は、軽く布を広げて中身を確認すると、黙って穴を掘るのを手伝ってくれた。
仔犬を納めた墓穴に最後の土を被せた頃には、俺の涙も止まっていた。
小さな石を墓石にし、二人で摘んだ花を供える。その人は何も言わずに俺の頭をくしゃくしゃと撫でてくれた。
強くならなければ、と思った。俺が強ければ、あの仔犬は死ななかったのかもしれない。
もちろん子供一人の力にそんな影響力はなく、ただの思い込みにしかすぎないのだが。でも単純にそんな事を考えた俺は、翌日からその公園で特訓をする事にした。
たかが7歳の子供に大仰な事は出来ない。ただ走ったり、木の棒を振り回してみたり。毎朝そんな事をしていたら、いつからかあの人が俺を見てくれるようになっていた。
冒険者だから毎日は会えなかったが、町に帰っている時には必ず俺のもとに来てくれる。朝の特訓が終わると冒険の話を聞くのが、俺の楽しみになった。
親がなく、ひねて大人に逆らってた俺が、初めて孤児院以外の大人に安心を覚えていった。
そんな日が半年ほど過ぎた頃。いつものように朝の特訓を終えた後に、あの人は言った。
「旅に出ることになった」
坊主の成長を見られないのは残念だけれど、また戻って来るから、と。その時にまた会おう。そう約束した。
あの人が旅立っても、特訓は続いた。いつの間にか独りではなくなり、朝の公園には「強くなりたい子供たち」が集まるようになっていた。
* * *
その日は何の日だったのか。町中が何かの祝いらしくお祭り状態だった。大人たちがしきりに誰かの噂をしていて、どうやら偉い人が来るらしいという事だけはなんとなくわかった。
でも俺ら子供たちにとっては祭りの理由はさして重要ではなく、いかに小遣いをかき集めて屋台を回るか、いつ孤児院を抜け出せばパレードが見れるか、そんな話をしていたはずだ。
そんなこんなで一日中皆で走り回って、くたくたになってベッドに向かおうとした俺を院長が呼び止めた。
あの人が旅先で死んだ、と。そう告げられた。
院長はあの人が俺の特訓を見てくれている事を知っていた。俺があの人を慕っているのを知っていた。大きくなったらあの人のように冒険に出るんだと、日々口にしていたのを聞いていた。
だから俺が悲しむと思ったのだろう。年老いた女院長は「気をおとさないで」と、俺の肩を強く抱きしめた。
その日のその後の事は、今でもあまり覚えていない。
朝、自分のベッドの上で目が覚めた。頭の中にまるで重いカーテンがかかって、何かを隠しているように感じた。
朝食の後、院長に話しかけられた。あの人の葬送に行くのだという。
「あなたの代わりに行ってくるわね」と、語りかける声を聞きながら、俺はぼんやりと考えていた。
そうだ花を……
あの時のように花を集めよう。
多分心のどこかで、昨日聞いた事を忘れていたかったんだろう。
花を持っていけば、あの人の笑顔が見れるんじゃないか。
花を渡すときに、あの優しい手に触れるんじゃないか。
「ありがとう」と、あの温かい声が聞けるんじゃないか。
そんな儚い望みが、俺の中におぼろげながらもあった。
両手で花を掴んで、とぼとぼと町を歩く。葬送の鐘の音が聞こえた。あの鐘の音を辿れば、あの人が多分そこにいる。
町の広場にある教会の前には、葬送を待つ人々が集まっていた。大人たちにみつからぬよう裏手に回ると、そこでは葬送の支度をする作業着の人たちがバタバタと教会を出入りしている。それに紛れて、こっそりと中に入った。
一つ一つ部屋を覗く。いくつ目かの部屋に箱が置いてあり、花が飾られていた。
ただ一人、その箱の前に座りこんでいた男の人が、入り口に立つ俺に気付いて顔を上げた。
「……君は……??」
「あの人に……」
俺は……何て言えばいいんだろう……
その男の人は、俺の前にしゃがみ込んで、
「……ああ、君が…… そうか……」
君の話はよく聞いていたよ、と。
「花を……」
手に持った花を差し出す。
「花をあげたいんです」
白い、白い小さな花。
花を持つ、俺の泥に汚れた手。
あの時、頭を撫でてくれた、あの人の優しい手。
俺の話を聞いて、ほほ笑んでくれた、あの人に……
「会いたいんです……」
約束したから。旅に出てもまたこの町に戻ってくると。
戻ったら、また会おうって。
「お願いします」
頭を下げた。
目の前の男の人は、一瞬とてもつらそうな顔をしてまた顔を伏せた。
「……ごめんよ。君をあの人に会わせることは、もう出来ないんだ……」
守れなかった…… そう小さく呟く声が聞こえた。
ああ、そうだ……
昨日確かに俺は聞いていたじゃないか。だからわかっていたんじゃないか。
あの笑顔も、あの温かい手も、あの優しい声も、もうない事を。あの人にはもう二度と会えない事を。
彼は俺の事を抱き締めて泣いた。
一緒に、俺もただただ泣いていた。
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