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泣きますよ?
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ユリアちゃんの車が、考えても居ない方向に仕上がってしまったのは、このアホ新妻のユズカのせいか! いや、成果なのか?
確かに安全性を重視する様にドワーフ親方に発注したけど、これは幾らなんでも無いだろう。
ユリアちゃん専用車がこれだとしたら、もしかして…。
「お前、コルネちゃんの車にも何かしてないだろうな?」
喜々としてユリアちゃんの車のオプションという名の、武装アタッチメントを解説してたユズカを問い詰めると、
「あ~え~っと…どうでしたっけかねぇ…」
めっちゃ目がバタフライしそうなほどに泳いでた。
「お前、絶対に何かしただろー! 正直に言え、何をした!?」
あの、一見すると嫁ーず専用車のうさぎちゃん号と変わらないボディーのくまさん号。
だが、是体に何かユズカがやらかしてるはずだ。
「えっと…実はボンネットの中にタンクがありまして…」
「タンク?」
何でそんな物がボンネットの中に?
「ボタン一つで、ボンネットから2連式の火炎放射器が飛び出します!」
「はぁ~!?」
火炎放射器って、おま…ちょ…!
「しかも、トランクの下部からは、煙幕が出るんです! すごいでしょう!?」
「いや、マジでお前は俺の妹に何と対決させようとしてんだよ!」
危なすぎんだろ、こんな車。
「いえ、西〇警察のス〇パーZの機能を再現したくて」
「何で、そんな古いの知ってんだよ!」
そういや、ガルウィングの黒金ツートンのZに乗って、ショットガン撃ちまくってたな…〇門さんが。
「古いのだけじゃありません! 私は武器や兵器にも詳しいんです、えっへん!」
「どこのマニアだよ! ってか、お前の趣味はどうでもいいが、それでコルネちゃんやユリアちゃんを魔改造すんな!」
前世でもいたな、こんな奴…マイカーを改造しまくってた奴。
だけど、こいつって中学卒業~高校入学前に転移して来たはずだよな?
ってことは、子供の時からのガチのマニアなのか?
「何を言ってんですか! さっきも言いましたけど、伯爵様の可愛い可愛い妹達に何かあったら、どすんですか!?」
そ、それを言われると、言い返せない気もするけど…でも、
「方向性がおかし過ぎるだろ!」
そもそも、将来的には王都で乗る予定なのに、何でそんな武装が必要なんだ…よ…おい、まさか…?
「おい…あの2台の黒いミニバンには何もしてないよな?」
「ふひゅーひぃーふー」
吹けない口笛吹こうとすんな! ってか、絶対にこいつ何かしやがったな?
「何をした? 正直に吐け!」
「…走行を厚くして、対戦車ミサイルで狙撃されても大丈夫な様に頑丈に…あと、地雷を踏んでも乗員が安全な様に、底もちょこっとだけ厚く…」
…こいつは…、
「どこに対戦車ミサイルや地雷なんてもんがあるんだよ!」
「わからないじゃないですか! ボーガンとかで狙われないとも限らないし、どこぞの馬鹿な魔法使いとかが居るかもしれないでしょ!? そもそも常盤〇のエースが超電磁砲ぶっ放さないと、なんで言い切れるんですか!?」
「言い切れるわ、このアホ垂れがーーーーー!」
どこの世界にアニメの主人公が実在して、しかも攻撃してくるとか考える馬鹿が居るんだよ!
まあ、ボーガンは無いとは言い切れないけど、そもそも王都でしか乗らないんだぞ? あり得ないだろ。
「大丈夫です、この後、うさぎちゃん号にも武装を…いえ、魔改造を施して…」
「やめろーーーーーー!」
はぁはぁはぁ…突っ込み過ぎて、息が切れて来たわ!
何でお前はそんなドヤ顔で胸張ってられるんだよ、ユズカよ…。
「でもでも、よく見てください、伯爵様。あの嬉しそうなコルネリア様とユリアーネ様を! あんなに喜んでる2人から、車を取り上げるつもりなんですか? 絶対に泣きますよ、2人とも」
そうユズカに言われて車に目を向けると、確かにめっちゃ2人とも喜んでいる。
特にユリアちゃんなんて、今まで見た事も無いほどに光り輝く笑顔だ。
「ぐ…そう言われると…」
「あとあと、ドワーフ職人さん達だって、絶対に泣きますよ?」
ドワーフさん職人さん…髭も無いロリッ子だらけだからなぁ…泣かせたら罪悪感が半端無いだろうなあ…。
「職人さん達が総出で造りあげた最高傑作とか言ってましたからねぇ…伯爵様、彼等を泣かせますか?」
うぐ…最高傑作…そりゃそうだろうな…。
「んんんんんんん…わかった! もうこのままでいい! この4台はこのまま納車だ」
俺の言葉を聞いたユズカは、ぽそりと呟いた。
「ふっ…勝った…」
くっ…負けた…。
※こっそり新作投稿しています。
姫様はおかたいのがお好き
不定期更新ですが、( `・∀・´)ノヨロシクオネガイシマス!
確かに安全性を重視する様にドワーフ親方に発注したけど、これは幾らなんでも無いだろう。
ユリアちゃん専用車がこれだとしたら、もしかして…。
「お前、コルネちゃんの車にも何かしてないだろうな?」
喜々としてユリアちゃんの車のオプションという名の、武装アタッチメントを解説してたユズカを問い詰めると、
「あ~え~っと…どうでしたっけかねぇ…」
めっちゃ目がバタフライしそうなほどに泳いでた。
「お前、絶対に何かしただろー! 正直に言え、何をした!?」
あの、一見すると嫁ーず専用車のうさぎちゃん号と変わらないボディーのくまさん号。
だが、是体に何かユズカがやらかしてるはずだ。
「えっと…実はボンネットの中にタンクがありまして…」
「タンク?」
何でそんな物がボンネットの中に?
「ボタン一つで、ボンネットから2連式の火炎放射器が飛び出します!」
「はぁ~!?」
火炎放射器って、おま…ちょ…!
「しかも、トランクの下部からは、煙幕が出るんです! すごいでしょう!?」
「いや、マジでお前は俺の妹に何と対決させようとしてんだよ!」
危なすぎんだろ、こんな車。
「いえ、西〇警察のス〇パーZの機能を再現したくて」
「何で、そんな古いの知ってんだよ!」
そういや、ガルウィングの黒金ツートンのZに乗って、ショットガン撃ちまくってたな…〇門さんが。
「古いのだけじゃありません! 私は武器や兵器にも詳しいんです、えっへん!」
「どこのマニアだよ! ってか、お前の趣味はどうでもいいが、それでコルネちゃんやユリアちゃんを魔改造すんな!」
前世でもいたな、こんな奴…マイカーを改造しまくってた奴。
だけど、こいつって中学卒業~高校入学前に転移して来たはずだよな?
ってことは、子供の時からのガチのマニアなのか?
「何を言ってんですか! さっきも言いましたけど、伯爵様の可愛い可愛い妹達に何かあったら、どすんですか!?」
そ、それを言われると、言い返せない気もするけど…でも、
「方向性がおかし過ぎるだろ!」
そもそも、将来的には王都で乗る予定なのに、何でそんな武装が必要なんだ…よ…おい、まさか…?
「おい…あの2台の黒いミニバンには何もしてないよな?」
「ふひゅーひぃーふー」
吹けない口笛吹こうとすんな! ってか、絶対にこいつ何かしやがったな?
「何をした? 正直に吐け!」
「…走行を厚くして、対戦車ミサイルで狙撃されても大丈夫な様に頑丈に…あと、地雷を踏んでも乗員が安全な様に、底もちょこっとだけ厚く…」
…こいつは…、
「どこに対戦車ミサイルや地雷なんてもんがあるんだよ!」
「わからないじゃないですか! ボーガンとかで狙われないとも限らないし、どこぞの馬鹿な魔法使いとかが居るかもしれないでしょ!? そもそも常盤〇のエースが超電磁砲ぶっ放さないと、なんで言い切れるんですか!?」
「言い切れるわ、このアホ垂れがーーーーー!」
どこの世界にアニメの主人公が実在して、しかも攻撃してくるとか考える馬鹿が居るんだよ!
まあ、ボーガンは無いとは言い切れないけど、そもそも王都でしか乗らないんだぞ? あり得ないだろ。
「大丈夫です、この後、うさぎちゃん号にも武装を…いえ、魔改造を施して…」
「やめろーーーーーー!」
はぁはぁはぁ…突っ込み過ぎて、息が切れて来たわ!
何でお前はそんなドヤ顔で胸張ってられるんだよ、ユズカよ…。
「でもでも、よく見てください、伯爵様。あの嬉しそうなコルネリア様とユリアーネ様を! あんなに喜んでる2人から、車を取り上げるつもりなんですか? 絶対に泣きますよ、2人とも」
そうユズカに言われて車に目を向けると、確かにめっちゃ2人とも喜んでいる。
特にユリアちゃんなんて、今まで見た事も無いほどに光り輝く笑顔だ。
「ぐ…そう言われると…」
「あとあと、ドワーフ職人さん達だって、絶対に泣きますよ?」
ドワーフさん職人さん…髭も無いロリッ子だらけだからなぁ…泣かせたら罪悪感が半端無いだろうなあ…。
「職人さん達が総出で造りあげた最高傑作とか言ってましたからねぇ…伯爵様、彼等を泣かせますか?」
うぐ…最高傑作…そりゃそうだろうな…。
「んんんんんんん…わかった! もうこのままでいい! この4台はこのまま納車だ」
俺の言葉を聞いたユズカは、ぽそりと呟いた。
「ふっ…勝った…」
くっ…負けた…。
※こっそり新作投稿しています。
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