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どーーんと来い!
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さて、それではドワーフメイドさん達が用意してくれた朝食を頂くとしましょうかね。
我が家では、家族もメイドも執事も全員で食卓に着くのが習慣になっている。
メイドだからとか執事だからとかの理由で、別に食事をするのも無駄な事だと俺が考えてるからだ。
とは言っても、それは貴族の家としては珍しい事で、普通は別にするそうだ。
王都の父さんの屋敷でも、隣の領都リーカにある父さんの屋敷でも、一応は家人と使用人との食事は別だ。
母さんもコルネちゃんもユリアちゃんも、もちろんそんな事は知っているのだが、ここは俺の屋敷なので、流儀には従ってもらう。
まあ、母さん達も俺の考えには賛同してくれているから、特に文句を言われる事も無いのだが。
ちなみに、寝坊したサラとリリアさんは、何食わぬ顔で朝食のパンを喰っていた。
サラはお代わりもしてたけど、マジで図々しいな、あの馬鹿メイドは。
あとで仕事を押し付けてやろう。
ところで、帰宅してからずっと気になっていたん事なんだが…、
「な、なあ…メリル。そのぉ…もっち君はどうなったんだ?」
帰宅してからずっと姿が見えないもっち君。
どうにも気になって、食後のお茶の席でメリルに尋ねてみたのだが、
「うふふ…」
何故か返って来たのは、意味深な微笑みだけ。
「えっと…母さん?」
「うふふふふ…」
母さんも同じく意味深な微笑み…。
もしかして、コレって聞いたらヤバイやつなのか?
はっ! もしや、もっち君は拷問の末、命を落としてしまったのか!?
「マスター…、別にもっち君達は天に召されたりはしてませんけど…」
俺の事を呆れ顔で見ていたナディアがそう言うと、そっと俺の背後を指さした。
「えっと、そこに3人…? 居ますけど」
「えっ!?」
ナディアの言葉に慌てて振り返ると、『(・ω・?)』 何か? って顔のもっち君が浮かんでいた。
あっれ~? ずっと姿見て無かったんだけど…もしかして隠れて俺を監視してたの?
「トールちゃん、ずっとあなたの頭の上に飛んでたわよ」
母さんの言葉に、この場に居た全員がうんうんと頷く。
「もしかしてさ…王都にいた時も、父さんの頭の上に居たのかなあ…?」
「お兄さま、それは当然です。常にお父さまの行動を見ていますよ、彼等は」
「わたし、おとうさんのうえにとんでるのみたことある~!」
俺の疑問に答えたのは、コルネちゃんとユリアちゃん。
ああ、やっぱりそうなんだ。
もっち君に監視させるとか聞いてたけど、屋敷の中だけの事かと思ったら、24時間常時監視してたんだな。
いや、予想はしてたし忘れていた分けでは無いんだが、何か妙に納得した。
「そっか…常に父さんの頭上で…ん? それじゃ、何で今は俺の頭の上に?」
更に湧く俺の疑問に答えたのは、妙に生暖かい全員の視線だけだった。
ねえ、もしかして俺も監視されてるの?
ねえってば、誰か答えてよ! ねえ、ねえってば!
勿論、誰も答えてなどくれませんでした。
そっかぁ…俺も監視されてたんだ…そっかあ…。
まあ、浮気なんてする気も無いから、監視されても問題は無い。
けど、あの俺の宝箱の中の薄い本を読むときまで監視されるのは怖いな。
せっかく新しい隠し場所に宝箱を移した(前の場所は、ばれました)のに、全部筒抜けってのはまずい。
今回は王都で新刊を購入して来ていないが、もしも買って来てたら大変な事になる。
ううむ…もっち君をどうにかしないと、新刊の購入も難しいか…俺の唯一の楽しみが遠くなってしまう。
そう言えば、朝食を喰い終わったら、さっさと地下室に引きこもったサラとリリアさんだが、もしかして欲求不満なのか?
リリアさん、サラの事を調教? それをサラも受け入れて、2人で地下室にしけこんだ?
『違うわ! ちょっと昨夜色々あったから疲れてるだけだよ、この変態が!』
『その所見は、甚だ心外です。少々、昨夜問題が起きたため、対処で疲れただけです』
問題ねえ…サラと新たな世界の開拓を試みたが失敗したとかかな?
『全然違うわ! そっちから思考を切りかえろ! このエロ男が!』
『…それも良いかもしれません…新世界への扉を…』
『リリア!?』
うむ、取りあえずは放っておいても大丈夫な様だ。
ちょっと思考を並列化してっと…。
サラとリリアさんが、昨夜色々とあったと言うって事は、もしかして管理局での問題かな?
最近、妙に静かだったから、もしかして管理局が何か企んでるとかかな…ありそうだ。
2人の言葉で、何となく管理局が何か仕掛けて来るって予感がビシバシしてる。
うん、覚悟は出来たぞ。
何でも、どーーんと来い!
我が家では、家族もメイドも執事も全員で食卓に着くのが習慣になっている。
メイドだからとか執事だからとかの理由で、別に食事をするのも無駄な事だと俺が考えてるからだ。
とは言っても、それは貴族の家としては珍しい事で、普通は別にするそうだ。
王都の父さんの屋敷でも、隣の領都リーカにある父さんの屋敷でも、一応は家人と使用人との食事は別だ。
母さんもコルネちゃんもユリアちゃんも、もちろんそんな事は知っているのだが、ここは俺の屋敷なので、流儀には従ってもらう。
まあ、母さん達も俺の考えには賛同してくれているから、特に文句を言われる事も無いのだが。
ちなみに、寝坊したサラとリリアさんは、何食わぬ顔で朝食のパンを喰っていた。
サラはお代わりもしてたけど、マジで図々しいな、あの馬鹿メイドは。
あとで仕事を押し付けてやろう。
ところで、帰宅してからずっと気になっていたん事なんだが…、
「な、なあ…メリル。そのぉ…もっち君はどうなったんだ?」
帰宅してからずっと姿が見えないもっち君。
どうにも気になって、食後のお茶の席でメリルに尋ねてみたのだが、
「うふふ…」
何故か返って来たのは、意味深な微笑みだけ。
「えっと…母さん?」
「うふふふふ…」
母さんも同じく意味深な微笑み…。
もしかして、コレって聞いたらヤバイやつなのか?
はっ! もしや、もっち君は拷問の末、命を落としてしまったのか!?
「マスター…、別にもっち君達は天に召されたりはしてませんけど…」
俺の事を呆れ顔で見ていたナディアがそう言うと、そっと俺の背後を指さした。
「えっと、そこに3人…? 居ますけど」
「えっ!?」
ナディアの言葉に慌てて振り返ると、『(・ω・?)』 何か? って顔のもっち君が浮かんでいた。
あっれ~? ずっと姿見て無かったんだけど…もしかして隠れて俺を監視してたの?
「トールちゃん、ずっとあなたの頭の上に飛んでたわよ」
母さんの言葉に、この場に居た全員がうんうんと頷く。
「もしかしてさ…王都にいた時も、父さんの頭の上に居たのかなあ…?」
「お兄さま、それは当然です。常にお父さまの行動を見ていますよ、彼等は」
「わたし、おとうさんのうえにとんでるのみたことある~!」
俺の疑問に答えたのは、コルネちゃんとユリアちゃん。
ああ、やっぱりそうなんだ。
もっち君に監視させるとか聞いてたけど、屋敷の中だけの事かと思ったら、24時間常時監視してたんだな。
いや、予想はしてたし忘れていた分けでは無いんだが、何か妙に納得した。
「そっか…常に父さんの頭上で…ん? それじゃ、何で今は俺の頭の上に?」
更に湧く俺の疑問に答えたのは、妙に生暖かい全員の視線だけだった。
ねえ、もしかして俺も監視されてるの?
ねえってば、誰か答えてよ! ねえ、ねえってば!
勿論、誰も答えてなどくれませんでした。
そっかぁ…俺も監視されてたんだ…そっかあ…。
まあ、浮気なんてする気も無いから、監視されても問題は無い。
けど、あの俺の宝箱の中の薄い本を読むときまで監視されるのは怖いな。
せっかく新しい隠し場所に宝箱を移した(前の場所は、ばれました)のに、全部筒抜けってのはまずい。
今回は王都で新刊を購入して来ていないが、もしも買って来てたら大変な事になる。
ううむ…もっち君をどうにかしないと、新刊の購入も難しいか…俺の唯一の楽しみが遠くなってしまう。
そう言えば、朝食を喰い終わったら、さっさと地下室に引きこもったサラとリリアさんだが、もしかして欲求不満なのか?
リリアさん、サラの事を調教? それをサラも受け入れて、2人で地下室にしけこんだ?
『違うわ! ちょっと昨夜色々あったから疲れてるだけだよ、この変態が!』
『その所見は、甚だ心外です。少々、昨夜問題が起きたため、対処で疲れただけです』
問題ねえ…サラと新たな世界の開拓を試みたが失敗したとかかな?
『全然違うわ! そっちから思考を切りかえろ! このエロ男が!』
『…それも良いかもしれません…新世界への扉を…』
『リリア!?』
うむ、取りあえずは放っておいても大丈夫な様だ。
ちょっと思考を並列化してっと…。
サラとリリアさんが、昨夜色々とあったと言うって事は、もしかして管理局での問題かな?
最近、妙に静かだったから、もしかして管理局が何か企んでるとかかな…ありそうだ。
2人の言葉で、何となく管理局が何か仕掛けて来るって予感がビシバシしてる。
うん、覚悟は出来たぞ。
何でも、どーーんと来い!
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