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もちょっと捻れや!
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双六の商品化は、あっという間に進んでしまった。
大きさも1/4畳程度まで小型化してカラフルに色付けをし、推奨遊戯人数も5人までとした。
あんまり人数が増えても大変だしね。
マス目も様々なイベントを細かく設定をすることとなった。
内容は…様々なイベントにて、コインを稼いだり損をしたりしながら、最終的に億万長者を目指す…。
サイコロの代わりに盤の中央に、1~10までのルーレットを設置…。
「なかなかの完成度ね、トールちゃん。これなら胸を張って陛下に献上できるわよ」
何故か母さんに、この某ボードゲームのまんまパクリを陛下に献上なさいと言われてしまった。
「は、伯爵様…僕と柚香が黙ってれば、元ネタは分からないかと…」
微妙にユズキに庇われた。
「お兄さま、やはり新商品は陛下に献上するものです。メリルお義姉さまも居るのですから、陛下のお耳に入る前に…」
「おにいちゃん、おうさまにげーむもっていこー!」
コルネちゃんとユリアちゃんにも、退路を断たれてしまった…。
「それで、おうさまといっしょにあそぼー!」
ユリアちゃん、それはちょっと難しいと思うの、お兄ちゃんは。
『大河さん…これって、まんま人生ゲ〇ムですね…』
言うな、サラ。
俺もそう思ってたところだし、開発中に何度もユズキにも突っ込まれた。
『まあ、星が違うんだから版権の問題も無いですけど…一応、確認しますが、このゲームの名前は?』
じ…
『じ?』
人生…遊戯…盤…。
『まんまやんけ! もちょっと捻れや!』
サラよ…俺にネーミング・センスを求めてはいけない。
『…。メタルガードにトールちゃんダイナミックですから、期待はして無かったですけどねえ…』
あれは若気の至りだ…忘れてくれ…。
『………』
そんな感じで、市販予定の遊戯盤を家族に見せてみた。
もっと在庫は無いのかと言われたので、一応手元に有る全部で4個を出したら、あっという間に取り上げられて、あちこちできゃーきゃー遊び始めた。
ルールの説明書を皆で読んで、何やら4ヵ所に分かれてゲーム開始した様だ。
とても好評で、家族だけでなく、妖精族一同や、ドワーフメイド衆も積極的に参加している。
しかも、人が何度も入替って遊んでいるらしく、もの凄い人気だ。
うん、嬉しいんだけど…これって、いかに地球の人生〇ームが偉大であるかを見せつけられた様な気がする…。
『貴方様、様な気が…ではなく、多くの人がその名前を知り、多くの人が一度は遊んだことのある、偉大なるボードゲームなのです』
うん、リリアさんの言う通りです…。
『大河さんって、結局は地球の知識でボロ儲けしますよねえ。いっつもチートな能力が無いとか愚痴ってますけど、これって明らかに知識チートなんじゃね? あんた、やっぱチーレム野郎だよ』
返す言葉もございません…サラの言う通りです。
『そ、そうでしょうとも! これでサラちゃんの偉大さも理解できたでしょう!』
それは無い! 絶対に無い! 天地がひっくり返ってもあり得ない!
『サラ、その意見には、私も賛成しかねますね。この星が終焉を迎えようとも、貴女の胸は1ミリたりとも成長しません!』
『ちょ! 大河さん、そこまで言い切りますか? ってか、リリアは言い過ぎだろうが! しかも胸のサイズは関係無いだろうが! すぐに成長してやるよ! 超巨乳のバインバインになって、大河さんもリリアも泣かせてやるからな!』
安心しろ、サラ。
そんな日は、未来永劫来ないと断言できる。
『サラ、貴女のボディは私が管理しているんですよ? 未来永劫来貴女のサイズは不動です』
『うわーーーーん! 大河さんの仮性ピー(自主規制)野郎がーーー! リリアの腐れピー(自主規制)女めーーーー! 覚えてろよーーーーー!』
サラが、やたらと頭の中で喚いてフェード・アウトして行った。
ふ…悪は成敗される定めなのだ。
『まあ、別にサラは悪では無いですけどね』
リリアさん、そこは雰囲気ですよ、雰囲気。
てなもんや三度笠。
結局、俺は母さんのアドバイスに従い、人生遊戯盤を発売する前に、メリルと2人で陛下に献上に王都へと向かった。
他のメンバーは、今回はお留守番。
2泊3日の、超特急空の旅だ。
ついでに母さんから、
「お父さんの様子を見てきなさい。良いですか、女の影がちらつくようなら、浮気なんてしてたら、殺し…ヤッて構いませんからね」
「はい、お義母さま!」
母さん、怖いよ…。そして、それに元気に返事するメリルも怖いよ…。
父さん、後生だから、浮気なんてしないでいてくれ…。
大きさも1/4畳程度まで小型化してカラフルに色付けをし、推奨遊戯人数も5人までとした。
あんまり人数が増えても大変だしね。
マス目も様々なイベントを細かく設定をすることとなった。
内容は…様々なイベントにて、コインを稼いだり損をしたりしながら、最終的に億万長者を目指す…。
サイコロの代わりに盤の中央に、1~10までのルーレットを設置…。
「なかなかの完成度ね、トールちゃん。これなら胸を張って陛下に献上できるわよ」
何故か母さんに、この某ボードゲームのまんまパクリを陛下に献上なさいと言われてしまった。
「は、伯爵様…僕と柚香が黙ってれば、元ネタは分からないかと…」
微妙にユズキに庇われた。
「お兄さま、やはり新商品は陛下に献上するものです。メリルお義姉さまも居るのですから、陛下のお耳に入る前に…」
「おにいちゃん、おうさまにげーむもっていこー!」
コルネちゃんとユリアちゃんにも、退路を断たれてしまった…。
「それで、おうさまといっしょにあそぼー!」
ユリアちゃん、それはちょっと難しいと思うの、お兄ちゃんは。
『大河さん…これって、まんま人生ゲ〇ムですね…』
言うな、サラ。
俺もそう思ってたところだし、開発中に何度もユズキにも突っ込まれた。
『まあ、星が違うんだから版権の問題も無いですけど…一応、確認しますが、このゲームの名前は?』
じ…
『じ?』
人生…遊戯…盤…。
『まんまやんけ! もちょっと捻れや!』
サラよ…俺にネーミング・センスを求めてはいけない。
『…。メタルガードにトールちゃんダイナミックですから、期待はして無かったですけどねえ…』
あれは若気の至りだ…忘れてくれ…。
『………』
そんな感じで、市販予定の遊戯盤を家族に見せてみた。
もっと在庫は無いのかと言われたので、一応手元に有る全部で4個を出したら、あっという間に取り上げられて、あちこちできゃーきゃー遊び始めた。
ルールの説明書を皆で読んで、何やら4ヵ所に分かれてゲーム開始した様だ。
とても好評で、家族だけでなく、妖精族一同や、ドワーフメイド衆も積極的に参加している。
しかも、人が何度も入替って遊んでいるらしく、もの凄い人気だ。
うん、嬉しいんだけど…これって、いかに地球の人生〇ームが偉大であるかを見せつけられた様な気がする…。
『貴方様、様な気が…ではなく、多くの人がその名前を知り、多くの人が一度は遊んだことのある、偉大なるボードゲームなのです』
うん、リリアさんの言う通りです…。
『大河さんって、結局は地球の知識でボロ儲けしますよねえ。いっつもチートな能力が無いとか愚痴ってますけど、これって明らかに知識チートなんじゃね? あんた、やっぱチーレム野郎だよ』
返す言葉もございません…サラの言う通りです。
『そ、そうでしょうとも! これでサラちゃんの偉大さも理解できたでしょう!』
それは無い! 絶対に無い! 天地がひっくり返ってもあり得ない!
『サラ、その意見には、私も賛成しかねますね。この星が終焉を迎えようとも、貴女の胸は1ミリたりとも成長しません!』
『ちょ! 大河さん、そこまで言い切りますか? ってか、リリアは言い過ぎだろうが! しかも胸のサイズは関係無いだろうが! すぐに成長してやるよ! 超巨乳のバインバインになって、大河さんもリリアも泣かせてやるからな!』
安心しろ、サラ。
そんな日は、未来永劫来ないと断言できる。
『サラ、貴女のボディは私が管理しているんですよ? 未来永劫来貴女のサイズは不動です』
『うわーーーーん! 大河さんの仮性ピー(自主規制)野郎がーーー! リリアの腐れピー(自主規制)女めーーーー! 覚えてろよーーーーー!』
サラが、やたらと頭の中で喚いてフェード・アウトして行った。
ふ…悪は成敗される定めなのだ。
『まあ、別にサラは悪では無いですけどね』
リリアさん、そこは雰囲気ですよ、雰囲気。
てなもんや三度笠。
結局、俺は母さんのアドバイスに従い、人生遊戯盤を発売する前に、メリルと2人で陛下に献上に王都へと向かった。
他のメンバーは、今回はお留守番。
2泊3日の、超特急空の旅だ。
ついでに母さんから、
「お父さんの様子を見てきなさい。良いですか、女の影がちらつくようなら、浮気なんてしてたら、殺し…ヤッて構いませんからね」
「はい、お義母さま!」
母さん、怖いよ…。そして、それに元気に返事するメリルも怖いよ…。
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