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恐るべし…
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涙の数だ~け、強くな〇~るよ~♪ アスファルト~〇咲~く、花の~よ〇に~♪
前世で聞いてた女性シンガーソングライターのあの名曲の様に、きっとイネスは優しく強く綺麗になるだろう。
「ちゃんと、聞いてますか? 貴方も四天王とかおかしいと思いますよね!?」
まだリリアさんの発作は続いてた…。
まあ、彼女の言いたい事も何となく分かるけど、そういったテンプレのラノベとかアニメとか…実は好きだったんだよね…俺。
ん? そう言えばちょっと気になる事が。
「な、なぁ…、ミレーラもマチルダも、どうやって妊娠が分かったの?」
前世みたいな妊娠検査キットとか無いはずだよね…確か?
「えと…私は、なんとなく最近…体が怠いなぁって感じて…」
ミレーラは怠かったん?
「私は、もう月の障りが来てもいいはずなのに、一向にその気配がないため…」
月の障り? ああ、生理の事ね…。
「2人で…」「魔族の女医さんに往診をお願いしたのです」
なるほど、そんで妊娠発覚したと。
「お医者様が仰るには…」「大体の計算で、妊娠5週目との事です」
…妊娠の第何週とかの計算って、男にはさっぱりわからん。
だけど、兎にも角にも、
「なるほどな。我が家のかかりつけのあの女医さんが言うならば間違い無いだろう。だけど、まだまだ流産しやすい時期だから、ちゃんと暖かくして部屋で大人しくしててくれよな」
「「はいっ」」
うんうん、2人共いい笑顔だ。
「…くっくっくこれで当分の間、トールさまを独り占めに…」
「何か言ったか、イネス?」
「いえ、何も」
おかしいなぁ…何か不穏な気配とともも、ブツブツ呟く声が聞こえた気が?
すると、今まで黙って俺達の会話を聞いていたメリルとミルシェが、
「では、次の夜のお勤めは、ミレーラとマチルダが抜けるという事ですよね」
夜のお務めって、ちょっと言葉を選ぼうか、メリルよ…。
「そうすると、イネスさんの負担が大きくなりますね」
…どういう意味でしょうか、ミルシェさん?
「わ、私は負担などとは…」
「いいえ、イネスさん! ですから次からは…」
「復帰した私とメリルさんもローテーションに戻ります!」
イネスが何か言いかけた所に、メリルとミルシェが被せぎみに宣言した。
「ちょ!」「えっ!?」
俺とイネスが同時に声をあげる。
「ミレーラ達を往診して下さった魔族の女医さんにも、OKを頂きましたから」
「そろそろ、私達も2人目を目指そうと思います」
メリルとミルシェが何故か向かい合ってガッチリと右腕を組んで…って、
「超人バ〇ム・1かよ!」
『ちょーじ〇ばろむわん?』
思わず突っ込んでしまった俺だったが、嫁ーず全員が首を傾げてしまった。
ちょっと離れた所にいた、幼馴染の超ラブラブ転移組であるユズユズ夫婦と、サラとリリアさんがめっちゃ笑ってたけど…。
マ〇ハロッドで、ブロロ〇ロ~ ブ〇ロロ~ ブロロロ〇~~♪
って、主題歌を歌うな、ユズカ!
そ、そういやアレも敵は魔人だったな…魔王とか魔人って同類?
まてよ? 特撮物っのボスって、悪役で魔王ポジだから…もしかしたら、またリリアさんが発狂する?
「大魔人ド〇ゲは魔王と同義! しかも超人バロ〇・1は勇者ポジ! ま、まさかそんな昔から原作者も魔王対勇者の構図が当たり前だと思ってたのか!?」
「そう言いますが、あの超絶スナイパーで『俺は本能的に後ろに立つ者を排除する』とかいうゲジ眉のゴ〇ゴ13と原作者は一緒ですよ、リリア?」
え、そうだったの? よく知ってな、サラは!
「ああ、そう言えば昔そんな漫画を描いてた局員がいましたね」
「さ〇とう・たかを先生も局員だったのかよぉぉぉぉぉー!」
やはり管理局…恐るべし…だな…。
「そ、そんな…当分はトールさまを独占できると思ったのにぃぃぃ!」
「何を言っているのですか、イネスさん! 確かに貴女に苦悩も分かりますし、同情もしますが、それとこれとは別です!」
「そうです、イネスさんの妊娠も大事なの事ですが、トールさまと2人っきりは絶対に許しません!」
「だ、だけど…2人は子供を放っておいていいのですか?」
「全然、問題無いです!」
「そうです、ドワーフメイド衆が面倒を見てくれると言ってました!」
「そんなぁ………がっくし…」
うん、あっちは何か言い合ってるけど、ほっとこ…。
混ざると危険だ…。
前世で聞いてた女性シンガーソングライターのあの名曲の様に、きっとイネスは優しく強く綺麗になるだろう。
「ちゃんと、聞いてますか? 貴方も四天王とかおかしいと思いますよね!?」
まだリリアさんの発作は続いてた…。
まあ、彼女の言いたい事も何となく分かるけど、そういったテンプレのラノベとかアニメとか…実は好きだったんだよね…俺。
ん? そう言えばちょっと気になる事が。
「な、なぁ…、ミレーラもマチルダも、どうやって妊娠が分かったの?」
前世みたいな妊娠検査キットとか無いはずだよね…確か?
「えと…私は、なんとなく最近…体が怠いなぁって感じて…」
ミレーラは怠かったん?
「私は、もう月の障りが来てもいいはずなのに、一向にその気配がないため…」
月の障り? ああ、生理の事ね…。
「2人で…」「魔族の女医さんに往診をお願いしたのです」
なるほど、そんで妊娠発覚したと。
「お医者様が仰るには…」「大体の計算で、妊娠5週目との事です」
…妊娠の第何週とかの計算って、男にはさっぱりわからん。
だけど、兎にも角にも、
「なるほどな。我が家のかかりつけのあの女医さんが言うならば間違い無いだろう。だけど、まだまだ流産しやすい時期だから、ちゃんと暖かくして部屋で大人しくしててくれよな」
「「はいっ」」
うんうん、2人共いい笑顔だ。
「…くっくっくこれで当分の間、トールさまを独り占めに…」
「何か言ったか、イネス?」
「いえ、何も」
おかしいなぁ…何か不穏な気配とともも、ブツブツ呟く声が聞こえた気が?
すると、今まで黙って俺達の会話を聞いていたメリルとミルシェが、
「では、次の夜のお勤めは、ミレーラとマチルダが抜けるという事ですよね」
夜のお務めって、ちょっと言葉を選ぼうか、メリルよ…。
「そうすると、イネスさんの負担が大きくなりますね」
…どういう意味でしょうか、ミルシェさん?
「わ、私は負担などとは…」
「いいえ、イネスさん! ですから次からは…」
「復帰した私とメリルさんもローテーションに戻ります!」
イネスが何か言いかけた所に、メリルとミルシェが被せぎみに宣言した。
「ちょ!」「えっ!?」
俺とイネスが同時に声をあげる。
「ミレーラ達を往診して下さった魔族の女医さんにも、OKを頂きましたから」
「そろそろ、私達も2人目を目指そうと思います」
メリルとミルシェが何故か向かい合ってガッチリと右腕を組んで…って、
「超人バ〇ム・1かよ!」
『ちょーじ〇ばろむわん?』
思わず突っ込んでしまった俺だったが、嫁ーず全員が首を傾げてしまった。
ちょっと離れた所にいた、幼馴染の超ラブラブ転移組であるユズユズ夫婦と、サラとリリアさんがめっちゃ笑ってたけど…。
マ〇ハロッドで、ブロロ〇ロ~ ブ〇ロロ~ ブロロロ〇~~♪
って、主題歌を歌うな、ユズカ!
そ、そういやアレも敵は魔人だったな…魔王とか魔人って同類?
まてよ? 特撮物っのボスって、悪役で魔王ポジだから…もしかしたら、またリリアさんが発狂する?
「大魔人ド〇ゲは魔王と同義! しかも超人バロ〇・1は勇者ポジ! ま、まさかそんな昔から原作者も魔王対勇者の構図が当たり前だと思ってたのか!?」
「そう言いますが、あの超絶スナイパーで『俺は本能的に後ろに立つ者を排除する』とかいうゲジ眉のゴ〇ゴ13と原作者は一緒ですよ、リリア?」
え、そうだったの? よく知ってな、サラは!
「ああ、そう言えば昔そんな漫画を描いてた局員がいましたね」
「さ〇とう・たかを先生も局員だったのかよぉぉぉぉぉー!」
やはり管理局…恐るべし…だな…。
「そ、そんな…当分はトールさまを独占できると思ったのにぃぃぃ!」
「何を言っているのですか、イネスさん! 確かに貴女に苦悩も分かりますし、同情もしますが、それとこれとは別です!」
「そうです、イネスさんの妊娠も大事なの事ですが、トールさまと2人っきりは絶対に許しません!」
「だ、だけど…2人は子供を放っておいていいのですか?」
「全然、問題無いです!」
「そうです、ドワーフメイド衆が面倒を見てくれると言ってました!」
「そんなぁ………がっくし…」
うん、あっちは何か言い合ってるけど、ほっとこ…。
混ざると危険だ…。
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