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「え~、改めて紹介するまでも無いが、こちらは第9番ダンジョンのダンジョンマスターであるモフリーナさんです。今回は、この問題の解決の為に協力していただく事となりました」
そもそも、嫁ーずやシスターズが大暴れしていたのは、このモフリーナのダンジョンなんだから、解決方法なんて簡単な事なんだ。
モフリーナに俺が抱えた悩みを相談したところ、瞬時にその対策を考えてくれたのだ。
あ、いや…解決策を実行してくれたと言うのが正しいな。
「トール様、どの様な解決方法なんでしょうか?」
おっと、今まで黙って話を聞いていたマチルダが質問してきたぞ。
「うむ…では、モフリーナさんに説明して頂きましょう。で、どうぞ」
俺が座るソファーの横に立ったモフリーナが、全員を見回した後、それを話し始めた。
「挨拶だけでなく、自己紹介すらしてないのですけれど…まあ、それは良いですけど…。えっと、トールヴァルド様が抱えている問題とは、皆様が私のダンジョンに来てくださる時に、多くの方々にその姿を見られてしまうという事だとお聞きしました。これは正しいでしょうか?」
モフリーナの言葉に頷く一同。
「はい、有難うございます。で、あればです。この問題はとても簡単に解決します。その為の許可も、トールヴァルド様から頂いておりますし、ボーディ、モフレンダからも許可と協力の約束を頂いております」
そこまでモフリーナが話すと、勘の良いマチルダは何かに気付いた様だ。
「っと、言う事は…もしかして?」
「マチルダ様は、どうやら対策に関してお気づきの様ですね。もったいぶる様な事でもありませんので、簡潔にご説明させて頂きますと、このお邸とパンゲア大陸にあるダンジョンを繋ぎます」
マチルダは、やっぱり! と言う顔をしているが、その他の面々はちょっと驚いている様だ。
「つまり、このお屋敷の裏にある塀の一部に、私が管理しているパンゲア大陸のダンジョンを繋ぐ扉を造るのです」
うん、これで誰にも見られずに我が家の誰もがダンジョンで遊べ…暴れ…え~っと挑戦…そう、挑戦する事が出来るって事なのだ。!
モフリーナの対策案を聞いた一同は、「おおーーー!」っと声をあげ、拍手でモフリーナを讃えた。
元々、パンゲア大陸は、俺が創りだしてモフリーナが全土を支配下に置いていた。
先の戦争で知己の中となったボーディとモフレンダというダンジョンマスターの窮地を救うべく、大陸を3人で分割支配する事となり、現在のパンゲア大陸では、表面上は均等に3分割して3人の王が支配している様に見せかけている。
見せかけているというのは、あの大陸に住む人々へ3人の王達の仲が良好であるというアピールの為でもある。
実際に仲は良いのだから、まあ嘘を吐いている訳では無い。
しかし、ダンジョン領域と言う面で見れば結構違いがある。
大陸の地上の大半はモフレンダが支配しているし、地下の大部分はボーディの支配下だ。
そして大陸に100基存在する塔は、そのほとんどがモフリーナの支配下にある。
まあ、それぞれの支配領域だとは言っても、他のダンジョンマスターが支配下に置いる部分もあったりして、結構複雑な支配領域を形成しているので、それぞれのダンジョン領域を地図上で色分けしたら、マーブル模様になるらしいけど。
支配領域がそんな形になったのは、3人のダンジョンマスターの得意とするダンジョン型による物らしい。
ま、誰が何処をどんな風に支配しようと俺は構わない。
喧嘩したりしなければ、俺はノータッチなのだ。
俺達が住むこの大陸と、この星の真裏に存在するパンゲア大陸。
実は前にも説明した事があるのだが、この大陸でそれぞれが新たに造り出した(モフリーナは自分のダンジョン塔を改築)ダンジョン内にある、トラップ的な物で冒険者たちは知らず知らずのうちに、パンゲア大陸へと日々送り込まれている。
もちろん、一方通行などでは無く、ちゃんと向こうからもトラップ的なポイントを通り、戻って来る事が出来る。
何でそんな事になっているかと言うと、一般的に粗野で少々乱暴な冒険者とパンゲア大陸の住民の接触を無くすため。
パンゲア大陸の住民達は、決してダンジョン領域に入る事は無い…と言うか、出来ない。
対して俺達の住む大陸から転送された冒険者たちは、それぞれのダンジョンから出る事は絶対に出来ない。
これにより、住民と冒険者が接触する事も無く、平穏な生活をパンゲア大陸の住民達は享受されているのだ。
3人のダンジョンマスター達にとっても、この大陸にちまちまとダンジョンを造り出すより、広大な土地がある大陸で好き勝手にダンジョンを造った方が楽だし、やりがいもあるってもんだ。
しかも、ダンジョンマスターの心臓とも言うべきダンジョンコアも、この大陸のモフレンダとボーディのダンジョンの最奥にあって、冒険者たちが必死に攻略しようとしているパンゲア大陸のダンジョンには存在しない。
この2人のダンジョンでは、それぞれのダンジョンの中に入ればパンゲア大陸へ転送され、パンゲア大陸からはそれぞれのダンジョンのい入り口に転送されるのだから、いくら冒険者が頑張った所でダンジョンコアにたどり着く事は不可能なのだ。
ちょっとズルしてるみたいだけど、ダンジョンマスターの安全の為でもあるし、ダンジョン作成のルール上では問題ないらしい。
モフリーナのダンジョンは、ちょっと特殊なのだが、そもそも誰も攻略出来て無いのだから、それも問題なし。
そんなモフリーナからの、ダンジョンマスターの権限である支配領域化での人や物の移動。
それを使用して、邸とパンゲア大陸のダンジョンを繋いでくれると言うのだ。
これを喜ばない乱暴も…暴れんぼ…ゴホンッ! 力と時間を持て余した女性陣ではない。
全員がモフリーナの提案に拍手喝采している事からも、それは十分に分かるだろう。
「では、諸君! その肝心要のパンゲア大陸のダンジョンと我が邸を繋ぐ扉をご覧に入れよう!」
そう言った瞬間、女性陣の視線が一斉に俺へと向けられた。
そもそも、嫁ーずやシスターズが大暴れしていたのは、このモフリーナのダンジョンなんだから、解決方法なんて簡単な事なんだ。
モフリーナに俺が抱えた悩みを相談したところ、瞬時にその対策を考えてくれたのだ。
あ、いや…解決策を実行してくれたと言うのが正しいな。
「トール様、どの様な解決方法なんでしょうか?」
おっと、今まで黙って話を聞いていたマチルダが質問してきたぞ。
「うむ…では、モフリーナさんに説明して頂きましょう。で、どうぞ」
俺が座るソファーの横に立ったモフリーナが、全員を見回した後、それを話し始めた。
「挨拶だけでなく、自己紹介すらしてないのですけれど…まあ、それは良いですけど…。えっと、トールヴァルド様が抱えている問題とは、皆様が私のダンジョンに来てくださる時に、多くの方々にその姿を見られてしまうという事だとお聞きしました。これは正しいでしょうか?」
モフリーナの言葉に頷く一同。
「はい、有難うございます。で、あればです。この問題はとても簡単に解決します。その為の許可も、トールヴァルド様から頂いておりますし、ボーディ、モフレンダからも許可と協力の約束を頂いております」
そこまでモフリーナが話すと、勘の良いマチルダは何かに気付いた様だ。
「っと、言う事は…もしかして?」
「マチルダ様は、どうやら対策に関してお気づきの様ですね。もったいぶる様な事でもありませんので、簡潔にご説明させて頂きますと、このお邸とパンゲア大陸にあるダンジョンを繋ぎます」
マチルダは、やっぱり! と言う顔をしているが、その他の面々はちょっと驚いている様だ。
「つまり、このお屋敷の裏にある塀の一部に、私が管理しているパンゲア大陸のダンジョンを繋ぐ扉を造るのです」
うん、これで誰にも見られずに我が家の誰もがダンジョンで遊べ…暴れ…え~っと挑戦…そう、挑戦する事が出来るって事なのだ。!
モフリーナの対策案を聞いた一同は、「おおーーー!」っと声をあげ、拍手でモフリーナを讃えた。
元々、パンゲア大陸は、俺が創りだしてモフリーナが全土を支配下に置いていた。
先の戦争で知己の中となったボーディとモフレンダというダンジョンマスターの窮地を救うべく、大陸を3人で分割支配する事となり、現在のパンゲア大陸では、表面上は均等に3分割して3人の王が支配している様に見せかけている。
見せかけているというのは、あの大陸に住む人々へ3人の王達の仲が良好であるというアピールの為でもある。
実際に仲は良いのだから、まあ嘘を吐いている訳では無い。
しかし、ダンジョン領域と言う面で見れば結構違いがある。
大陸の地上の大半はモフレンダが支配しているし、地下の大部分はボーディの支配下だ。
そして大陸に100基存在する塔は、そのほとんどがモフリーナの支配下にある。
まあ、それぞれの支配領域だとは言っても、他のダンジョンマスターが支配下に置いる部分もあったりして、結構複雑な支配領域を形成しているので、それぞれのダンジョン領域を地図上で色分けしたら、マーブル模様になるらしいけど。
支配領域がそんな形になったのは、3人のダンジョンマスターの得意とするダンジョン型による物らしい。
ま、誰が何処をどんな風に支配しようと俺は構わない。
喧嘩したりしなければ、俺はノータッチなのだ。
俺達が住むこの大陸と、この星の真裏に存在するパンゲア大陸。
実は前にも説明した事があるのだが、この大陸でそれぞれが新たに造り出した(モフリーナは自分のダンジョン塔を改築)ダンジョン内にある、トラップ的な物で冒険者たちは知らず知らずのうちに、パンゲア大陸へと日々送り込まれている。
もちろん、一方通行などでは無く、ちゃんと向こうからもトラップ的なポイントを通り、戻って来る事が出来る。
何でそんな事になっているかと言うと、一般的に粗野で少々乱暴な冒険者とパンゲア大陸の住民の接触を無くすため。
パンゲア大陸の住民達は、決してダンジョン領域に入る事は無い…と言うか、出来ない。
対して俺達の住む大陸から転送された冒険者たちは、それぞれのダンジョンから出る事は絶対に出来ない。
これにより、住民と冒険者が接触する事も無く、平穏な生活をパンゲア大陸の住民達は享受されているのだ。
3人のダンジョンマスター達にとっても、この大陸にちまちまとダンジョンを造り出すより、広大な土地がある大陸で好き勝手にダンジョンを造った方が楽だし、やりがいもあるってもんだ。
しかも、ダンジョンマスターの心臓とも言うべきダンジョンコアも、この大陸のモフレンダとボーディのダンジョンの最奥にあって、冒険者たちが必死に攻略しようとしているパンゲア大陸のダンジョンには存在しない。
この2人のダンジョンでは、それぞれのダンジョンの中に入ればパンゲア大陸へ転送され、パンゲア大陸からはそれぞれのダンジョンのい入り口に転送されるのだから、いくら冒険者が頑張った所でダンジョンコアにたどり着く事は不可能なのだ。
ちょっとズルしてるみたいだけど、ダンジョンマスターの安全の為でもあるし、ダンジョン作成のルール上では問題ないらしい。
モフリーナのダンジョンは、ちょっと特殊なのだが、そもそも誰も攻略出来て無いのだから、それも問題なし。
そんなモフリーナからの、ダンジョンマスターの権限である支配領域化での人や物の移動。
それを使用して、邸とパンゲア大陸のダンジョンを繋いでくれると言うのだ。
これを喜ばない乱暴も…暴れんぼ…ゴホンッ! 力と時間を持て余した女性陣ではない。
全員がモフリーナの提案に拍手喝采している事からも、それは十分に分かるだろう。
「では、諸君! その肝心要のパンゲア大陸のダンジョンと我が邸を繋ぐ扉をご覧に入れよう!」
そう言った瞬間、女性陣の視線が一斉に俺へと向けられた。
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