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真っ新です!
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いや、別に俺は貶められようと辱められようと、それが誰かのためになるのなら構わないさ…。
俺の数奇な人生が、どこかの誰かの小説となり、それを原作にしたアニメや実写版として多くの人を楽しませてくれるなら、それはそれで俺も納得さ。
「いえ、あまりの低視聴率から、アニメは6話…つまり半クールで打ち切りです」
え? マジで?
「アニメ制作会社があまりにも手抜きが酷く、しかも低予算過ぎたので…クオリティが低すぎて…」
そんなんで、どうして実写版に…?
「ごく少数のファンの熱い心により実写化した、非常にマニアックな作品です」
「それ…映画館で放映とかは…」
「ネットで公開されただけです。しかも…ハーレム物のAV扱いでしたので、一瞬にして垢BANされており、ついでに拡散していた動画も全削除をくらってました」
えっと…。
「それなのにシーズン17まで?」
「二次創作作品的に次々と誰かが続編を作り続けていたという…」
んじゃ、色んな奴が作った同人動画的な感じなの?
まって、それじゃ主人公とか出演者とか、毎回違ってるの?
「大体、1シーズン1話で、3分程度の実写化です」
全シーズン合計でも1時間ちょいかよ!
「そんな俺の人生物語の方が、リリアさんの投稿作品よりも評価が良かった…と?」
「非常に残念な事に…」
「…………」
この人、やっぱかなり残念な方なんじゃないだろうか…。
互いの顔を黙って見つめあっていると、不意にリリアさんが語り出した。
「まあ、何でこんな事を話したかといいますと」
ん?
「現実を知って貰うためです」
はい?
「本当は、貴方が覚醒した後にした方が良かったのでしょうが、ボーディ様がこの際先に知らせた方が早く覚醒するかも…っと仰いましたので」
おぉ!?
「覚醒したら自然に得る知識ではありますが、先にそれを知り得る事で覚醒に早く至れば…という親心ですかね」
「あいつは俺のお母んかよ!」
「いえ、違いますよ?」
…そう真面目に返されると、ツッコミ入れた身としては、何だか気恥ずかしい。
「ま、それでも覚醒には本人の努力は絶対に必須ですけれどもね」
「だろうね…」
なんだか、どっと疲れたよ。
「ところで、先程から私達に熱い視線を送っておられる方々についてなのですが」
え?
「ほら、あそこの扉の隙間からこちらを…」
俺が船室の扉へと視線を移すと、少しだけ開けられた扉の隙間から、誰かの熱い視線が俺とリリアさんに注がれていた。
『じぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ…………』
「うぉ!?」
扉の隙間に目ん玉が並んで…って、こんな事を仕出かすのは、間違いなく嫁ーず。
「そこ! 見てるなら入って来なさい」
俺が優しく(?)声を掛けると、覗き見していた事が恥ずかしかったのか、少しだけ赤い顔をしたミレーラとマチルダとイネスが、何だかモジモジしながら船室へと入って来た。
こいつらが大体何を考えてるのか分かってるよ。
どうせ俺がリリアさんと2人っきりなもんで、監視でもしてたんだろ…浮気の。
「皆様、お騒がせして申し訳ございません。ですが、みなさまも見ておられてご存知かとは思いますが、誓って私とこの方との間にはまだ何も起きておりません」
「ちょ、お前もう少し言い方ってもんを考えろ!」
まだって何だよ、まだって!
ほら、嫁ーず何だか微妙な顔してるじゃねーか!
「皆様にご確認して頂いても構いませんが、私は真っ新です! つまり処女です!」
「ぶふぉ!」
何言い出しやがんだこいつは!
「この新しい肉体を手に入れた時、膜もピッカピカの新品にして貰いました! もちろん、破くのはこの方にお願いするつもりです」
「「「なるほどぉ!」」」
「何で皆して納得してんだよ! 言っとくけど、絶対にしねーからな!」
「「「「え~~~~~~~~~~~?」」」」
何でリリアさんだけでなく、嫁ーずまで残念そうにしてんだよ!
「言っておきますが、今ならサラも付いてきますよ?」
「絶対にいらねーーーーーーーー!」
俺の数奇な人生が、どこかの誰かの小説となり、それを原作にしたアニメや実写版として多くの人を楽しませてくれるなら、それはそれで俺も納得さ。
「いえ、あまりの低視聴率から、アニメは6話…つまり半クールで打ち切りです」
え? マジで?
「アニメ制作会社があまりにも手抜きが酷く、しかも低予算過ぎたので…クオリティが低すぎて…」
そんなんで、どうして実写版に…?
「ごく少数のファンの熱い心により実写化した、非常にマニアックな作品です」
「それ…映画館で放映とかは…」
「ネットで公開されただけです。しかも…ハーレム物のAV扱いでしたので、一瞬にして垢BANされており、ついでに拡散していた動画も全削除をくらってました」
えっと…。
「それなのにシーズン17まで?」
「二次創作作品的に次々と誰かが続編を作り続けていたという…」
んじゃ、色んな奴が作った同人動画的な感じなの?
まって、それじゃ主人公とか出演者とか、毎回違ってるの?
「大体、1シーズン1話で、3分程度の実写化です」
全シーズン合計でも1時間ちょいかよ!
「そんな俺の人生物語の方が、リリアさんの投稿作品よりも評価が良かった…と?」
「非常に残念な事に…」
「…………」
この人、やっぱかなり残念な方なんじゃないだろうか…。
互いの顔を黙って見つめあっていると、不意にリリアさんが語り出した。
「まあ、何でこんな事を話したかといいますと」
ん?
「現実を知って貰うためです」
はい?
「本当は、貴方が覚醒した後にした方が良かったのでしょうが、ボーディ様がこの際先に知らせた方が早く覚醒するかも…っと仰いましたので」
おぉ!?
「覚醒したら自然に得る知識ではありますが、先にそれを知り得る事で覚醒に早く至れば…という親心ですかね」
「あいつは俺のお母んかよ!」
「いえ、違いますよ?」
…そう真面目に返されると、ツッコミ入れた身としては、何だか気恥ずかしい。
「ま、それでも覚醒には本人の努力は絶対に必須ですけれどもね」
「だろうね…」
なんだか、どっと疲れたよ。
「ところで、先程から私達に熱い視線を送っておられる方々についてなのですが」
え?
「ほら、あそこの扉の隙間からこちらを…」
俺が船室の扉へと視線を移すと、少しだけ開けられた扉の隙間から、誰かの熱い視線が俺とリリアさんに注がれていた。
『じぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ…………』
「うぉ!?」
扉の隙間に目ん玉が並んで…って、こんな事を仕出かすのは、間違いなく嫁ーず。
「そこ! 見てるなら入って来なさい」
俺が優しく(?)声を掛けると、覗き見していた事が恥ずかしかったのか、少しだけ赤い顔をしたミレーラとマチルダとイネスが、何だかモジモジしながら船室へと入って来た。
こいつらが大体何を考えてるのか分かってるよ。
どうせ俺がリリアさんと2人っきりなもんで、監視でもしてたんだろ…浮気の。
「皆様、お騒がせして申し訳ございません。ですが、みなさまも見ておられてご存知かとは思いますが、誓って私とこの方との間にはまだ何も起きておりません」
「ちょ、お前もう少し言い方ってもんを考えろ!」
まだって何だよ、まだって!
ほら、嫁ーず何だか微妙な顔してるじゃねーか!
「皆様にご確認して頂いても構いませんが、私は真っ新です! つまり処女です!」
「ぶふぉ!」
何言い出しやがんだこいつは!
「この新しい肉体を手に入れた時、膜もピッカピカの新品にして貰いました! もちろん、破くのはこの方にお願いするつもりです」
「「「なるほどぉ!」」」
「何で皆して納得してんだよ! 言っとくけど、絶対にしねーからな!」
「「「「え~~~~~~~~~~~?」」」」
何でリリアさんだけでなく、嫁ーずまで残念そうにしてんだよ!
「言っておきますが、今ならサラも付いてきますよ?」
「絶対にいらねーーーーーーーー!」
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