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ギクッ!
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「ユリアちゃん?」
サラの言葉は、俺の創造を超えたものだった。
「ええ、ユリアちゃんです! あの子のボディは、確かに基本の技術基盤はリリアが準備した管理局謹の物です」
う~ん…細かい所は覚えてないんだよなぁ…。
「ダンジョンマスター達は、その技術を完璧に理解したうえで、それを応用してみせたのです!」
そこまであのボーディの頭は良くないと思う…いや、もしやそれをやったのはモフレンダか!?
「応用というより、もはや発展型…いえ、次世代型と言っても過言では無い程に、進化したボディです!」
「そうなの!?」
知らなかったなぁ…。ユリアちゃんは、可愛い我が妹天使だとしか認識してなかったよ。
「ええ、そうなのです! 考えてください。彼女は成長しているんですよ? 対して、私達は一切成長しません!」
確かに…ずっと同じサイズだ…微動だにしない不動のぺったんこだ…。
「大河さん、どこ見てるんですか?」
「いや、どこも見てないぞ?」
まさか今の一瞬で気付いたと? こいつ、ニュ〇タイプか!?
「今はその不躾で下品で失礼な視線も許してあげましょう…」
酷い言われようだ…。
「つまりは、そういう所です!」
「どうゆう所!?」
不躾で下品で失礼な視線の事か!?
「せ・い・ちょ・う…です!」
「ああ、成長かぁ」
そういう話だったっけ。
「ダンジョンマスター達は、私達のサイバネティック・ボディの技術を応用し、数世代進化させた新たなボディを造り出したのです」
このままグダグダしてたら、睡眠時間がどんどん減っちまうから、ストレートに聞こう。
「なるほど、それはわかった。んで、お前はモフリーナ達に、何をして欲しいんだ?」
俺の言葉に、待ってましたと、サラがバンッと床を叩き、唾を飛ばしながら大声で叫んだ。
「良くぞ聞いてくれました! 私の新たなボディを造って欲しいのです!」
唾…めっちゃ飛んで来たんだけど…きちゃないなぁ…。
「要するに、お前のボディを造って欲しいって事か?」
ダンジョンマスターの謎な超技術があれば可能かもしれないな。
「その通りです! 私のこの身体が動かなくなる前に、是非とも新たな精神体の入れ物を作って欲しいのです!」
だけど、ちょっと気になる点が…。
「ふむふむ…なるほど、お前の要望は理解出来た」
「出来ましたか!」
サラは万歳して感激してる様だけど、ちょっと一言言わせてもらおう。
「リリアはどうすんだ?」
「ひっじょーにざんねんですが、あんなド変態淫乱レズ女は、この際綺麗さっぱりこの世からバイバイしてもらいましょう!」
お前、最初は自分とリリアのボディとか言って無かったか?
「いえ、それででは不十分ですね。もう原子レベルまで分解して、大海原に流しましょう、そうしましょう!」
ここには居ないからいいけど、そんな事をリリアさんの前で言ったら、お前…死ぬよ?
「はぁ…仕方ない。ダンジョンマスター達には、お前とリリアさんのボディに関しては相談してみるよ」
「ありがとーございます!」
「だが、しかーーーし! お前達は輪廻転生管理局の職員で、彼女達は解放魂魄統轄庁所属のダンジョンマスター。敵同士とまでは言わないが、そう簡単に協力してくれるとは考えない方がいいぞ?」
いや、実際には敵同士だけどね。
「そうれは承知の上です。ですが、そもそも今の私達はダンジョンマスターにも解放魂魄統轄庁にも、何の敵意もありません。それどころか、輪廻転生管理局に、敵意すら感じてますから!」
「どゆこと?」
「私達を一方的に何の予告も無く切り捨てた局長に敵意を抱かないなんて、あり得ないでしょう?」
なるほど、言われてみれば確かに…。
「それに大河さんも、実は管理局を敵視? 警戒? してますよねぇ?」
ギクッ!
「時折、ダンジョンマスター達との会合に出かけた時、大河さんの存在を感知できなくなってましたし、少し前から何故か大河さんの言動と思考が一致しない事が多々ありました」
ギクッ、ギクッ!
「今も、大河さんは輪廻転生管理局とか解放魂魄統轄庁とか言葉にしているつもりでしょ? いえ、この話の中に出て来た覚醒だの解脱だのって言葉も含めて、管理局が優先的に記録している言葉を言っているつもりでしょうが、私の耳には別の言葉に自動的に置き換えられてます!」
ギクッ、ギクッ、ギクッ!
「読唇術をマスターしているこのサラちゃんには、丸っとお見通しでい!」
しまったぁぁぁぁぁぁぁっぁ! こいつの前でそんな言葉を口にしちゃいけないんだったー!
こいつがガチ泣きなんてするから、完全に頭から抜けとったわーーー!
サラの言葉は、俺の創造を超えたものだった。
「ええ、ユリアちゃんです! あの子のボディは、確かに基本の技術基盤はリリアが準備した管理局謹の物です」
う~ん…細かい所は覚えてないんだよなぁ…。
「ダンジョンマスター達は、その技術を完璧に理解したうえで、それを応用してみせたのです!」
そこまであのボーディの頭は良くないと思う…いや、もしやそれをやったのはモフレンダか!?
「応用というより、もはや発展型…いえ、次世代型と言っても過言では無い程に、進化したボディです!」
「そうなの!?」
知らなかったなぁ…。ユリアちゃんは、可愛い我が妹天使だとしか認識してなかったよ。
「ええ、そうなのです! 考えてください。彼女は成長しているんですよ? 対して、私達は一切成長しません!」
確かに…ずっと同じサイズだ…微動だにしない不動のぺったんこだ…。
「大河さん、どこ見てるんですか?」
「いや、どこも見てないぞ?」
まさか今の一瞬で気付いたと? こいつ、ニュ〇タイプか!?
「今はその不躾で下品で失礼な視線も許してあげましょう…」
酷い言われようだ…。
「つまりは、そういう所です!」
「どうゆう所!?」
不躾で下品で失礼な視線の事か!?
「せ・い・ちょ・う…です!」
「ああ、成長かぁ」
そういう話だったっけ。
「ダンジョンマスター達は、私達のサイバネティック・ボディの技術を応用し、数世代進化させた新たなボディを造り出したのです」
このままグダグダしてたら、睡眠時間がどんどん減っちまうから、ストレートに聞こう。
「なるほど、それはわかった。んで、お前はモフリーナ達に、何をして欲しいんだ?」
俺の言葉に、待ってましたと、サラがバンッと床を叩き、唾を飛ばしながら大声で叫んだ。
「良くぞ聞いてくれました! 私の新たなボディを造って欲しいのです!」
唾…めっちゃ飛んで来たんだけど…きちゃないなぁ…。
「要するに、お前のボディを造って欲しいって事か?」
ダンジョンマスターの謎な超技術があれば可能かもしれないな。
「その通りです! 私のこの身体が動かなくなる前に、是非とも新たな精神体の入れ物を作って欲しいのです!」
だけど、ちょっと気になる点が…。
「ふむふむ…なるほど、お前の要望は理解出来た」
「出来ましたか!」
サラは万歳して感激してる様だけど、ちょっと一言言わせてもらおう。
「リリアはどうすんだ?」
「ひっじょーにざんねんですが、あんなド変態淫乱レズ女は、この際綺麗さっぱりこの世からバイバイしてもらいましょう!」
お前、最初は自分とリリアのボディとか言って無かったか?
「いえ、それででは不十分ですね。もう原子レベルまで分解して、大海原に流しましょう、そうしましょう!」
ここには居ないからいいけど、そんな事をリリアさんの前で言ったら、お前…死ぬよ?
「はぁ…仕方ない。ダンジョンマスター達には、お前とリリアさんのボディに関しては相談してみるよ」
「ありがとーございます!」
「だが、しかーーーし! お前達は輪廻転生管理局の職員で、彼女達は解放魂魄統轄庁所属のダンジョンマスター。敵同士とまでは言わないが、そう簡単に協力してくれるとは考えない方がいいぞ?」
いや、実際には敵同士だけどね。
「そうれは承知の上です。ですが、そもそも今の私達はダンジョンマスターにも解放魂魄統轄庁にも、何の敵意もありません。それどころか、輪廻転生管理局に、敵意すら感じてますから!」
「どゆこと?」
「私達を一方的に何の予告も無く切り捨てた局長に敵意を抱かないなんて、あり得ないでしょう?」
なるほど、言われてみれば確かに…。
「それに大河さんも、実は管理局を敵視? 警戒? してますよねぇ?」
ギクッ!
「時折、ダンジョンマスター達との会合に出かけた時、大河さんの存在を感知できなくなってましたし、少し前から何故か大河さんの言動と思考が一致しない事が多々ありました」
ギクッ、ギクッ!
「今も、大河さんは輪廻転生管理局とか解放魂魄統轄庁とか言葉にしているつもりでしょ? いえ、この話の中に出て来た覚醒だの解脱だのって言葉も含めて、管理局が優先的に記録している言葉を言っているつもりでしょうが、私の耳には別の言葉に自動的に置き換えられてます!」
ギクッ、ギクッ、ギクッ!
「読唇術をマスターしているこのサラちゃんには、丸っとお見通しでい!」
しまったぁぁぁぁぁぁぁっぁ! こいつの前でそんな言葉を口にしちゃいけないんだったー!
こいつがガチ泣きなんてするから、完全に頭から抜けとったわーーー!
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