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どう…とは?
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嫁ーず&ユズカが乙女の秘密の会議とやらを終えると、イネスが応接室で話をしていた俺達を呼びに来た。
彼女達が一体どんな会議をしていたのかは不明だが、おそらく俺は聞くべきでは無い様な気がする。
なので、俺はその話題にはアンタッチャブルだ。 どっかのお笑いのコンビの事じゃないぞ?
呼びに来たイネスを先頭に、アルテアン侯爵家一同とサラとリリアさん、そして俺とミヤは、嫁ーず達の待つ食堂へと向かった。
食堂の中では、すでに嫁ーず達が着席して楽しそうにお喋りをしながら待っていたので、俺達も自分の席に着いた。
そして、数日ぶりににフルメンバーが揃った夕食は、とても賑やかな物になった。
賑わいの元は主に女性陣であり、きゃっきゃうふふと話をし、別に意図してではないだろうが場を盛り上げていた。
会話の内容は大したものでもなく、王都往復組が土産話をし、留守番組がその間の報告なのだが、実に楽しそうである。
食事時のおしゃべりは、本当はマナー的にはよろしくないのだが、まあ今夜ぐらいは大目に見よう。
食事をしている俺の横で、じっと俺を見つめ黙って立っているミヤが妙に場違いなのだが、誰もそこには触れなかった。
もしかしてミヤは居ない者として扱ってる? 無視ですか?
それは虐めじゃないかなあ…とか、馬鹿な事を考えていたが、別に虐めではない様だ。
まだ会ってから日も浅く、会話すらできないこの着物の美幼女の扱いに戸惑っているだけらしい。
まあ、確かに戸惑うよな…ほぼ無表情で俺にずっとくっ付いているうえに、コミュニケーション取れないんだもんなあ。
ミヤの取り扱いに関しては、ゆっくり時間を掛けて皆で考えよう。
でも、こいつ何時になったら別次元に行ってくれるんだろう…そろそろ面倒くさくなってきた…。
食後のお茶の時間となった所で、マチルダが約束の例の荷物を取りに行った。
小脇に抱える事が出来るほどの小箱を持って帰って来たマチルダは、その箱からLシリーズを取り出す。
多分待ちわびていたのだろう。
メリル、母さん父さん、コルネちゃんユリアちゃん、ユズユズ夫妻に、それぞれ用に調整されたLシリーズをマチルダが手渡すと、早速嬉しそうにそれぞれのLシリーズをいじくりまわして遊んでいた。
勿論、実際に使用するには変身する必要があるので、Lシリーズの装備はまた後日のお愉しみとなった。
そもそも、俺もミヤの性能とか全然知らないんだから、お試しは一緒にしようぜ。
また、妊娠中のメリルとミルシェに関しては変身自体を禁止している。
理由は、変身する事で胎児にどんな影響があるか不明だから…という事は、Lシリーズのお試しはお預けだ。
今は使うのを我慢して、皆が変身する姿を見て楽しんでほしい。
まあ、そんな感じで食後のお茶の時間も楽しくわいわいと過ごしたわけだ。
「どう思いますか、サラ?」
薄暗い地下室にある、サラとリリアの部屋のベッドの端に腰かけたリリアがサラに話しかけた。
「どう…とは?」
返事をしたサラは、ベッドにぐでぇ~っと寝っ転がって返事をした。
「あのミヤという少女とLシリーズとかいう特殊な兵装の事ですよ」
「あ~、あれね…別に問題ない気がするっすけど?」
難しい顔で話しかけるリリアと違い、もう眠そうな顔でサラは答えた。
「問題ないのでしょうか?」
そんなサラの答えに満足いかなかったのか、リリアが言葉を重ねたのだが、
「あのミヤって真っ黒なロリっ子もLシリーズも、要はただのナノマシンの集合体っしょ? なら、大河さんがエネルギーを変換して創造する武器とかと、そう大した違いは無いっしょ」
「まあ、確かにそう言われればそうかもしれませんが…」
サラの答えには、リリアはやはり満足できない様だ。
「まあ、製造元がダンジョンマスターってところが、確かに私もちょび~っと引っかかりますけど、気にする程の事も無いんじゃ?」
リリアが引っかかっているのは、正しくそこだった。
ダンジョンマスターによる、新たな武装の製造。
解放魂魄統轄庁と輪廻転生管理局との確執を考慮すると、やはりこれは問題なのではないだろうか?
「局長も何も言って来て無いんっしょ?」
「ええ、まだ何も…」
そんな確執ある解放魂魄統轄庁が、サラとリリアに知覚出来ない場所で新たな武装を製造していたというのに、全能とも言える管理局長がそれに気付けないはずもない。
「んじゃ、問題ないって事っすよ」
あっけらかんとしたサラは、「ねむねむ…」と、ゴソゴソと布団にもぐってしまった。
「そうなのでしょうけど…何か引っかかるんですよねえ…」
そう小声でつぶやきながら、リリアは部屋に設置されている魔道具の光を消して、サラ同様に布団へと入った。
ちなみに、この2人に肉体的な睡眠の必要は無い。
単に、精神体を休息させる為だけに、この様な行動をとっているだけなのだと言う事を、蛇足だが付け加えておこう。
彼女達が一体どんな会議をしていたのかは不明だが、おそらく俺は聞くべきでは無い様な気がする。
なので、俺はその話題にはアンタッチャブルだ。 どっかのお笑いのコンビの事じゃないぞ?
呼びに来たイネスを先頭に、アルテアン侯爵家一同とサラとリリアさん、そして俺とミヤは、嫁ーず達の待つ食堂へと向かった。
食堂の中では、すでに嫁ーず達が着席して楽しそうにお喋りをしながら待っていたので、俺達も自分の席に着いた。
そして、数日ぶりににフルメンバーが揃った夕食は、とても賑やかな物になった。
賑わいの元は主に女性陣であり、きゃっきゃうふふと話をし、別に意図してではないだろうが場を盛り上げていた。
会話の内容は大したものでもなく、王都往復組が土産話をし、留守番組がその間の報告なのだが、実に楽しそうである。
食事時のおしゃべりは、本当はマナー的にはよろしくないのだが、まあ今夜ぐらいは大目に見よう。
食事をしている俺の横で、じっと俺を見つめ黙って立っているミヤが妙に場違いなのだが、誰もそこには触れなかった。
もしかしてミヤは居ない者として扱ってる? 無視ですか?
それは虐めじゃないかなあ…とか、馬鹿な事を考えていたが、別に虐めではない様だ。
まだ会ってから日も浅く、会話すらできないこの着物の美幼女の扱いに戸惑っているだけらしい。
まあ、確かに戸惑うよな…ほぼ無表情で俺にずっとくっ付いているうえに、コミュニケーション取れないんだもんなあ。
ミヤの取り扱いに関しては、ゆっくり時間を掛けて皆で考えよう。
でも、こいつ何時になったら別次元に行ってくれるんだろう…そろそろ面倒くさくなってきた…。
食後のお茶の時間となった所で、マチルダが約束の例の荷物を取りに行った。
小脇に抱える事が出来るほどの小箱を持って帰って来たマチルダは、その箱からLシリーズを取り出す。
多分待ちわびていたのだろう。
メリル、母さん父さん、コルネちゃんユリアちゃん、ユズユズ夫妻に、それぞれ用に調整されたLシリーズをマチルダが手渡すと、早速嬉しそうにそれぞれのLシリーズをいじくりまわして遊んでいた。
勿論、実際に使用するには変身する必要があるので、Lシリーズの装備はまた後日のお愉しみとなった。
そもそも、俺もミヤの性能とか全然知らないんだから、お試しは一緒にしようぜ。
また、妊娠中のメリルとミルシェに関しては変身自体を禁止している。
理由は、変身する事で胎児にどんな影響があるか不明だから…という事は、Lシリーズのお試しはお預けだ。
今は使うのを我慢して、皆が変身する姿を見て楽しんでほしい。
まあ、そんな感じで食後のお茶の時間も楽しくわいわいと過ごしたわけだ。
「どう思いますか、サラ?」
薄暗い地下室にある、サラとリリアの部屋のベッドの端に腰かけたリリアがサラに話しかけた。
「どう…とは?」
返事をしたサラは、ベッドにぐでぇ~っと寝っ転がって返事をした。
「あのミヤという少女とLシリーズとかいう特殊な兵装の事ですよ」
「あ~、あれね…別に問題ない気がするっすけど?」
難しい顔で話しかけるリリアと違い、もう眠そうな顔でサラは答えた。
「問題ないのでしょうか?」
そんなサラの答えに満足いかなかったのか、リリアが言葉を重ねたのだが、
「あのミヤって真っ黒なロリっ子もLシリーズも、要はただのナノマシンの集合体っしょ? なら、大河さんがエネルギーを変換して創造する武器とかと、そう大した違いは無いっしょ」
「まあ、確かにそう言われればそうかもしれませんが…」
サラの答えには、リリアはやはり満足できない様だ。
「まあ、製造元がダンジョンマスターってところが、確かに私もちょび~っと引っかかりますけど、気にする程の事も無いんじゃ?」
リリアが引っかかっているのは、正しくそこだった。
ダンジョンマスターによる、新たな武装の製造。
解放魂魄統轄庁と輪廻転生管理局との確執を考慮すると、やはりこれは問題なのではないだろうか?
「局長も何も言って来て無いんっしょ?」
「ええ、まだ何も…」
そんな確執ある解放魂魄統轄庁が、サラとリリアに知覚出来ない場所で新たな武装を製造していたというのに、全能とも言える管理局長がそれに気付けないはずもない。
「んじゃ、問題ないって事っすよ」
あっけらかんとしたサラは、「ねむねむ…」と、ゴソゴソと布団にもぐってしまった。
「そうなのでしょうけど…何か引っかかるんですよねえ…」
そう小声でつぶやきながら、リリアは部屋に設置されている魔道具の光を消して、サラ同様に布団へと入った。
ちなみに、この2人に肉体的な睡眠の必要は無い。
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