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第八章
閑話9 魔獣肉料理で有名な料理店にて(食欲の秋閑話)(後編)
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※この閑話の時系列は本編より前で、四章と五章の間くらいになります。ご承知おきください。
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「確かにそれは、この町に来る前の草原で、俺たちが狩ってきたミノタウロスだ。で、なんか訳ありなのか?」
顔にかかったおじさんの唾を拭うことも出来ずにいる僕に代わって、ジャウマさんがおじさんに尋ねた。
猫獣人のおじさんは二コルと名乗った。その二コルさんが興奮気味に尻尾を振りながら話すところによると、この定食屋で使っていた色んな魔獣の肉は東にある大きな町の冒険者ギルドから仕入れていたのだそうだ。
ところが少し前に、その町への道中にあたる東の草原にミノタウロスが棲みついてしまい、その所為でぱったりと魔獣肉の仕入れが途切れてしまった。
ミノタウロスは牛の頭に筋肉質な体をもち、二足で歩行して武器をも使う、Aランクの魔獣だ。冒険者ギルドに討伐依頼を出したが、受けてくれるような上位ランクの冒険者はこの小さな町には寄り付かない。
その依頼を出すのに適している東の大きな町には、ミノタウロスの所為で行くことができない。
幸いにも西にも大きな町があり、この町の流通は元々はそちらがメインなので、東の町への流通が滞っていても困る者は少ない。
さらに、その西の町でミノタウロスの討伐依頼を出してはいるが、やや距離があるのと、西の町の近くには大きなダンジョンがあって、冒険者の剣先は旨味の大きいそちらにばかり向いている。
こちらの町の討伐依頼まで受けてくれる冒険者はおらず、魔獣肉の仕入れ先も見つからず、やむなくメニューを下げていたのだそうだ。
ケリーと名乗った猫獣人の女の子が、冒険者ギルドまで走ってギルドマスターを呼んできてくれた。ギルマスの承認があれば、討伐依頼を完了したことにしてもらえる。
かなり大型の個体だったので、店の裏手でミノタウロスを出すことになった。
二コルさんとケリーちゃん、さらにギルドマスターが見守る前で、マジックバッグからずるずるとミノタウロスを取り出す。
クーが何故か嬉しそうにミノタウロスの回りをぐるぐると駆けまわると、自慢げに胸を張ってそのかたわらに座った。うん、こいつとの戦闘ではお前も活躍したしな。
ギルマスは顎髭に手を当てながら、ミノタウロスを隅々まで観察する。
「この大きさ…… 確かにギルドに寄せられていた目撃条件と合致する。こいつは確かに東の草原にいたミノタウロスだろう。依頼は完了の手続きをとっておこう」
「これがあればウチの名物メニューも再開できる。買い取らせてもらって良いだろうか?」
「もし当てがなければ、他の素材はうちに回してもらえると助かる」
おじさん二人が口々にそう言った。結局、このミノタウロスは、二コルさんが解体してくれた上で肉を買い取り、残りの素材はギルドの方で買い取って報酬と併せて清算してくれることになった。
「あ、でもスパイスも足りないんだわ!」
猫耳の彼女が口にした調味料の名前に聞き覚えがあった。
「それ、昨日寄った町で見かけたやつだ」
旅先で見かけた調味料は色々と買い漁っている。でもその調味料はやけに値が張る上に使いどころがわからないので、悩みに悩んで買うのを諦めたんだ。
「買っておけばよかったなあ」
「いや、個人が購入する量程度では、いずれにしろ足りないだろう。ヴィジェス」
セリオンさんが名を呼ぶと、へいへいーとヴィーさんが気の良さげな返事をする。
「俺がひとっ飛び行ってきてやるよ。あの距離ならそいつの解体が終わる頃に戻れんだろ」
ヴィーさんはミノタウロスの巨体を親指で指しながら、バサリと背中から大きな翼を出した。
「お前さん、ヒトかと思ったら鳥人だったのか!」
「俺は速いぜー」
二コルさんが目を丸くさせながら言うと、ヴィーさんは自慢げに応えた。
「帰ったら褒美に美人の給仕を用意しといてくれなー」
ケリーちゃんからメモを預かったヴィーさんは、そう言って大きな翼を広げて飛び上がる。ひと羽ばたきすると、その姿は遠く空の点になっていった。
「えーっと、美人さんって?」
「アレの言ったことは気にせずとも構いません」
首を傾げたケリーちゃんに、セリオンさんが呆れたように言った。
ジャウマさんは料理自体は苦手だが、解体は出来るのだそうだ。僕も、二コルさんとジャウマさんに教わりながら魔獣たちの解体をやらせてもらった。魔獣の肉は、解体したものから、セリオンさんが氷魔法で冷やしてくれる。
殆どが肉の塊になった頃、買い物に出掛けたヴィーさんが戻ってきた。全力で飛んで来て疲れたらしく、アリアちゃんに買い物の入った袋を渡すと、そのまま店の隅にゴロリと横になると眠ってしまった。
調味料が届いたので、今度は料理だ。解体した時の血の汚れを一度洗い流し、二コルさん、ケリーちゃんと厨房に立つ。ここではアリアちゃんも一緒だ。
二人に教わりながら、並べられた肉たちを次々と料理する。
この肉はスジがあるので、下処理を丁寧に。この肉は臭みがあるから、このスパイスを揉み込んで。そんな事や、今まで使った事のない調味料の使い方も教えてもらった。
* * *
「ヴィーパパー、ご飯できたよー」
アリアちゃんがゆさゆさとヴィーさんの肩を揺らして起こす。ヴィーさんは体を起こすと、まず大口を開けてあくびをした。
僕らの為に用意された席には、沢山の肉料理が並んでいる。
まず、串焼き肉は定番だ。どの魔獣の肉かによって、それに合う味付けにしてある。しかもどれも表面を先に炙ってから中にじっくり火を通してあるので、肉汁もたっぷりだ。
ベア肉とボア肉は少し臭みが強いので、それぞれ違う調味液に漬け込んでから焼いてある。この調味液に、ヴィーさんが買ってきたスパイスを使った。さらに、オークとモーアの肉は焼いてからソースを絡めて。ミノ肉とワイバーン肉は肉自体の旨味が強いので、塩胡椒だけで味付けしてある。
テーブルにはベア肉の赤身をしっかり煮込んだシチューも並ぶ。これは本当はもっと煮込んだ方が肉が柔らかく美味しくなるのだそうだ。
こっちの皿にもスープがあるけれど、こちらはモーア肉の大きなかたまり肉が入っている。牛肉のシチューと違って、澄んだ色のスープで野菜もたっぷり入っている。
サラダにのせてある肉は薄切りのオーク肉を茹でたものだそうだ。隣の皿に並んでいるのはボア肉を油煮したもので、これは濃い目の味付けにしてある。
他にも野菜と肉を炒めたものや、肉で作ったパイ、内臓で作った煮込み料理など、所狭しと並んでいる。
メインの皿はミノ肉とワイバーン肉のステーキ盛り合わせ。ヴィーさんが買ってきてくれた調味料はこれのソースにも使われている。ソースは2種類あって、もう一つは果物で作ったものだ。
エールとジュースでジョッキを掲げてから、早速美味しそうな湯気を上げているステーキの皿にフォークを伸ばす。
串焼き肉と違ってステーキは一枚肉だ。このまま齧り付くのは行儀が悪いだろうか。そう思ってフォークが止まった。
そっと皆を見回すと、ヴィーさんが豪快に齧り付いているのが見えた。よし。
真似をして一枚肉に齧り付く。まずピリリとしたからみとその後にほんのりと甘みがあるソースの味が口に広がり、続いて肉から溢れた肉汁が口の中を満たしていく。
思い切って嚙みちぎる。口に入った肉の塊から、咀嚼する毎にさらに旨味が溢れ出していく。そして、思ったよりも柔らかく仕上がっていて、変に口に残るようなことはなく、その美味しさと一緒にお腹の中に落ちていった。
「ふわー、美味しいですね!」
自分でも肉を焼いて出すことはあるけれど、こんなに美味しくはならない。肉の美味さを引き立てるソースのお陰もあるだろうけど、焼き方もいいんだろう。
今日はそこも勉強させてもらったし、ここまででなくても、皆に美味しい肉料理を出せるようになりたいな。
* * *
今日の料理はどれも絶品だった。宿に入ると、膨れた腹を抱えてベッドに倒れ込む。
「そういやさー」
めいめいでくつろいでいる皆の顔を見まわしながら、ヴィーさんが話しだした。
「結局、美人の給仕はいなかったな。俺の褒美はどうしたんだ?」
「なんだ覚えていたのか」
セリオンさんがその言葉に続けて、めんどくさい奴だなと小声で言うのも聞こえた。
「ヴィーパパのごはん、私がはこんだよー」
アリアちゃんがそう言ってヴィーさんにしがみつくと、ヴィーさんの悪人面がだらしなく崩れる。
「そうだよな。アリアはとびっきりの美人だもんなー」
そう言って、ヴィーさんがアリアちゃんの頭を撫でると、アリアちゃんはさらに嬉しい笑顔になった。
「今日は結局、ラウルにも働かせてしまってすまなかったな」
その光景を眺めながら、ジャウマさんが言った。僕も料理を手伝っていたから、そのことだろう。
「でも今日は新しい料理や調味料のことを教えてもらえたから良かったです。それに」
こうして皆が笑っているのが、なんだか嬉しくて。
「美味しかったし、楽しかったです。また美味しい料理を作れるように頑張りますね」
そう言うと、ジャウマさんもこちらを見ていたセリオンさんも、優しく微笑んだ。
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「確かにそれは、この町に来る前の草原で、俺たちが狩ってきたミノタウロスだ。で、なんか訳ありなのか?」
顔にかかったおじさんの唾を拭うことも出来ずにいる僕に代わって、ジャウマさんがおじさんに尋ねた。
猫獣人のおじさんは二コルと名乗った。その二コルさんが興奮気味に尻尾を振りながら話すところによると、この定食屋で使っていた色んな魔獣の肉は東にある大きな町の冒険者ギルドから仕入れていたのだそうだ。
ところが少し前に、その町への道中にあたる東の草原にミノタウロスが棲みついてしまい、その所為でぱったりと魔獣肉の仕入れが途切れてしまった。
ミノタウロスは牛の頭に筋肉質な体をもち、二足で歩行して武器をも使う、Aランクの魔獣だ。冒険者ギルドに討伐依頼を出したが、受けてくれるような上位ランクの冒険者はこの小さな町には寄り付かない。
その依頼を出すのに適している東の大きな町には、ミノタウロスの所為で行くことができない。
幸いにも西にも大きな町があり、この町の流通は元々はそちらがメインなので、東の町への流通が滞っていても困る者は少ない。
さらに、その西の町でミノタウロスの討伐依頼を出してはいるが、やや距離があるのと、西の町の近くには大きなダンジョンがあって、冒険者の剣先は旨味の大きいそちらにばかり向いている。
こちらの町の討伐依頼まで受けてくれる冒険者はおらず、魔獣肉の仕入れ先も見つからず、やむなくメニューを下げていたのだそうだ。
ケリーと名乗った猫獣人の女の子が、冒険者ギルドまで走ってギルドマスターを呼んできてくれた。ギルマスの承認があれば、討伐依頼を完了したことにしてもらえる。
かなり大型の個体だったので、店の裏手でミノタウロスを出すことになった。
二コルさんとケリーちゃん、さらにギルドマスターが見守る前で、マジックバッグからずるずるとミノタウロスを取り出す。
クーが何故か嬉しそうにミノタウロスの回りをぐるぐると駆けまわると、自慢げに胸を張ってそのかたわらに座った。うん、こいつとの戦闘ではお前も活躍したしな。
ギルマスは顎髭に手を当てながら、ミノタウロスを隅々まで観察する。
「この大きさ…… 確かにギルドに寄せられていた目撃条件と合致する。こいつは確かに東の草原にいたミノタウロスだろう。依頼は完了の手続きをとっておこう」
「これがあればウチの名物メニューも再開できる。買い取らせてもらって良いだろうか?」
「もし当てがなければ、他の素材はうちに回してもらえると助かる」
おじさん二人が口々にそう言った。結局、このミノタウロスは、二コルさんが解体してくれた上で肉を買い取り、残りの素材はギルドの方で買い取って報酬と併せて清算してくれることになった。
「あ、でもスパイスも足りないんだわ!」
猫耳の彼女が口にした調味料の名前に聞き覚えがあった。
「それ、昨日寄った町で見かけたやつだ」
旅先で見かけた調味料は色々と買い漁っている。でもその調味料はやけに値が張る上に使いどころがわからないので、悩みに悩んで買うのを諦めたんだ。
「買っておけばよかったなあ」
「いや、個人が購入する量程度では、いずれにしろ足りないだろう。ヴィジェス」
セリオンさんが名を呼ぶと、へいへいーとヴィーさんが気の良さげな返事をする。
「俺がひとっ飛び行ってきてやるよ。あの距離ならそいつの解体が終わる頃に戻れんだろ」
ヴィーさんはミノタウロスの巨体を親指で指しながら、バサリと背中から大きな翼を出した。
「お前さん、ヒトかと思ったら鳥人だったのか!」
「俺は速いぜー」
二コルさんが目を丸くさせながら言うと、ヴィーさんは自慢げに応えた。
「帰ったら褒美に美人の給仕を用意しといてくれなー」
ケリーちゃんからメモを預かったヴィーさんは、そう言って大きな翼を広げて飛び上がる。ひと羽ばたきすると、その姿は遠く空の点になっていった。
「えーっと、美人さんって?」
「アレの言ったことは気にせずとも構いません」
首を傾げたケリーちゃんに、セリオンさんが呆れたように言った。
ジャウマさんは料理自体は苦手だが、解体は出来るのだそうだ。僕も、二コルさんとジャウマさんに教わりながら魔獣たちの解体をやらせてもらった。魔獣の肉は、解体したものから、セリオンさんが氷魔法で冷やしてくれる。
殆どが肉の塊になった頃、買い物に出掛けたヴィーさんが戻ってきた。全力で飛んで来て疲れたらしく、アリアちゃんに買い物の入った袋を渡すと、そのまま店の隅にゴロリと横になると眠ってしまった。
調味料が届いたので、今度は料理だ。解体した時の血の汚れを一度洗い流し、二コルさん、ケリーちゃんと厨房に立つ。ここではアリアちゃんも一緒だ。
二人に教わりながら、並べられた肉たちを次々と料理する。
この肉はスジがあるので、下処理を丁寧に。この肉は臭みがあるから、このスパイスを揉み込んで。そんな事や、今まで使った事のない調味料の使い方も教えてもらった。
* * *
「ヴィーパパー、ご飯できたよー」
アリアちゃんがゆさゆさとヴィーさんの肩を揺らして起こす。ヴィーさんは体を起こすと、まず大口を開けてあくびをした。
僕らの為に用意された席には、沢山の肉料理が並んでいる。
まず、串焼き肉は定番だ。どの魔獣の肉かによって、それに合う味付けにしてある。しかもどれも表面を先に炙ってから中にじっくり火を通してあるので、肉汁もたっぷりだ。
ベア肉とボア肉は少し臭みが強いので、それぞれ違う調味液に漬け込んでから焼いてある。この調味液に、ヴィーさんが買ってきたスパイスを使った。さらに、オークとモーアの肉は焼いてからソースを絡めて。ミノ肉とワイバーン肉は肉自体の旨味が強いので、塩胡椒だけで味付けしてある。
テーブルにはベア肉の赤身をしっかり煮込んだシチューも並ぶ。これは本当はもっと煮込んだ方が肉が柔らかく美味しくなるのだそうだ。
こっちの皿にもスープがあるけれど、こちらはモーア肉の大きなかたまり肉が入っている。牛肉のシチューと違って、澄んだ色のスープで野菜もたっぷり入っている。
サラダにのせてある肉は薄切りのオーク肉を茹でたものだそうだ。隣の皿に並んでいるのはボア肉を油煮したもので、これは濃い目の味付けにしてある。
他にも野菜と肉を炒めたものや、肉で作ったパイ、内臓で作った煮込み料理など、所狭しと並んでいる。
メインの皿はミノ肉とワイバーン肉のステーキ盛り合わせ。ヴィーさんが買ってきてくれた調味料はこれのソースにも使われている。ソースは2種類あって、もう一つは果物で作ったものだ。
エールとジュースでジョッキを掲げてから、早速美味しそうな湯気を上げているステーキの皿にフォークを伸ばす。
串焼き肉と違ってステーキは一枚肉だ。このまま齧り付くのは行儀が悪いだろうか。そう思ってフォークが止まった。
そっと皆を見回すと、ヴィーさんが豪快に齧り付いているのが見えた。よし。
真似をして一枚肉に齧り付く。まずピリリとしたからみとその後にほんのりと甘みがあるソースの味が口に広がり、続いて肉から溢れた肉汁が口の中を満たしていく。
思い切って嚙みちぎる。口に入った肉の塊から、咀嚼する毎にさらに旨味が溢れ出していく。そして、思ったよりも柔らかく仕上がっていて、変に口に残るようなことはなく、その美味しさと一緒にお腹の中に落ちていった。
「ふわー、美味しいですね!」
自分でも肉を焼いて出すことはあるけれど、こんなに美味しくはならない。肉の美味さを引き立てるソースのお陰もあるだろうけど、焼き方もいいんだろう。
今日はそこも勉強させてもらったし、ここまででなくても、皆に美味しい肉料理を出せるようになりたいな。
* * *
今日の料理はどれも絶品だった。宿に入ると、膨れた腹を抱えてベッドに倒れ込む。
「そういやさー」
めいめいでくつろいでいる皆の顔を見まわしながら、ヴィーさんが話しだした。
「結局、美人の給仕はいなかったな。俺の褒美はどうしたんだ?」
「なんだ覚えていたのか」
セリオンさんがその言葉に続けて、めんどくさい奴だなと小声で言うのも聞こえた。
「ヴィーパパのごはん、私がはこんだよー」
アリアちゃんがそう言ってヴィーさんにしがみつくと、ヴィーさんの悪人面がだらしなく崩れる。
「そうだよな。アリアはとびっきりの美人だもんなー」
そう言って、ヴィーさんがアリアちゃんの頭を撫でると、アリアちゃんはさらに嬉しい笑顔になった。
「今日は結局、ラウルにも働かせてしまってすまなかったな」
その光景を眺めながら、ジャウマさんが言った。僕も料理を手伝っていたから、そのことだろう。
「でも今日は新しい料理や調味料のことを教えてもらえたから良かったです。それに」
こうして皆が笑っているのが、なんだか嬉しくて。
「美味しかったし、楽しかったです。また美味しい料理を作れるように頑張りますね」
そう言うと、ジャウマさんもこちらを見ていたセリオンさんも、優しく微笑んだ。
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