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見ないのだ!
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さてさて、結構長いこのコースを、午前中いっぱい使って何周も蒸気機関搭載の小型バギーで走り回った。
安全性に重きをおいている問うだけあって、速度は本当に控えめだった。
スクーターの操縦と同様に、右手のグリップがアクセルとなっており、捻れば速度が上がる。
だが、目いっぱい捻った所で、人が歩くよりもちょっと早い程度しか速度は出ない。
その代わりなのか、なかなか急な傾斜道でも、路面が荒れていようと関係なく、ぐいぐいと進む。
速度が出ないバギーでオフロードを走った所で、面白くも何ともないだろうって考える人も居るかもしれないが、そこはコースの設計を工夫すれば十分に楽しくなる。
実際、ただの森の中のコースでも、凸凹道や泥沼のような道、木陰や日向m大木スレスレを通り抜ける道もあれば、天まで続くんじゃないかと思う様な昇り道に、逆に背筋が震える様な急な下り道なんてのもある。
確かにこのコースでバギーを1人で走らせて楽しいかと言うと、それは何とも言えない。
だが、何人かで集まって…特に老若男女、家族や友達とか集まって、何台かでこのコースをワイワイと喋りながら走ると楽しくい。
泥を被ったり凸凹道で弾んだり。
見上げる様な急斜面を登り切った時に湧き出るやりきった感とか、逆に急な下りを走り切った時の何とも言えない安心感。
そして最後の最後に森を抜けて、光溢れる砂浜へと飛び出した時…俺の小さな冒険が終わったという達成感。
これは、この世界ではなかなか味わえない体験だ。
はっきり言おう!
控えめに言って、超楽しい!
このコース考えた奴、天才だろ!
え? コース監修はユズカ?
天才は訂正…意外と頑張った方かもしれないな、うん。
「それで伯爵様、初期投資するに値しますか?」
バギー体験でニヤニヤしていた俺に、これまたニヤニヤ笑いのユズカが確認しに来た。
「うむ…このまま開発を続けたまえ。我が領内のコース用地は、俺が準備しておこう。コース設計は任せた」
「Yeeeeaaaaah!」
欧米か!
「ただ、今は俺達だから良いが、きちんと安全性を確保出来る装備類を考える様に。あ、もちろん誰でもレンタルできるように、装備の大きさは考慮してね」
「Of course!」
だから、欧米か!?
「あ、そうそう…今回はユリアちゃんが最年少だけど、年齢制限か身長制限とかも考えておいた方が良いぞ?」
「Ok!」
こいつ、なんでこんなに英語知ってんだ?
まあ、簡単なのだけだけど…。
「あ、バギーも規格を統一した方が良いな。だけど色違いとか、ユリアちゃんのきつねさん号みたいなデフォルメされた動物シリーズなんてのも良いかもしれない。その辺はドワーフさん達とよく相談して考えてくれ」
「Whoooooo!」
あ、とうとう知ってる単語無くなって来たな?
「ま、控えめに言っても、今日は楽しかった。これは凄い事業になる事間違いないからな。安心しろ、頑張った分の報酬はしっかりと用意してやるからな」
「Yeeeeaaaaah!」
最初に戻りやがった…。
お昼は、コルネちゃん達はお弁当を持って来ているが、俺達には無い。
ドワーフさんにお願いして和食を用意してもらってもいいのだが、どうしようか…などと考えていると、砂浜の賑わいを聞きつけたのか、まさかの人魚さん達が大挙上陸してきた!
ぴょんこぴょんこと砂浜を、ぶるんぶるんとお胸の付属物が揺れまくる。
それに目が行くのは男として仕方がないだろう。
人魚さんのお胸を凝視していたユズキは、ユズカに蹴られまくっていた。
俺? もちろん見ません!
だって、嫁ーずだけでなく、愛するスーパーラブリーにして超キューとな妹天使が2人もいるのだ。
バインバインと揺れるお胸を見てだらしない顔している所なんて、見せれる筈がない。
いや、単純に後から嫁ーずにお仕置きと言う名の搾り取りがあるかもとか、コルネちゃんとユリアちゃんの冷たい視線が怖いというか何というか…。
だから、俺は見ないったら見ないのだ!
そんな人魚さん達は、俺を見つけると、何故か自分達の食料である海産物を提供してくれた。
ドワーフさん達は石と砂で竈を造って焼く気満々。
ん? 足りなかったらもっと持って来る、もちろん無料提供?
あ、いや…ちゃんとお代は払うけど…。
ほぇ? 分ってるだろうって?
何を…まさか、これって賄賂なのか!?
あのサバトを俺に開催させるための賄賂なのか!?
「モチのロンよ!」
人魚さん達…繁殖する為なら、何でもするなあ…。
※こっそり新作投稿しています。
姫様はおかたいのがお好き
不定期更新ですが、( `・∀・´)ノヨロシクオネガイシマス!
安全性に重きをおいている問うだけあって、速度は本当に控えめだった。
スクーターの操縦と同様に、右手のグリップがアクセルとなっており、捻れば速度が上がる。
だが、目いっぱい捻った所で、人が歩くよりもちょっと早い程度しか速度は出ない。
その代わりなのか、なかなか急な傾斜道でも、路面が荒れていようと関係なく、ぐいぐいと進む。
速度が出ないバギーでオフロードを走った所で、面白くも何ともないだろうって考える人も居るかもしれないが、そこはコースの設計を工夫すれば十分に楽しくなる。
実際、ただの森の中のコースでも、凸凹道や泥沼のような道、木陰や日向m大木スレスレを通り抜ける道もあれば、天まで続くんじゃないかと思う様な昇り道に、逆に背筋が震える様な急な下り道なんてのもある。
確かにこのコースでバギーを1人で走らせて楽しいかと言うと、それは何とも言えない。
だが、何人かで集まって…特に老若男女、家族や友達とか集まって、何台かでこのコースをワイワイと喋りながら走ると楽しくい。
泥を被ったり凸凹道で弾んだり。
見上げる様な急斜面を登り切った時に湧き出るやりきった感とか、逆に急な下りを走り切った時の何とも言えない安心感。
そして最後の最後に森を抜けて、光溢れる砂浜へと飛び出した時…俺の小さな冒険が終わったという達成感。
これは、この世界ではなかなか味わえない体験だ。
はっきり言おう!
控えめに言って、超楽しい!
このコース考えた奴、天才だろ!
え? コース監修はユズカ?
天才は訂正…意外と頑張った方かもしれないな、うん。
「それで伯爵様、初期投資するに値しますか?」
バギー体験でニヤニヤしていた俺に、これまたニヤニヤ笑いのユズカが確認しに来た。
「うむ…このまま開発を続けたまえ。我が領内のコース用地は、俺が準備しておこう。コース設計は任せた」
「Yeeeeaaaaah!」
欧米か!
「ただ、今は俺達だから良いが、きちんと安全性を確保出来る装備類を考える様に。あ、もちろん誰でもレンタルできるように、装備の大きさは考慮してね」
「Of course!」
だから、欧米か!?
「あ、そうそう…今回はユリアちゃんが最年少だけど、年齢制限か身長制限とかも考えておいた方が良いぞ?」
「Ok!」
こいつ、なんでこんなに英語知ってんだ?
まあ、簡単なのだけだけど…。
「あ、バギーも規格を統一した方が良いな。だけど色違いとか、ユリアちゃんのきつねさん号みたいなデフォルメされた動物シリーズなんてのも良いかもしれない。その辺はドワーフさん達とよく相談して考えてくれ」
「Whoooooo!」
あ、とうとう知ってる単語無くなって来たな?
「ま、控えめに言っても、今日は楽しかった。これは凄い事業になる事間違いないからな。安心しろ、頑張った分の報酬はしっかりと用意してやるからな」
「Yeeeeaaaaah!」
最初に戻りやがった…。
お昼は、コルネちゃん達はお弁当を持って来ているが、俺達には無い。
ドワーフさんにお願いして和食を用意してもらってもいいのだが、どうしようか…などと考えていると、砂浜の賑わいを聞きつけたのか、まさかの人魚さん達が大挙上陸してきた!
ぴょんこぴょんこと砂浜を、ぶるんぶるんとお胸の付属物が揺れまくる。
それに目が行くのは男として仕方がないだろう。
人魚さんのお胸を凝視していたユズキは、ユズカに蹴られまくっていた。
俺? もちろん見ません!
だって、嫁ーずだけでなく、愛するスーパーラブリーにして超キューとな妹天使が2人もいるのだ。
バインバインと揺れるお胸を見てだらしない顔している所なんて、見せれる筈がない。
いや、単純に後から嫁ーずにお仕置きと言う名の搾り取りがあるかもとか、コルネちゃんとユリアちゃんの冷たい視線が怖いというか何というか…。
だから、俺は見ないったら見ないのだ!
そんな人魚さん達は、俺を見つけると、何故か自分達の食料である海産物を提供してくれた。
ドワーフさん達は石と砂で竈を造って焼く気満々。
ん? 足りなかったらもっと持って来る、もちろん無料提供?
あ、いや…ちゃんとお代は払うけど…。
ほぇ? 分ってるだろうって?
何を…まさか、これって賄賂なのか!?
あのサバトを俺に開催させるための賄賂なのか!?
「モチのロンよ!」
人魚さん達…繁殖する為なら、何でもするなあ…。
※こっそり新作投稿しています。
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