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長かったなぁ
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全身全霊を掛けて俺は戦い、夜が明ける前にようやくその全てに決着がついた。
はい、皆様お馴染のトール君です。
毎度ながら、嫁ーず達の性…精力は、途轍もなかった。
突撃人数が5人から3人へと減ったはずなのに、俺の体力と精神力の消耗具合が変わらないのは、どういう事なんだろう。
戦闘力が5/5から3/5になったのではなく、3/3…つまりは、単に分母と分子が変化しただけなの?
まさか、メリルとミルシェの2/5のパワーを残る3人に譲渡したのか!
って事は…えっと、2/5の力が3等分されて増えたんだから…13%ちょっと各人の戦闘力がUPしたって事か!
んじゃ、結局は人数が減ったところで、俺の消耗度は変化してないって事になるじゃんか。
…そのうち赤い玉が出て、腎虚で死ぬんじゃないだろうか…俺…。
え、腎虚(じんきょ)を知らない? まあ、迷信とか俗説の類かも知れないけど、興味あったら調べてみんさい。
兎に角、3人の嫁ーずからKO勝ちを奪った俺は、直後にベッドへと倒れ込み、そのまま朝を迎えたというわけだ。
まあ、もう寝不足は毎度の事となった気がしないでもないが、日課である鍛錬を行うべく裏庭へと向かう。
昨日から俺の鍛錬を見る我が家の面々の様子が何だかおかしいのだが、きっと俺の気のせいだろう。
朝から身体を動かすのは、実に気持ちがいい。
特に型稽古の最中は、何か世界と一体化している様な、何とも言えない不思議な心持になる。
前世でもこんな感じになった事は無いな。
もしかして、やっと俺の精神がこの世界に馴染んだって事なんだろうか。
それならば、きっと良い事なんだろう!
よ~し、今日からのダンジョンアタックも頑張っちゃうぞー!
女性陣のほぼ全員が付いて来るんだけどさ…。
なんだろう、この参観日に家族全員が来ちゃった…的な、居心地の悪さは…。
ま、気にしたら負けだよ! どうせボーディやモフリーナが難度調整ばっちりしてくれるだろうから、難しい事は考えずに楽もう!
朝食を食べたあと、俺達はすぐに荷物を持って裏庭にある地獄門の様なダンジョン直通扉の前に集合。
荷物といっても、せいぜい着替えなんかだけなので、各自鞄1つだ。
トラ〇ク1つ~だ~けで~♪ …は以前やった気がするし、これは鞄だ、鞄!
って事は、革の鞄1つだけ〇の~あなた〇記憶が唯一の地図よ~♪
聖子ちゃ~ん! ってとこか? ところで、聖子ちゃんって何歳になったんだろう?
そんなどうでも良い事を考えていると、あのおどろおどろしい扉が音も無くゆっくりと開いた。
扉の隙間からはやせ細った青白い手が…何て事は無く、元気な猫耳のちびっこが飛び出して来た。
「じゃじゃーん! みなしゃま、おまたちぇちまちた!」
最近、特に幼児化が激しいもふりんちゃんが、じゃじゃーんと言いながら登場…自分で言うか、普通…?
「いや、そんなに待ってないから大丈夫だぞ? で、今日来たのはもふりんだけなのか?」
そう問いかける俺の言葉にもふりんは、
「あぃ。まちゅたーは、みやのさいちゅうちょうちぇいでいしょがちいらちいでちゅ」
どうやらミヤの最終調整で忙しいらしい。
何で俺が通訳してるんだろうか。
「そうか、分かった。んじゃ、悪いけどみんなを案内してくれな」
あんまり要らん事を話していると、何だかまずい事が起こりそうな気がした俺は、もふりんにそう言って先を急かした。
「あ、はいでち…」
何やら言いたそうな不満顔のも不倫ちゃんではあるが、俺達を先導して地獄門へと踵を返した。
その後を、俺を先頭に嫁ーず&ユリアちゃん&ナディア達が続く。
やっと出発かよ…ここまで長かったなぁ…。
もふりんに導かれるまま(普通に戦闘を歩いているだけだが)扉を通ると、そこは高級ホテルのラウンジの様な場所。
ん~、もしかして、ここって改装した?
外に面した1面はガラス張りで、美しい夜空…いや、星空が大きく広がっていた。
さすがは惑星の真裏、昼夜逆転している。
地球だったら、こんな満天の星空なんてなかなか拝めない。
前世の子供の頃だったら、普通に夜になったら綺麗な天の川が見えたんだけどなあ。
俺の後ろを付いて来た家族も、その満天の星空をうっとりと眺めていた。
どれぐらいその光景を眺めていたんだろう? 5分? 10分? もしかしたら30分ぐらいは見てたかな?
不意に背後に気配を感じたので、振り返ると、そこには見慣れた顔が並んでいた。
はい、皆様お馴染のトール君です。
毎度ながら、嫁ーず達の性…精力は、途轍もなかった。
突撃人数が5人から3人へと減ったはずなのに、俺の体力と精神力の消耗具合が変わらないのは、どういう事なんだろう。
戦闘力が5/5から3/5になったのではなく、3/3…つまりは、単に分母と分子が変化しただけなの?
まさか、メリルとミルシェの2/5のパワーを残る3人に譲渡したのか!
って事は…えっと、2/5の力が3等分されて増えたんだから…13%ちょっと各人の戦闘力がUPしたって事か!
んじゃ、結局は人数が減ったところで、俺の消耗度は変化してないって事になるじゃんか。
…そのうち赤い玉が出て、腎虚で死ぬんじゃないだろうか…俺…。
え、腎虚(じんきょ)を知らない? まあ、迷信とか俗説の類かも知れないけど、興味あったら調べてみんさい。
兎に角、3人の嫁ーずからKO勝ちを奪った俺は、直後にベッドへと倒れ込み、そのまま朝を迎えたというわけだ。
まあ、もう寝不足は毎度の事となった気がしないでもないが、日課である鍛錬を行うべく裏庭へと向かう。
昨日から俺の鍛錬を見る我が家の面々の様子が何だかおかしいのだが、きっと俺の気のせいだろう。
朝から身体を動かすのは、実に気持ちがいい。
特に型稽古の最中は、何か世界と一体化している様な、何とも言えない不思議な心持になる。
前世でもこんな感じになった事は無いな。
もしかして、やっと俺の精神がこの世界に馴染んだって事なんだろうか。
それならば、きっと良い事なんだろう!
よ~し、今日からのダンジョンアタックも頑張っちゃうぞー!
女性陣のほぼ全員が付いて来るんだけどさ…。
なんだろう、この参観日に家族全員が来ちゃった…的な、居心地の悪さは…。
ま、気にしたら負けだよ! どうせボーディやモフリーナが難度調整ばっちりしてくれるだろうから、難しい事は考えずに楽もう!
朝食を食べたあと、俺達はすぐに荷物を持って裏庭にある地獄門の様なダンジョン直通扉の前に集合。
荷物といっても、せいぜい着替えなんかだけなので、各自鞄1つだ。
トラ〇ク1つ~だ~けで~♪ …は以前やった気がするし、これは鞄だ、鞄!
って事は、革の鞄1つだけ〇の~あなた〇記憶が唯一の地図よ~♪
聖子ちゃ~ん! ってとこか? ところで、聖子ちゃんって何歳になったんだろう?
そんなどうでも良い事を考えていると、あのおどろおどろしい扉が音も無くゆっくりと開いた。
扉の隙間からはやせ細った青白い手が…何て事は無く、元気な猫耳のちびっこが飛び出して来た。
「じゃじゃーん! みなしゃま、おまたちぇちまちた!」
最近、特に幼児化が激しいもふりんちゃんが、じゃじゃーんと言いながら登場…自分で言うか、普通…?
「いや、そんなに待ってないから大丈夫だぞ? で、今日来たのはもふりんだけなのか?」
そう問いかける俺の言葉にもふりんは、
「あぃ。まちゅたーは、みやのさいちゅうちょうちぇいでいしょがちいらちいでちゅ」
どうやらミヤの最終調整で忙しいらしい。
何で俺が通訳してるんだろうか。
「そうか、分かった。んじゃ、悪いけどみんなを案内してくれな」
あんまり要らん事を話していると、何だかまずい事が起こりそうな気がした俺は、もふりんにそう言って先を急かした。
「あ、はいでち…」
何やら言いたそうな不満顔のも不倫ちゃんではあるが、俺達を先導して地獄門へと踵を返した。
その後を、俺を先頭に嫁ーず&ユリアちゃん&ナディア達が続く。
やっと出発かよ…ここまで長かったなぁ…。
もふりんに導かれるまま(普通に戦闘を歩いているだけだが)扉を通ると、そこは高級ホテルのラウンジの様な場所。
ん~、もしかして、ここって改装した?
外に面した1面はガラス張りで、美しい夜空…いや、星空が大きく広がっていた。
さすがは惑星の真裏、昼夜逆転している。
地球だったら、こんな満天の星空なんてなかなか拝めない。
前世の子供の頃だったら、普通に夜になったら綺麗な天の川が見えたんだけどなあ。
俺の後ろを付いて来た家族も、その満天の星空をうっとりと眺めていた。
どれぐらいその光景を眺めていたんだろう? 5分? 10分? もしかしたら30分ぐらいは見てたかな?
不意に背後に気配を感じたので、振り返ると、そこには見慣れた顔が並んでいた。
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