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大問題にならんか!?
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俺とマチルダがそんな事を話した後、全員を引き連れて、エレベーター(風の魔道具?)で、基地の内部…つまりは格納庫へと降りて、一緒に見て周った。
いや~確かに永い間ここには来て無かったからか、ちょっと埃っぽいな。
おっと…あの辺りの床が白っぽいのは、もしかしてコウモリの糞か? 掃除しなきゃ駄目だな、これ。
嫁ーずやユズユズと、あーだこーだと話しながら、やたらとだだっ広い基地の中を歩く。
そんな俺達を余所に、ボーディ達による地下の秘密基地の検分は、どうやら続いているようだ。
彼女達がこの施設を見てどう思おうが俺は気にしてなどしないので、嫁ーずやユズユズの評価はちょっと気になる。
「伯爵様…なんで格納スペースのに向かって天井に向かってウォータースライダーが続いてるんですか?」
「いや、それは違うぞ、ユズキ君。あれは格納スペースから伸びているんだ」
「待って! それじゃ、あんなグネグネのレーンをロボットが飛んで行くの?」
「うむ、いい所に気が付いたね、ユズカ君。そう、その通りだ!」
「えっと…トールさま。そのロボットと言うのは…?」
「ああ、ロボットとは、男のロマンなのだよ、マチルダ!」
「ユズキさん、男の方のロマンはロボットなのですか?」
「いえ、メリル奥様、それは特殊な性癖の方だけです」
「と、トールさまは、特殊な性癖をお持ち…です…ね」
「おぉーい、ミルシェ! 人を変態みたいに言うな!」
「ねぇ…イネスさん…。私ずっと思ってたんですけど…あんな姿勢でごにょごにょするのって…変態…なのでは?」
「ええ、ミレーラさん。わつぃも薄々そう感じておりました。ですが、それもまた良し…ではないですか?」
「おい、ミレーラにイネス! 俺を変態認定すな! あんなのは、普通の事…だよな、ユズキ?」
「ちょ、僕にふらないで下さいよ、伯爵様!」
「う~ん…柚乃ちゃん。あなたのパパは、もしかしたら…雇い主と共に変態さんなのかもしれないわよ?」
「何言ってんだユズカ!」「柚夏…僕の事、そんな風に見てたの!?」
何だか話があっちの方に飛んでった気もするが、まだまだ見切れない程にこの地下格納庫は広い。
「それで、本当はロボットって何なのですか?」
意外としつこいね、マチルダ君は。
良いでしょう、ここに俺のロボットへの思いをぶつけて…
「あ、それは皆さんも良くご存知のウルスラグナが数倍に大きくなったと思って貰えれば良いと思いますよ」
「おいぃぃ! せっかく俺の熱く迸るロボットへの思いを語ろうとしてんのに、何を簡単にまとめてくれちゃってんだよ、ユズキ!」
「いえ…伯爵様に説明させると、原稿用紙10枚はいくかと思いまして…」
「うぐっ!」
「どうせ簡潔に説明なんて出来ないでしょう? 結婚式のスピーチと朝礼の校長の長話と一緒で、長い話は嫌われますよ?」
「…………」
悔しいが、ユズキの言う通りだ…。
俺の説明が長すぎて、途中で料理が冷めたり、貧血で倒れる女子が出たら大変だ…って、これってロボットの説明だよね!?
それぐらい、俺だって簡単に出来るよ! 原稿用紙4…いや3枚ぐらいには纏められるよ!
「ウルスラグナがあれぐらいだから…数倍って、ここの天井ぐらいまであるのかしら?」
小首を傾げて可愛らしくメリルが言うと、
「そうねぇ…そう考えたら、私達の10倍ぐらい?」
ミルシェがそう返したが…惜しい! 俺の想定では全高25mのグレートなマジンガーだ!
余裕をちょびっと見て、27mまで可能なこの格納庫を創ったんだぜ! って、自慢にならないな。
「それなら…裏庭で置物になってる…ウルスラグナ…ここに置けない?」
「さすがはミレーラさん! 確かにあの裏庭ののウルスラグナって邪魔ですよね!」
マチルダ、お前そんな風に思ってたのかよ…。あと、ミレーラさん、実は俺がこの場所を忘れてただけです…。
「うむ、合格じゃ!」
地下に降りて来てからずっとワイワイやってた俺達にも、はっきりと聞こえるぐらいボーディの大声。
「へっ?」
ああ、合格ね、合格…。んで、合格したら何か良い事あんの?
「はい、ここなら文句ありませんね。トールヴァルド様、ここをダンジョン化してもよろしいでしょうか?」
「えっ?」
モフリーナが、思っても見なかった事を言い出した。
え、待って! ここをダンジョン化?
水と生命の女神ネス様の眠る湖の地下にダンジョン?
それって、目茶苦茶問題ないか?
この事が世間様にばれたら、大問題にならんか!?
いや~確かに永い間ここには来て無かったからか、ちょっと埃っぽいな。
おっと…あの辺りの床が白っぽいのは、もしかしてコウモリの糞か? 掃除しなきゃ駄目だな、これ。
嫁ーずやユズユズと、あーだこーだと話しながら、やたらとだだっ広い基地の中を歩く。
そんな俺達を余所に、ボーディ達による地下の秘密基地の検分は、どうやら続いているようだ。
彼女達がこの施設を見てどう思おうが俺は気にしてなどしないので、嫁ーずやユズユズの評価はちょっと気になる。
「伯爵様…なんで格納スペースのに向かって天井に向かってウォータースライダーが続いてるんですか?」
「いや、それは違うぞ、ユズキ君。あれは格納スペースから伸びているんだ」
「待って! それじゃ、あんなグネグネのレーンをロボットが飛んで行くの?」
「うむ、いい所に気が付いたね、ユズカ君。そう、その通りだ!」
「えっと…トールさま。そのロボットと言うのは…?」
「ああ、ロボットとは、男のロマンなのだよ、マチルダ!」
「ユズキさん、男の方のロマンはロボットなのですか?」
「いえ、メリル奥様、それは特殊な性癖の方だけです」
「と、トールさまは、特殊な性癖をお持ち…です…ね」
「おぉーい、ミルシェ! 人を変態みたいに言うな!」
「ねぇ…イネスさん…。私ずっと思ってたんですけど…あんな姿勢でごにょごにょするのって…変態…なのでは?」
「ええ、ミレーラさん。わつぃも薄々そう感じておりました。ですが、それもまた良し…ではないですか?」
「おい、ミレーラにイネス! 俺を変態認定すな! あんなのは、普通の事…だよな、ユズキ?」
「ちょ、僕にふらないで下さいよ、伯爵様!」
「う~ん…柚乃ちゃん。あなたのパパは、もしかしたら…雇い主と共に変態さんなのかもしれないわよ?」
「何言ってんだユズカ!」「柚夏…僕の事、そんな風に見てたの!?」
何だか話があっちの方に飛んでった気もするが、まだまだ見切れない程にこの地下格納庫は広い。
「それで、本当はロボットって何なのですか?」
意外としつこいね、マチルダ君は。
良いでしょう、ここに俺のロボットへの思いをぶつけて…
「あ、それは皆さんも良くご存知のウルスラグナが数倍に大きくなったと思って貰えれば良いと思いますよ」
「おいぃぃ! せっかく俺の熱く迸るロボットへの思いを語ろうとしてんのに、何を簡単にまとめてくれちゃってんだよ、ユズキ!」
「いえ…伯爵様に説明させると、原稿用紙10枚はいくかと思いまして…」
「うぐっ!」
「どうせ簡潔に説明なんて出来ないでしょう? 結婚式のスピーチと朝礼の校長の長話と一緒で、長い話は嫌われますよ?」
「…………」
悔しいが、ユズキの言う通りだ…。
俺の説明が長すぎて、途中で料理が冷めたり、貧血で倒れる女子が出たら大変だ…って、これってロボットの説明だよね!?
それぐらい、俺だって簡単に出来るよ! 原稿用紙4…いや3枚ぐらいには纏められるよ!
「ウルスラグナがあれぐらいだから…数倍って、ここの天井ぐらいまであるのかしら?」
小首を傾げて可愛らしくメリルが言うと、
「そうねぇ…そう考えたら、私達の10倍ぐらい?」
ミルシェがそう返したが…惜しい! 俺の想定では全高25mのグレートなマジンガーだ!
余裕をちょびっと見て、27mまで可能なこの格納庫を創ったんだぜ! って、自慢にならないな。
「それなら…裏庭で置物になってる…ウルスラグナ…ここに置けない?」
「さすがはミレーラさん! 確かにあの裏庭ののウルスラグナって邪魔ですよね!」
マチルダ、お前そんな風に思ってたのかよ…。あと、ミレーラさん、実は俺がこの場所を忘れてただけです…。
「うむ、合格じゃ!」
地下に降りて来てからずっとワイワイやってた俺達にも、はっきりと聞こえるぐらいボーディの大声。
「へっ?」
ああ、合格ね、合格…。んで、合格したら何か良い事あんの?
「はい、ここなら文句ありませんね。トールヴァルド様、ここをダンジョン化してもよろしいでしょうか?」
「えっ?」
モフリーナが、思っても見なかった事を言い出した。
え、待って! ここをダンジョン化?
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