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お主は死なぬわ!
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呼吸を止めるのではなく、呼吸をする事をそもそも止めるの。
しかも、心臓も止めろと、このクソ鬼畜時代劇乙ひよこは言う。
「呼吸をする事を止めろって言うのは、理解は出来ないが、それでも何となく言いたい事自体は分かった。でもな…、心臓を止めたら、絶対に死ぬよな!?」
呼吸もしないで心臓も止まってるって、生命活動が完全に停止してんだろうが!
「落ち着け、覚醒初心者」
「落ち着けるかよ! って、覚醒初心者? ちょっと上手い事言うじゃねぇか…」
なかなかやるじゃねぇか。
「お主、覚醒した時の事を忘れておらぬか?」
「ん?」
覚醒した時って…えっと…?
「あの星の海に出たであろう?」
そう言えば、確かに…。
「あの時、お主は呼吸しておったか? 心臓は動いておったか?」
「そんなん、憶えてないわ!」
あの時の精神状態は、今思えば興奮? 高揚? 戸惑い? そんな感情がない交ぜになってたんだから、憶えてるわけ無い。
「では、今思い出すが良いぞ」
そうは言ってもなぁ…。
「そもそも、宇宙に行ったのは俺の精神体だけだったんだろ? 精神体だけなんだったら、呼吸もしてないし心臓だって動いて無いんじゃないのか?」
「その通り!」
「いきなり大声出すな!」
わき腹を突かれた時みたいに、ビクッ! となったぞ!
「覚醒した瞬間は、無意識に精神体と肉体とを切り離した様だが、それを意識的に精神体を切り離す事無く、そのままの身体で行うのだ!」
………………んな事できるん?
落ち着いて考えてみよう。
まず、俺の記憶は転生した前世の物を引き継いでいる様だ。
体内に宿る魂のエネルギーとかいう奴は、詳しくは不明だが、どうやら尋常じゃない総量を誇るらしい。
転生した時に、輪廻転生管理局の…多分局長から貰ったガチャ玉で色々と創造もして来た…が、一時的か恒久的にかは分からないが、今はそれを使う事は出来ない。
ガチャ玉と一緒におまけで付いて来たサラは…今はどうでもいいか。
んで、そもそも俺の魂は、無数に存在する宇宙…いや次元世界とやらが発生する原因となった、巨大なエネルギーを持った精神体の一部、っというか核となる部分の欠片だったらしい。
んで、管理局長がいる輪廻転生管理局の束縛から解放されるために、魂の覚醒? 解脱? をする必要があり、先日漸く覚醒への階段を1段昇ったらしい。
さて、大人の階段…じゃなかった、覚醒への階段を昇り始めた俺は、精神体だけは宇宙を体験できたんだが、このクソ鬼畜ひよこは、どうやら肉体ごとそれを行えと言いたいらしい。
いや、冷静に考えれば考える程、そんな事は不可能にしか思えないんだが?
「何を難しく考えておる。まだお主は生物の常識の枷を外せておらぬ様じゃな。お主は覚醒し、常識の枠から外れた存在となったのじゃぞ? 心臓程度止めた所で死んだりするわけが無かろう?」
「………………えっ?」
「たとえ首を斬り落とされた所で、お主は死なぬわ!」
それって、もはや化け物なのでは?
しかも、心臓も止めろと、このクソ鬼畜時代劇乙ひよこは言う。
「呼吸をする事を止めろって言うのは、理解は出来ないが、それでも何となく言いたい事自体は分かった。でもな…、心臓を止めたら、絶対に死ぬよな!?」
呼吸もしないで心臓も止まってるって、生命活動が完全に停止してんだろうが!
「落ち着け、覚醒初心者」
「落ち着けるかよ! って、覚醒初心者? ちょっと上手い事言うじゃねぇか…」
なかなかやるじゃねぇか。
「お主、覚醒した時の事を忘れておらぬか?」
「ん?」
覚醒した時って…えっと…?
「あの星の海に出たであろう?」
そう言えば、確かに…。
「あの時、お主は呼吸しておったか? 心臓は動いておったか?」
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あの時の精神状態は、今思えば興奮? 高揚? 戸惑い? そんな感情がない交ぜになってたんだから、憶えてるわけ無い。
「では、今思い出すが良いぞ」
そうは言ってもなぁ…。
「そもそも、宇宙に行ったのは俺の精神体だけだったんだろ? 精神体だけなんだったら、呼吸もしてないし心臓だって動いて無いんじゃないのか?」
「その通り!」
「いきなり大声出すな!」
わき腹を突かれた時みたいに、ビクッ! となったぞ!
「覚醒した瞬間は、無意識に精神体と肉体とを切り離した様だが、それを意識的に精神体を切り離す事無く、そのままの身体で行うのだ!」
………………んな事できるん?
落ち着いて考えてみよう。
まず、俺の記憶は転生した前世の物を引き継いでいる様だ。
体内に宿る魂のエネルギーとかいう奴は、詳しくは不明だが、どうやら尋常じゃない総量を誇るらしい。
転生した時に、輪廻転生管理局の…多分局長から貰ったガチャ玉で色々と創造もして来た…が、一時的か恒久的にかは分からないが、今はそれを使う事は出来ない。
ガチャ玉と一緒におまけで付いて来たサラは…今はどうでもいいか。
んで、そもそも俺の魂は、無数に存在する宇宙…いや次元世界とやらが発生する原因となった、巨大なエネルギーを持った精神体の一部、っというか核となる部分の欠片だったらしい。
んで、管理局長がいる輪廻転生管理局の束縛から解放されるために、魂の覚醒? 解脱? をする必要があり、先日漸く覚醒への階段を1段昇ったらしい。
さて、大人の階段…じゃなかった、覚醒への階段を昇り始めた俺は、精神体だけは宇宙を体験できたんだが、このクソ鬼畜ひよこは、どうやら肉体ごとそれを行えと言いたいらしい。
いや、冷静に考えれば考える程、そんな事は不可能にしか思えないんだが?
「何を難しく考えておる。まだお主は生物の常識の枷を外せておらぬ様じゃな。お主は覚醒し、常識の枠から外れた存在となったのじゃぞ? 心臓程度止めた所で死んだりするわけが無かろう?」
「………………えっ?」
「たとえ首を斬り落とされた所で、お主は死なぬわ!」
それって、もはや化け物なのでは?
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