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あーーーれーーー!
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やっと玄関を通る事が出来たのだが、俺は只今絶賛応接室にて取り囲まれております…嫁ーずに。
「それで、トール様は、ど・な・た・と、お話をされたんですか?」
いや、何故にそんあドアップで俺に迫るのだ、メリルさん?
浮気相手と逢引の約束とかしてたわけじゃないからな!
「では、誰とですか?」
何でそんなに細目で俺を睨む、ミルシェさんよ?
「正直に…言って欲しかった…です…ぐすん…」
俺の浮気確定したみたいな言い方すんな、ミレーラ! ついでに泣きまねもすな!
「まあ、先程の流れからすると、何か山向こうの情報収集に関して、どなたかと打ち合わせしてきたとみるのが妥当でしょうが」
よっく分かってんじゃんか、マチルダ!
「はっはっは! 避妊をしているなら問題ないぞ!」
おま、全然理解出来てねーな、イネスは! ってか、避妊って俺が浮気してるの確定かよ!
『それで、どなたとお話を?』
何でうちの嫁ーずは、こういう時に声が揃うんだろうねえ…お前等、本当に練習してたりしないだろうな?
「マチルダの推測通り、山向こうに関して相談してただけだよ、モフリーナに」
別に疚しい事でもないので、正直に告白…いや、隠し事でもないからこれは変か…言っておこう。
「モフリーナさん……なるほど、トール様は山向こうを手っ取り早くダンジョン領域化して精査しようというのですか?」
「ぴんぽーん! マチルダ君、大正解! とは言え、まだ相談はしてないけどな。呼び出しただけだ」
そう、マチルダの言うように、俺がモフリーナに頼もうとしているのは、問題の土地に関しての調査方法。
「なるほど、それ考えも尽きませんでした…」
メリルがちょこっと落ち込んでいる。
実際、メリル達の発案で山向こうの調査に独断でナディア達を向かわせ、今回のような事故というか事件というか、とにかく4人を危険な目に合わせたのは事実なので、多少落ち込むのも無理はない。
だが、俺も調査って言葉に引きずられてしまっていれば、同様に以前に調査した事のあるナディア達を向かわせたことだろう。
落ち着いて考えれば、もっと簡単で確実な手段があったのだ。
調査って部分に固執せずに、広い視野で考えれば、もっと手っ取り早い手がある。
それがダンジョンマスタ-による、山向こうのダンジョン領域化だ。
こうすれば、領域化した場所に関しては、ダンジョンマスター達に事細かく情報が入るわけで、しかも調査場所に行く必要もないのだから、特に大きな問題など起きないはず。
もしも領域化出来無い場所があったり、問題がある様ならば、改めて調査すればいい。
危険な獣や魔物がいるのであれば、ダンジョンマスターがその能力を如何なく揮い、大量のモンスターを投入して制圧すれば済む話って事だ。
領域化出来ない場所があるのであれば、それすなわち確実に何らかの問題があると分っているので、ダンジョン領域化した安全な場所に前線基地を置いて、時間を掛けて本格的な調査すればいいだけの事だ。
何やら蜂達の話では罠の魔法陣っぽいのがあるようだが、それだってモンスターを突撃させればもっと多くの情報が入るだろう。
それに、ダンジョンマスター権限で、こっちとあっちを瞬時に行ったり来たり出来るので、時間も手間も省けるってもんだ。
とは言え、嫁ーずや母さん達がナディア達を情報収集に行かせたと聞いても、ここまで頭が回らなかった。
もっと早くこの方法に気が付いていれば、彼女達が危険な目に合わなかったはずと、後悔しきりだ。
「確かに、その方法でしたら、ナディアさん達はあんな目に合わなかったかもしれません…」
マチルダも落ち込んでるなあ。
「いや、俺もナディア達を山向こうに調査に行かせたと聞いた時、最善の方法だと思い込んでしまっていたのは事実だ」
俺の言葉に、少しだけ微笑み小さく頷く、嫁ーず一同。
「って事なので、安全安心で単純明快な方法で山向こうの謎を全て暴いて白日の下に曝け出すためにも、モフリーナ達の協力を仰ごうという分けなのだよ、諸君!」
俺の言葉に、全員が納得した顔で大きく頷いてくれた。
だが、ミレーラがもじもじと何か言いたそうだ。
「ん? 何か言いたい事でもあるのか、ミレーラ?」
俺が、澄み切った瞳とさわやかな笑顔でそう尋ねると、
「で、でも…大きい…おっぱいが…お好きなんですよ…ね?」
んがっ!?
「そ、そんな事はないぞ! 俺は、大きさで女性の価値を判断した事はない!」
さっきまで少しだけ笑顔も戻って来てた嫁ーずの顔が、急に無表情に…何で!?
「トール様、それは答えになってませんね」
うっ…確かにメリルの言う通りかも…。
「トール様、好き嫌いの話で合って、価値の話ではないですけど?」
け、決して誤魔化したり話を逸らそうという意図はございませんよ、ミルシェさん。
「ここのメイドやモフリーナさんと、そう大きさは変わりませんよ、トール様」
マチルダは…うん、十分に巨乳の範疇です。
「戦う時には邪魔だがな!」
今の話の流れ的には、多分そう意味じゃないと思うんだ、イネス君。
「も、もっと揉んでもらったら…大きくなります…か?」
お、おま…何て爆弾をぶっ込むんだ、ミレーラ!
『ほう?』
他の嫁ーずの目が肉食獣みたいになったじゃねーか!
『試してみましょうか』
あ、やばい…俺、ちょっと用事を思い出したんで…。
『逃がしません!』
あーーーれーーー!
「それで、トール様は、ど・な・た・と、お話をされたんですか?」
いや、何故にそんあドアップで俺に迫るのだ、メリルさん?
浮気相手と逢引の約束とかしてたわけじゃないからな!
「では、誰とですか?」
何でそんなに細目で俺を睨む、ミルシェさんよ?
「正直に…言って欲しかった…です…ぐすん…」
俺の浮気確定したみたいな言い方すんな、ミレーラ! ついでに泣きまねもすな!
「まあ、先程の流れからすると、何か山向こうの情報収集に関して、どなたかと打ち合わせしてきたとみるのが妥当でしょうが」
よっく分かってんじゃんか、マチルダ!
「はっはっは! 避妊をしているなら問題ないぞ!」
おま、全然理解出来てねーな、イネスは! ってか、避妊って俺が浮気してるの確定かよ!
『それで、どなたとお話を?』
何でうちの嫁ーずは、こういう時に声が揃うんだろうねえ…お前等、本当に練習してたりしないだろうな?
「マチルダの推測通り、山向こうに関して相談してただけだよ、モフリーナに」
別に疚しい事でもないので、正直に告白…いや、隠し事でもないからこれは変か…言っておこう。
「モフリーナさん……なるほど、トール様は山向こうを手っ取り早くダンジョン領域化して精査しようというのですか?」
「ぴんぽーん! マチルダ君、大正解! とは言え、まだ相談はしてないけどな。呼び出しただけだ」
そう、マチルダの言うように、俺がモフリーナに頼もうとしているのは、問題の土地に関しての調査方法。
「なるほど、それ考えも尽きませんでした…」
メリルがちょこっと落ち込んでいる。
実際、メリル達の発案で山向こうの調査に独断でナディア達を向かわせ、今回のような事故というか事件というか、とにかく4人を危険な目に合わせたのは事実なので、多少落ち込むのも無理はない。
だが、俺も調査って言葉に引きずられてしまっていれば、同様に以前に調査した事のあるナディア達を向かわせたことだろう。
落ち着いて考えれば、もっと簡単で確実な手段があったのだ。
調査って部分に固執せずに、広い視野で考えれば、もっと手っ取り早い手がある。
それがダンジョンマスタ-による、山向こうのダンジョン領域化だ。
こうすれば、領域化した場所に関しては、ダンジョンマスター達に事細かく情報が入るわけで、しかも調査場所に行く必要もないのだから、特に大きな問題など起きないはず。
もしも領域化出来無い場所があったり、問題がある様ならば、改めて調査すればいい。
危険な獣や魔物がいるのであれば、ダンジョンマスターがその能力を如何なく揮い、大量のモンスターを投入して制圧すれば済む話って事だ。
領域化出来ない場所があるのであれば、それすなわち確実に何らかの問題があると分っているので、ダンジョン領域化した安全な場所に前線基地を置いて、時間を掛けて本格的な調査すればいいだけの事だ。
何やら蜂達の話では罠の魔法陣っぽいのがあるようだが、それだってモンスターを突撃させればもっと多くの情報が入るだろう。
それに、ダンジョンマスター権限で、こっちとあっちを瞬時に行ったり来たり出来るので、時間も手間も省けるってもんだ。
とは言え、嫁ーずや母さん達がナディア達を情報収集に行かせたと聞いても、ここまで頭が回らなかった。
もっと早くこの方法に気が付いていれば、彼女達が危険な目に合わなかったはずと、後悔しきりだ。
「確かに、その方法でしたら、ナディアさん達はあんな目に合わなかったかもしれません…」
マチルダも落ち込んでるなあ。
「いや、俺もナディア達を山向こうに調査に行かせたと聞いた時、最善の方法だと思い込んでしまっていたのは事実だ」
俺の言葉に、少しだけ微笑み小さく頷く、嫁ーず一同。
「って事なので、安全安心で単純明快な方法で山向こうの謎を全て暴いて白日の下に曝け出すためにも、モフリーナ達の協力を仰ごうという分けなのだよ、諸君!」
俺の言葉に、全員が納得した顔で大きく頷いてくれた。
だが、ミレーラがもじもじと何か言いたそうだ。
「ん? 何か言いたい事でもあるのか、ミレーラ?」
俺が、澄み切った瞳とさわやかな笑顔でそう尋ねると、
「で、でも…大きい…おっぱいが…お好きなんですよ…ね?」
んがっ!?
「そ、そんな事はないぞ! 俺は、大きさで女性の価値を判断した事はない!」
さっきまで少しだけ笑顔も戻って来てた嫁ーずの顔が、急に無表情に…何で!?
「トール様、それは答えになってませんね」
うっ…確かにメリルの言う通りかも…。
「トール様、好き嫌いの話で合って、価値の話ではないですけど?」
け、決して誤魔化したり話を逸らそうという意図はございませんよ、ミルシェさん。
「ここのメイドやモフリーナさんと、そう大きさは変わりませんよ、トール様」
マチルダは…うん、十分に巨乳の範疇です。
「戦う時には邪魔だがな!」
今の話の流れ的には、多分そう意味じゃないと思うんだ、イネス君。
「も、もっと揉んでもらったら…大きくなります…か?」
お、おま…何て爆弾をぶっ込むんだ、ミレーラ!
『ほう?』
他の嫁ーずの目が肉食獣みたいになったじゃねーか!
『試してみましょうか』
あ、やばい…俺、ちょっと用事を思い出したんで…。
『逃がしません!』
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