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めいわくだよ?
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ユリアーネ・デ・アルテアンちゃん、御年6歳(仮)。
まだまだ幼い少女であり、実は管理局とダンジョンのテクノロジーにより生み出されたスーパーボディーに、元恐怖の大王の一部を宿していた女性の(記憶欠落状態)精神を移植されている。
先述した年齢は、コルネちゃんの遺伝子情報を元に構成されたスーパーボディのユリアちゃんではあるが、精神年齢的にも見た目的にも、コルネちゃんの幼少期と瓜二つであったため、家族や関係者との会議によって決められた年齢だ。
移植当時は5歳と仮定されたが、あれから1年少々過ぎたので、現在6歳としている。
ちなみに誕生日はコルネちゃんと同じ日。
そんなスーパーボディーを持つ、超すごい幼女であるユリアちゃんだが、やはりそこは幼女。
お昼寝のし過ぎで、夜が超元気で困っている。
「おにいちゃ~ん! あそぼう~!」
うん、もう深夜なんだけど…。
コックピットで夜の空をぼんやり見つめていた俺に、背後のソファーセットで、バフンバフンと飛び回り暴れていたコルネちゃんが声を掛けてきた。
「ユリアちゃん、あんまり夜に騒ぐとご近所さんに迷惑かかるよ」
「おそらのうえで、ごきんじょさん?」
ええ、そうです…ここは王都からの帰路の途中、つまりは空の上を進むホワイト・オルター号の中なのです。
ご近所さんって、いたっけ?
「ユリアちゃん、お空の上にはドラゴンさんとかワイバーンさんとか飛んでるんだよ。彼等がおやすみするのに邪魔になるでしょう?」
誤魔化せるかな?
「おにいちゃん! どらごんさんも、わいばーんさんも、とびながらねれないよ? そんなことしたらおちちゃうよ?」
誤魔化せるわけ無いか…。
「おっと、そうだたかな? でもね、もしかしたら、彼等が『泣ぐ子は居ねがー?』『悪い子は居ねがー?』って来るかもよ?」
ナマハゲか? ナマハゲです。
「え~? きても、このおふねにはしーるどがあるからだいじょうぶだよねぇ?」
うん、その通りです。
「おねえちゃん、むずかしいかおしてて、なにいっても『うん』とか『そうね』しかいわないんだよ? ゆりあ、あそびたいのにー!」
なるほど…父さんの昔話と俺の話を聞いて、考え込んじゃったんだな。
「でも、もう遅いから、そろそろ寝ないと…」
「だったら、おにいちゃん、なにかおはなしして!」
お? おお! それは一緒にベッドに入って、寝物語を聞かせて欲しい…そう言う事だな!?
「そ、そうだな。では、お兄ちゃんの寝室で、今夜は一緒に寝ようか! いっぱいお話してあげるね!」
やっと…やっと、一緒に寝れるのか!
苦節…1年ほど? で、やっとユリアちゃんと同き…じゃない、一緒にお寝んね出来るのか!
これは、頑張って百物語…は、怖いからユリアちゃんが嫌がるんで、かの市原〇子さんと常田富〇男さんが長年務め多くの子供達に愛された『まんが日〇昔ばなし』で見た事のあるお話をいっぱいしてあげようじゃないか!
あの方たちの様に、上手く何役もこなせるかな?
まあ、それは何とか頑張ると言う事で、ベッドで考えようか。
「よし、それじゃユリアちゃん! いざ、ベッドに!」
コックピットから重い腰を上げて、俺はユリアちゃんの待つソファーへと向かうと…。
「お兄さま、何をしようというのですか?」
いつの間にか、腕組みをしたコルネちゃんが無表情で立ち、俺に向かってそう問いかける。
「い、いつの間に…」
あ、思わず声に出ちゃった。
「今です! 何か、きゅぴーん! と、ココに来ました! お兄さまが良からぬことを仕出かそうとしていると!」
人差し指でおでこを指しながら、コルネちゃんがとっても失礼な事を言い出した。
ってか、ニュ〇タイプかよ!
「何を言うか! 良からぬ事って何だよ! 俺はユリアちゃんを寝かしつける為に、寝物語をしてあげようとだな…」
「同じベッドでですか?」
「そりゃ、寝物語は一緒に寝てするものだからな…」
「ほぉ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~」
あ、また…コルネちゃんの、あの氷柱の視線が俺の胸をえぐる…。
「だ、だって、ユリアちゃんが幾ら話しかけても、コルネちゃんが生返事しかしないって…だから、俺が代わりに…って…」
なんだか、浮気した男が言い訳してる雰囲気に似てる…。
「なる程、そうでしたか。それはご迷惑をおかけしました。で、ユリアちゃん、お話してあげますから、一緒に寝ましょうね」
コルネちゃんに、根源的で本能的な恐怖を感じていたのか、ちょっと涙目で黙って立っていたユリアちゃんが、
「わ、わーい! おねえちゃんといっしょー! うれしーなー!」
万歳して、私喜んでます! 感を出してはいるが、めっちゃ棒読みの台詞のユリアちゃん。
「そ? それじゃ、行きましょうね」
ユリアちゃんの手を、ガシッ! と掴むと、半分引きずる様にして寝室へ向かうコルネちゃん。
コックピットのある部屋から出る瞬間、コルネちゃんは俺を振り返り一言。
「この事は、お義姉さまに報告させて頂きます」
「やめてくれーーーーーーーーーーーー!」
俺は絶叫した。
そりゃ絶叫するだろう!
絶対に嫁ーず5人の恐怖のオールナイト説教コースが来るだろーが!
「おにいちゃん、しーーーー! ごきんじょさんに、めいわくだよ?」
俺の言葉は、見事ユリアちゃんによって投げ返されてしまいました…。
あぅ…。
まだまだ幼い少女であり、実は管理局とダンジョンのテクノロジーにより生み出されたスーパーボディーに、元恐怖の大王の一部を宿していた女性の(記憶欠落状態)精神を移植されている。
先述した年齢は、コルネちゃんの遺伝子情報を元に構成されたスーパーボディのユリアちゃんではあるが、精神年齢的にも見た目的にも、コルネちゃんの幼少期と瓜二つであったため、家族や関係者との会議によって決められた年齢だ。
移植当時は5歳と仮定されたが、あれから1年少々過ぎたので、現在6歳としている。
ちなみに誕生日はコルネちゃんと同じ日。
そんなスーパーボディーを持つ、超すごい幼女であるユリアちゃんだが、やはりそこは幼女。
お昼寝のし過ぎで、夜が超元気で困っている。
「おにいちゃ~ん! あそぼう~!」
うん、もう深夜なんだけど…。
コックピットで夜の空をぼんやり見つめていた俺に、背後のソファーセットで、バフンバフンと飛び回り暴れていたコルネちゃんが声を掛けてきた。
「ユリアちゃん、あんまり夜に騒ぐとご近所さんに迷惑かかるよ」
「おそらのうえで、ごきんじょさん?」
ええ、そうです…ここは王都からの帰路の途中、つまりは空の上を進むホワイト・オルター号の中なのです。
ご近所さんって、いたっけ?
「ユリアちゃん、お空の上にはドラゴンさんとかワイバーンさんとか飛んでるんだよ。彼等がおやすみするのに邪魔になるでしょう?」
誤魔化せるかな?
「おにいちゃん! どらごんさんも、わいばーんさんも、とびながらねれないよ? そんなことしたらおちちゃうよ?」
誤魔化せるわけ無いか…。
「おっと、そうだたかな? でもね、もしかしたら、彼等が『泣ぐ子は居ねがー?』『悪い子は居ねがー?』って来るかもよ?」
ナマハゲか? ナマハゲです。
「え~? きても、このおふねにはしーるどがあるからだいじょうぶだよねぇ?」
うん、その通りです。
「おねえちゃん、むずかしいかおしてて、なにいっても『うん』とか『そうね』しかいわないんだよ? ゆりあ、あそびたいのにー!」
なるほど…父さんの昔話と俺の話を聞いて、考え込んじゃったんだな。
「でも、もう遅いから、そろそろ寝ないと…」
「だったら、おにいちゃん、なにかおはなしして!」
お? おお! それは一緒にベッドに入って、寝物語を聞かせて欲しい…そう言う事だな!?
「そ、そうだな。では、お兄ちゃんの寝室で、今夜は一緒に寝ようか! いっぱいお話してあげるね!」
やっと…やっと、一緒に寝れるのか!
苦節…1年ほど? で、やっとユリアちゃんと同き…じゃない、一緒にお寝んね出来るのか!
これは、頑張って百物語…は、怖いからユリアちゃんが嫌がるんで、かの市原〇子さんと常田富〇男さんが長年務め多くの子供達に愛された『まんが日〇昔ばなし』で見た事のあるお話をいっぱいしてあげようじゃないか!
あの方たちの様に、上手く何役もこなせるかな?
まあ、それは何とか頑張ると言う事で、ベッドで考えようか。
「よし、それじゃユリアちゃん! いざ、ベッドに!」
コックピットから重い腰を上げて、俺はユリアちゃんの待つソファーへと向かうと…。
「お兄さま、何をしようというのですか?」
いつの間にか、腕組みをしたコルネちゃんが無表情で立ち、俺に向かってそう問いかける。
「い、いつの間に…」
あ、思わず声に出ちゃった。
「今です! 何か、きゅぴーん! と、ココに来ました! お兄さまが良からぬことを仕出かそうとしていると!」
人差し指でおでこを指しながら、コルネちゃんがとっても失礼な事を言い出した。
ってか、ニュ〇タイプかよ!
「何を言うか! 良からぬ事って何だよ! 俺はユリアちゃんを寝かしつける為に、寝物語をしてあげようとだな…」
「同じベッドでですか?」
「そりゃ、寝物語は一緒に寝てするものだからな…」
「ほぉ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~」
あ、また…コルネちゃんの、あの氷柱の視線が俺の胸をえぐる…。
「だ、だって、ユリアちゃんが幾ら話しかけても、コルネちゃんが生返事しかしないって…だから、俺が代わりに…って…」
なんだか、浮気した男が言い訳してる雰囲気に似てる…。
「なる程、そうでしたか。それはご迷惑をおかけしました。で、ユリアちゃん、お話してあげますから、一緒に寝ましょうね」
コルネちゃんに、根源的で本能的な恐怖を感じていたのか、ちょっと涙目で黙って立っていたユリアちゃんが、
「わ、わーい! おねえちゃんといっしょー! うれしーなー!」
万歳して、私喜んでます! 感を出してはいるが、めっちゃ棒読みの台詞のユリアちゃん。
「そ? それじゃ、行きましょうね」
ユリアちゃんの手を、ガシッ! と掴むと、半分引きずる様にして寝室へ向かうコルネちゃん。
コックピットのある部屋から出る瞬間、コルネちゃんは俺を振り返り一言。
「この事は、お義姉さまに報告させて頂きます」
「やめてくれーーーーーーーーーーーー!」
俺は絶叫した。
そりゃ絶叫するだろう!
絶対に嫁ーず5人の恐怖のオールナイト説教コースが来るだろーが!
「おにいちゃん、しーーーー! ごきんじょさんに、めいわくだよ?」
俺の言葉は、見事ユリアちゃんによって投げ返されてしまいました…。
あぅ…。
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