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カ・イ・カ・ン…
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「トールさま、寝てたのか?」
もしもし、イネスさん?
「無理もありませんわねぇ…良い陽気ですもの」
まあ、ぽかぽかしてるけどね、メリルさん。
「それに…湖面を吹き抜ける風が…心地よいです…」
ああ、本当に心地いいね…ミレーラさん…。
『じゃなくて!』
ひよこ師匠と俺のツッコミがハモった。
「いやいや奥方達、ちょっと待ちたまえ! そういう意味では無い!」
「そうだぞ、3人共! 俺はうたた寝してたとかじゃ無いからな!?」
ひよこ師匠に続いて俺も説明しようと声を荒げたが、
『えっ?』
3人は、きょとんとしていた。
「ちょ~っと、師匠お耳を拝借」
ひよこだからどこが耳かは分からんけど…この辺かな?
「あ~うん? どうした?」
ひよこ師匠のすぐ横まで俺はずりずりと正座のままで近づき、
「この3人はゴニョゴニョ…でムニャムニャ…なので、ボソボソ…」
「むむむ? では、ホニャララでナンチャラカンチャラした方がいいか?」
「では、こうしてこうしてこうやって…」
「なるほど。では、奥方達には…ああしてこうしてくれる様に頼むか?」
取りあえず、打ち合わせ完了。
「って事で、取りあえず3人は邸にハウス!」
邸も俺の家でハウスだから、何か言ってる事がおかしいのは自覚してる。
「奥方達は、少し席を外してくれないかな。私と彼と2人っきりで、少しだけ今後の事を話したいので…」
ひよこ師匠、その言い方はおかしな誤解を生むぞ?
「な、何を2人でなさる気なんですか!?」
ほれ、メリルが喰いついた。
「ひよこ師匠のその中身は人族と見受けられる…しかも男…まさか衆道!?」
違うわ! 誰がイネスにまで腐教したんだよ!
「ふ、不潔です…ぐすん…」
いや、盛大な勘違いで泣くな、ミレーラ!
「大〇の階段、上る~♪ 君はまだ~シンデレラさ~♪」
「今その歌を歌うんじゃねーよ、クソひよこがー!」
ってか、何でその歌を知ってんだよ、ひよこのくせに!
絶対に話をややこしくして楽しんでんだろ、こいつは!
「お、大人のかい…だん…」
いや、メリルさん…あのね?
「衆道は大人の階段か…なるほど」
そこから離れろ、腐れイネス!
「シンデレラって…何ですか?」
ああ、うん…とある童話の主人公だね、ミレーラさん。
混乱する場に、ひよこの声が響き渡った。
「みんな、落ち着き給え」
「お前が引っ掻き回したんだろうが、クソひよこーーーー!」
ぜはぁぜはぁぜはぁ…はぁ…はぁ…。
もう怒鳴り散らして息が切れるわ、喉が痛いわ…散々だよ!
取りあえず、どうにかこうにか3人には、絶対におかしな事はしないと話して聞かせて、邸へと戻ってもらった。
でも、絶対に邸で皆に話んだろうな…この事。
「それで、覚せ…」
「やっと二人っきりになれたね、トール君」
何を男前なセリフ吐いてやがるんですか、このクソひよこは!
「だから、そういうのを止めろと言ってんだよ! 誰かに聞かれたどうすんだ!」
絶対に誰かが聞き耳立ててるぞ?
「で、覚せい剤と君は言いかけたのかね? 薬物乱用は、ダメ。ゼッタイ!」
「ちゃうわ! 覚醒って言いかけたんだよ! ってか、何でそのネタ知ってんだ?」
前世でも今世でもやった事無いわ!
「なんだ、つまらん…」
ひよこ顔なのに、目茶苦茶がっかりしてるの分かるぞ?
「いや、お前…何を期待しとるん?」
「期待しているのは君だろう?」
へっ?
「私と2人きりになりたいだなんて…。私は、そっちは初めてだから、優しくしてくれるかい?」
「いや、ちょ…」
「それとも、君が受けかい? 誘い受けとは…なかなかビッチだね、君」
「あほかーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
「ああ、なんだ。やっぱり君が攻めなのか。ちょっと緊張するな…ぽっ♡」
「…お前、マジでしばくぞ?」
「そ、その拳は何!? じょ、冗談じゃ無いか! ちょっとしたお茶目だよ!」
「ほう?」
「だ、だから、ちょっと落ち着き給え。や、やめてー! 顔ぶたないで! 私、女優なんだから!」
「お前は薬師丸〇ろ子かーーー!」
ケツを思いっきり蹴り上げてやった!
「カ・イ・カ・ン…」
ぞわわわわわ…マジもんの変態だ…こいつ!
もしもし、イネスさん?
「無理もありませんわねぇ…良い陽気ですもの」
まあ、ぽかぽかしてるけどね、メリルさん。
「それに…湖面を吹き抜ける風が…心地よいです…」
ああ、本当に心地いいね…ミレーラさん…。
『じゃなくて!』
ひよこ師匠と俺のツッコミがハモった。
「いやいや奥方達、ちょっと待ちたまえ! そういう意味では無い!」
「そうだぞ、3人共! 俺はうたた寝してたとかじゃ無いからな!?」
ひよこ師匠に続いて俺も説明しようと声を荒げたが、
『えっ?』
3人は、きょとんとしていた。
「ちょ~っと、師匠お耳を拝借」
ひよこだからどこが耳かは分からんけど…この辺かな?
「あ~うん? どうした?」
ひよこ師匠のすぐ横まで俺はずりずりと正座のままで近づき、
「この3人はゴニョゴニョ…でムニャムニャ…なので、ボソボソ…」
「むむむ? では、ホニャララでナンチャラカンチャラした方がいいか?」
「では、こうしてこうしてこうやって…」
「なるほど。では、奥方達には…ああしてこうしてくれる様に頼むか?」
取りあえず、打ち合わせ完了。
「って事で、取りあえず3人は邸にハウス!」
邸も俺の家でハウスだから、何か言ってる事がおかしいのは自覚してる。
「奥方達は、少し席を外してくれないかな。私と彼と2人っきりで、少しだけ今後の事を話したいので…」
ひよこ師匠、その言い方はおかしな誤解を生むぞ?
「な、何を2人でなさる気なんですか!?」
ほれ、メリルが喰いついた。
「ひよこ師匠のその中身は人族と見受けられる…しかも男…まさか衆道!?」
違うわ! 誰がイネスにまで腐教したんだよ!
「ふ、不潔です…ぐすん…」
いや、盛大な勘違いで泣くな、ミレーラ!
「大〇の階段、上る~♪ 君はまだ~シンデレラさ~♪」
「今その歌を歌うんじゃねーよ、クソひよこがー!」
ってか、何でその歌を知ってんだよ、ひよこのくせに!
絶対に話をややこしくして楽しんでんだろ、こいつは!
「お、大人のかい…だん…」
いや、メリルさん…あのね?
「衆道は大人の階段か…なるほど」
そこから離れろ、腐れイネス!
「シンデレラって…何ですか?」
ああ、うん…とある童話の主人公だね、ミレーラさん。
混乱する場に、ひよこの声が響き渡った。
「みんな、落ち着き給え」
「お前が引っ掻き回したんだろうが、クソひよこーーーー!」
ぜはぁぜはぁぜはぁ…はぁ…はぁ…。
もう怒鳴り散らして息が切れるわ、喉が痛いわ…散々だよ!
取りあえず、どうにかこうにか3人には、絶対におかしな事はしないと話して聞かせて、邸へと戻ってもらった。
でも、絶対に邸で皆に話んだろうな…この事。
「それで、覚せ…」
「やっと二人っきりになれたね、トール君」
何を男前なセリフ吐いてやがるんですか、このクソひよこは!
「だから、そういうのを止めろと言ってんだよ! 誰かに聞かれたどうすんだ!」
絶対に誰かが聞き耳立ててるぞ?
「で、覚せい剤と君は言いかけたのかね? 薬物乱用は、ダメ。ゼッタイ!」
「ちゃうわ! 覚醒って言いかけたんだよ! ってか、何でそのネタ知ってんだ?」
前世でも今世でもやった事無いわ!
「なんだ、つまらん…」
ひよこ顔なのに、目茶苦茶がっかりしてるの分かるぞ?
「いや、お前…何を期待しとるん?」
「期待しているのは君だろう?」
へっ?
「私と2人きりになりたいだなんて…。私は、そっちは初めてだから、優しくしてくれるかい?」
「いや、ちょ…」
「それとも、君が受けかい? 誘い受けとは…なかなかビッチだね、君」
「あほかーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
「ああ、なんだ。やっぱり君が攻めなのか。ちょっと緊張するな…ぽっ♡」
「…お前、マジでしばくぞ?」
「そ、その拳は何!? じょ、冗談じゃ無いか! ちょっとしたお茶目だよ!」
「ほう?」
「だ、だから、ちょっと落ち着き給え。や、やめてー! 顔ぶたないで! 私、女優なんだから!」
「お前は薬師丸〇ろ子かーーー!」
ケツを思いっきり蹴り上げてやった!
「カ・イ・カ・ン…」
ぞわわわわわ…マジもんの変態だ…こいつ!
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