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次週、また会おう!
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「どうした、随分と疲れている様に見えるが、何かあったのか?」
それは、ミレーラとマチルダの妊娠発覚の週明けの月曜日にやって来たひよこ師匠の第一声だ。
「いえ、何も無いです…」
そんなに疲労感滲み出てたか、俺?
「何もない事は無いと思うのだが…。現に君の隣のイネス君も、やけにしょんぼりとしている様に見えるが?」
「何も…無いです…よ?」
少ししょんぼり気味のイネスも、何も無いと答えた。
「ふむ…悪いが、私は夫婦間の問題や諍いは関与しない方針なので、そういった問題であるならば、君達で解決してくれたまえ?」
何を言い出すんだ、このひよこめ!
「いや、別に俺とイネスは喧嘩とかしてないし」
「そ、そうです! 私達は別に喧嘩なんてしてないです! ただちょっと…」
俺がはっきりと言い切ったにもかかわらず、イネスが口の中でゴニョゴニョと呟いたため、ひよこ師匠の追及が始まってしまった。
「ただちょっと?」
ってか、お前は夫婦間の問題に関与しないんじゃ無かったのかよ!
「えっと…第一夫人と第二夫人が出産したのはご存知ですよね?」
お、おいおい! 何を言おうとしてんだ?
「うむ。先日第三夫人と第四夫人も懐妊したとか。おめでたい事だ」
イネスさんや、もうその辺りでおしゃべりは止めないか?
「私はトール様の妻の中で、最も年上なのですが…まだなのです…」
「それは大問題であるな」
ひよこ師匠、もしかしてこの状況を面白がってないか?
「私だけが妊娠も出産もして無いのですから、この週末はがっつりと妊活出来ると思っていたのですが…」
「が?」
いや、やっぱひよこ師匠、面白がってるよな?
「第一夫人と第二夫人が、妊活に復帰したのです! あり得ないでしょう? だって2人はすでに子供を産んでるんですよ? だったらまだ妊娠して無い私にトールさまの独占権を与えてくれても良いじゃないですか!」
「お、おう…」
あ、ひよこ師匠…イネスの勢いで腰が引けたな?
「今までトールさまのお相手は必ず複数でしたから、何回も出来なかったんですよ! だって、トールさまの持続時間と回復速度とを考えたら、3人でも一晩で3回が限度じゃないですか!」
「君…3人で3回って…絶倫ハーレム野郎だな…」
「うるせーよ!」
誰が絶倫ハーレム野郎だ、誰が!
「だから、独り占めできれば私だけで9回は逝けたはずなんです!」
「ま、まぁ…計算上は、そうでございましょうね…」
ひよこ師匠、言葉遣いがおかしいですよ?
ってか、イネスは逝けたって言ったか? それとも、俺の脳内で変換された漢字がおかしいのか?
「妊娠の確率は3倍ですよ、3倍!」
「いや…妊娠というのは、色々なタイミングが重なり合い、偶然や奇跡といった事が連続して起きた結果でなるものであってね、回数が3倍になったから妊娠確率が3倍になるっていうほど簡単な物でも無いのですよ?」
何を真面目に回答してんだよ、クソひよこが!
「なのに、メリルとミルシェが戦線復帰してきやがって…! しかも、お義母さまや人魚さん達から新たに授けられたテニックでトールさまの子種を絞り取ろうとするし! あんなテクニックがあるなんて…何で私には秘密にしてたんですかーーー!」
とうとう、イネスが爆発した。
「いや、私はそんな事、知らんし! ちょ、ほ、ほれ…君! 君の妻なんだから、何とかしたまえ!」
「お前が火に油を注いだんだろうが! 大火事になったからって、こっちに振るんじゃねーよ!」
そっとしとけば、イネスも何も言わなかったんだよ、この駄ひよこが!
「よ、よし! 本日の修行は、自習とする。次週、また会おう!」
「そりゃ洒落か? 駄洒落なのか? ってか、どこ行くんだこのクソひよこ!」
「トールさまも、あの新技ではすぐに逝ってたぐらいだし、やはりここは私も習得せねば! やはり、口と手を同時に使って3カ所を攻めねばならないのか…。これは修業が必要だな」
おい、ひよこ! イネスが変なテクニックに目覚めちまったじゃねーか!
いつもは脳筋で気が強く、普段は明け透けな物言いをするイネスが、実はベッドの上では貞淑な淑女ってのがギャップ萌えポイントだったんだぞ!? これで夜は娼婦とかなったら、あの恐ろしいスタミナで俺が枯れるじゃゃねーか!
オイコラ、逃げるなひよこ!
「がーーー! 逃げるなーーーーーーー!」
それは、ミレーラとマチルダの妊娠発覚の週明けの月曜日にやって来たひよこ師匠の第一声だ。
「いえ、何も無いです…」
そんなに疲労感滲み出てたか、俺?
「何もない事は無いと思うのだが…。現に君の隣のイネス君も、やけにしょんぼりとしている様に見えるが?」
「何も…無いです…よ?」
少ししょんぼり気味のイネスも、何も無いと答えた。
「ふむ…悪いが、私は夫婦間の問題や諍いは関与しない方針なので、そういった問題であるならば、君達で解決してくれたまえ?」
何を言い出すんだ、このひよこめ!
「いや、別に俺とイネスは喧嘩とかしてないし」
「そ、そうです! 私達は別に喧嘩なんてしてないです! ただちょっと…」
俺がはっきりと言い切ったにもかかわらず、イネスが口の中でゴニョゴニョと呟いたため、ひよこ師匠の追及が始まってしまった。
「ただちょっと?」
ってか、お前は夫婦間の問題に関与しないんじゃ無かったのかよ!
「えっと…第一夫人と第二夫人が出産したのはご存知ですよね?」
お、おいおい! 何を言おうとしてんだ?
「うむ。先日第三夫人と第四夫人も懐妊したとか。おめでたい事だ」
イネスさんや、もうその辺りでおしゃべりは止めないか?
「私はトール様の妻の中で、最も年上なのですが…まだなのです…」
「それは大問題であるな」
ひよこ師匠、もしかしてこの状況を面白がってないか?
「私だけが妊娠も出産もして無いのですから、この週末はがっつりと妊活出来ると思っていたのですが…」
「が?」
いや、やっぱひよこ師匠、面白がってるよな?
「第一夫人と第二夫人が、妊活に復帰したのです! あり得ないでしょう? だって2人はすでに子供を産んでるんですよ? だったらまだ妊娠して無い私にトールさまの独占権を与えてくれても良いじゃないですか!」
「お、おう…」
あ、ひよこ師匠…イネスの勢いで腰が引けたな?
「今までトールさまのお相手は必ず複数でしたから、何回も出来なかったんですよ! だって、トールさまの持続時間と回復速度とを考えたら、3人でも一晩で3回が限度じゃないですか!」
「君…3人で3回って…絶倫ハーレム野郎だな…」
「うるせーよ!」
誰が絶倫ハーレム野郎だ、誰が!
「だから、独り占めできれば私だけで9回は逝けたはずなんです!」
「ま、まぁ…計算上は、そうでございましょうね…」
ひよこ師匠、言葉遣いがおかしいですよ?
ってか、イネスは逝けたって言ったか? それとも、俺の脳内で変換された漢字がおかしいのか?
「妊娠の確率は3倍ですよ、3倍!」
「いや…妊娠というのは、色々なタイミングが重なり合い、偶然や奇跡といった事が連続して起きた結果でなるものであってね、回数が3倍になったから妊娠確率が3倍になるっていうほど簡単な物でも無いのですよ?」
何を真面目に回答してんだよ、クソひよこが!
「なのに、メリルとミルシェが戦線復帰してきやがって…! しかも、お義母さまや人魚さん達から新たに授けられたテニックでトールさまの子種を絞り取ろうとするし! あんなテクニックがあるなんて…何で私には秘密にしてたんですかーーー!」
とうとう、イネスが爆発した。
「いや、私はそんな事、知らんし! ちょ、ほ、ほれ…君! 君の妻なんだから、何とかしたまえ!」
「お前が火に油を注いだんだろうが! 大火事になったからって、こっちに振るんじゃねーよ!」
そっとしとけば、イネスも何も言わなかったんだよ、この駄ひよこが!
「よ、よし! 本日の修行は、自習とする。次週、また会おう!」
「そりゃ洒落か? 駄洒落なのか? ってか、どこ行くんだこのクソひよこ!」
「トールさまも、あの新技ではすぐに逝ってたぐらいだし、やはりここは私も習得せねば! やはり、口と手を同時に使って3カ所を攻めねばならないのか…。これは修業が必要だな」
おい、ひよこ! イネスが変なテクニックに目覚めちまったじゃねーか!
いつもは脳筋で気が強く、普段は明け透けな物言いをするイネスが、実はベッドの上では貞淑な淑女ってのがギャップ萌えポイントだったんだぞ!? これで夜は娼婦とかなったら、あの恐ろしいスタミナで俺が枯れるじゃゃねーか!
オイコラ、逃げるなひよこ!
「がーーー! 逃げるなーーーーーーー!」
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