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勇者と妖精と猫の生活
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アレス「ミリア…そんでさ、話がだいぶそれたけど、本当に羽根なくしちゃってもいいの?」
ミリア「うん!…いらなーい」
アレス「別にあってもいいじゃんか」
ミリア「だってさ、お兄ちゃんが秘密にするの大変だし、こないだみたいに川で遊ぶのも出来ないし」
アレス「飛べないのもいいの?」
ミリア「いいよ~」
アレス「思い切ってるなあ(; ・`ω・´)」
ガイア「でもミリア…残念ながらわしにはそんな事出来る力はないよ」
ミリア「え~…そう(*´・д・)」
ガイア「ごめんよ~」
ミリア「うん…じゃあ仕方ないね」
ガイア「ああ…そんなガッカリされると辛い」
アレス「わかる」
ミリア「ごめんね、おじいちゃん」
ガイア「いや、わしの方こそごめん」
ミリア「ううん」
ガイア「では代わりに、あの湖の水をキレイにしてやろうか?」
アレス「…そんな事出来るんですか?!Σ(゚д゚υ)」
ガイア「わしの力だけじゃ出来ないけど、他の神に協力してもらえば出来る…あとアレスも手伝ってくれ」
アレス「それは全然いいですが…」
ガイア「湖の水をホイミンたちが飲むと変な味すると言ったよな?」
アレス「そんなの聞いてたんですか?!」
ガイア「うんw…あの水は『微生物』っていう、めちゃくちゃ小さな生き物…生き物と呼べないような生き物が繁殖してるんだよね」
アレス「え…ただの水に見えるのに…じゃあどうしてオレがそこから魔法で水を取り出すと、飲めるようになるんですか?」
ガイア「それは魔法で集める時に水中じゃなくて、空中で集めた場合な?」
アレス「ええ」
ガイア「そうすると純粋に水分しか集めないわけじゃよ…まあ、大気とは混ざるけどな」
アレス「…そうだったの?!Σ(゚д゚υ)…だから美味しいんですか?」
ガイア「そうw」
アレス「けど、その微生物?…それも命ですよね…無くしてしまって良いのですか?」
ガイア「かまわんよ…何の意思も思考もない者たちだし、いちおう役割はあるが、それも間に合ってるしな」
アレス「どんな役割が?」
ガイア「んー…大気の中には『二酸化炭素』という物質が少しあるのだ」
アレス「二酸化炭素?」
ガイア「ああ、そう…それはおぬしらや動物たちが息を吸って、吐き出す空気じゃ」
アレス「え?…そんなの出してるんですか?…オレ」
ミリア「アタシも?」
ガイア「そうじゃw…それとは別に、『酸素』というのもあってな?…生き物はその酸素がないと生きていけないんじゃよ…それを取り込んで、吐く息が二酸化炭素ってやつじゃ」
アレス「そうなの…」
ガイア「で、植物たちは逆に、二酸化炭素を吸って、酸素を吐いてるのじゃ…微生物なんかもそう」
アレス「へぇぇ…じゃあそうしたら酸素ってやつが少なくなっちゃうんじゃ?」
ガイア「それはそうだが、あそこは木も草もたくさんあるから全然平気じゃ」
アレス「ああ~…なるほど…」
ガイア「どうする?…やるか?」
アレス「…んー…けどなあ…オレらたった数人の為に、たくさんの微生物をなくすのは驕ってる感じがして嫌だな…いいです!…だってオレが集めた水なら飲めるし…オレがずっとそうしてあげればいいんですよね?」
ガイア「まあ、そうじゃが…大変だろ」
アレス「…じゃあオレが大変で、どうしてもあんまりやれなくなるような状況になるまでは…」
ガイア「…わかったw…やっぱおぬしは素晴らしい心を持ってるのう」
アレス「まあ、ガイア様が選んだ奴ですしねw」
ガイア「いや、わしの予想した以上だよ」
アレス「…まあ、あんま言われて調子乗るのも嫌だから、そんくらいでw」
ガイア「わはははw」
アレス「ではガイア様…今日はそろそろ帰ります…また来ますね」
ガイア「おお…待っとるよ…」
ミリア「おじいちゃん、またね…ギュ」
ガイア「またね…ギュ…ナデナデ」
そうして妖精の国に戻り、シエナにあいさつしようとしたが、眠っていたので起こさずに帰った
すっかり深夜だったけど、ささっと風呂に入り、寝た
それからはあまり変わらぬ日々を送っていた
家作りと、ノトスの修行、それから神父さんに教わりに行くくらいだ
言うて、本物の神様に直で会ってるオレには、ただの様式でしかない
まあ、要は祝福の気持ちを伝えられれば良いと思う
一度まおちゃんが、カストロとミゼルと共にやってきて、一緒にメシを食ったくらいだ
まおちゃんは地上の食べ物が美味しくて仕方ないらしいw
一度、サラのごはんを食べさせてやりたいな…
家が出来たら畑も作りたい
けど、家が出来るのはまだまだかかりそうだ
なんせ手探りだし、二人だし
そんな日々を過ごして、ノトスの大会前日
オレはふと、剣士ちゃんの視界を覗く気になった
別に、それまで剣士ちゃんのことを思い返してたわけじゃなく、急にそう思ったのだ
そして覗くと…剣士ちゃんたちはゾンビの魔物たちに囲まれて、ピンチになっていた
アレス「ミリア!…今すぐ剣士ちゃんのとこへ飛ぶよ!」
ミリア「あ、うん!…タタタ」
剣士ちゃんの視界は目まぐるしく動いていて、中々着地点が定まらない
代わりに戦士くんの視界を見た
戦士くんの視界はそれほど動いてなかった
オレたちはすぐに転移した
アレス「剣士ちゃん!」
剣士「ああ!」
オレはめちゃくちゃ広範囲に回復をかけた
人間は回復するし、ゾンビたちにはダメージになるからだ
戦士「う、うおお…た、助かった…」
僧侶「ああ…危なかった…」
アレス「お前たちは商人たちを守れ」
戦士「は、はい!」
アレス「剣士ちゃん、下がれ!…魔法でやっつける!」
剣士「はい!!」
剣士ちゃんがオレの後方に下がるのを確認して、右手で竜巻を出し、左手で熱を上げる魔法を使った
ミリア「すげ~…」
ゾンビたちは燃えながら、竜巻に巻き上げられ、落ちてくる
それでたいがいはやっつけた
すぐに商人たちの馬車の方に行き、もう一度広範囲の回復をかけた
ゾンビは攻撃を受けても痛みを感じないから中々止まらないのだが、回復魔法をくらうと痛みがあるかのように振る舞う
その間にみんなと馬車を囲むように結界を張り、残りの奴らを全て燃やした
そして、完全に制圧したのを確認して、結界を解除した
アレス「ピンチだったなあw」
剣士「アレスさ~ん…うぇぇぇえん!!…ギュゥ!」
アレス「はははw…よしよし…ナデナデ…」
僧侶「本当にありがとうございました!!…もう自分、魔力が尽きて…」
戦士「オレも…奴らの仲間になるとこでした…もう心が折れてしまってました…」
アレス「危なかったなあw…オレもさ、ほんとたまたまわかったんだよw…わかって良かったわ」
剣士「あう~…グス…ギュ」
ミリア「剣士ちゃん、もう大丈夫よ~」
アレス「商人たちは無事かい?」
商人「は、はい!…もうダメかと思いましたが…おかげさまで…グス」
アレス「馬はどうだい?」
商人「あっ、見てみます!」
商人「良かった…馬も大丈夫でした!」
アレス「良かったぜ…」
オレとしては商人たちよりも、馬が助かった方が嬉しく思った
アレス「とりあえず、ここくせえから、先に進もう」
僧侶「はい!」
オレたちはそれから1キロほど歩いて、結界を張って、休憩した
剣士「アレスさん…ほんとに偶然なの?」
アレス「それがほんとなんだよ…急に見てみる気になってさ…それまでのほほんと遊んでたのに」
ミリア「ゲラゲラ(* ≧▽≦)ノ=3」
戦士「いやしかし…あんなに大勢のゾンビもアレスさんにかかったら…」
アレス「お前たちゾンビに襲われるの好きだなあw」
ミリア「ゲラゲラ(* ≧▽≦)ノ=3」
僧侶「す、好きじゃないですよ!w…でもほんと…凄すぎて…」
アレス「まあほら…勇者だし」
商人「…!!…勇者様なのですか?!」
剣士「ええ…本物の勇者様よ」
商人「…いや…人間を超えてますな…」
剣士「ほんとそう」
アレス「そんなことより剣士ちゃん…風の剣はまだ魔法出るのか?」
剣士「あ…ううん…いつからかもう出なくなっちゃって…壊れたのかな…」
アレス「いや…魔法アイテムは限りがあるらしいよ」
剣士「そうだったんだ…」
アレス「貸してみ?…このこれがたぶん、魔石ってやつだ…これに封じられた魔力がなくなると、魔法は出なくなる…らしい」
剣士「ああ…それ知ってたら、練習しなかったのになあ…」
アレス「それでもこの剣を使ってるんだな」
剣士「うん…普通に剣としても使いやすいし強いから」
アレス「オレは剣のことはわからねえけど…たしかに良い物だな、これは」
戦士「薄青くてキレイですよね」
ミリア「キレイ」
アレス「なんて金属なんだろ…しかし、この魔石ってのは、魔力を注いだり出来ないのかな…風の魔力を送ってみるか」
オレは魔石に触って、風の魔力を送ってみた
しかし、何も反応はなかった
剣士「やっぱりダメかあ…」
アレス「うーん…剣士ちゃん、この剣さ…」
剣士「うん」
アレス「オレにちょっとの間預けてくれよ…代わりの剣ある?」
剣士「あるけど…もしかして復活させてくれるの?」
アレス「いや、そんな上手くいくかわからないけどさ…詳しい奴探して聞いてやる…戻せるなら戻してやるよ」
剣士「ほんと?!…ジワ…」
アレス「それでもダメなら諦めろよ?」
剣士「うん!…全然諦める…アレスさんの優しさがすごく嬉しい…ギュ」
アレス「オレも興味あるだけだよ…何日かかるかわからないけど、待っててよ」
剣士「うん!!」
アレス「それから戦士くん」
戦士「はい!」
アレス「僧侶くんも」
僧侶「はい…なんでしょう」
アレス「その武器さ…もう少し軽いやつ買えよ…威力が下がっても、その方がいいぞ?…体力なくなる方がやばい」
戦士「…そっか…」
僧侶「次の街に着いたら…武器屋を見てみます」
アレス「そうしな?…それじゃ、オレは帰るから…剣士ちゃん、これは借りてくぞ」
剣士「はい!…よろしくお願いします!」
アレス「…じゃあまたな」
ミリア「またなあ٩(*❛⊰❛)۶」
戦士「また!」
僧侶「ありがとうございました!」
剣士「待ってます!!」
そして、次は東の国のマフラーの木に転移した
ミリア「うん!…いらなーい」
アレス「別にあってもいいじゃんか」
ミリア「だってさ、お兄ちゃんが秘密にするの大変だし、こないだみたいに川で遊ぶのも出来ないし」
アレス「飛べないのもいいの?」
ミリア「いいよ~」
アレス「思い切ってるなあ(; ・`ω・´)」
ガイア「でもミリア…残念ながらわしにはそんな事出来る力はないよ」
ミリア「え~…そう(*´・д・)」
ガイア「ごめんよ~」
ミリア「うん…じゃあ仕方ないね」
ガイア「ああ…そんなガッカリされると辛い」
アレス「わかる」
ミリア「ごめんね、おじいちゃん」
ガイア「いや、わしの方こそごめん」
ミリア「ううん」
ガイア「では代わりに、あの湖の水をキレイにしてやろうか?」
アレス「…そんな事出来るんですか?!Σ(゚д゚υ)」
ガイア「わしの力だけじゃ出来ないけど、他の神に協力してもらえば出来る…あとアレスも手伝ってくれ」
アレス「それは全然いいですが…」
ガイア「湖の水をホイミンたちが飲むと変な味すると言ったよな?」
アレス「そんなの聞いてたんですか?!」
ガイア「うんw…あの水は『微生物』っていう、めちゃくちゃ小さな生き物…生き物と呼べないような生き物が繁殖してるんだよね」
アレス「え…ただの水に見えるのに…じゃあどうしてオレがそこから魔法で水を取り出すと、飲めるようになるんですか?」
ガイア「それは魔法で集める時に水中じゃなくて、空中で集めた場合な?」
アレス「ええ」
ガイア「そうすると純粋に水分しか集めないわけじゃよ…まあ、大気とは混ざるけどな」
アレス「…そうだったの?!Σ(゚д゚υ)…だから美味しいんですか?」
ガイア「そうw」
アレス「けど、その微生物?…それも命ですよね…無くしてしまって良いのですか?」
ガイア「かまわんよ…何の意思も思考もない者たちだし、いちおう役割はあるが、それも間に合ってるしな」
アレス「どんな役割が?」
ガイア「んー…大気の中には『二酸化炭素』という物質が少しあるのだ」
アレス「二酸化炭素?」
ガイア「ああ、そう…それはおぬしらや動物たちが息を吸って、吐き出す空気じゃ」
アレス「え?…そんなの出してるんですか?…オレ」
ミリア「アタシも?」
ガイア「そうじゃw…それとは別に、『酸素』というのもあってな?…生き物はその酸素がないと生きていけないんじゃよ…それを取り込んで、吐く息が二酸化炭素ってやつじゃ」
アレス「そうなの…」
ガイア「で、植物たちは逆に、二酸化炭素を吸って、酸素を吐いてるのじゃ…微生物なんかもそう」
アレス「へぇぇ…じゃあそうしたら酸素ってやつが少なくなっちゃうんじゃ?」
ガイア「それはそうだが、あそこは木も草もたくさんあるから全然平気じゃ」
アレス「ああ~…なるほど…」
ガイア「どうする?…やるか?」
アレス「…んー…けどなあ…オレらたった数人の為に、たくさんの微生物をなくすのは驕ってる感じがして嫌だな…いいです!…だってオレが集めた水なら飲めるし…オレがずっとそうしてあげればいいんですよね?」
ガイア「まあ、そうじゃが…大変だろ」
アレス「…じゃあオレが大変で、どうしてもあんまりやれなくなるような状況になるまでは…」
ガイア「…わかったw…やっぱおぬしは素晴らしい心を持ってるのう」
アレス「まあ、ガイア様が選んだ奴ですしねw」
ガイア「いや、わしの予想した以上だよ」
アレス「…まあ、あんま言われて調子乗るのも嫌だから、そんくらいでw」
ガイア「わはははw」
アレス「ではガイア様…今日はそろそろ帰ります…また来ますね」
ガイア「おお…待っとるよ…」
ミリア「おじいちゃん、またね…ギュ」
ガイア「またね…ギュ…ナデナデ」
そうして妖精の国に戻り、シエナにあいさつしようとしたが、眠っていたので起こさずに帰った
すっかり深夜だったけど、ささっと風呂に入り、寝た
それからはあまり変わらぬ日々を送っていた
家作りと、ノトスの修行、それから神父さんに教わりに行くくらいだ
言うて、本物の神様に直で会ってるオレには、ただの様式でしかない
まあ、要は祝福の気持ちを伝えられれば良いと思う
一度まおちゃんが、カストロとミゼルと共にやってきて、一緒にメシを食ったくらいだ
まおちゃんは地上の食べ物が美味しくて仕方ないらしいw
一度、サラのごはんを食べさせてやりたいな…
家が出来たら畑も作りたい
けど、家が出来るのはまだまだかかりそうだ
なんせ手探りだし、二人だし
そんな日々を過ごして、ノトスの大会前日
オレはふと、剣士ちゃんの視界を覗く気になった
別に、それまで剣士ちゃんのことを思い返してたわけじゃなく、急にそう思ったのだ
そして覗くと…剣士ちゃんたちはゾンビの魔物たちに囲まれて、ピンチになっていた
アレス「ミリア!…今すぐ剣士ちゃんのとこへ飛ぶよ!」
ミリア「あ、うん!…タタタ」
剣士ちゃんの視界は目まぐるしく動いていて、中々着地点が定まらない
代わりに戦士くんの視界を見た
戦士くんの視界はそれほど動いてなかった
オレたちはすぐに転移した
アレス「剣士ちゃん!」
剣士「ああ!」
オレはめちゃくちゃ広範囲に回復をかけた
人間は回復するし、ゾンビたちにはダメージになるからだ
戦士「う、うおお…た、助かった…」
僧侶「ああ…危なかった…」
アレス「お前たちは商人たちを守れ」
戦士「は、はい!」
アレス「剣士ちゃん、下がれ!…魔法でやっつける!」
剣士「はい!!」
剣士ちゃんがオレの後方に下がるのを確認して、右手で竜巻を出し、左手で熱を上げる魔法を使った
ミリア「すげ~…」
ゾンビたちは燃えながら、竜巻に巻き上げられ、落ちてくる
それでたいがいはやっつけた
すぐに商人たちの馬車の方に行き、もう一度広範囲の回復をかけた
ゾンビは攻撃を受けても痛みを感じないから中々止まらないのだが、回復魔法をくらうと痛みがあるかのように振る舞う
その間にみんなと馬車を囲むように結界を張り、残りの奴らを全て燃やした
そして、完全に制圧したのを確認して、結界を解除した
アレス「ピンチだったなあw」
剣士「アレスさ~ん…うぇぇぇえん!!…ギュゥ!」
アレス「はははw…よしよし…ナデナデ…」
僧侶「本当にありがとうございました!!…もう自分、魔力が尽きて…」
戦士「オレも…奴らの仲間になるとこでした…もう心が折れてしまってました…」
アレス「危なかったなあw…オレもさ、ほんとたまたまわかったんだよw…わかって良かったわ」
剣士「あう~…グス…ギュ」
ミリア「剣士ちゃん、もう大丈夫よ~」
アレス「商人たちは無事かい?」
商人「は、はい!…もうダメかと思いましたが…おかげさまで…グス」
アレス「馬はどうだい?」
商人「あっ、見てみます!」
商人「良かった…馬も大丈夫でした!」
アレス「良かったぜ…」
オレとしては商人たちよりも、馬が助かった方が嬉しく思った
アレス「とりあえず、ここくせえから、先に進もう」
僧侶「はい!」
オレたちはそれから1キロほど歩いて、結界を張って、休憩した
剣士「アレスさん…ほんとに偶然なの?」
アレス「それがほんとなんだよ…急に見てみる気になってさ…それまでのほほんと遊んでたのに」
ミリア「ゲラゲラ(* ≧▽≦)ノ=3」
戦士「いやしかし…あんなに大勢のゾンビもアレスさんにかかったら…」
アレス「お前たちゾンビに襲われるの好きだなあw」
ミリア「ゲラゲラ(* ≧▽≦)ノ=3」
僧侶「す、好きじゃないですよ!w…でもほんと…凄すぎて…」
アレス「まあほら…勇者だし」
商人「…!!…勇者様なのですか?!」
剣士「ええ…本物の勇者様よ」
商人「…いや…人間を超えてますな…」
剣士「ほんとそう」
アレス「そんなことより剣士ちゃん…風の剣はまだ魔法出るのか?」
剣士「あ…ううん…いつからかもう出なくなっちゃって…壊れたのかな…」
アレス「いや…魔法アイテムは限りがあるらしいよ」
剣士「そうだったんだ…」
アレス「貸してみ?…このこれがたぶん、魔石ってやつだ…これに封じられた魔力がなくなると、魔法は出なくなる…らしい」
剣士「ああ…それ知ってたら、練習しなかったのになあ…」
アレス「それでもこの剣を使ってるんだな」
剣士「うん…普通に剣としても使いやすいし強いから」
アレス「オレは剣のことはわからねえけど…たしかに良い物だな、これは」
戦士「薄青くてキレイですよね」
ミリア「キレイ」
アレス「なんて金属なんだろ…しかし、この魔石ってのは、魔力を注いだり出来ないのかな…風の魔力を送ってみるか」
オレは魔石に触って、風の魔力を送ってみた
しかし、何も反応はなかった
剣士「やっぱりダメかあ…」
アレス「うーん…剣士ちゃん、この剣さ…」
剣士「うん」
アレス「オレにちょっとの間預けてくれよ…代わりの剣ある?」
剣士「あるけど…もしかして復活させてくれるの?」
アレス「いや、そんな上手くいくかわからないけどさ…詳しい奴探して聞いてやる…戻せるなら戻してやるよ」
剣士「ほんと?!…ジワ…」
アレス「それでもダメなら諦めろよ?」
剣士「うん!…全然諦める…アレスさんの優しさがすごく嬉しい…ギュ」
アレス「オレも興味あるだけだよ…何日かかるかわからないけど、待っててよ」
剣士「うん!!」
アレス「それから戦士くん」
戦士「はい!」
アレス「僧侶くんも」
僧侶「はい…なんでしょう」
アレス「その武器さ…もう少し軽いやつ買えよ…威力が下がっても、その方がいいぞ?…体力なくなる方がやばい」
戦士「…そっか…」
僧侶「次の街に着いたら…武器屋を見てみます」
アレス「そうしな?…それじゃ、オレは帰るから…剣士ちゃん、これは借りてくぞ」
剣士「はい!…よろしくお願いします!」
アレス「…じゃあまたな」
ミリア「またなあ٩(*❛⊰❛)۶」
戦士「また!」
僧侶「ありがとうございました!」
剣士「待ってます!!」
そして、次は東の国のマフラーの木に転移した
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