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俺は大好物だー!
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サラとリリアさんが帰宅すると聞いてた俺達は、我が家の全員で地下の格納庫へとゾロゾロとやって来た。
我が家の…と付くので、この場のメンバーは察してくれている人も居るかもしれないが、一応紹介しておこう。
まずは俺とメリル、ミルシェ、ミレーラ、マチルダ、イネスの夫婦6名+長男アルバーノ君と次男ドナート君。
ユズキにユズカと、その娘で最近高速ハイハイをする様になって目を離せないユズノちゃん。
ドワーフメイド衆とブレンダーにクイーン&ファクトリーの蜂達とノワール君は邸で留守番。
あとは、多分姿を消してどっかに居るだろう、妖精達ともっち君(…こいつも妖精だっけ?)。
当たり前だが、昨日の宴に参加していたミルシェのご両親と産婆さんに魔族の女医さんはここには居ない。
一応、秘密の地下基地…もとい格納庫だからね。
そんないつものトール君と愉快なメンバー御一行様が、格納庫を見下ろせる一面がガラス張りになっている部屋にやって来たわけなんだが…。
「なんじゃこりゃー!?」
思わず格納庫の現在の姿を見た俺は、叫ばずには居られなかった。
「…ほんの数ヶ月でここまで変わるとは…」
メリルを筆頭に、この場の全員が絶句した。
そう、格納庫は一変していたのだ。
確かにこの格納庫をダンジョンマスターに委ねてからという物、ずっとこの場所がどうなっていくのか確認を怠ったのは俺だ。
だが、所詮は巨大ロボを世間様の目から隠すためにこの場所を選んだ…ぐらいにしか俺は考えていなかった。
その考えが甘かった。
確かにあの時、ボーディが早速とばかりにコボルトやゴブリンを大量に呼寄せたまでは知っている。
何で呼寄せたのかと訊いたら、『人手不足なんじゃ。犬の手も小鬼の手も借りたいほどにのぉ』と言っていたのは覚えている。
その光景を見た時、『どこの世界も労働力不足なんだなあ…』と俺は思ったんだ。
所詮は子供程の身長のゴブリンとコボルトの集団でなど、大した事など出来ないだろうと高を括っていた。
大体、指揮をとるのがもふりんとカジマギーの幼女組なんだから、そう思うのは当然だろう。
だが、蓋を開けるとあら不思議! 何と驚く…良く見たら驚くかなぁ?
いやいや、とにかく吃驚の昭和のアニメでおなじみの格納庫となっていたのだ!
って、何を言ってるのか理解でき無いだろうから解説すると、格納庫のド真ん中に何やら円形のお立ち台の様な物があり、そこから前項に伸びる怪しいレールが1本。
レールの先を見ると、これまた怪しい穴が開いているのだが、その先はシャッターが閉まっていて見えない。
更に左右に1か所ずつ同様の穴が開いている。
多分、発進ルートが3か所あって、あのレールは可動式となっていて、発進口へと向きを変えるのだろう。
天井からは何やら良く分からないロボットアームの様な物が多数と、地面には円形のお立ち台を囲む様に色々な機械が並んでいて、その周りをゴブやコボ達が忙しそうに動き回っている。
実は俺達が居参る部屋もかなり変わっている。
壁は一面、何やらわけのわからん機械類がびっしりと埋め込まれていおり、ガラス張りの一面はまるで航空機の管制塔の様にマイクやら円形状のレーダーの様な機械もある。
俺達が居るこの世界の常識から外れまくったこの様相は、我が家のメンバーでなくとも驚く事請け合いだ。
「まさかこんな事になっているとは…」
こんな…こんな…男心をくすぐる様なすんばらしい基地を設計したのは誰だーーー!
「おう、全員揃って早いのぉ」
その設計者の1人と思われる人物が背後から室内に入り、そんな風に声を掛けて来た。
「おお、ボーディ! 素晴らしい基地だ!」
無論、俺は諸手でボーディへと拍手を送った。
「そ、そうかや? ちとやりすぎたかとも思ったのじゃが…お主が喜んでくれているなら、まぁ…よいか」
俺も心からの賛辞を、ちょっと引き気味で受け取るボーディ。
「やりすぎなんかじゃ無いわ! これぞ夢のロボの基地よ!」
おお、ユズカも分かるか? そうかそうか、やはりお前もこちら側の住人か!
ユズキはちょっと微妙そうな顔してるけど、夫婦喧嘩とかはだめだぞ?
「お、おうぅ…そこまで言われると、ちと照れるのぉ…」
頬を朱に染めたボーディという、実に珍しい物が見れたけど、マジで格好良いからな!
こんな基地………俺は大好物だーーーーーーーーーーーーー!
「何やら興奮しとる者もおるが…取りあえず受け入れの準備も整った事じゃし、あ奴等を呼ぶぞ?」
ほうほう、これは何のスイッチかな?
あ、こらユズカ! 勝手にそこら辺を弄るなよ?
「こ奴ら妾の話なぞ全然聞いとりゃせんのぉ?」
え、透明なプラスチックのカバー付きの赤いボタンがある?
おい、押すなよ? フリじゃないぞ、絶対に押すなよ?
それ、絶対にヤバイスイッチだからな?
馬鹿、やる気スイッチじゃねーよ! とにかくそこから離れろ!
「もう、放っておいて話を進めるけど…構わなさそうじゃのぉ…」
え、壁のコンピューターがオープンタイプの磁気テープ? 何それ?
ああ、あの英邪気みたいにテープ巻いたでっかい奴が2個付いてる奴か!
おい、それならカタカタカタって紙テープが出てくる奴もあるんじゃねーのか?
「はぁ…もう良いわ。モフリーナ、聞こえるかや? こっちの準備は整ったぞ」
おお、良くぞ見つけたユズカ! 今は電源入って無さそうだな?
「うむ、うむ。それでは10秒後にな?」
ん? チョイ待て、ユズカ!
何やら後ろでボーディがゴチャゴチャ言って無かったか?
我が家の…と付くので、この場のメンバーは察してくれている人も居るかもしれないが、一応紹介しておこう。
まずは俺とメリル、ミルシェ、ミレーラ、マチルダ、イネスの夫婦6名+長男アルバーノ君と次男ドナート君。
ユズキにユズカと、その娘で最近高速ハイハイをする様になって目を離せないユズノちゃん。
ドワーフメイド衆とブレンダーにクイーン&ファクトリーの蜂達とノワール君は邸で留守番。
あとは、多分姿を消してどっかに居るだろう、妖精達ともっち君(…こいつも妖精だっけ?)。
当たり前だが、昨日の宴に参加していたミルシェのご両親と産婆さんに魔族の女医さんはここには居ない。
一応、秘密の地下基地…もとい格納庫だからね。
そんないつものトール君と愉快なメンバー御一行様が、格納庫を見下ろせる一面がガラス張りになっている部屋にやって来たわけなんだが…。
「なんじゃこりゃー!?」
思わず格納庫の現在の姿を見た俺は、叫ばずには居られなかった。
「…ほんの数ヶ月でここまで変わるとは…」
メリルを筆頭に、この場の全員が絶句した。
そう、格納庫は一変していたのだ。
確かにこの格納庫をダンジョンマスターに委ねてからという物、ずっとこの場所がどうなっていくのか確認を怠ったのは俺だ。
だが、所詮は巨大ロボを世間様の目から隠すためにこの場所を選んだ…ぐらいにしか俺は考えていなかった。
その考えが甘かった。
確かにあの時、ボーディが早速とばかりにコボルトやゴブリンを大量に呼寄せたまでは知っている。
何で呼寄せたのかと訊いたら、『人手不足なんじゃ。犬の手も小鬼の手も借りたいほどにのぉ』と言っていたのは覚えている。
その光景を見た時、『どこの世界も労働力不足なんだなあ…』と俺は思ったんだ。
所詮は子供程の身長のゴブリンとコボルトの集団でなど、大した事など出来ないだろうと高を括っていた。
大体、指揮をとるのがもふりんとカジマギーの幼女組なんだから、そう思うのは当然だろう。
だが、蓋を開けるとあら不思議! 何と驚く…良く見たら驚くかなぁ?
いやいや、とにかく吃驚の昭和のアニメでおなじみの格納庫となっていたのだ!
って、何を言ってるのか理解でき無いだろうから解説すると、格納庫のド真ん中に何やら円形のお立ち台の様な物があり、そこから前項に伸びる怪しいレールが1本。
レールの先を見ると、これまた怪しい穴が開いているのだが、その先はシャッターが閉まっていて見えない。
更に左右に1か所ずつ同様の穴が開いている。
多分、発進ルートが3か所あって、あのレールは可動式となっていて、発進口へと向きを変えるのだろう。
天井からは何やら良く分からないロボットアームの様な物が多数と、地面には円形のお立ち台を囲む様に色々な機械が並んでいて、その周りをゴブやコボ達が忙しそうに動き回っている。
実は俺達が居参る部屋もかなり変わっている。
壁は一面、何やらわけのわからん機械類がびっしりと埋め込まれていおり、ガラス張りの一面はまるで航空機の管制塔の様にマイクやら円形状のレーダーの様な機械もある。
俺達が居るこの世界の常識から外れまくったこの様相は、我が家のメンバーでなくとも驚く事請け合いだ。
「まさかこんな事になっているとは…」
こんな…こんな…男心をくすぐる様なすんばらしい基地を設計したのは誰だーーー!
「おう、全員揃って早いのぉ」
その設計者の1人と思われる人物が背後から室内に入り、そんな風に声を掛けて来た。
「おお、ボーディ! 素晴らしい基地だ!」
無論、俺は諸手でボーディへと拍手を送った。
「そ、そうかや? ちとやりすぎたかとも思ったのじゃが…お主が喜んでくれているなら、まぁ…よいか」
俺も心からの賛辞を、ちょっと引き気味で受け取るボーディ。
「やりすぎなんかじゃ無いわ! これぞ夢のロボの基地よ!」
おお、ユズカも分かるか? そうかそうか、やはりお前もこちら側の住人か!
ユズキはちょっと微妙そうな顔してるけど、夫婦喧嘩とかはだめだぞ?
「お、おうぅ…そこまで言われると、ちと照れるのぉ…」
頬を朱に染めたボーディという、実に珍しい物が見れたけど、マジで格好良いからな!
こんな基地………俺は大好物だーーーーーーーーーーーーー!
「何やら興奮しとる者もおるが…取りあえず受け入れの準備も整った事じゃし、あ奴等を呼ぶぞ?」
ほうほう、これは何のスイッチかな?
あ、こらユズカ! 勝手にそこら辺を弄るなよ?
「こ奴ら妾の話なぞ全然聞いとりゃせんのぉ?」
え、透明なプラスチックのカバー付きの赤いボタンがある?
おい、押すなよ? フリじゃないぞ、絶対に押すなよ?
それ、絶対にヤバイスイッチだからな?
馬鹿、やる気スイッチじゃねーよ! とにかくそこから離れろ!
「もう、放っておいて話を進めるけど…構わなさそうじゃのぉ…」
え、壁のコンピューターがオープンタイプの磁気テープ? 何それ?
ああ、あの英邪気みたいにテープ巻いたでっかい奴が2個付いてる奴か!
おい、それならカタカタカタって紙テープが出てくる奴もあるんじゃねーのか?
「はぁ…もう良いわ。モフリーナ、聞こえるかや? こっちの準備は整ったぞ」
おお、良くぞ見つけたユズカ! 今は電源入って無さそうだな?
「うむ、うむ。それでは10秒後にな?」
ん? チョイ待て、ユズカ!
何やら後ろでボーディがゴチャゴチャ言って無かったか?
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