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ちょっと…見たい…かも?
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うちの嫁ーずは、基本的に物事に動じない。
なので、新しくなった月曜のひよこ師匠の指導を、全員で見学に来ている。
しかも、何のリアクションも無い…のは、そうは見えないのだが、神経がかなり図太いからなんだろう。
まあ、ひよこ師匠はアホ毛の色と口調ぐらいしかぱっと見には違いが分からないので、別に驚くほどでも無いってのもあるとは思うけど。
「では、お主にはこの修業から初めてもらおう」
そう言ってひよこ師匠が何処からともなく取り出したのは…褌?
「えっと…それをどうしろと?」
まさか、異世界で褌を締めろと!?
「無論、腰に結ぶのだよ」
やっぱりか!
「ちょ! 詳しくないから六尺だか越中だか種類は分からんけど、今まで1回も俺は褌なんて絞めた事無いぞ!?」
いや、意外と癖になるとか前世で知り合いが言ってたのを聞いた事はあるよ?
お祭りとかで褌を絞めてた人も知ってるよ?
お相撲さんのまわしだと分んないけど、一般的な褌なら締め方は知識はあるよ。
だけど、俺自身は1回も絞めた事無いんだよ!
って、よく考えたら嫁ーずが見学に来てるのに、その目の前で褌し姿を披露?
そりゃ、全身全部丸っとお互い知ってる間柄だけど、それでも恥ずかしいぞ。
「お主は、何を言っているのだ? これは褌などではない」
え、そうなの?
「トールさま、ちょっとよろしいでしょうか?」
ひよこ師匠の言葉に、ちょっと驚いていると、マチルダが割って入ってきた。
「えっと…何かな?」
「ふんどーしとは、何でしょうか?」
…そういや、この世界に褌って無かった気がする。
「えっと…」
どうやって説明したらいいんだべ?
「ほう、奥方は褌に興味があるのか?」
ひよこーーーーー!
「いえ、聞いた事が無い名前でしたので。その布の事でしょうか?」
「ふむ…。これと似た見た目をしておるぞ? 丁度良いから、お主がちょっと絞めて見せれば良かろう」
何をしれっとこっちに振ってんだよ!
「良かろう…じゃねーよ! 恥ずかしくて見せられるわきゃねーだろーが!」
こんな朝っぱらからおケツ丸出しとか、嫌すぐる!
「え、恥ずかしい事なんですか?」
メリルまで興味深々って目をしながら俺を見つめてるよ!
「恥ずかしい事…っていうか何と言うか…」
どう説明したらいいんだ?
「別に恥ずかしい事ではなかろう? 伝統的なとある国の下着では無いか」
ひよこがストレートに言いやがった!
「あら、下着なんですか?」
そうなんですよ、メリルさん!
「なるほど…でしたらこの様な日の下での披露は恥ずかしいかも知れませんね…」
マチルダさんも納得出来ましたか?
「でしたら、夜に寝室で見せて頂けばよろしいのでは?」
「は?」
ミルシェさん、今…何と仰いましたか?
「あら、それはいい案ですね!」
良い案…じゃねーよ、メリルー!
「ええ、流石はミルシェさんです!」
いや、褒めるな、マチルダ!!
「ちょっと…見たい…かも?」
え、ミレーラも見たいの?
「私もぜひ見たいぞ!」
イネスは…お前なら褌似合うかも?
「ふむ、では夜に奥方に見せつけるが良い。とる国では女性も使用しておったゆえ、共に褌を締めれば良かろうぞ」
見せつけるって…、もしもし、ひよこさん?
「6人分を渡しておこう」
そう言って、ひよこが俺に結構色とりどりの6人分の褌を手渡して来た。
何処にもってたんだ、それ?
あれ? ところで今日の修行って何すんだっけ?
なので、新しくなった月曜のひよこ師匠の指導を、全員で見学に来ている。
しかも、何のリアクションも無い…のは、そうは見えないのだが、神経がかなり図太いからなんだろう。
まあ、ひよこ師匠はアホ毛の色と口調ぐらいしかぱっと見には違いが分からないので、別に驚くほどでも無いってのもあるとは思うけど。
「では、お主にはこの修業から初めてもらおう」
そう言ってひよこ師匠が何処からともなく取り出したのは…褌?
「えっと…それをどうしろと?」
まさか、異世界で褌を締めろと!?
「無論、腰に結ぶのだよ」
やっぱりか!
「ちょ! 詳しくないから六尺だか越中だか種類は分からんけど、今まで1回も俺は褌なんて絞めた事無いぞ!?」
いや、意外と癖になるとか前世で知り合いが言ってたのを聞いた事はあるよ?
お祭りとかで褌を絞めてた人も知ってるよ?
お相撲さんのまわしだと分んないけど、一般的な褌なら締め方は知識はあるよ。
だけど、俺自身は1回も絞めた事無いんだよ!
って、よく考えたら嫁ーずが見学に来てるのに、その目の前で褌し姿を披露?
そりゃ、全身全部丸っとお互い知ってる間柄だけど、それでも恥ずかしいぞ。
「お主は、何を言っているのだ? これは褌などではない」
え、そうなの?
「トールさま、ちょっとよろしいでしょうか?」
ひよこ師匠の言葉に、ちょっと驚いていると、マチルダが割って入ってきた。
「えっと…何かな?」
「ふんどーしとは、何でしょうか?」
…そういや、この世界に褌って無かった気がする。
「えっと…」
どうやって説明したらいいんだべ?
「ほう、奥方は褌に興味があるのか?」
ひよこーーーーー!
「いえ、聞いた事が無い名前でしたので。その布の事でしょうか?」
「ふむ…。これと似た見た目をしておるぞ? 丁度良いから、お主がちょっと絞めて見せれば良かろう」
何をしれっとこっちに振ってんだよ!
「良かろう…じゃねーよ! 恥ずかしくて見せられるわきゃねーだろーが!」
こんな朝っぱらからおケツ丸出しとか、嫌すぐる!
「え、恥ずかしい事なんですか?」
メリルまで興味深々って目をしながら俺を見つめてるよ!
「恥ずかしい事…っていうか何と言うか…」
どう説明したらいいんだ?
「別に恥ずかしい事ではなかろう? 伝統的なとある国の下着では無いか」
ひよこがストレートに言いやがった!
「あら、下着なんですか?」
そうなんですよ、メリルさん!
「なるほど…でしたらこの様な日の下での披露は恥ずかしいかも知れませんね…」
マチルダさんも納得出来ましたか?
「でしたら、夜に寝室で見せて頂けばよろしいのでは?」
「は?」
ミルシェさん、今…何と仰いましたか?
「あら、それはいい案ですね!」
良い案…じゃねーよ、メリルー!
「ええ、流石はミルシェさんです!」
いや、褒めるな、マチルダ!!
「ちょっと…見たい…かも?」
え、ミレーラも見たいの?
「私もぜひ見たいぞ!」
イネスは…お前なら褌似合うかも?
「ふむ、では夜に奥方に見せつけるが良い。とる国では女性も使用しておったゆえ、共に褌を締めれば良かろうぞ」
見せつけるって…、もしもし、ひよこさん?
「6人分を渡しておこう」
そう言って、ひよこが俺に結構色とりどりの6人分の褌を手渡して来た。
何処にもってたんだ、それ?
あれ? ところで今日の修行って何すんだっけ?
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