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乾杯
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『大河さん、大河さん!。大変です、局長が全然応答してくれないんです!』
もうすぐ夕飯って時に、サラが俺の頭の中で騒ぎ始めた。
『ま、俺も相手がサラだったら、通信は拒否するけどな』
『ひどっ!』
局長がサラからの通信を拒否しているというのは、あまり考られないかな?
『もしくは通信不良…か? サラの脳ミソ、腐ったんじゃないのか?』
『あんたまでそんな事言うのか…』『流石です!』
おっと、リリアさんがインターセプトか?
『サラの脳は元々認定標準規格に不合格した不良品でしたが、サラの精神が適合出来るボディーは、このポンコツ不良品脳しか受け付けなかったのです! ですから、この様な絶壁ショタ好き変態野郎になってしまったのです!』
『あんまりだ、リリア!』
そっか、元々規格外っていうか不良品だったんだ。
『失礼、野郎では無く女郎でしたね』
そこはどっちでも良いんじゃね?
『そういう事じゃねーわ!』
ああ、うん。こればっかりはサラに同情するよ。
それで、あのエド君の持ってる球は、結局何だったん?
『正確な事は申し上げられません。何せ、甘露局のデータベースへのアクセスが拒否されましたので』
『ほーれみろ! やっぱリリアも悪説できねーんじゃん!』
ほっほー、リリアさんもポンコツなのか?
『言っておきますが、私の超小型ポジトロン電子頭脳は最新モデルですし、自己診断機能も付いております。無論、正常です』
最新モデルって…電子頭脳も新型発表会とかあるんだろうか?
『ちなみに、サラの超小型ポジトロン電子頭脳は5世代前の不良品です』
『えっ、そうなの!?』
そうなの!?
『古いくせに不良品。しかも、保証切れのうえ、メーカーサポートも部品供給も終了。もう部品再利用も出来ないゴミです』
『ゴミ言うな!』
まあ、ゴミはちょっと酷いかな。
今のところは何とか動いてるんだから、せめて廃棄物一歩手前ぐらいで…。
『あんたも大概酷いわ!』
『そうですね、では産廃サラという事で』
乾杯。今、君は人生の、大きな大きな舞台(ごみ処理場の前に)に立ち…。
『……ぉぃ……』
結局、夕飯までの間、サラとリリアさんと話し(何だろうか?)をしたのだが、エド君の中身も、あの虹色の球の正体も分からずじまいだった。
さて、どうしましょうかね。
あの2人の話を聞く分には、真面目に分からない様だ。
ならば、ダンジョンマスター達にも正体なんて分からないだろう。
だが、今のところ頼れるのはのじゃロリのボーディと、ないすばでぃ社長秘書のモフリーナしか居ない。
モフレンダは…余計な仕事を持ち込んで、ミヤの調整に失敗したら困るから、今はそっとしておこう。
明日には父さんも例の土地への調査に出かけるはずだし、サラとリリアさんも同行するから丁度いい。
うん、明日にでもボーディに連絡を入れてみよう。
ミヤの調整の進み具合も気になるし、丁度いいかな。
その晩は、父さん出発前日でもあったので、とっても豪華な晩餐と呼ぶにふさわしい料理が食卓に並んだ。
ドワーフさんが腕によりをかけた、超豪勢な和食の数々。
前世で社員旅行で行ったホテルの宴会料理みたいだ。
人魚さんが朝早くから獲ってくれた新鮮な魚介類をふんだんに使った料理は、まず王都では食べる事など出来ないだろう。
俺もこの世界に来て初めて見たぐらいだもんな…うん。
そして、ドワーフさん謹製の米から作られた無色透明な美しい米酒…どう見ても日本酒。
一応、俺も嫁ーずもこの世界では飲酒可能な年齢なので、ちびちびと頂いたけど、意外とアルコール度数は低いかな。
そんな米酒に感激した父さんは、どんだけ~って全員が引くぐらいぐびぐびと飲んで、母さんに頭をひっぱたかれていた。
ちなみに、我が邸で飲酒をしていないのは、母さんとメリル、ミルシェ、ユズカ、あとコルネちゃんとユリアちゃん。
ま、理由は誰にでもわかるだろうけど、メリルとミルシェは妊娠中だし、母さんとユズカは授乳中。
コルネちゃんとユリアちゃんは、(この世界では)まだ未成年だから、仕方ない。
意外と酒豪で驚いたのが、マチルダとユズキ。
イネスは、ちょびっと口に含んだだけで、顔が真っ赤になっていた。
俺? 俺は、小さなグラス1杯だけしか飲んで無いですよ?
別に酒は嫌いじゃないけど、二日ほど色んな不満を溜めこんだ嫁ーずが、今夜あたり突撃しそうなので、ここで飲み過ぎると後が怖いかなぁ…って考えて、酒量は控えました。
メリル、マチルダ、イネスが肉食獣になるのかと思うと、背筋にいや~な汗が流れるけど…ここは漢を見せて満足させねば。
今夜…寝れるかなぁ…。
もうすぐ夕飯って時に、サラが俺の頭の中で騒ぎ始めた。
『ま、俺も相手がサラだったら、通信は拒否するけどな』
『ひどっ!』
局長がサラからの通信を拒否しているというのは、あまり考られないかな?
『もしくは通信不良…か? サラの脳ミソ、腐ったんじゃないのか?』
『あんたまでそんな事言うのか…』『流石です!』
おっと、リリアさんがインターセプトか?
『サラの脳は元々認定標準規格に不合格した不良品でしたが、サラの精神が適合出来るボディーは、このポンコツ不良品脳しか受け付けなかったのです! ですから、この様な絶壁ショタ好き変態野郎になってしまったのです!』
『あんまりだ、リリア!』
そっか、元々規格外っていうか不良品だったんだ。
『失礼、野郎では無く女郎でしたね』
そこはどっちでも良いんじゃね?
『そういう事じゃねーわ!』
ああ、うん。こればっかりはサラに同情するよ。
それで、あのエド君の持ってる球は、結局何だったん?
『正確な事は申し上げられません。何せ、甘露局のデータベースへのアクセスが拒否されましたので』
『ほーれみろ! やっぱリリアも悪説できねーんじゃん!』
ほっほー、リリアさんもポンコツなのか?
『言っておきますが、私の超小型ポジトロン電子頭脳は最新モデルですし、自己診断機能も付いております。無論、正常です』
最新モデルって…電子頭脳も新型発表会とかあるんだろうか?
『ちなみに、サラの超小型ポジトロン電子頭脳は5世代前の不良品です』
『えっ、そうなの!?』
そうなの!?
『古いくせに不良品。しかも、保証切れのうえ、メーカーサポートも部品供給も終了。もう部品再利用も出来ないゴミです』
『ゴミ言うな!』
まあ、ゴミはちょっと酷いかな。
今のところは何とか動いてるんだから、せめて廃棄物一歩手前ぐらいで…。
『あんたも大概酷いわ!』
『そうですね、では産廃サラという事で』
乾杯。今、君は人生の、大きな大きな舞台(ごみ処理場の前に)に立ち…。
『……ぉぃ……』
結局、夕飯までの間、サラとリリアさんと話し(何だろうか?)をしたのだが、エド君の中身も、あの虹色の球の正体も分からずじまいだった。
さて、どうしましょうかね。
あの2人の話を聞く分には、真面目に分からない様だ。
ならば、ダンジョンマスター達にも正体なんて分からないだろう。
だが、今のところ頼れるのはのじゃロリのボーディと、ないすばでぃ社長秘書のモフリーナしか居ない。
モフレンダは…余計な仕事を持ち込んで、ミヤの調整に失敗したら困るから、今はそっとしておこう。
明日には父さんも例の土地への調査に出かけるはずだし、サラとリリアさんも同行するから丁度いい。
うん、明日にでもボーディに連絡を入れてみよう。
ミヤの調整の進み具合も気になるし、丁度いいかな。
その晩は、父さん出発前日でもあったので、とっても豪華な晩餐と呼ぶにふさわしい料理が食卓に並んだ。
ドワーフさんが腕によりをかけた、超豪勢な和食の数々。
前世で社員旅行で行ったホテルの宴会料理みたいだ。
人魚さんが朝早くから獲ってくれた新鮮な魚介類をふんだんに使った料理は、まず王都では食べる事など出来ないだろう。
俺もこの世界に来て初めて見たぐらいだもんな…うん。
そして、ドワーフさん謹製の米から作られた無色透明な美しい米酒…どう見ても日本酒。
一応、俺も嫁ーずもこの世界では飲酒可能な年齢なので、ちびちびと頂いたけど、意外とアルコール度数は低いかな。
そんな米酒に感激した父さんは、どんだけ~って全員が引くぐらいぐびぐびと飲んで、母さんに頭をひっぱたかれていた。
ちなみに、我が邸で飲酒をしていないのは、母さんとメリル、ミルシェ、ユズカ、あとコルネちゃんとユリアちゃん。
ま、理由は誰にでもわかるだろうけど、メリルとミルシェは妊娠中だし、母さんとユズカは授乳中。
コルネちゃんとユリアちゃんは、(この世界では)まだ未成年だから、仕方ない。
意外と酒豪で驚いたのが、マチルダとユズキ。
イネスは、ちょびっと口に含んだだけで、顔が真っ赤になっていた。
俺? 俺は、小さなグラス1杯だけしか飲んで無いですよ?
別に酒は嫌いじゃないけど、二日ほど色んな不満を溜めこんだ嫁ーずが、今夜あたり突撃しそうなので、ここで飲み過ぎると後が怖いかなぁ…って考えて、酒量は控えました。
メリル、マチルダ、イネスが肉食獣になるのかと思うと、背筋にいや~な汗が流れるけど…ここは漢を見せて満足させねば。
今夜…寝れるかなぁ…。
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