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怨念がおんねん
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「ふ~む…この幽霊は、まるでサラの様だ」
まったく、そっくりそのままじゃないか。
「だから、サラちゃん本人だって言ってんでしょうーが!」
この五月蠅い所まで本人そっくりだ。
「なるほど、本人か…」
っと言う事は…。
「やっと理解できましたか? このぷりちーサラちゃんを幽霊と間違えるなん…」
「この世に未練を残したサラの怨念と言う事だな?」
まあ、あいつは色んな欲が強そうだから、そんな事もあるだろう。
「生きとるわ! めっちゃ生きとるわ! ピッチピチだわ!」
「いや、ぴっちぴちは生きてる時でも無かったぞ? 特に胸の辺りは、ツルンツルンだったはずだが?」
「やかましーーーーわ!」
バシーーン!っと、 またまたハリセンで俺の頭を叩くサラ似の怨念。
そしてハリセンを投げ捨てて、寝室の扉横にある照明のスイッチ代わりの魔石の元へと走って行き、
「ちゃんと見ろ! 足があるでしょうが!」
そう叫びながら、寝室の照明を点けた。
パッと明るくなった寝室だが、確かに怨念には足がある。
でも、足が無いのは幽霊じゃなかったっけ?
そもそも、幽霊には足が無いって多くの人が思ってる様だけど、足の無い幽霊の絵を最初に描いたのは円山応挙のはず。
諸説あったはずだけど、結局は足が無い方が怖く見えるからとかで広まった話で合って、幽霊にだって本当は足がある。
いや、前世で幽霊を見た事無いし、この世界の幽霊の足がどうなってるのか知らないから、本当はどうなってるのか分からない。
だが、目の前のサラに似た怨念か幽霊は、確かに足がある。
「足はあるな…」
俺の呟きに、NA〇・N〇I 16な胸を張って、
「当然です!」
鼻息荒く、髪の長いサラに似た女の怨念が言った。
「ここに、怨念がおんねん…」
「面白く無いわーーーーーー!」
静かな湖畔の森の影…じゃなく、俺の寝室に怨念の絶叫が響き渡った。
「そもそも、怨念とか幽霊とかなわけ無いでしょうが! さっき食堂で一緒に夕飯食ったじゃないっすか!」
どうも、本当にサラだったらしい。
「その後の数時間で死んで幽霊とか怨念とかになるって、どんだけこの世に未練残してんすか、私は!」
俺は未練よりも練乳掛けたいちごをもう一度食べたいぞ? この世界に練乳あるんかなぁ?
まあ、こいつは貧乳だけど。
「めっちゃしょうもない事とか失礼な事考えてるっしょ、大河さん?」
「何故分かる!?」
こやつ、エスパーか? エスパー〇藤なのか!
そう言えば、エスパー魔〇の方が、こいつより胸あった気がするなあ。
「口調でわかるわ! ってか、絶対にアホな事をまた考えただろー!」
こいつ、俺の思考を読んでるのか? 今は並列思考全力全開のはずなんだが?
「気にするな、のーぱいサラ」
「のーぱいって何だよ、このノータリンがーーー」
全く、怨念になっても騒がしい奴だ。
「ぜー、はー、ぜー、はー…」
「どうした? 怨念でも動悸息切れか? 残念ながら、自然の生薬が配合された救〇は持ってないぞ?」
き〇うーしん、きゅ〇ーしん♪ ってCM、絶対に耳に残ると思うの。
「んなもん、飲まんわ! ってか、この世界にあるはず無いでしょうが! いや、そんな事はどうでも良いから、話を聞けよ!」
いや、息切れ激しいけど?
「はいはい。んで、何でこっそり俺の部屋の中で幽霊の真似なんてしてたんだ?」
「だーかーらー! こっそり話をしたかったんですーーーー!」
この寝室は、いろんな意味で防音対策をばっちりしているので、確かに内緒話にはいいかもしれない。
しかも、今はナディア達によって、全ての妖精も出て行ってるから、完全にこいつと2人っきりだし。
「ふむ。その話とは?」
きりっと引き締まった真面目な顔で、俺はサラへと話の続きを促した。
「その前に…ちょっとお尋ねしますが、大河さんは変身したまんまで話をするつもりですか?」
「うむ、身の危険を感じてるんでな」
防音がしっかりした部屋で、こんな変態と2人っきりなんて、身の危険しか感じんから当然だな。
まったく、そっくりそのままじゃないか。
「だから、サラちゃん本人だって言ってんでしょうーが!」
この五月蠅い所まで本人そっくりだ。
「なるほど、本人か…」
っと言う事は…。
「やっと理解できましたか? このぷりちーサラちゃんを幽霊と間違えるなん…」
「この世に未練を残したサラの怨念と言う事だな?」
まあ、あいつは色んな欲が強そうだから、そんな事もあるだろう。
「生きとるわ! めっちゃ生きとるわ! ピッチピチだわ!」
「いや、ぴっちぴちは生きてる時でも無かったぞ? 特に胸の辺りは、ツルンツルンだったはずだが?」
「やかましーーーーわ!」
バシーーン!っと、 またまたハリセンで俺の頭を叩くサラ似の怨念。
そしてハリセンを投げ捨てて、寝室の扉横にある照明のスイッチ代わりの魔石の元へと走って行き、
「ちゃんと見ろ! 足があるでしょうが!」
そう叫びながら、寝室の照明を点けた。
パッと明るくなった寝室だが、確かに怨念には足がある。
でも、足が無いのは幽霊じゃなかったっけ?
そもそも、幽霊には足が無いって多くの人が思ってる様だけど、足の無い幽霊の絵を最初に描いたのは円山応挙のはず。
諸説あったはずだけど、結局は足が無い方が怖く見えるからとかで広まった話で合って、幽霊にだって本当は足がある。
いや、前世で幽霊を見た事無いし、この世界の幽霊の足がどうなってるのか知らないから、本当はどうなってるのか分からない。
だが、目の前のサラに似た怨念か幽霊は、確かに足がある。
「足はあるな…」
俺の呟きに、NA〇・N〇I 16な胸を張って、
「当然です!」
鼻息荒く、髪の長いサラに似た女の怨念が言った。
「ここに、怨念がおんねん…」
「面白く無いわーーーーーー!」
静かな湖畔の森の影…じゃなく、俺の寝室に怨念の絶叫が響き渡った。
「そもそも、怨念とか幽霊とかなわけ無いでしょうが! さっき食堂で一緒に夕飯食ったじゃないっすか!」
どうも、本当にサラだったらしい。
「その後の数時間で死んで幽霊とか怨念とかになるって、どんだけこの世に未練残してんすか、私は!」
俺は未練よりも練乳掛けたいちごをもう一度食べたいぞ? この世界に練乳あるんかなぁ?
まあ、こいつは貧乳だけど。
「めっちゃしょうもない事とか失礼な事考えてるっしょ、大河さん?」
「何故分かる!?」
こやつ、エスパーか? エスパー〇藤なのか!
そう言えば、エスパー魔〇の方が、こいつより胸あった気がするなあ。
「口調でわかるわ! ってか、絶対にアホな事をまた考えただろー!」
こいつ、俺の思考を読んでるのか? 今は並列思考全力全開のはずなんだが?
「気にするな、のーぱいサラ」
「のーぱいって何だよ、このノータリンがーーー」
全く、怨念になっても騒がしい奴だ。
「ぜー、はー、ぜー、はー…」
「どうした? 怨念でも動悸息切れか? 残念ながら、自然の生薬が配合された救〇は持ってないぞ?」
き〇うーしん、きゅ〇ーしん♪ ってCM、絶対に耳に残ると思うの。
「んなもん、飲まんわ! ってか、この世界にあるはず無いでしょうが! いや、そんな事はどうでも良いから、話を聞けよ!」
いや、息切れ激しいけど?
「はいはい。んで、何でこっそり俺の部屋の中で幽霊の真似なんてしてたんだ?」
「だーかーらー! こっそり話をしたかったんですーーーー!」
この寝室は、いろんな意味で防音対策をばっちりしているので、確かに内緒話にはいいかもしれない。
しかも、今はナディア達によって、全ての妖精も出て行ってるから、完全にこいつと2人っきりだし。
「ふむ。その話とは?」
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「その前に…ちょっとお尋ねしますが、大河さんは変身したまんまで話をするつもりですか?」
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