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ヒーロー変身セットのおまけ
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その後、俺はひよこからこの世界の真実を聞かされた。
曰く、輪廻転生管理局が創り出した次元世界が無数にある事。
曰く、次元世界は実はそう広く無い。
曰く、次元世界の中に知的生命体が存在するのは、1~2個の星だけ。
曰く、全世界の魂の数の増減は、管理局が決定している。
曰く、次元世界の壁を越える事が出来るのは、輪廻転生の輪から外れた者だけ。
曰く、魂のエネルギーだけは、自由に壁を越える事が出来るが、その際減衰する。
曰く…曰く…曰く…。
俺が住むこの宇宙は、実は俺が思ってたよりも狭いんだって事はショックだった。
しかも、前世で夢見てた宇宙人とかは、まず存在しないって…大ショックだよ!
あのタコの様な見た目の火星人とかに遭うのが夢だったのになぁ。
いや、宇宙人ってのが敵性生物の可能性が大だとは思うよ。
実は宇宙人がプレデ…とか、エイリア…とかみたいな奴らかもしれないけど。
でも、MIBみたいに、色んな宇宙人がいたら楽しそうじゃん?
まぁ、ひよこに現実を突きつけられちゃったけどさ。
いや、待てよ? もしかしたら、ひよこって俺から見たら宇宙人じゃね?
だって、このひよこって…別の次元宇宙から来たんだよね?
って事は、この宇宙には元は存在しなかったんだから…やっぱ宇宙人だろ!
おぉ…俺ってば、実は宇宙人と未知との遭遇してたのか!
『お主、何か不穏な事を考えておるな?』
俺の心を読むな、ひよこ!
『い、いやぁ…そんな事はナイヨ』
『何故にカタコトになっておるのじゃ?』
『ダイジョブダイジョブ』
『何が大丈夫なのじゃ?』
いかん! 喋れば喋るだけ不信感丸出しだ。
ここは俺の必殺技を出さねば。
『と、ところで…ここに来る前に言ってた4時間ぐらいって、もうとっくに過ぎてるんじゃないでしょうか? ってか、半日以上は過ぎてるよね?』
必殺、話逸らし!
『む? そろそろお主の居た星では夜…じゃな』
『完璧に半日以上過ぎてんじゃねーか! 仕事あるんだよ! ってか、嫁ーずに黙って居なくなったら、後がめっちゃ怖いんだぞ!』
『? 何を言っておる。お主の半身を置いて来たと言ったであろう?』
そういや、そんな事を言ってた気がするけど、半身? 俺、半分こされたん?
『これを置いて来た故、多少は不審に思われるやもしれぬが、問題は起きまい』
そう言って、ひよこは、そのぽってりした腹部分に両手を突っ込んだ。
そこ、ポケットあったん? 見た目には全くわからんかったけど…カンガルー?
『確かもう1体予備が…ああ、あったあった。これじゃ』
そう言ってひよこが腹から取り出したのは…のっぺらぼうのデッサン用の人形みたいな…って、
『そりゃ、コピー〇ボットじゃねーか! ってか、腹にポケットって、そりゃ四次元ポケ〇トなんか? お前、実はドラ〇もんかよ!』
色々と危険すぐる!
『何を言うか。これは過去に我々の仲間が、とある星の原住民に与えたヒーロー変身セットにおまけとして付けたものだ。この鼻を押せば起動して、もう一度鼻を押せば停止するという…』
『パ〇マンか? そりゃパー〇ンだよな!? どっちにしても藤子・F・〇二雄大先生の漫画じゃねーか!』
響くはずのない宇宙空間に、俺の絶叫が響き渡った。
『おお、そう言えばその様な名だったな』
俺の叫びを聞いたひよこは、両手(両羽?)をぽんっと打ちながらそう呟く。
『…もしかして、知ってるのか?』
あの大先生の名は、他の次元宇宙にまで届いてたのか。
『うむ、知っておるぞ。確か、管理局員を装って潜入しておった我等の賛同者だ』
………賛同者?
『彼奴は管理局員とコンビで地球とかいう星で活動しておったはずじゃが…』
ま、まさか?
『コードネームは、確かAとFじゃったな』
『ちょっと待て、コラ!』
『確か青いネコ型ロボットの登場する漫画で地球人に色々と情報を流していたが、その量と速度で喧嘩をしてコンビを解消したとかいう噂を…』
『まさかの事実!?』
あの2人のコンビ解消にそんな裏事情があったとは!
『とはいえ、たまにコンビを再結成して、何やらまた創作物を描いておったらしいから、思ったよりも仲は悪くは無かったのやもしれぬな』
……そですか…。
まあ、確かに真面目に少しずつ管理局の持つ技術とかの情報を流そうと思ったら、あの青いネコ型ロボットの漫画とかアニメだと…難しいかも知れないなあ。
でもなぁ…確かにサラとかリリアさんに聞いてはいたけど、まさかあの便利道具って、宇宙の何処かには本当にあるんだなあ。
俺的には、どこにでも行けるドアーはマジで欲しい! 暗記出来るパンも!
そう言えば、リリアさんの四次元ガマグチって、まだ使えるんだろうか?
曰く、輪廻転生管理局が創り出した次元世界が無数にある事。
曰く、次元世界は実はそう広く無い。
曰く、次元世界の中に知的生命体が存在するのは、1~2個の星だけ。
曰く、全世界の魂の数の増減は、管理局が決定している。
曰く、次元世界の壁を越える事が出来るのは、輪廻転生の輪から外れた者だけ。
曰く、魂のエネルギーだけは、自由に壁を越える事が出来るが、その際減衰する。
曰く…曰く…曰く…。
俺が住むこの宇宙は、実は俺が思ってたよりも狭いんだって事はショックだった。
しかも、前世で夢見てた宇宙人とかは、まず存在しないって…大ショックだよ!
あのタコの様な見た目の火星人とかに遭うのが夢だったのになぁ。
いや、宇宙人ってのが敵性生物の可能性が大だとは思うよ。
実は宇宙人がプレデ…とか、エイリア…とかみたいな奴らかもしれないけど。
でも、MIBみたいに、色んな宇宙人がいたら楽しそうじゃん?
まぁ、ひよこに現実を突きつけられちゃったけどさ。
いや、待てよ? もしかしたら、ひよこって俺から見たら宇宙人じゃね?
だって、このひよこって…別の次元宇宙から来たんだよね?
って事は、この宇宙には元は存在しなかったんだから…やっぱ宇宙人だろ!
おぉ…俺ってば、実は宇宙人と未知との遭遇してたのか!
『お主、何か不穏な事を考えておるな?』
俺の心を読むな、ひよこ!
『い、いやぁ…そんな事はナイヨ』
『何故にカタコトになっておるのじゃ?』
『ダイジョブダイジョブ』
『何が大丈夫なのじゃ?』
いかん! 喋れば喋るだけ不信感丸出しだ。
ここは俺の必殺技を出さねば。
『と、ところで…ここに来る前に言ってた4時間ぐらいって、もうとっくに過ぎてるんじゃないでしょうか? ってか、半日以上は過ぎてるよね?』
必殺、話逸らし!
『む? そろそろお主の居た星では夜…じゃな』
『完璧に半日以上過ぎてんじゃねーか! 仕事あるんだよ! ってか、嫁ーずに黙って居なくなったら、後がめっちゃ怖いんだぞ!』
『? 何を言っておる。お主の半身を置いて来たと言ったであろう?』
そういや、そんな事を言ってた気がするけど、半身? 俺、半分こされたん?
『これを置いて来た故、多少は不審に思われるやもしれぬが、問題は起きまい』
そう言って、ひよこは、そのぽってりした腹部分に両手を突っ込んだ。
そこ、ポケットあったん? 見た目には全くわからんかったけど…カンガルー?
『確かもう1体予備が…ああ、あったあった。これじゃ』
そう言ってひよこが腹から取り出したのは…のっぺらぼうのデッサン用の人形みたいな…って、
『そりゃ、コピー〇ボットじゃねーか! ってか、腹にポケットって、そりゃ四次元ポケ〇トなんか? お前、実はドラ〇もんかよ!』
色々と危険すぐる!
『何を言うか。これは過去に我々の仲間が、とある星の原住民に与えたヒーロー変身セットにおまけとして付けたものだ。この鼻を押せば起動して、もう一度鼻を押せば停止するという…』
『パ〇マンか? そりゃパー〇ンだよな!? どっちにしても藤子・F・〇二雄大先生の漫画じゃねーか!』
響くはずのない宇宙空間に、俺の絶叫が響き渡った。
『おお、そう言えばその様な名だったな』
俺の叫びを聞いたひよこは、両手(両羽?)をぽんっと打ちながらそう呟く。
『…もしかして、知ってるのか?』
あの大先生の名は、他の次元宇宙にまで届いてたのか。
『うむ、知っておるぞ。確か、管理局員を装って潜入しておった我等の賛同者だ』
………賛同者?
『彼奴は管理局員とコンビで地球とかいう星で活動しておったはずじゃが…』
ま、まさか?
『コードネームは、確かAとFじゃったな』
『ちょっと待て、コラ!』
『確か青いネコ型ロボットの登場する漫画で地球人に色々と情報を流していたが、その量と速度で喧嘩をしてコンビを解消したとかいう噂を…』
『まさかの事実!?』
あの2人のコンビ解消にそんな裏事情があったとは!
『とはいえ、たまにコンビを再結成して、何やらまた創作物を描いておったらしいから、思ったよりも仲は悪くは無かったのやもしれぬな』
……そですか…。
まあ、確かに真面目に少しずつ管理局の持つ技術とかの情報を流そうと思ったら、あの青いネコ型ロボットの漫画とかアニメだと…難しいかも知れないなあ。
でもなぁ…確かにサラとかリリアさんに聞いてはいたけど、まさかあの便利道具って、宇宙の何処かには本当にあるんだなあ。
俺的には、どこにでも行けるドアーはマジで欲しい! 暗記出来るパンも!
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