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その通りでおま!
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いきなり光り出したノワールに、俺は思わず後退った。
まさか、ここで自爆攻撃とか、洒落にならんぞ!?
なんて焦ったんだが、ノワールの輝きは一瞬で収まった。
「ふ~、さっぱりしたにゃ」
一体、さっきの光は何だったんだ…って、
「お前、今喋らなかったか!?」
確かに声が聞こえたぞ?
「にゃぁ~?」
ノワールを問いただすも、聞こえるのは鳴き声だけ…それも猫の。
って、いやいや、
「いや、間違いなく喋ったよな!?」
「んなぁ~?」
こいつ…明らかに俺の声に反応してるよね。
「猫の真似なんてしても、俺は騙されないぞ!?」
俺の目は誤魔化せないぞ。
「…ちっ! 今まで気付かなかったくせに…」
「何か今ぼそっと喋っただろーが! ってか、舌打ちしなかったか、今!」
「にゃぁにゃぁ~?」
くっ…こいつ!
「そうか、どうしても喋りたくないか。ならば三味線の素材にしてやろうかな…お腹の革はかなり良い音色になるらしいし…」
愛猫家には怒られそうだよなぁ。無論、本気でそんな事はしないけど。
「んにゃ!?」
俺の言葉に驚き、じりっじりっと後退るノワール。
「ふっふっふ…昔は街からネコが1匹も居なくなるほどに猫狩りがされたと聞いた事があるが…お前の革はどんな音色かなぁ?」
「ひょえ!」
めっちゃノワールの顔が焦りの表情になってきた。
間違いなく俺の言葉の意味を理解してるな。
「まぁ、猫だけに俺の言葉なんて理解でき無いだろけど。安心しろ、気付いた時には綺麗ななめし革になってるからな」
「あ、安心できるかー!」
ノワールが叫んだ。
「ほ~? やっぱ喋れるんじゃねーか」
「んにゃ!」
俺は後退るノワールに素早く近づくと、徐に抱き上げた。
「お前って、そもそもモフリーナとの連絡要員なんだから、言葉を理解出来て当然なんだよな。まさか喋れるとは思わなかったが」
「にゃ…にゃぅ。バレちゃったらしょうがにゃいにゃん…。確かに喋れるにゃん」
その語尾のにゃんっての必要?
「何で今まで喋れないふりしてたんだ?」
「そ、それは…モフリーナ様から、余計な事は喋るなって言われてた…にゃん」
取って付けたような語尾だな、おい!
「モフリーナから?」
「そう…にゃん。お前はお喋りだからって…にゃ」
いや、その語尾はもう良いって。
「まあ、別にお前が喋れようとどうでも良い事だけど」
「どうでもいいんかい!」
おい、素が出てるぞ? 語尾はどうした。
「ああ、別に喋れようが喋れなかろうがどうでもいい。ところで、何で俺の寝室のベッドの下に居たんだ?」
いつも日向ぼっこして寝てるだけのこいつが、何でこんな所に居たのか気になる。
「…にゃぁ~」
「今更、猫の真似したって駄目だぞ?」
「いや、ワテ…猫ですし」
一人称はワテかよ! もしかして出身は大阪ですか?
まあ、自白したから降ろしてやるか。
「お前が猫ってのは理解しとるが、それよりも先に答えてもらおう。何でベッドの下に居たんだ?」
「…えと…昨夜、自分管理局の女と話しとったやんかぁ」
二人称が自分って…完全に大阪弁だな。
「ああ、確かにな。それで?」
「モフリーナ様に、何でオノレはそれを把握出来んかったんやってお小言もらいましてぇ…」
そりゃぁ、サラだって誰にも見つからない様に忍び込んでたんだから、当たり前なんじゃね?
「ワテの仕事ににゃぁ、情報収集でもありますもんで…さぼってたんと違うかって…にゃぁ」
ああ、なるほどな。
「つまりお前は、サラが俺の寝室に忍び込んで、こっそりと俺と話した事に気付かなかったため、モフリーナに怒られた…と?」
「へ、へぇ…その通りでおま!」
大阪弁どうないかせーよ! いや、通じるけどね。
「そんで、どうして寝室に?」
「い、いや~。今夜また自分、独りになるっちゅー話やんかぁ。ほしたら、その時間に何かあった時に問題なるやん? そやから、こっそりベッドの下で様子を窺おうかと思っとってん」
ほ~?
「んじゃ、さっきは何で光ったんだ?」
「ベッドの下っちゅーのは、幾ら掃除しとっても、埃っぽいやん?」
うん、まぁそれはそうかもしれないな。
特に俺のベッドは巨大だし、ドワーフメイドさんの掃除の手が行き届かなくても仕方ない。
「そやから、埃をエネルギー使って払ったんよ。ほら、猫って綺麗好きですやん?」
「知るかボケー! 自爆攻撃かと思って、めっちゃ身構えたわ!」
「そ、そない怒らんといて~な…にゃん?」
「その語尾は、もうええっちゅーねん!」
まさか、ここで自爆攻撃とか、洒落にならんぞ!?
なんて焦ったんだが、ノワールの輝きは一瞬で収まった。
「ふ~、さっぱりしたにゃ」
一体、さっきの光は何だったんだ…って、
「お前、今喋らなかったか!?」
確かに声が聞こえたぞ?
「にゃぁ~?」
ノワールを問いただすも、聞こえるのは鳴き声だけ…それも猫の。
って、いやいや、
「いや、間違いなく喋ったよな!?」
「んなぁ~?」
こいつ…明らかに俺の声に反応してるよね。
「猫の真似なんてしても、俺は騙されないぞ!?」
俺の目は誤魔化せないぞ。
「…ちっ! 今まで気付かなかったくせに…」
「何か今ぼそっと喋っただろーが! ってか、舌打ちしなかったか、今!」
「にゃぁにゃぁ~?」
くっ…こいつ!
「そうか、どうしても喋りたくないか。ならば三味線の素材にしてやろうかな…お腹の革はかなり良い音色になるらしいし…」
愛猫家には怒られそうだよなぁ。無論、本気でそんな事はしないけど。
「んにゃ!?」
俺の言葉に驚き、じりっじりっと後退るノワール。
「ふっふっふ…昔は街からネコが1匹も居なくなるほどに猫狩りがされたと聞いた事があるが…お前の革はどんな音色かなぁ?」
「ひょえ!」
めっちゃノワールの顔が焦りの表情になってきた。
間違いなく俺の言葉の意味を理解してるな。
「まぁ、猫だけに俺の言葉なんて理解でき無いだろけど。安心しろ、気付いた時には綺麗ななめし革になってるからな」
「あ、安心できるかー!」
ノワールが叫んだ。
「ほ~? やっぱ喋れるんじゃねーか」
「んにゃ!」
俺は後退るノワールに素早く近づくと、徐に抱き上げた。
「お前って、そもそもモフリーナとの連絡要員なんだから、言葉を理解出来て当然なんだよな。まさか喋れるとは思わなかったが」
「にゃ…にゃぅ。バレちゃったらしょうがにゃいにゃん…。確かに喋れるにゃん」
その語尾のにゃんっての必要?
「何で今まで喋れないふりしてたんだ?」
「そ、それは…モフリーナ様から、余計な事は喋るなって言われてた…にゃん」
取って付けたような語尾だな、おい!
「モフリーナから?」
「そう…にゃん。お前はお喋りだからって…にゃ」
いや、その語尾はもう良いって。
「まあ、別にお前が喋れようとどうでも良い事だけど」
「どうでもいいんかい!」
おい、素が出てるぞ? 語尾はどうした。
「ああ、別に喋れようが喋れなかろうがどうでもいい。ところで、何で俺の寝室のベッドの下に居たんだ?」
いつも日向ぼっこして寝てるだけのこいつが、何でこんな所に居たのか気になる。
「…にゃぁ~」
「今更、猫の真似したって駄目だぞ?」
「いや、ワテ…猫ですし」
一人称はワテかよ! もしかして出身は大阪ですか?
まあ、自白したから降ろしてやるか。
「お前が猫ってのは理解しとるが、それよりも先に答えてもらおう。何でベッドの下に居たんだ?」
「…えと…昨夜、自分管理局の女と話しとったやんかぁ」
二人称が自分って…完全に大阪弁だな。
「ああ、確かにな。それで?」
「モフリーナ様に、何でオノレはそれを把握出来んかったんやってお小言もらいましてぇ…」
そりゃぁ、サラだって誰にも見つからない様に忍び込んでたんだから、当たり前なんじゃね?
「ワテの仕事ににゃぁ、情報収集でもありますもんで…さぼってたんと違うかって…にゃぁ」
ああ、なるほどな。
「つまりお前は、サラが俺の寝室に忍び込んで、こっそりと俺と話した事に気付かなかったため、モフリーナに怒られた…と?」
「へ、へぇ…その通りでおま!」
大阪弁どうないかせーよ! いや、通じるけどね。
「そんで、どうして寝室に?」
「い、いや~。今夜また自分、独りになるっちゅー話やんかぁ。ほしたら、その時間に何かあった時に問題なるやん? そやから、こっそりベッドの下で様子を窺おうかと思っとってん」
ほ~?
「んじゃ、さっきは何で光ったんだ?」
「ベッドの下っちゅーのは、幾ら掃除しとっても、埃っぽいやん?」
うん、まぁそれはそうかもしれないな。
特に俺のベッドは巨大だし、ドワーフメイドさんの掃除の手が行き届かなくても仕方ない。
「そやから、埃をエネルギー使って払ったんよ。ほら、猫って綺麗好きですやん?」
「知るかボケー! 自爆攻撃かと思って、めっちゃ身構えたわ!」
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