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自己紹介…?
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「ふむ、毎日の鍛錬、ご苦労様じゃのぉ」
俺とイネスの鍛錬が終るのを待っていたかのように裏庭に姿を現し声を掛けて来たのは、金髪のじゃロリのボーディだった。
そしてその後ろにずらりと並ぶのは、噂では聞いていた例の軍団だ。
「今日はお主に紹介したい者達が居っての、連れてきたんじゃ」
でしょうね…見えてますから分かります。
「妾の後ろに並ぶのは、すでに覚醒して解脱を果たした先達たちじゃ」
あの格好で覚醒してるのかぁ…そっかぁ…。
「………まあ、お主の異次元同位体でもあるがのぉ…」
ん? 何か言ったか、ボーディ?
まあ、そんな事よりも大事なのは、ボーディの後ろの面子だよね。
「お初にお目にかかる。私の事は、ひよこAとでも呼んで欲しい」
「は、え、あ…はい。私はトールヴァルド・デ・アルテアンと申します。王国より伯爵位を…「あ、知ってるから」…あ、そですか…」
どうやらひよこAさんは、俺の事は知っているらしい。
「僕が来たからには元気100倍! ひよこBだよ!」
「ぼ、ほくは、ひよこCなんだな…お、お、おにぎりが、すきです…まる」
「お前の物はの物は俺の物、俺の物は俺の物! ひよこDだ!」
「ひよこEなのだ! これでいいのだ!」
「君と僕とはともだちんこ! ひよこFぶぁい!」
「君も人生に命をかけてくれ! このV3…じゃない、ひよこGと共に!」
何だ何だ?
ひよこ達が次々に自己紹介…これって自己紹介か? を始めたぞ?
しかも、結構危険なネタだらけだ!
俺が混乱している間も、ひよこ達は自己紹介を続けているが、
「…誰が誰なのか、さっぱりわからん…」
うん、見た目は全員一緒だよな?
ひよこ達の頭のてっぺんから、ぴよよ~んと1本伸びたアホ毛の色が違うみたいだけど、それも色合いが微妙過ぎて見分けがつかん!
「あ~、皆ちょっとストップ! 急すぎて彼が混乱しているぞ?」
んっと、一番まともそうだから…多分、ひよこAさん…かな?
『おお、すまんの~!』
その謝り方…まさか、どこぞの新喜劇のネタじゃないよな?
「ちょっと餅付け…じゃない、落ち着け」
まともかと思ってたら、案外Aも駄目っぽい?
「まずは今回ここに来た目的を話そう。伯爵は優しすぎるんじゃ。優しすぎて身を滅ぼしかねん!」
うん、だから目的を言ってくれない? ナウ〇カネタはいいから。
「我らが伯爵の覚醒の手伝いをしよう。覚醒出来ねぇ豚は、ただの豚だ…」
お前は、ポルコ・ロ〇ソかよ!
だが、そんなネタはおいといて、聞き逃せない言葉が…。
「覚醒の手伝い?」
裏庭での俺の鍛錬は、最近では誰も窓から覗き見る様な事も無くなった。
これは、どうやらダンジョンマスター達が、俺が出来るだけ早く覚醒するために邪魔をするなと嫁ーずに告げたかららしい。
まあ、元から俺の横で剣の鍛錬をしているイネスは普段通りだけど。
何が言いたいかと言うと、俺達が裏庭でこんなに朝から大騒ぎをしていれば、俺達の事を見ないようにしていた家人全員が何事かと集まってくるわけだ。
何だ何だと集まって来た嫁ーずにサラ&リリアさん、ユズユズ夫婦にドワーフメイドさん達…良く見たら、クイーンとブレンダーまで?
「トールさま、この方々…は?」
そんな中、最初に口を開いたのは、誰あろう嫁ーず筆頭のメリルさん。
だが、ボーディと共にやって来たひよこ達を見た、メリルはちょっと言い淀んだ。
それも当然だろう。
別に俺達が争っているというわけで無いのは、見たらすぐにわかる。
ボーディと見慣れぬ者がわちゃわちゃいれば、それがボーディが連れて来た者達である事もまた然り。
だが、流石に人の身長と同じ大きさのひよこの群れには、腰も引ける事だろう。
「ああ、こちらはボーディが俺の覚醒を促す為? に連れて来てくれた、ひよこAから…えっと、何匹いるん?」
ひのふのみのよの…っと、後ろの方が見えないけれど、多分10匹はいるな。
「A to Zで、26人だ!」
「嘘つけ! 17人だよ!」
「うむ、分かりやすく言うと、大鉄人だ!」
「おお、それ採用!」
…何、この面倒くさい奴ら。
「お前ら、しっかりしろ! 俺達全員合わせても11人しかいねーだろーが!」
『おお、盲点だった!』
…お前らって、数も数えられんの?
「って事で、明日から毎朝この中の誰かがここに来るから、しっかり鍛錬に励め!」
多分、ひよこA…だと思う…が、話しを強引に纏めにかかったが、
「へっ?」
それに対して間抜けな返事しか出来なかった俺って、仕方ないよね?
※※※※※※※※※ 筆者より皆様へのお知らせ ※※※※※※※※※
いつもシスバグを読んで頂きまして、本当にありがとうございます。
少々仕事の都合で、急遽数日間出張する事となりました。
その間の新話の更新が出来そうにありませんので、誠に申し訳ありませんが
次回更新は5月9日のAM6:30前後になるかと思います。
遅筆なため、皆様にはご迷惑をおかけしますが、どうぞご了承ください。
俺とイネスの鍛錬が終るのを待っていたかのように裏庭に姿を現し声を掛けて来たのは、金髪のじゃロリのボーディだった。
そしてその後ろにずらりと並ぶのは、噂では聞いていた例の軍団だ。
「今日はお主に紹介したい者達が居っての、連れてきたんじゃ」
でしょうね…見えてますから分かります。
「妾の後ろに並ぶのは、すでに覚醒して解脱を果たした先達たちじゃ」
あの格好で覚醒してるのかぁ…そっかぁ…。
「………まあ、お主の異次元同位体でもあるがのぉ…」
ん? 何か言ったか、ボーディ?
まあ、そんな事よりも大事なのは、ボーディの後ろの面子だよね。
「お初にお目にかかる。私の事は、ひよこAとでも呼んで欲しい」
「は、え、あ…はい。私はトールヴァルド・デ・アルテアンと申します。王国より伯爵位を…「あ、知ってるから」…あ、そですか…」
どうやらひよこAさんは、俺の事は知っているらしい。
「僕が来たからには元気100倍! ひよこBだよ!」
「ぼ、ほくは、ひよこCなんだな…お、お、おにぎりが、すきです…まる」
「お前の物はの物は俺の物、俺の物は俺の物! ひよこDだ!」
「ひよこEなのだ! これでいいのだ!」
「君と僕とはともだちんこ! ひよこFぶぁい!」
「君も人生に命をかけてくれ! このV3…じゃない、ひよこGと共に!」
何だ何だ?
ひよこ達が次々に自己紹介…これって自己紹介か? を始めたぞ?
しかも、結構危険なネタだらけだ!
俺が混乱している間も、ひよこ達は自己紹介を続けているが、
「…誰が誰なのか、さっぱりわからん…」
うん、見た目は全員一緒だよな?
ひよこ達の頭のてっぺんから、ぴよよ~んと1本伸びたアホ毛の色が違うみたいだけど、それも色合いが微妙過ぎて見分けがつかん!
「あ~、皆ちょっとストップ! 急すぎて彼が混乱しているぞ?」
んっと、一番まともそうだから…多分、ひよこAさん…かな?
『おお、すまんの~!』
その謝り方…まさか、どこぞの新喜劇のネタじゃないよな?
「ちょっと餅付け…じゃない、落ち着け」
まともかと思ってたら、案外Aも駄目っぽい?
「まずは今回ここに来た目的を話そう。伯爵は優しすぎるんじゃ。優しすぎて身を滅ぼしかねん!」
うん、だから目的を言ってくれない? ナウ〇カネタはいいから。
「我らが伯爵の覚醒の手伝いをしよう。覚醒出来ねぇ豚は、ただの豚だ…」
お前は、ポルコ・ロ〇ソかよ!
だが、そんなネタはおいといて、聞き逃せない言葉が…。
「覚醒の手伝い?」
裏庭での俺の鍛錬は、最近では誰も窓から覗き見る様な事も無くなった。
これは、どうやらダンジョンマスター達が、俺が出来るだけ早く覚醒するために邪魔をするなと嫁ーずに告げたかららしい。
まあ、元から俺の横で剣の鍛錬をしているイネスは普段通りだけど。
何が言いたいかと言うと、俺達が裏庭でこんなに朝から大騒ぎをしていれば、俺達の事を見ないようにしていた家人全員が何事かと集まってくるわけだ。
何だ何だと集まって来た嫁ーずにサラ&リリアさん、ユズユズ夫婦にドワーフメイドさん達…良く見たら、クイーンとブレンダーまで?
「トールさま、この方々…は?」
そんな中、最初に口を開いたのは、誰あろう嫁ーず筆頭のメリルさん。
だが、ボーディと共にやって来たひよこ達を見た、メリルはちょっと言い淀んだ。
それも当然だろう。
別に俺達が争っているというわけで無いのは、見たらすぐにわかる。
ボーディと見慣れぬ者がわちゃわちゃいれば、それがボーディが連れて来た者達である事もまた然り。
だが、流石に人の身長と同じ大きさのひよこの群れには、腰も引ける事だろう。
「ああ、こちらはボーディが俺の覚醒を促す為? に連れて来てくれた、ひよこAから…えっと、何匹いるん?」
ひのふのみのよの…っと、後ろの方が見えないけれど、多分10匹はいるな。
「A to Zで、26人だ!」
「嘘つけ! 17人だよ!」
「うむ、分かりやすく言うと、大鉄人だ!」
「おお、それ採用!」
…何、この面倒くさい奴ら。
「お前ら、しっかりしろ! 俺達全員合わせても11人しかいねーだろーが!」
『おお、盲点だった!』
…お前らって、数も数えられんの?
「って事で、明日から毎朝この中の誰かがここに来るから、しっかり鍛錬に励め!」
多分、ひよこA…だと思う…が、話しを強引に纏めにかかったが、
「へっ?」
それに対して間抜けな返事しか出来なかった俺って、仕方ないよね?
※※※※※※※※※ 筆者より皆様へのお知らせ ※※※※※※※※※
いつもシスバグを読んで頂きまして、本当にありがとうございます。
少々仕事の都合で、急遽数日間出張する事となりました。
その間の新話の更新が出来そうにありませんので、誠に申し訳ありませんが
次回更新は5月9日のAM6:30前後になるかと思います。
遅筆なため、皆様にはご迷惑をおかけしますが、どうぞご了承ください。
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