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一体何考えとん?
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朝食を終え、本日の政務を淡々とこなした俺は、何とか一段落ついた書類の山を横目に食堂へ。
すでに全員が着席しており、のんびり昼食タイムとなった。
どうやら午前中は、母さんが、コルネちゃんユリアちゃんと、ナディア達妖精族を引き連れて、付近の散歩に出ていたらしく、ユリアちゃんが色んなお話をしてくれた。
特に、湖の底に眠る聖なるネス像を見て感激したらしく、それはもう一生懸命に話してくれた。
…めっちゃ、かわゆぃ。
本日の午後は、特に予定も急ぎの仕事も無いとの事で、母さん達に温泉スパリゾートでも案内しようかと思っていた時、事件は起きた。
玄関に設置してあった呼び鈴がチリンチリンと鳴り、来客を告げた。
ドワーフメイドさんが玄関に向かい、来客を出迎える。
暫し何やら話しでもしているのか、微かにドワーフ族特有の良く徹る透明な高音の声が聞こえていた。
しかし、その声も聞こえなくなると、いきなり…、
「きゃーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
と、叫び声が玄関ホール方向から聞こえて来たのだ。
俺だけでなく、嫁ーずもユリアちゃんもコルネちゃんも、もちろんユズユズ夫婦も、即座に食堂を飛び出した。
ナディア達に念話で母さんを頼むのも忘れない。
全員で一斉に玄関ホールに向かうと、玄関扉を開け放ち外の光の中で立ち竦むドワーフメイドさん。
両手をきつく握り、口元に当ててアワアワしていた。
もしや強敵か!? 武器は…持て来ていないが、いざとなったら変身してやる!
っと、俺はドワーフメイドさんを庇う様に、その前に躍り出た。
そして俺が見たものは!
ドワーフ親方が完徹して仕上げた、数多の車であった。
ほぇ?
目の前にあるのは、嫁ーず専用車と似てはいるが、オープンカーではな、屋根が付いた車と、かなり豪華な8人乗りのミニバン風の車が2台、そしてどっからどう見ても4輪バギーにしか見えない車。
え、コレ何?
事の次第は、どうやら親方が持ってきた蒸気自動車を見て、興奮したドワーフメイドさんが歓声を上げたとかで、別に危険が及んだわけではないらしい。
結局、母さん達含め屋敷の全員が集まってきて、ドワーフ親方と職人さん達が持ち込んだ車をいじくりだした。
まあ、俺もその中の1人なんだけど。
まずは、嫁ーずの車そっくりだが、オープンカーではない2人乗りの、淡い茶色のボディーの車。
これはコルネちゃんの専用車で、シートにデフォルメされたくまさんの絵がセンス良く散りばめ描かれてある。
エンブレムもくまさんの七宝焼きっぽい物で実にセンスが良い。
このクマ模様って…前世でよく見た、リラックスしているくまさんにそっくりなんだけど…何でドワーフさん達はこのくまさんを知ってんだ?
くまさん号は、嫁ーずのうさぎちゃん号の兄弟車? 姉妹車? との事で性能的にはほぼ同じ。
コルネちゃん、大感激で早速運転席に座ってはしゃいでた。
次に、母さん&嫁ーずのミニバン風の車の2台。
母さんの車は、侯爵家の紋章が入り、嫁―ずの方には俺の紋章が描かれている。
どちらも黒をベースとした車体で、まるで漆塗りの様に輝いていた。
性能的には、一般的に販売されている物と大差ないらしい。
それでも母さんや嫁ーずは、大喜びしていた。
俺的には、霊柩車にしか見えないんだけど…まあ、前世だったら偉い人が乗る車は大体黒色だったから、まあ間違いでも無いのかな?
さて、問題はユリアちゃんの専用車である。
ほんのり黄色したボディーを持つ、きつねさん号だ。
横並びで座る2人用のシートもあるし、ハンドルもある。
丸みを帯びたボディーと、可愛らしい耳の様なサイドミラーも付いている。
ヘッドライトやウィンカーの配置も、きつねさんの顔に見立てたのか、なかなかに可愛いデザインとなっている。
だが…何だこのごついオフロード・タイヤ風の車輪と、艶消しブラックで塗られた、極太パイプのバンパーガードやロールケージは?
これ、オフロードのレースとかする車じゃないよな?
どうしてこうなった?
あまりのきつねさん号の仕上がりに頭を抱えた俺を、ユズカがちょんちょんとつついてきた。
「ねぇねぇ、伯爵様。この車、実は秘密があるんですよ」
なんだ、その嬉しそうな顔は…この車に秘密?
「って、何でそんな事知ってんだよ? 秘密って何だよ!」
「よくぞ聞いてくれました 実は今朝、親方に追加発注したんですよ!」
お前が、きつねさん号の秘密を言いたいだけなんじゃね?
ってか、追加発注?
「ほら、屋根のここの部分と、フロントのバンパーガードのここの部分に、ハード・ポイントがあるでしょ? ここにワンタッチで様々なオプションをつけることが出来るんです!」
ちょっと待て!
ハードポイントって、あの戦闘機の翼の下とかにある、ミサイルとかくっ付ける所の名前だよな、そうだよな?
「屋根には5連装のミサイルランチャーが付けれまして、バンパーガードには自動装填式のパイルバンカーが付けれます!」
「アホかーーーーーーーーーーーーーー!」
ユリアちゃんの車に何を付けようとしてんだよ!
ってか、どこの紛争地帯に行かすつもりだ!
「嫌ですねえ~冗談ですよ。ミサイルランチャーなんて開発してませんもの」
そ、そうだよな…ほっ…。
「腕ぐらいの太さの杭を、フルオートマチックで発射する装置付けるだけですから」
「一緒じゃボケーーーーーーーーー!」
この世界だったら、ミサイルランチャーと大して変わらんわ!
「あと、パイルバンカーは男のロマンです!」
何でお前はアゴ割れマッチョの外人さんの様に、ニカッ! と笑ってサムズアップしてんだ?
しかも男のロマンって、お前は女だろーが!
「お、お前、一体何考えとん? これ、ユリアちゃんが乗る車だぞ?」
俺は、遊園地でワンコインで乗れる車を想像して発注したんだぞ?
動いてるときは、ぴんぽろろん~♪ って音楽が流れるような感じの。
家族で遊びに行って、子供が「パパ~! ママ~!」って手を振ってくれそうな、とってもほのぼのした感じの車を考えてたんだぞ!?
これじゃ、ワーグナーのヴァルキューレの騎行とか流れてきそうな車じゃねーか!
「だって、ユリアーネ様の車ですよね? これぐらい頑丈にしなきゃ、いかんばい?」
急にどっかの元知事みたいな方言止めれ!
「これなら、突進してきた馬車なんて、逆に粉砕できますから、安全安心です!」
そ、そうかもしれんけど…。
「さらに、リミッターを解除すれば、なんと空も飛べます!」
「ま、マジかよ!?」
空飛べる幼児の戦闘車両って、一体……。
「いえ、それは嘘ですけどね」
「嘘かよ!」
いや、待てよ…ユリアちゃんがこれだったら、もしかして…。
※こっそり新作投稿しています。
お姫様はおかたいのがお好き
不定期更新ですが、( `・∀・´)ノヨロシクオネガイシマス!
すでに全員が着席しており、のんびり昼食タイムとなった。
どうやら午前中は、母さんが、コルネちゃんユリアちゃんと、ナディア達妖精族を引き連れて、付近の散歩に出ていたらしく、ユリアちゃんが色んなお話をしてくれた。
特に、湖の底に眠る聖なるネス像を見て感激したらしく、それはもう一生懸命に話してくれた。
…めっちゃ、かわゆぃ。
本日の午後は、特に予定も急ぎの仕事も無いとの事で、母さん達に温泉スパリゾートでも案内しようかと思っていた時、事件は起きた。
玄関に設置してあった呼び鈴がチリンチリンと鳴り、来客を告げた。
ドワーフメイドさんが玄関に向かい、来客を出迎える。
暫し何やら話しでもしているのか、微かにドワーフ族特有の良く徹る透明な高音の声が聞こえていた。
しかし、その声も聞こえなくなると、いきなり…、
「きゃーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
と、叫び声が玄関ホール方向から聞こえて来たのだ。
俺だけでなく、嫁ーずもユリアちゃんもコルネちゃんも、もちろんユズユズ夫婦も、即座に食堂を飛び出した。
ナディア達に念話で母さんを頼むのも忘れない。
全員で一斉に玄関ホールに向かうと、玄関扉を開け放ち外の光の中で立ち竦むドワーフメイドさん。
両手をきつく握り、口元に当ててアワアワしていた。
もしや強敵か!? 武器は…持て来ていないが、いざとなったら変身してやる!
っと、俺はドワーフメイドさんを庇う様に、その前に躍り出た。
そして俺が見たものは!
ドワーフ親方が完徹して仕上げた、数多の車であった。
ほぇ?
目の前にあるのは、嫁ーず専用車と似てはいるが、オープンカーではな、屋根が付いた車と、かなり豪華な8人乗りのミニバン風の車が2台、そしてどっからどう見ても4輪バギーにしか見えない車。
え、コレ何?
事の次第は、どうやら親方が持ってきた蒸気自動車を見て、興奮したドワーフメイドさんが歓声を上げたとかで、別に危険が及んだわけではないらしい。
結局、母さん達含め屋敷の全員が集まってきて、ドワーフ親方と職人さん達が持ち込んだ車をいじくりだした。
まあ、俺もその中の1人なんだけど。
まずは、嫁ーずの車そっくりだが、オープンカーではない2人乗りの、淡い茶色のボディーの車。
これはコルネちゃんの専用車で、シートにデフォルメされたくまさんの絵がセンス良く散りばめ描かれてある。
エンブレムもくまさんの七宝焼きっぽい物で実にセンスが良い。
このクマ模様って…前世でよく見た、リラックスしているくまさんにそっくりなんだけど…何でドワーフさん達はこのくまさんを知ってんだ?
くまさん号は、嫁ーずのうさぎちゃん号の兄弟車? 姉妹車? との事で性能的にはほぼ同じ。
コルネちゃん、大感激で早速運転席に座ってはしゃいでた。
次に、母さん&嫁ーずのミニバン風の車の2台。
母さんの車は、侯爵家の紋章が入り、嫁―ずの方には俺の紋章が描かれている。
どちらも黒をベースとした車体で、まるで漆塗りの様に輝いていた。
性能的には、一般的に販売されている物と大差ないらしい。
それでも母さんや嫁ーずは、大喜びしていた。
俺的には、霊柩車にしか見えないんだけど…まあ、前世だったら偉い人が乗る車は大体黒色だったから、まあ間違いでも無いのかな?
さて、問題はユリアちゃんの専用車である。
ほんのり黄色したボディーを持つ、きつねさん号だ。
横並びで座る2人用のシートもあるし、ハンドルもある。
丸みを帯びたボディーと、可愛らしい耳の様なサイドミラーも付いている。
ヘッドライトやウィンカーの配置も、きつねさんの顔に見立てたのか、なかなかに可愛いデザインとなっている。
だが…何だこのごついオフロード・タイヤ風の車輪と、艶消しブラックで塗られた、極太パイプのバンパーガードやロールケージは?
これ、オフロードのレースとかする車じゃないよな?
どうしてこうなった?
あまりのきつねさん号の仕上がりに頭を抱えた俺を、ユズカがちょんちょんとつついてきた。
「ねぇねぇ、伯爵様。この車、実は秘密があるんですよ」
なんだ、その嬉しそうな顔は…この車に秘密?
「って、何でそんな事知ってんだよ? 秘密って何だよ!」
「よくぞ聞いてくれました 実は今朝、親方に追加発注したんですよ!」
お前が、きつねさん号の秘密を言いたいだけなんじゃね?
ってか、追加発注?
「ほら、屋根のここの部分と、フロントのバンパーガードのここの部分に、ハード・ポイントがあるでしょ? ここにワンタッチで様々なオプションをつけることが出来るんです!」
ちょっと待て!
ハードポイントって、あの戦闘機の翼の下とかにある、ミサイルとかくっ付ける所の名前だよな、そうだよな?
「屋根には5連装のミサイルランチャーが付けれまして、バンパーガードには自動装填式のパイルバンカーが付けれます!」
「アホかーーーーーーーーーーーーーー!」
ユリアちゃんの車に何を付けようとしてんだよ!
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そ、そうだよな…ほっ…。
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「一緒じゃボケーーーーーーーーー!」
この世界だったら、ミサイルランチャーと大して変わらんわ!
「あと、パイルバンカーは男のロマンです!」
何でお前はアゴ割れマッチョの外人さんの様に、ニカッ! と笑ってサムズアップしてんだ?
しかも男のロマンって、お前は女だろーが!
「お、お前、一体何考えとん? これ、ユリアちゃんが乗る車だぞ?」
俺は、遊園地でワンコインで乗れる車を想像して発注したんだぞ?
動いてるときは、ぴんぽろろん~♪ って音楽が流れるような感じの。
家族で遊びに行って、子供が「パパ~! ママ~!」って手を振ってくれそうな、とってもほのぼのした感じの車を考えてたんだぞ!?
これじゃ、ワーグナーのヴァルキューレの騎行とか流れてきそうな車じゃねーか!
「だって、ユリアーネ様の車ですよね? これぐらい頑丈にしなきゃ、いかんばい?」
急にどっかの元知事みたいな方言止めれ!
「これなら、突進してきた馬車なんて、逆に粉砕できますから、安全安心です!」
そ、そうかもしれんけど…。
「さらに、リミッターを解除すれば、なんと空も飛べます!」
「ま、マジかよ!?」
空飛べる幼児の戦闘車両って、一体……。
「いえ、それは嘘ですけどね」
「嘘かよ!」
いや、待てよ…ユリアちゃんがこれだったら、もしかして…。
※こっそり新作投稿しています。
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