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手加減…?
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週末
いや、あのね?
俺もただ毎日鍛錬だけしてるわけじゃないんだよ?
え、お前はただ嫁達とイチャイチャしてるだけのハーレム野郎だろ…って?
それも違うぞ! 絶対にそれだけは違う!
何? 嫁が5人もいるだけで、完璧に有罪だ…って、有罪なの!?
だから、ちょっと俺の話も聞いて! お願いだから!
俺の名前は、トールヴァルド・デ・アルテアン。
一応、王国から伯爵位を賜っている。
この王国では、貴族位そのものを嫡子だからとか実子だからとかで継ぐ事は無い。
確かに、平民、勲民、貴民という差はあるが、それも平民であろうとも王国の試験を受ければ勲民になれるし、貴民にもなれる。
分り易く言えば、平の公務員が勲民で、係長以上の肩書が付けば貴民? ちょっと違うけど、そんな感じで考えて欲しい。
んで、貴民になって、さらに役職が部長クラスになると、爵位が付く感じ。
んで、王国が何らかの報酬として領地を与えられた者も、やっぱり爵位が貰える。
役職で爵位を貰った者達は、基本的に子爵、男爵、子爵って感じで昇爵。
領地を賜った場合は、男爵から順に上がる。
うちの父さんは、元は平民だったけど武功をあげたおかげで勲民となり、勲民でありながら褒賞として王国の端っこに領地を貰えた。
取りあえず、大人しくコツコツと領地を開拓して納税出来るようになれば、貴民として認められて男爵とか子爵となる予定だった。
んで、そこの長男として生れた俺は、幼少期からコツコツ勉強して昔の中国の科挙みたいな試験の合格を目指し、合格すれば平の勲民となって、頑張って貴民となり爵位を貰えればいいなぁ…感じだった。
だけど、隣国である聖国との戦争でやらかした事もあり、何故か爵位を何の苦労も無く手に入れてしまったのだ。
まあ、王女が俺の婚約者として決まったため、婿が無爵位だとまずいと考えた陛下の思惑があった事は想像に難くない。
まあ、父さんが将来的な事を考えて、まだ9歳だった幼い俺に未開の土地を領地として任せた事も、陛下が爵位を俺に与える口実になった気がしないでもない…ん?
今考えたら、もしかして俺が爵位を賜ったのって、陛下と父さんの企みのせいか?
もう伯爵なんだから、今更過去の事をぐちぐち言っても仕方ないけどね。
あ、取りあえず爵位の説明の途中だったな。
えっと、領地持ちもそうでない場合も、伯爵だともう日本でいえば知事ぐらいの権力と財力を手にする事が出来る。
侯爵だと、もう国の重鎮となり、日本でいえば大臣クラスだな。
公爵ってのは、ちょっと特殊で、王家の直系男子にだけ許される爵位だから、詳しい説明は割愛しまふ。
疲れるな…説明。
ちなみに、領地持ちの爵位ってのは、基本的に領地の発展具合で変わる。
人工、産業、面積に経済状況に納税額とか、とにかく色んな要素が複雑怪奇に絡み合って決まるのだ。
父さんは、最初は老若男女合わせても領民120人という小さな村だけしかない土地だけは広大な領地だったんで無爵だったんだ。
あの村を発展させれば、勝手に爵位も上がって行った事だろう。
まあ、俺がモフリーナのダンジョンと色々ゴニョゴニョしたり、戦争で色々とやらかしたせいで一気に村が発展して、あれよあれよと爵位も上がったけど…。
俺の領地も、実は面積は広いが、そのほとんどは手付かずの未開の地。
街だって1つしかないし、魔族さんの小さな村がこっそりある程度だ。
ドワーフにエルフが住む、領地の3/4にもなる森林地帯は完全に未開の地。
遥か南にある海にも人魚さん達がワラワラと住んでいたりするが、エルフもドワーフも人魚さん達も、基本的には税の徴収をしていないので、領地的には領民の人数に入れて無いんだ。
って事は、本当の意味で定住してくれてる人数で言うと、人と魔族さんで…男爵程度の爵位のはずなんだよなぁ。
経済的にだけは、他の伯爵位の領地の数十倍も発展してるけど、これのおかげ俺が伯爵位であっても誰も文句を言わないらしい。
いや、聖なる女神ネス様なんてものをでっち上げ、戦争で披露したりしたからってのもあるけどね。
「もう考え事は終わりましたか?」
俺の右横からミレーラが。
「えっ?」
「さっきから、ずっと上の空だったからな」
左横からはイネスが。
「えっと…」
「昨夜は連日のひよこ師匠の鍛錬でお疲れかと思って手加減しましたが…」
俺の腹の上に乗っているマチルダが。
「手加減…?」
「「「今夜はまだまだ頑張ってもらいますよ?」」」
そして3人が声を揃えて言った。
「んぎゃ!」
何とか嫁ーずとの戦いを終えた俺だったのに、1戦だけではだめだと?
いや、回数こなしたから妊娠するとかガセだよ?
出来る時には1回でも出来るもんだからね?
ちょ、皆してどこに手を伸ばしてん…の…あっ♡
いや、あのね?
俺もただ毎日鍛錬だけしてるわけじゃないんだよ?
え、お前はただ嫁達とイチャイチャしてるだけのハーレム野郎だろ…って?
それも違うぞ! 絶対にそれだけは違う!
何? 嫁が5人もいるだけで、完璧に有罪だ…って、有罪なの!?
だから、ちょっと俺の話も聞いて! お願いだから!
俺の名前は、トールヴァルド・デ・アルテアン。
一応、王国から伯爵位を賜っている。
この王国では、貴族位そのものを嫡子だからとか実子だからとかで継ぐ事は無い。
確かに、平民、勲民、貴民という差はあるが、それも平民であろうとも王国の試験を受ければ勲民になれるし、貴民にもなれる。
分り易く言えば、平の公務員が勲民で、係長以上の肩書が付けば貴民? ちょっと違うけど、そんな感じで考えて欲しい。
んで、貴民になって、さらに役職が部長クラスになると、爵位が付く感じ。
んで、王国が何らかの報酬として領地を与えられた者も、やっぱり爵位が貰える。
役職で爵位を貰った者達は、基本的に子爵、男爵、子爵って感じで昇爵。
領地を賜った場合は、男爵から順に上がる。
うちの父さんは、元は平民だったけど武功をあげたおかげで勲民となり、勲民でありながら褒賞として王国の端っこに領地を貰えた。
取りあえず、大人しくコツコツと領地を開拓して納税出来るようになれば、貴民として認められて男爵とか子爵となる予定だった。
んで、そこの長男として生れた俺は、幼少期からコツコツ勉強して昔の中国の科挙みたいな試験の合格を目指し、合格すれば平の勲民となって、頑張って貴民となり爵位を貰えればいいなぁ…感じだった。
だけど、隣国である聖国との戦争でやらかした事もあり、何故か爵位を何の苦労も無く手に入れてしまったのだ。
まあ、王女が俺の婚約者として決まったため、婿が無爵位だとまずいと考えた陛下の思惑があった事は想像に難くない。
まあ、父さんが将来的な事を考えて、まだ9歳だった幼い俺に未開の土地を領地として任せた事も、陛下が爵位を俺に与える口実になった気がしないでもない…ん?
今考えたら、もしかして俺が爵位を賜ったのって、陛下と父さんの企みのせいか?
もう伯爵なんだから、今更過去の事をぐちぐち言っても仕方ないけどね。
あ、取りあえず爵位の説明の途中だったな。
えっと、領地持ちもそうでない場合も、伯爵だともう日本でいえば知事ぐらいの権力と財力を手にする事が出来る。
侯爵だと、もう国の重鎮となり、日本でいえば大臣クラスだな。
公爵ってのは、ちょっと特殊で、王家の直系男子にだけ許される爵位だから、詳しい説明は割愛しまふ。
疲れるな…説明。
ちなみに、領地持ちの爵位ってのは、基本的に領地の発展具合で変わる。
人工、産業、面積に経済状況に納税額とか、とにかく色んな要素が複雑怪奇に絡み合って決まるのだ。
父さんは、最初は老若男女合わせても領民120人という小さな村だけしかない土地だけは広大な領地だったんで無爵だったんだ。
あの村を発展させれば、勝手に爵位も上がって行った事だろう。
まあ、俺がモフリーナのダンジョンと色々ゴニョゴニョしたり、戦争で色々とやらかしたせいで一気に村が発展して、あれよあれよと爵位も上がったけど…。
俺の領地も、実は面積は広いが、そのほとんどは手付かずの未開の地。
街だって1つしかないし、魔族さんの小さな村がこっそりある程度だ。
ドワーフにエルフが住む、領地の3/4にもなる森林地帯は完全に未開の地。
遥か南にある海にも人魚さん達がワラワラと住んでいたりするが、エルフもドワーフも人魚さん達も、基本的には税の徴収をしていないので、領地的には領民の人数に入れて無いんだ。
って事は、本当の意味で定住してくれてる人数で言うと、人と魔族さんで…男爵程度の爵位のはずなんだよなぁ。
経済的にだけは、他の伯爵位の領地の数十倍も発展してるけど、これのおかげ俺が伯爵位であっても誰も文句を言わないらしい。
いや、聖なる女神ネス様なんてものをでっち上げ、戦争で披露したりしたからってのもあるけどね。
「もう考え事は終わりましたか?」
俺の右横からミレーラが。
「えっ?」
「さっきから、ずっと上の空だったからな」
左横からはイネスが。
「えっと…」
「昨夜は連日のひよこ師匠の鍛錬でお疲れかと思って手加減しましたが…」
俺の腹の上に乗っているマチルダが。
「手加減…?」
「「「今夜はまだまだ頑張ってもらいますよ?」」」
そして3人が声を揃えて言った。
「んぎゃ!」
何とか嫁ーずとの戦いを終えた俺だったのに、1戦だけではだめだと?
いや、回数こなしたから妊娠するとかガセだよ?
出来る時には1回でも出来るもんだからね?
ちょ、皆してどこに手を伸ばしてん…の…あっ♡
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