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覚悟はあるか?
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ふむ…ここまでの情報を整理してみよう。
1、エド君は前世の記憶を持っている。
2、年齢は20歳以上であった。
3、住んでいたのが地球なのかはわからない。
4、大河芳樹という名に心当たりがある。
5、エド君の前世は男性であはあるが、魂は女性であった。
6、転生時に局長と思しき者と会った事は無い。
エド君から得られた情報は以上だな。
次にナディアから得られた情報としては、
1、何度かエド君の性別が変わった場面に遭遇した事がある。
2、推測ではあるが、虹色の玉はエド君と繋がっている可能性が高い。
3、虹色の玉は、エド君の性別が変わる事に関係しているかもしれない。
こんな所かな?
「マスター。私の考えは、あくまでも推測の域を出ません」
俺が天井のシミを数えて…るわけでは無く、単に上を向いて今まで得た情報を整理していると、ふとナディアが話しかけて来た。
「そりゃそうだろうな?」
当たり前だろ?
「ですから、私の考えがより確実な物となるよう、確認もしくは検証せねばならないと申し上げているのです」
んっと、それはどゆこと?
俺だけでなく、エド君もナディアの次の言葉を黙って待った。
「今すぐというのは、エドワード様にとって難しいかも知れませんが、時間が掛かってでも、性別が変わる事に関しての検証をしっかりとしたいのです」
めっちゃ真面目な顔でそういうナディアに、
「なるほど!」「だあぅ!」
俺もエド君も同意した。
「エドワード様はまだ生まれてそう時間が経っていませんので、もう少し成長してからの方が確実なデータの収集が出来るであろう事を、まずはご理解ください」
「ああ」「だぁ」
赤ちゃんに色々と実験に付き合えってのが間違いなのはわかるぞ。
「ですので、時間を掛けても構いませんので、まずは性別を意図的に変える事が出来るのか、それとも意図せずに変わるのか。さらに、意図して帰る事が出来るのであれば、タイムラグやクールタイムはあるのか。そして、変わった性別は固定化されるのか、それともいつでも元に戻せるのか…などなど、様々な検証が必要です」
「お、おう…」
それは確かに時間がかかるし、肉体や精神的な負担が大きいな。
「それらの検証結果を踏まえて、エドワード様の今後の身の振り方を考えて頂きたいとも思います」
えっと…。
「つまりは、その検証結果によっては、エド君の魂の性別である女性にずっとなれる…って事?」
「だ~~~う!」
エド君、ちょっと興奮気味なのかな?
「ええ、その通りです。エドワード様が望むのであれば、それも良いかと」
「だうだうだうだうだうだうだう!」
めっちゃ興奮してるやん!
まあ、そりゃ前世から望んでいた女性になれるんなら、確かに興奮もするか。
前世の記憶を持ったまま転生しても、やっぱり男性だった…。
そりゃ、がっかりしてただろう。
それが、まさか望んで望んで心から望んでいた女性になれる可能性があるってんなら、その期待たるや如何ほどだろうか。
エド君が興奮するの気持ちは、俺にも十分理解出来る。
「よし。我が弟、エドワード君」
俺は改めてエド君の目を見ながら話しかけた。
「…だあ」
「俺には、君が前世から待ち望んでいた真の意味で女性になれる可能性あるらしい。君にも、そういう明るい自分自身の未来が少し見えた…そうだろう?」
「だう!」
うん、いい返事だ。
ん? 俺、普通にエド君と会話出来てる? まあ、それは今さらだからいいや。
「だが、先程ナディアが言った様に、検証には長い時間と様々な肉体的かつ精神的な負担も多いと思うが、その覚悟はあるか?」
「だーーーう!」
よーーし! その覚悟、受け取った!
「そんじゃ、エド君が立派な妹になれるように、お兄ちゃん、頑張っちゃうぞ!」
「だうぅぁぅぁぁ!」
兄妹でこの先の困難など乗り切って見せようぞ!
「マスター…。本当は妹が欲しかっただけでは…?」
「ん、何か言ったか、ナディア?」
何か聞こえた気がするんだが…?
「いえ、何でもございません。私達妖精族も全力で応援します」
うむうむ、何か盛り上がって来たぞー!
1、エド君は前世の記憶を持っている。
2、年齢は20歳以上であった。
3、住んでいたのが地球なのかはわからない。
4、大河芳樹という名に心当たりがある。
5、エド君の前世は男性であはあるが、魂は女性であった。
6、転生時に局長と思しき者と会った事は無い。
エド君から得られた情報は以上だな。
次にナディアから得られた情報としては、
1、何度かエド君の性別が変わった場面に遭遇した事がある。
2、推測ではあるが、虹色の玉はエド君と繋がっている可能性が高い。
3、虹色の玉は、エド君の性別が変わる事に関係しているかもしれない。
こんな所かな?
「マスター。私の考えは、あくまでも推測の域を出ません」
俺が天井のシミを数えて…るわけでは無く、単に上を向いて今まで得た情報を整理していると、ふとナディアが話しかけて来た。
「そりゃそうだろうな?」
当たり前だろ?
「ですから、私の考えがより確実な物となるよう、確認もしくは検証せねばならないと申し上げているのです」
んっと、それはどゆこと?
俺だけでなく、エド君もナディアの次の言葉を黙って待った。
「今すぐというのは、エドワード様にとって難しいかも知れませんが、時間が掛かってでも、性別が変わる事に関しての検証をしっかりとしたいのです」
めっちゃ真面目な顔でそういうナディアに、
「なるほど!」「だあぅ!」
俺もエド君も同意した。
「エドワード様はまだ生まれてそう時間が経っていませんので、もう少し成長してからの方が確実なデータの収集が出来るであろう事を、まずはご理解ください」
「ああ」「だぁ」
赤ちゃんに色々と実験に付き合えってのが間違いなのはわかるぞ。
「ですので、時間を掛けても構いませんので、まずは性別を意図的に変える事が出来るのか、それとも意図せずに変わるのか。さらに、意図して帰る事が出来るのであれば、タイムラグやクールタイムはあるのか。そして、変わった性別は固定化されるのか、それともいつでも元に戻せるのか…などなど、様々な検証が必要です」
「お、おう…」
それは確かに時間がかかるし、肉体や精神的な負担が大きいな。
「それらの検証結果を踏まえて、エドワード様の今後の身の振り方を考えて頂きたいとも思います」
えっと…。
「つまりは、その検証結果によっては、エド君の魂の性別である女性にずっとなれる…って事?」
「だ~~~う!」
エド君、ちょっと興奮気味なのかな?
「ええ、その通りです。エドワード様が望むのであれば、それも良いかと」
「だうだうだうだうだうだうだう!」
めっちゃ興奮してるやん!
まあ、そりゃ前世から望んでいた女性になれるんなら、確かに興奮もするか。
前世の記憶を持ったまま転生しても、やっぱり男性だった…。
そりゃ、がっかりしてただろう。
それが、まさか望んで望んで心から望んでいた女性になれる可能性があるってんなら、その期待たるや如何ほどだろうか。
エド君が興奮するの気持ちは、俺にも十分理解出来る。
「よし。我が弟、エドワード君」
俺は改めてエド君の目を見ながら話しかけた。
「…だあ」
「俺には、君が前世から待ち望んでいた真の意味で女性になれる可能性あるらしい。君にも、そういう明るい自分自身の未来が少し見えた…そうだろう?」
「だう!」
うん、いい返事だ。
ん? 俺、普通にエド君と会話出来てる? まあ、それは今さらだからいいや。
「だが、先程ナディアが言った様に、検証には長い時間と様々な肉体的かつ精神的な負担も多いと思うが、その覚悟はあるか?」
「だーーーう!」
よーーし! その覚悟、受け取った!
「そんじゃ、エド君が立派な妹になれるように、お兄ちゃん、頑張っちゃうぞ!」
「だうぅぁぅぁぁ!」
兄妹でこの先の困難など乗り切って見せようぞ!
「マスター…。本当は妹が欲しかっただけでは…?」
「ん、何か言ったか、ナディア?」
何か聞こえた気がするんだが…?
「いえ、何でもございません。私達妖精族も全力で応援します」
うむうむ、何か盛り上がって来たぞー!
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