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明日じゃ
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ってなわけで、多少のゴタゴタもありましたが何とか長男君と次男君のお名前も決定しました。
なので、ここらでダブル出産お疲れ様会を開催しようと思う。
え、お前の母さんとユズカの時はしたのか…って? 勿論、させて頂きましたとも!
あの時は、父さん母さんは当然として、コルネちゃんにユリアちゃんにナディア達も居たし、晩餐扱いでやったもんで、もうそりゃ大変でした…主に食事の用意が…。
だけど、今回は本当に身内だけ(ミルシェの両親は居るけど)なので、食事の量的にも少ない。
そもそも特別豪華な食事を用意しているわけでもないし、お昼なんだから食事も軽くしてます。
ちなみに我が家のメンバー以外の参加者は、ミルシェのご両親と、隣の領都リーカからやってきてくれた産婆さんと魔族の女医さん2人。
この産婆さん…俺とコルネちゃんを取りあげてくれたくれた強者…マジで何歳なんだろう?
魔族の女医さんも前回と同じ顔ぶれで、母さんとユズキもこの2チームにはお世話になった。
今後、俺の他の嫁達もお世話になる事だろう。
産婆さん…生きてるうちに子供授かったらいいな…。
ミルシェのご両親は、産気づく前から産婆さんと一緒に温泉やら遊戯を楽しんで待機してららしい。
さてさて、そんなこんなで楽しいお疲れ様会を開催しましょうかね。
今日の献立は…、
「お館さまぁ、通信が入っとりやす」
俺がナイフとフォークを握ろうというタイミングで、ドワーフメイドさんが声を掛けてきた。
「ん、誰から?」
メリルは陛下に連絡してたし、俺の父さん母さんにもすでに終わってる。
はてさて、このタイミングで連絡してくる奴って誰だ?
「ボーディさまですじゃ」
ほう、ボーディが?
呪法具だから遠距離からの通話でも通信料がかかるわけでもないけれど、待たせるのは性に合わない。
「わかった、すぐに行くよ」
そうドワーフメイドさんに返事をした俺は、皆に中座する事を告げて食堂を後にした。
当たり前だが、俺が居なくても楽しく自由に飲食するように言葉を掛けておく事も忘れない。
この場で最も地位的の高い俺を差し置いて、勝手に食事を進めれない…とかなったら、みんな可哀そうじゃん?
だけど、貴族と平民が入り乱れるパーティだったら、そんな風に考える人も多いんだよ。
いや、メリルは元王族で、今回ミルシェと一緒に出産したのに自分達だけが出席して良いのかって、ミルシェのご両親はちょっとおどおどしてるけど…それはそれだ。
とにかく、お祝いと慰労の会食で、たった一人が抜けただけで場が白けるなんて、あってはならない事だ。
メリルとミルシェそして尽力してくれた方々へ、みんなで感謝の意を表しつつ、ちゃんと食って呑んで貰いたいものだ。
『まずは、おめでとうと言わせてもらおう』
通信室に入り、パンゲア大陸と直通の呪法具の受話器を耳に当てると、いきなりそんなボーディの声が耳に飛び込んできた。
確か子供が産まれた日の翌朝にも、同じような祝いの言葉を聞いた気がするんだが…。
『なぁに、こんな言葉は何度伝えられても嬉しいじゃろ? 今後もそんな機会はまだまだ増えるじゃろうが、まあ、取りあえずは大人しく祝いの言葉を受け取っておけ』
まだまだ増えるってのがちょっと怖いけど、
「そう…だな。有難う、ボーディ。んで、いきなりどうしたんだ?」
ダンジョンマスターって種族(?)は、用事がない限りはそうそう連絡などしてこない。
『ああ、そうじゃった。そろそろサラとリリアをそちらへ戻しても良い頃合いじゃと思うてのぉ。明日にでも連れて行こうかと思うのじゃが…どうじゃ?』
「どうじゃって言われても、ねぇ?」
2人が帰って来るのに相応しい時期とか、俺には分からんけど?
『いや、心の準備は大丈夫かという事じゃよ。2人が新しい肉体に移ってから、まだ会った事無いじゃろう?』
ああ、そういう事ね。
「まあ、会った事は無いけど、そういう意味でならいつでもいいぞ?」
別に会うのに覚悟を要する様な容姿でない事はモフリーナに聞いてるから知ってるし。
『そうか、それを聞いて安心したぞ。では、そちらの時間で明日の昼前に2人とロボを地下格納庫に連れて行くでの』
はいはい…って、え?
「ろ、ロボぉ!?」
『では、明日じゃ。さらば!』
俺の驚愕した声が聞こえたはずなのに、ボーディはきっぱり無視して通話を切りやがった。
明日…ロボ…連れてくんの?
※ 鳥山明先生のご冥福をお祈りいたします。
Dr.スランプ アラレちゃん、ドラゴンボールは大好きでした。
そして忘れらないドラゴンクエスト…。
思えば、あのスライムを世界で初めて愛らしく、
そして多くの人に愛される魔物という新たなジャンルを確立された
偉大なる方だったと思います。
ファンタジー世界の発展に大いに貢献された最大の功労者だと
思っております。
先生に心から感謝し、心よりお悔やみ申し上げます。
大国 鹿児
なので、ここらでダブル出産お疲れ様会を開催しようと思う。
え、お前の母さんとユズカの時はしたのか…って? 勿論、させて頂きましたとも!
あの時は、父さん母さんは当然として、コルネちゃんにユリアちゃんにナディア達も居たし、晩餐扱いでやったもんで、もうそりゃ大変でした…主に食事の用意が…。
だけど、今回は本当に身内だけ(ミルシェの両親は居るけど)なので、食事の量的にも少ない。
そもそも特別豪華な食事を用意しているわけでもないし、お昼なんだから食事も軽くしてます。
ちなみに我が家のメンバー以外の参加者は、ミルシェのご両親と、隣の領都リーカからやってきてくれた産婆さんと魔族の女医さん2人。
この産婆さん…俺とコルネちゃんを取りあげてくれたくれた強者…マジで何歳なんだろう?
魔族の女医さんも前回と同じ顔ぶれで、母さんとユズキもこの2チームにはお世話になった。
今後、俺の他の嫁達もお世話になる事だろう。
産婆さん…生きてるうちに子供授かったらいいな…。
ミルシェのご両親は、産気づく前から産婆さんと一緒に温泉やら遊戯を楽しんで待機してららしい。
さてさて、そんなこんなで楽しいお疲れ様会を開催しましょうかね。
今日の献立は…、
「お館さまぁ、通信が入っとりやす」
俺がナイフとフォークを握ろうというタイミングで、ドワーフメイドさんが声を掛けてきた。
「ん、誰から?」
メリルは陛下に連絡してたし、俺の父さん母さんにもすでに終わってる。
はてさて、このタイミングで連絡してくる奴って誰だ?
「ボーディさまですじゃ」
ほう、ボーディが?
呪法具だから遠距離からの通話でも通信料がかかるわけでもないけれど、待たせるのは性に合わない。
「わかった、すぐに行くよ」
そうドワーフメイドさんに返事をした俺は、皆に中座する事を告げて食堂を後にした。
当たり前だが、俺が居なくても楽しく自由に飲食するように言葉を掛けておく事も忘れない。
この場で最も地位的の高い俺を差し置いて、勝手に食事を進めれない…とかなったら、みんな可哀そうじゃん?
だけど、貴族と平民が入り乱れるパーティだったら、そんな風に考える人も多いんだよ。
いや、メリルは元王族で、今回ミルシェと一緒に出産したのに自分達だけが出席して良いのかって、ミルシェのご両親はちょっとおどおどしてるけど…それはそれだ。
とにかく、お祝いと慰労の会食で、たった一人が抜けただけで場が白けるなんて、あってはならない事だ。
メリルとミルシェそして尽力してくれた方々へ、みんなで感謝の意を表しつつ、ちゃんと食って呑んで貰いたいものだ。
『まずは、おめでとうと言わせてもらおう』
通信室に入り、パンゲア大陸と直通の呪法具の受話器を耳に当てると、いきなりそんなボーディの声が耳に飛び込んできた。
確か子供が産まれた日の翌朝にも、同じような祝いの言葉を聞いた気がするんだが…。
『なぁに、こんな言葉は何度伝えられても嬉しいじゃろ? 今後もそんな機会はまだまだ増えるじゃろうが、まあ、取りあえずは大人しく祝いの言葉を受け取っておけ』
まだまだ増えるってのがちょっと怖いけど、
「そう…だな。有難う、ボーディ。んで、いきなりどうしたんだ?」
ダンジョンマスターって種族(?)は、用事がない限りはそうそう連絡などしてこない。
『ああ、そうじゃった。そろそろサラとリリアをそちらへ戻しても良い頃合いじゃと思うてのぉ。明日にでも連れて行こうかと思うのじゃが…どうじゃ?』
「どうじゃって言われても、ねぇ?」
2人が帰って来るのに相応しい時期とか、俺には分からんけど?
『いや、心の準備は大丈夫かという事じゃよ。2人が新しい肉体に移ってから、まだ会った事無いじゃろう?』
ああ、そういう事ね。
「まあ、会った事は無いけど、そういう意味でならいつでもいいぞ?」
別に会うのに覚悟を要する様な容姿でない事はモフリーナに聞いてるから知ってるし。
『そうか、それを聞いて安心したぞ。では、そちらの時間で明日の昼前に2人とロボを地下格納庫に連れて行くでの』
はいはい…って、え?
「ろ、ロボぉ!?」
『では、明日じゃ。さらば!』
俺の驚愕した声が聞こえたはずなのに、ボーディはきっぱり無視して通話を切りやがった。
明日…ロボ…連れてくんの?
※ 鳥山明先生のご冥福をお祈りいたします。
Dr.スランプ アラレちゃん、ドラゴンボールは大好きでした。
そして忘れらないドラゴンクエスト…。
思えば、あのスライムを世界で初めて愛らしく、
そして多くの人に愛される魔物という新たなジャンルを確立された
偉大なる方だったと思います。
ファンタジー世界の発展に大いに貢献された最大の功労者だと
思っております。
先生に心から感謝し、心よりお悔やみ申し上げます。
大国 鹿児
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