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第三章
3-7 満月の夜に
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「あ、ああ。ラウル。こんな遅くにどうしたんだい?」
おばさんは僕らから少し離れて立つセリオンさんに気付くと、もう一度少し驚いたような顔をした。
「こんばんは、アリアたちがお世話になっています」
「アリアのパパなのー」
アリアちゃんの言葉に、おばさんはいつもの表情を取り戻すとにっこりと笑った。
「いえいえ、こちらこそ。店を手伝ってくれて、とても助かってるわ」
二人が挨拶を交わすのを見てから、手にしていたボア肉の包みをおばさんに差し出す。
「今日、仲間たちと猪を狩ってきたんです。店で出すメニューに使ってもらおうと思って……」
それを聞くと、おばさんはパッと明るい顔になって、家の奥に声をかけた。
「あんたー、ラウルが猪の肉を持ってきてくれたよ!」
その声に、奥からおじさんも奥からやってきた。おばさんと同じように人の好い笑みを見せながら、包みを受け取ると、僕らに向けて言った。
「おお、それは助かる。ありがとうな。さあ、もう遅いから早く帰りなさい」
……なんだろう? おじさんは笑っているのに。その口調が少し慌てているような、それとも急かされているような、そんな風にも思えた。
「遅くにすまないねえ。これはありがたく使わせてもらうからね」
二人とおやすみなさいの挨拶を交わすと、パタリと扉は閉まった。
「さあ、ご夫婦が言うように、早く宿に戻ろう」
セリオンさんの言葉で、その場を離れる。
でも…… なんだか様子が変じゃなかっただろうか。
……いや、純粋に僕たちのことを心配して、早く帰るように言ってくれたんだろう。きっと僕が気にし過ぎている。今日の僕は何かと悪いように捉えすぎているみたいだ。
昼のことが少し浮かんできたのを、頭を振って払った。
店の裏手から表の通りに出ようとしたところで、誰かがこちらにやってくるのに気が付いた。若い男性だ。でもなんだかボーっとしていて覇気がない。
僕らと入れ違いで店の裏手に回った青年が店の裏口をノックすると、さっきの様におばさんが扉を開ける。
おばさんが安心したような表情で青年を迎え入れると、扉は閉まった。
「今のは、ご夫婦の息子さん……かな?」
息子さんは居ないようなことを言っていたけれど…… 違ったんだろうか。
昼間は家に居ないだけとか、そういう意味だったのかもしれない。これも僕の気にしすぎだろう。
「アリア、眠い~~」
「そうだな、早く帰って休もう」
アリアちゃんの声を合図に、宿へと戻る足を早めた。
翌日、あのボア肉は早速、ランチの串焼き肉になって、お客さんたちにふるまわれた。
昨晩見かけた男性のことは、なんだか聞いてはいけないような気がして。おばさんたちも何も言わなかったし、僕らも何も聞かなかった。
* * *
満月の晩には、門番も立てていないのだそうだ。
意味がないからだと、ギルド長は言った。幾人門番を立てようとも、どれだけ門を固く閉ざそうとも、その魔獣はいつのまにか町の中に入り込んでいる。
そして、何故だかはわからないが、どんな冒険者でもその魔獣を倒すことは叶わなかったのだと。
ウオオオーーーーーーーーン!!
狼の遠吠えが町中に響いた。
「あれは、町の中心の方向だな」
セリオンさんが言った。僕らは町の門を入った所で待ち構えていたのに…… いつの間に、どこから入り込んだのだろうか。
町の中央にある公園に向かって駆ける3人の少し後から、アリアちゃんを伴って付いて行く。
門から町の中心部に向かう広い通りに沿って、隙間なく並べられていた建物が途切れると、その先の開けた空間が公園になっている。その公園の木立の間に、銀に光る獣が立っていた。
「あれが……月牙狼……」
美しい。この狼が敵だということはわかっている。でもひと目た時にまずそう思った。
いつか会った森狼のボスよりさらに二回りほど大きい。セリオンさんが言っていたように、流れるような銀の毛並みが、反射した満月の光をキラキラと零している。
そしてその瞳だけ、燃えるように赤い。
なんだろう……? あの瞳を、僕は見たことがある気がする……
ほんの一瞬、僕の頭の中にいつか見た光景が浮かんだ。
森の入り口で何かを咥えている、赤い瞳の獣―― あれは…… あれは僕の――
「アレだな」
上から声が降ってきて、我に返った。
そちらを見上げると僕らが身を寄せている家の屋根の上から、ヴィーさんがじっと狼の姿を見ている。
ウオオオーーーーーーーーン!!
また月牙狼が吠えた。その遠吠えで家の窓ガラスがびりびりと震え、揺れる。これは窓だけでなく家ごと揺れているんじゃないか。
「ダメよ! 危ないからこっちに来なさい!」
その家の中から、家人のものらしき声がした。窓越しに様子を見ようとしていた者が居たんだろう。
「どうにも、ここで戦うのは落ち着かねえな、場所を変えるか?」
「いや」
ヴィーさんの問いに、珍しくセリオンさんが応える。
「町の者たちは冒険者を信用していない。誰にも見られぬ場所でこいつを倒しても、また嘘だろうと思われるだろう」
「そうだな」
ガシャリと音を立てて、ジャウマさんが大剣と大盾を構えなおした。
「この姿のままで、ここで倒すんだ。もちろん町に被害を与えないようにな」
「チッ、うちのリーダーは面倒なことを言いやがるぜ」
不貞腐れるようにヴィーさんが言う。でもその表情は面倒そうに思っているようには全く見えない。それどころか、むしろ楽しそうだ。
「まずは動きを止めよう」
セリオンさんが、杖を振り上げた。
おばさんは僕らから少し離れて立つセリオンさんに気付くと、もう一度少し驚いたような顔をした。
「こんばんは、アリアたちがお世話になっています」
「アリアのパパなのー」
アリアちゃんの言葉に、おばさんはいつもの表情を取り戻すとにっこりと笑った。
「いえいえ、こちらこそ。店を手伝ってくれて、とても助かってるわ」
二人が挨拶を交わすのを見てから、手にしていたボア肉の包みをおばさんに差し出す。
「今日、仲間たちと猪を狩ってきたんです。店で出すメニューに使ってもらおうと思って……」
それを聞くと、おばさんはパッと明るい顔になって、家の奥に声をかけた。
「あんたー、ラウルが猪の肉を持ってきてくれたよ!」
その声に、奥からおじさんも奥からやってきた。おばさんと同じように人の好い笑みを見せながら、包みを受け取ると、僕らに向けて言った。
「おお、それは助かる。ありがとうな。さあ、もう遅いから早く帰りなさい」
……なんだろう? おじさんは笑っているのに。その口調が少し慌てているような、それとも急かされているような、そんな風にも思えた。
「遅くにすまないねえ。これはありがたく使わせてもらうからね」
二人とおやすみなさいの挨拶を交わすと、パタリと扉は閉まった。
「さあ、ご夫婦が言うように、早く宿に戻ろう」
セリオンさんの言葉で、その場を離れる。
でも…… なんだか様子が変じゃなかっただろうか。
……いや、純粋に僕たちのことを心配して、早く帰るように言ってくれたんだろう。きっと僕が気にし過ぎている。今日の僕は何かと悪いように捉えすぎているみたいだ。
昼のことが少し浮かんできたのを、頭を振って払った。
店の裏手から表の通りに出ようとしたところで、誰かがこちらにやってくるのに気が付いた。若い男性だ。でもなんだかボーっとしていて覇気がない。
僕らと入れ違いで店の裏手に回った青年が店の裏口をノックすると、さっきの様におばさんが扉を開ける。
おばさんが安心したような表情で青年を迎え入れると、扉は閉まった。
「今のは、ご夫婦の息子さん……かな?」
息子さんは居ないようなことを言っていたけれど…… 違ったんだろうか。
昼間は家に居ないだけとか、そういう意味だったのかもしれない。これも僕の気にしすぎだろう。
「アリア、眠い~~」
「そうだな、早く帰って休もう」
アリアちゃんの声を合図に、宿へと戻る足を早めた。
翌日、あのボア肉は早速、ランチの串焼き肉になって、お客さんたちにふるまわれた。
昨晩見かけた男性のことは、なんだか聞いてはいけないような気がして。おばさんたちも何も言わなかったし、僕らも何も聞かなかった。
* * *
満月の晩には、門番も立てていないのだそうだ。
意味がないからだと、ギルド長は言った。幾人門番を立てようとも、どれだけ門を固く閉ざそうとも、その魔獣はいつのまにか町の中に入り込んでいる。
そして、何故だかはわからないが、どんな冒険者でもその魔獣を倒すことは叶わなかったのだと。
ウオオオーーーーーーーーン!!
狼の遠吠えが町中に響いた。
「あれは、町の中心の方向だな」
セリオンさんが言った。僕らは町の門を入った所で待ち構えていたのに…… いつの間に、どこから入り込んだのだろうか。
町の中央にある公園に向かって駆ける3人の少し後から、アリアちゃんを伴って付いて行く。
門から町の中心部に向かう広い通りに沿って、隙間なく並べられていた建物が途切れると、その先の開けた空間が公園になっている。その公園の木立の間に、銀に光る獣が立っていた。
「あれが……月牙狼……」
美しい。この狼が敵だということはわかっている。でもひと目た時にまずそう思った。
いつか会った森狼のボスよりさらに二回りほど大きい。セリオンさんが言っていたように、流れるような銀の毛並みが、反射した満月の光をキラキラと零している。
そしてその瞳だけ、燃えるように赤い。
なんだろう……? あの瞳を、僕は見たことがある気がする……
ほんの一瞬、僕の頭の中にいつか見た光景が浮かんだ。
森の入り口で何かを咥えている、赤い瞳の獣―― あれは…… あれは僕の――
「アレだな」
上から声が降ってきて、我に返った。
そちらを見上げると僕らが身を寄せている家の屋根の上から、ヴィーさんがじっと狼の姿を見ている。
ウオオオーーーーーーーーン!!
また月牙狼が吠えた。その遠吠えで家の窓ガラスがびりびりと震え、揺れる。これは窓だけでなく家ごと揺れているんじゃないか。
「ダメよ! 危ないからこっちに来なさい!」
その家の中から、家人のものらしき声がした。窓越しに様子を見ようとしていた者が居たんだろう。
「どうにも、ここで戦うのは落ち着かねえな、場所を変えるか?」
「いや」
ヴィーさんの問いに、珍しくセリオンさんが応える。
「町の者たちは冒険者を信用していない。誰にも見られぬ場所でこいつを倒しても、また嘘だろうと思われるだろう」
「そうだな」
ガシャリと音を立てて、ジャウマさんが大剣と大盾を構えなおした。
「この姿のままで、ここで倒すんだ。もちろん町に被害を与えないようにな」
「チッ、うちのリーダーは面倒なことを言いやがるぜ」
不貞腐れるようにヴィーさんが言う。でもその表情は面倒そうに思っているようには全く見えない。それどころか、むしろ楽しそうだ。
「まずは動きを止めよう」
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