935 / 1,466
愛
しおりを挟む
「なってなーーーい!」
完成した新しい宿泊施設? のイメージ図を嫁ーずと一緒に母さんに見せに行ったところ、ユズカが頭を掻きむしりながら発狂…ごほんっ! ではなく、大声で叫んだ。
「何故に!?」
母さんはニコニコと嫁ーずと図を見ながら談笑しているだけなのだが、どうもユズカは気に入らなかった様だ。
「ここには愛がない!」
「愛!?」
えっと、ユズカさんや…俺は人魚さん達にそんな感情持ち合わせておりませんが?
「いいですか、伯爵様! 人魚さん達の生活を考えてください。彼女達は水辺に棲む種族です」
「あ、ああ…その通りだな…」
何を今更?
「彼女達には足がありません!」
「そりゃそうだろ。足があったら人魚じゃないし」
声を失う代わりに尻尾を人間の足に変える魔法薬を飲んだとかいう童話もあったよなあ。
「その彼女達が崖を掘っただけの廊下をピョンピョンと飛び跳ねて移動する姿を考えた事がありますか!?」
一息で言ったな?
えっと…ピョンピョンとね…するとどうなる?
「ひれが傷つきます!」
「おお、確かに! って、待て待て待て! 彼女達は街の娼館に出勤したり、俺の邸で仕事したりしてるけど、普通にピョンピョン飛び跳ねてるけど?」
「魔族さん特製の魚類用の尾腐れや傷用の薬を常備しているのです!」
「観賞魚かよ!」
前世でグッピー飼ってた時に、そんな奴を買って使った事あるぞ。
「彼女達は、妊娠したいのです!」
「ああ、うん。それは知ってるけど…」
「男の前では綺麗に見せたいのです!」
「まあ、そうかもしれない…」
「その彼女達が精いっぱいのおしゃれをして、裸一貫で男性の待つ部屋へと行くのです!」
裸一貫の使い方を間違ってる気がするが…。
「それで?」
「そんな彼女達が、傷ついたひれで男性の前に出たいと思いますか?」
「なるほど!」
ユズカの言いたい事が何となくわかった。
つまり、男の前では綺麗で居たい。
綺麗でいる方が、男性に選ばれやすい。
彼女達の特徴でもある尾びれは、特に目立つ部分だから、しっかり手入れをしてくるだろう。
それが傷つくような廊下では傷薬を持参するしかない。
だが、事が事とだけに、そんな物を持っては行けない。
まあ、何となく出張風俗っぽい感じになっちゃってる気がしないでもないけど。
目いっぱいのおしゃれをして、やる気満々で相手の待つ部屋に行こうとしているのに、この廊下では念入りに手入れをした自慢の尾びれが傷ついてしまう。
だが、この図で見る限り、そういう所に気遣いが全くなされていない…と言う事か?
そう言われると、確かに愛が足りないかもしれない、いや足りないな。
俺は人にとっての使い勝手(&逃がさないようにする事)に重点を置きすぎた。
この宿泊施設でもっとも大切なのは、人族と人魚さん達にとって共に使い勝手が良く、気持ちよく過ごしてもらう事。
事後のこの場所の管理も人魚さん達に任せるのだし、男が気分よくハッスルできるようにムードも考慮しなければいけなかったんだ!
「おお、確かにこの図のコンセプトからして、愛が足りないかもしれない!」
「でしょ、でしょ!」
自分の意図を理解してもらえたユズカは、得意げだ。
「なるほど…廊下や部屋の床は全面的に絨毯の様な物を敷くべきだな…」
俺の呟きを拾ったユズカが、
「情熱的な赤が良いと思います!」
そんな意見を大きな声で言ったが、赤…?
「あと、照明はピンクで。淡い紫でスケスケの布が垂れ下がった天蓋付きのベッドと、ガラス製壁の向こうにこれまたガラス製の湯船が完備されたバスルームも!」
……おいっ!
「そりゃ、ラブホじゃねーか! 何でそんなん知ってんだよ! お前、あっちではJCだったんだろうが!」
おっと、嫁ーずは母さんとの話に夢中で、俺の声は届いてない…か?
「知識だけはありますもんねー! それにそんなホテルを造ってくれたら…」
「造ったら?」
「ユズキと入り浸る!」
ユズカよ、お前の横で黙って話を聞いていたユズキが、くねくねと気持ち悪い動きで恥ずかしがってるぞ?
だが、まあ…、
「分かった。最大限ユズカの考えを尊重しよう」
「やったね、ユズキ! オーシャンビューのラブホで2人目作ろう!」
ユズカが嬉しそうにくねくね中のユズキにそう言うが、俺はあえて突っ込もう。
「まだ1人目も出てきてねーよ!」
こうして、愛を育む為の宿泊施設に、愛を込めた改良をする俺なのであった。
とは言え、照明はピンクになどしないで、目にも優しく雰囲気も良い間接照明だし、壁も浴槽もごく普通のもの。
ベッドもサイズこそ一回り大きくはしたが、変な天蓋とか垂れ布は無しだ。
当然だが、絨毯の色も落ち着いたグレーっぽい獣の毛皮にした。
最終的なイメージ図を見た母さんも嫁ーずも大いに賛同し、建設許可が下りたのであった。
さて、無事に建設許可にまでこぎつけたのだが、ここで一言言っておかねばならない奴…いや、夫婦がいる。
お前達だ、このユズユズ夫婦!
「この宿泊施設が完成しても、お前達は当分利用禁止だ!」
俺の言葉に、真っ赤な顔で怒り心頭で文句タラタラのユズカと、滅茶苦茶に落ち込んでいるユズキ。
ユズキ、もしかして使いたかったのか? だが、断る!
お前達に使わせてみろ…嫁ーずが絶対に使いたいって駄々こねるだろうが。
こういった時の嫁ーずの目は怖いんだよ…わかるよな、同じ男として。
あ、お前も嫁さんが宿泊を熱望してたから、宥める方法考えて落ち込んでたの?
うん、分かるよ…俺も一緒だから。
今度、男同士で呑みに行こうな。
未成年だから、酒は無しだけど。
え、この世界なら成人が15歳だし、そもそも結婚してたら未成年の枠から外れて成人扱いだから、日本の法律でも飲酒はOKのはずだって?
お前、そりゃ間違ってるぞ…。
日本だったら、喫煙も飲酒も成人が条件じゃなくて、20歳からOKなんだからな、憶えとけよ。
ちなみにこっちの世界でだったら、俺達は飲酒はOKな年齢なんだが…。
実は、あんまり酒って好きじゃないんだよ、俺。
え、ユズキも下戸なの? でも、ユズカは酒豪だと…苦労してんだな、お前も…。
注:2022年4月から民法の成年年齢は18歳に引き下げられましたが、飲酒と喫煙の
年齢制限については20歳のまま維持されております。
成年・成人が、飲酒や喫煙の条件ではありません。
作品中の、トールヴァルド、柚希、柚香が日本に居た頃は、作品の都合上、成人
年齢が法律で20歳でしたが、物語の進行に特に問題がないため、法改正以前の
条件で物語を書いておりますので、ご容赦ください。
完成した新しい宿泊施設? のイメージ図を嫁ーずと一緒に母さんに見せに行ったところ、ユズカが頭を掻きむしりながら発狂…ごほんっ! ではなく、大声で叫んだ。
「何故に!?」
母さんはニコニコと嫁ーずと図を見ながら談笑しているだけなのだが、どうもユズカは気に入らなかった様だ。
「ここには愛がない!」
「愛!?」
えっと、ユズカさんや…俺は人魚さん達にそんな感情持ち合わせておりませんが?
「いいですか、伯爵様! 人魚さん達の生活を考えてください。彼女達は水辺に棲む種族です」
「あ、ああ…その通りだな…」
何を今更?
「彼女達には足がありません!」
「そりゃそうだろ。足があったら人魚じゃないし」
声を失う代わりに尻尾を人間の足に変える魔法薬を飲んだとかいう童話もあったよなあ。
「その彼女達が崖を掘っただけの廊下をピョンピョンと飛び跳ねて移動する姿を考えた事がありますか!?」
一息で言ったな?
えっと…ピョンピョンとね…するとどうなる?
「ひれが傷つきます!」
「おお、確かに! って、待て待て待て! 彼女達は街の娼館に出勤したり、俺の邸で仕事したりしてるけど、普通にピョンピョン飛び跳ねてるけど?」
「魔族さん特製の魚類用の尾腐れや傷用の薬を常備しているのです!」
「観賞魚かよ!」
前世でグッピー飼ってた時に、そんな奴を買って使った事あるぞ。
「彼女達は、妊娠したいのです!」
「ああ、うん。それは知ってるけど…」
「男の前では綺麗に見せたいのです!」
「まあ、そうかもしれない…」
「その彼女達が精いっぱいのおしゃれをして、裸一貫で男性の待つ部屋へと行くのです!」
裸一貫の使い方を間違ってる気がするが…。
「それで?」
「そんな彼女達が、傷ついたひれで男性の前に出たいと思いますか?」
「なるほど!」
ユズカの言いたい事が何となくわかった。
つまり、男の前では綺麗で居たい。
綺麗でいる方が、男性に選ばれやすい。
彼女達の特徴でもある尾びれは、特に目立つ部分だから、しっかり手入れをしてくるだろう。
それが傷つくような廊下では傷薬を持参するしかない。
だが、事が事とだけに、そんな物を持っては行けない。
まあ、何となく出張風俗っぽい感じになっちゃってる気がしないでもないけど。
目いっぱいのおしゃれをして、やる気満々で相手の待つ部屋に行こうとしているのに、この廊下では念入りに手入れをした自慢の尾びれが傷ついてしまう。
だが、この図で見る限り、そういう所に気遣いが全くなされていない…と言う事か?
そう言われると、確かに愛が足りないかもしれない、いや足りないな。
俺は人にとっての使い勝手(&逃がさないようにする事)に重点を置きすぎた。
この宿泊施設でもっとも大切なのは、人族と人魚さん達にとって共に使い勝手が良く、気持ちよく過ごしてもらう事。
事後のこの場所の管理も人魚さん達に任せるのだし、男が気分よくハッスルできるようにムードも考慮しなければいけなかったんだ!
「おお、確かにこの図のコンセプトからして、愛が足りないかもしれない!」
「でしょ、でしょ!」
自分の意図を理解してもらえたユズカは、得意げだ。
「なるほど…廊下や部屋の床は全面的に絨毯の様な物を敷くべきだな…」
俺の呟きを拾ったユズカが、
「情熱的な赤が良いと思います!」
そんな意見を大きな声で言ったが、赤…?
「あと、照明はピンクで。淡い紫でスケスケの布が垂れ下がった天蓋付きのベッドと、ガラス製壁の向こうにこれまたガラス製の湯船が完備されたバスルームも!」
……おいっ!
「そりゃ、ラブホじゃねーか! 何でそんなん知ってんだよ! お前、あっちではJCだったんだろうが!」
おっと、嫁ーずは母さんとの話に夢中で、俺の声は届いてない…か?
「知識だけはありますもんねー! それにそんなホテルを造ってくれたら…」
「造ったら?」
「ユズキと入り浸る!」
ユズカよ、お前の横で黙って話を聞いていたユズキが、くねくねと気持ち悪い動きで恥ずかしがってるぞ?
だが、まあ…、
「分かった。最大限ユズカの考えを尊重しよう」
「やったね、ユズキ! オーシャンビューのラブホで2人目作ろう!」
ユズカが嬉しそうにくねくね中のユズキにそう言うが、俺はあえて突っ込もう。
「まだ1人目も出てきてねーよ!」
こうして、愛を育む為の宿泊施設に、愛を込めた改良をする俺なのであった。
とは言え、照明はピンクになどしないで、目にも優しく雰囲気も良い間接照明だし、壁も浴槽もごく普通のもの。
ベッドもサイズこそ一回り大きくはしたが、変な天蓋とか垂れ布は無しだ。
当然だが、絨毯の色も落ち着いたグレーっぽい獣の毛皮にした。
最終的なイメージ図を見た母さんも嫁ーずも大いに賛同し、建設許可が下りたのであった。
さて、無事に建設許可にまでこぎつけたのだが、ここで一言言っておかねばならない奴…いや、夫婦がいる。
お前達だ、このユズユズ夫婦!
「この宿泊施設が完成しても、お前達は当分利用禁止だ!」
俺の言葉に、真っ赤な顔で怒り心頭で文句タラタラのユズカと、滅茶苦茶に落ち込んでいるユズキ。
ユズキ、もしかして使いたかったのか? だが、断る!
お前達に使わせてみろ…嫁ーずが絶対に使いたいって駄々こねるだろうが。
こういった時の嫁ーずの目は怖いんだよ…わかるよな、同じ男として。
あ、お前も嫁さんが宿泊を熱望してたから、宥める方法考えて落ち込んでたの?
うん、分かるよ…俺も一緒だから。
今度、男同士で呑みに行こうな。
未成年だから、酒は無しだけど。
え、この世界なら成人が15歳だし、そもそも結婚してたら未成年の枠から外れて成人扱いだから、日本の法律でも飲酒はOKのはずだって?
お前、そりゃ間違ってるぞ…。
日本だったら、喫煙も飲酒も成人が条件じゃなくて、20歳からOKなんだからな、憶えとけよ。
ちなみにこっちの世界でだったら、俺達は飲酒はOKな年齢なんだが…。
実は、あんまり酒って好きじゃないんだよ、俺。
え、ユズキも下戸なの? でも、ユズカは酒豪だと…苦労してんだな、お前も…。
注:2022年4月から民法の成年年齢は18歳に引き下げられましたが、飲酒と喫煙の
年齢制限については20歳のまま維持されております。
成年・成人が、飲酒や喫煙の条件ではありません。
作品中の、トールヴァルド、柚希、柚香が日本に居た頃は、作品の都合上、成人
年齢が法律で20歳でしたが、物語の進行に特に問題がないため、法改正以前の
条件で物語を書いておりますので、ご容赦ください。
0
お気に入りに追加
1,833
あなたにおすすめの小説
異世界へ誤召喚されちゃいました~女神の加護でほのぼのスローライフ送ります~
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。

死んだのに異世界に転生しました!
drop
ファンタジー
友人が車に引かれそうになったところを助けて引かれ死んでしまった夜乃 凪(よるの なぎ)。死ぬはずの夜乃は神様により別の世界に転生することになった。
この物語は異世界テンプレ要素が多いです。
主人公最強&チートですね
主人公のキャラ崩壊具合はそうゆうものだと思ってください!
初めて書くので
読みづらい部分や誤字が沢山あると思います。
それでもいいという方はどうぞ!
(本編は完結しました)

『転生したら「村」だった件 〜最強の移動要塞で世界を救います〜』
ソコニ
ファンタジー
29歳の過労死サラリーマン・御影要が目覚めたのは、なんと「村」として転生した姿だった。
誰もいない村の守護者となった要は、偶然迷い込んできた少年リオを最初の住民として迎え入れ、徐々に「村」としての力を開花させていく。【村レベル:1】【住民数:0】【スキル:基本生活機能】から始まった異世界生活。

こちらの異世界で頑張ります
kotaro
ファンタジー
原 雪は、初出勤で事故にあい死亡する。神様に第二の人生を授かり幼女の姿で
魔の森に降り立つ 其処で獣魔となるフェンリルと出合い後の保護者となる冒険者と出合う。
様々の事が起こり解決していく

異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが
倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、
どちらが良い?……ですか。」
「異世界転生で。」
即答。
転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。
なろうにも数話遅れてますが投稿しております。
誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。
自分でも見直しますが、ご協力お願いします。
感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。

外れスキル『収納』がSSS級スキル『亜空間』に成長しました~剣撃も魔法もモンスターも収納できます~
春小麦
ファンタジー
——『収納』という、ただバッグに物をたくさん入れられるだけの外れスキル。
冒険者になることを夢見ていたカイル・ファルグレッドは落胆し、冒険者になることを諦めた。
しかし、ある日ゴブリンに襲われたカイルは、無意識に自身の『収納』スキルを覚醒させる。
パンチや蹴りの衝撃、剣撃や魔法、はたまたドラゴンなど、この世のありとあらゆるものを【アイテムボックス】へ『収納』することができるようになる。
そこから郵便屋を辞めて冒険者へと転向し、もはや外れスキルどころかブッ壊れスキルとなった『収納(亜空間)』を駆使して、仲間と共に最強冒険者を目指していく。
成長促進と願望チートで、異世界転生スローライフ?
後藤蓮
ファンタジー
20年生きてきて不幸なことしかなかった青年は、無職となったその日に、女子高生二人を助けた代償として、トラックに轢かれて死んでしまう。
目が覚めたと思ったら、そこは知らない場所。そこでいきなり神様とか名乗る爺さんと出会い、流れで俺は異世界転生することになった。
日本で20年生きた人生は運が悪い人生だった。来世は運が良くて幸せな人生になるといいな..........。
そんな思いを胸に、神様からもらった成長促進と願望というチートスキルを持って青年は異世界転生する。
さて、新しい人生はどんな人生になるのかな?
※ 第11回ファンタジー小説大賞参加してます 。投票よろしくお願いします!
◇◇◇◇◇◇◇◇
お気に入り、感想貰えると作者がとても喜びますので、是非お願いします。
執筆スピードは、ゆるーくまったりとやっていきます。
◇◇◇◇◇◇◇◇
9/3 0時 HOTランキング一位頂きました!ありがとうございます!
9/4 7時 24hランキング人気・ファンタジー部門、一位頂きました!ありがとうございます!

くじ引きで決められた転生者 ~スローライフを楽しんでって言ったのに邪神を討伐してほしいってどゆこと!?~
はなとすず
ファンタジー
僕の名前は高橋 悠真(たかはし ゆうま)
神々がくじ引きで決めた転生者。
「あなたは通り魔に襲われた7歳の女の子を庇い、亡くなりました。我々はその魂の清らかさに惹かれました。あなたはこの先どのような選択をし、どのように生きるのか知りたくなってしまったのです。ですがあなたは地球では消えてしまった存在。ですので異世界へ転生してください。我々はあなたに試練など与える気はありません。どうぞ、スローライフを楽しんで下さい」
って言ったのに!なんで邪神を討伐しないといけなくなったんだろう…
まぁ、早く邪神を討伐して残りの人生はスローライフを楽しめばいいか
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる