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過剰戦力?
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空手一代、誓っ〇日から~♪ 命も捨て〇、名も要らぬ~♪
セイッ!
空手一筋、馬鹿に〇り~♪ 果て無き修行、まっしぐら~♪
ㇵッ!
見つめた星を、掴んでやるぞ~♪
フンッ!
天下無敵の空手〇星を~♪
ムンッ!
天下無敵〇空手の星を~♪
どぉぉぉりゃぁぁぁぁ!
はぁはぁはぁはぁ…ふぅふぅふぅふぅ…。
う~ん、今朝の鍛錬は、完全に気が抜けてたなぁ。
何でこんな歌を思い出しちゃったんだろうか…もう、頭から離れん!
思わず口遊みながら、型稽古しちまったよ!
まあ、実際あのアニメに憧れて、6歳の時に空手を始めたんだけど、今思えば無茶苦茶なアニメだったよなぁ。
近年で言えば、あれは実戦空手とかフルコンタクト空手って分類になるんだろうけど、それにしても牛と戦うとかマジで意味わかんねぇよなぁ…。
空手家の大山倍達先生の半生を描いた漫画とかアニメだったらしいけど…脚色酷すぎだったなぁ。
ま、実際に原作者が9割は創作だったとか後に告白したとか聞いたけど、それ聞いても『やっぱりなぁ~』って思ったもん。
でも懐かしいなぁ~。
この世界に転生した今の俺なら、普通に牛とかだったら、素手で勝てる気がする。
ガキの頃に、変身してだけどワイバーンとも対峙したし、ソロで熊もした事もあるもんね。
今なら確実に素手で行けるよ、うん。
いかんいかん! こんな懐かしい昭和アニメの思い出に浸ってる場合じゃない。
嫁ーずに奉仕する日は終わったんだから、真面目にがっつり修行して、1日でも早い覚醒を目指さねば!
よっし、んじゃもう1回…
「トールさまー! 大変ですーー!」
タオルで汗をぬぐい、もう一鍛錬と気持ちを引き締めようとした時、邸の裏口を勢いよく開けてマチルダが飛び出して来た。
「んぁ?」
何かあったんかな?
「例のホテルからほど近い山の中腹に、ワイバーンが住みつきましたーーーー!」
いや、そんな大声で叫ばんでも、もちっと近くによって普通に言ってくれたらいいのよ?
「例のホテルというと、ホテル・ニュー大滝の事か?」
確かに風光明媚な峡谷にあるな…ワイバーンの巣作りに適しているかもしれん。
「そ、そうです! あのラブホテルです!」
「ラブホテル言うな!」
いや、実質カップルばっかが宿泊してるけど…でも、ラブホテルじゃねーからな?
「と、とにかく被害も出てますので、早急に対処をしませんと!」
マチルダの切羽詰まった様子を見るに、かなり不味い状況かもしれん。
「分かった。誰の報告だ?」
「はい、ラブ…じゃない、ホテル・ニュー大滝の警備をしているエルフさんが報告にきました」
「よし、支度してすぐに行こう。エルフさんは応接室で待たせてくれ」
そうマチルダに告げた俺は、ダッシュで着替えに走った。
マチルダも俺と共に屋敷へと駆け込むと、玄関ホールへと走って行った。
「なるほど、それでワイバーンの総数は何匹だ?」
『ワイバーン、40、モット?』
なるほど、総数は40匹以上かも知れないという事か。
取りあえずエルフさんの話によると、魔族さんの村の羊が数匹ワイバーンに襲われたらしい。
それを追って巣を突き止めたはいいが、あまりにも数が多いので救援要請にきた…と。
ガキの頃にワイバーン討伐した時は、父さんと冒険者ギルドも手伝ってくれたが、今度はそうはいかないか…。
だが、ブレンダーにクイーン&ファクトリーの蜂達も居るし、こっちには全力全開で動ける嫁ーず3人と、ユズユズ夫婦もいる。
しかも、俺のウルスラグナ2機と秘密兵器のミヤ&ヒナも…あれ? これって過剰戦力なんじゃね?
嫁ーずなんて、ダンジョンでワイバーン相手に無双したとか言ってたけど…。
「それは少し大変かも知れませんね、トールさま」
俺とエルフさんの話を聞いていたマチルダが、難しい顔で呟く。
え、君1人でもワイバーンぐらいは倒せるよね?
「崖の中腹に巣となると、ちょっと難しいですよ。あちらから近づいて来てくれればまだしも、こちらから近づくのは…」
「えっと、ダンジョンではどうやって戦ってたの?」
「ダンジョンの出現ポイントは、天井があるので、そうワイバーンも高くは飛び上がれないのです」
ああ、それで納得。
ワイバーンが飛び回れる程のスペースはあれど、天井があるためそんなに高くは飛べないんだな?
ならば、ウルスラグナで空から叩き落すしか無いか?
まあ、どっちにしてもそう大した相手じゃ無いな。
「よし、問題ない! すぐに討伐隊を出そう。メリル、ミルシェ、ドワーフメイド衆には留守番を、ミレーラとマチルダはウルスラグナの準備。イネスとユズユズ夫婦は車庫の蒸気自動車を全部引っ張り出せ! ブレンダーとクイーンには俺が伝える。半刻で出撃する。すぐ準備にかかれ!」
俺の号令で、マチルダは応接室を飛び出していった。
「エルフさん達は、ワイバーンの様子を探ってくれ。決して手出しをしない様に。俺達だけで殲滅する!」
『ワカタ!』
よっし、んじゃ久々に暴れてやりますかね!
セイッ!
空手一筋、馬鹿に〇り~♪ 果て無き修行、まっしぐら~♪
ㇵッ!
見つめた星を、掴んでやるぞ~♪
フンッ!
天下無敵の空手〇星を~♪
ムンッ!
天下無敵〇空手の星を~♪
どぉぉぉりゃぁぁぁぁ!
はぁはぁはぁはぁ…ふぅふぅふぅふぅ…。
う~ん、今朝の鍛錬は、完全に気が抜けてたなぁ。
何でこんな歌を思い出しちゃったんだろうか…もう、頭から離れん!
思わず口遊みながら、型稽古しちまったよ!
まあ、実際あのアニメに憧れて、6歳の時に空手を始めたんだけど、今思えば無茶苦茶なアニメだったよなぁ。
近年で言えば、あれは実戦空手とかフルコンタクト空手って分類になるんだろうけど、それにしても牛と戦うとかマジで意味わかんねぇよなぁ…。
空手家の大山倍達先生の半生を描いた漫画とかアニメだったらしいけど…脚色酷すぎだったなぁ。
ま、実際に原作者が9割は創作だったとか後に告白したとか聞いたけど、それ聞いても『やっぱりなぁ~』って思ったもん。
でも懐かしいなぁ~。
この世界に転生した今の俺なら、普通に牛とかだったら、素手で勝てる気がする。
ガキの頃に、変身してだけどワイバーンとも対峙したし、ソロで熊もした事もあるもんね。
今なら確実に素手で行けるよ、うん。
いかんいかん! こんな懐かしい昭和アニメの思い出に浸ってる場合じゃない。
嫁ーずに奉仕する日は終わったんだから、真面目にがっつり修行して、1日でも早い覚醒を目指さねば!
よっし、んじゃもう1回…
「トールさまー! 大変ですーー!」
タオルで汗をぬぐい、もう一鍛錬と気持ちを引き締めようとした時、邸の裏口を勢いよく開けてマチルダが飛び出して来た。
「んぁ?」
何かあったんかな?
「例のホテルからほど近い山の中腹に、ワイバーンが住みつきましたーーーー!」
いや、そんな大声で叫ばんでも、もちっと近くによって普通に言ってくれたらいいのよ?
「例のホテルというと、ホテル・ニュー大滝の事か?」
確かに風光明媚な峡谷にあるな…ワイバーンの巣作りに適しているかもしれん。
「そ、そうです! あのラブホテルです!」
「ラブホテル言うな!」
いや、実質カップルばっかが宿泊してるけど…でも、ラブホテルじゃねーからな?
「と、とにかく被害も出てますので、早急に対処をしませんと!」
マチルダの切羽詰まった様子を見るに、かなり不味い状況かもしれん。
「分かった。誰の報告だ?」
「はい、ラブ…じゃない、ホテル・ニュー大滝の警備をしているエルフさんが報告にきました」
「よし、支度してすぐに行こう。エルフさんは応接室で待たせてくれ」
そうマチルダに告げた俺は、ダッシュで着替えに走った。
マチルダも俺と共に屋敷へと駆け込むと、玄関ホールへと走って行った。
「なるほど、それでワイバーンの総数は何匹だ?」
『ワイバーン、40、モット?』
なるほど、総数は40匹以上かも知れないという事か。
取りあえずエルフさんの話によると、魔族さんの村の羊が数匹ワイバーンに襲われたらしい。
それを追って巣を突き止めたはいいが、あまりにも数が多いので救援要請にきた…と。
ガキの頃にワイバーン討伐した時は、父さんと冒険者ギルドも手伝ってくれたが、今度はそうはいかないか…。
だが、ブレンダーにクイーン&ファクトリーの蜂達も居るし、こっちには全力全開で動ける嫁ーず3人と、ユズユズ夫婦もいる。
しかも、俺のウルスラグナ2機と秘密兵器のミヤ&ヒナも…あれ? これって過剰戦力なんじゃね?
嫁ーずなんて、ダンジョンでワイバーン相手に無双したとか言ってたけど…。
「それは少し大変かも知れませんね、トールさま」
俺とエルフさんの話を聞いていたマチルダが、難しい顔で呟く。
え、君1人でもワイバーンぐらいは倒せるよね?
「崖の中腹に巣となると、ちょっと難しいですよ。あちらから近づいて来てくれればまだしも、こちらから近づくのは…」
「えっと、ダンジョンではどうやって戦ってたの?」
「ダンジョンの出現ポイントは、天井があるので、そうワイバーンも高くは飛び上がれないのです」
ああ、それで納得。
ワイバーンが飛び回れる程のスペースはあれど、天井があるためそんなに高くは飛べないんだな?
ならば、ウルスラグナで空から叩き落すしか無いか?
まあ、どっちにしてもそう大した相手じゃ無いな。
「よし、問題ない! すぐに討伐隊を出そう。メリル、ミルシェ、ドワーフメイド衆には留守番を、ミレーラとマチルダはウルスラグナの準備。イネスとユズユズ夫婦は車庫の蒸気自動車を全部引っ張り出せ! ブレンダーとクイーンには俺が伝える。半刻で出撃する。すぐ準備にかかれ!」
俺の号令で、マチルダは応接室を飛び出していった。
「エルフさん達は、ワイバーンの様子を探ってくれ。決して手出しをしない様に。俺達だけで殲滅する!」
『ワカタ!』
よっし、んじゃ久々に暴れてやりますかね!
応援ありがとうございます!
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