783 / 1,466
恐ろしい計画
しおりを挟む
俺の心の声が駄々漏れになり、嫁ーずだけでなく母さんやコルネちゃんユリアちゃんに弄られていた頃、遠くこ離れたの惑星の裏側にあるパンゲア大陸では、恐ろしい計画が企てられていた。
パンゲア大陸とは、この俺が命名した、元はモフリーナの為…とは言えないんだが、モフリーナに任せたダンジョン大陸の事である。
最初はシステムバグにより、大量に異世界から転移してくる奴らを選別…もとい、性格などを見極める為に留め置いてたのだが、先の戦争において出た大量の難民たちを保護するために、急遽改装した場所だ。
いや、あの戦争で新たに顔見知りとなった2人のダンジョンマスターをも巻き込み、3人のダンジョンマスターによる、超絶ハードモードのダンジョンとリフォームされた大陸でもある。
移住したり保護した人々は、とんでもない人数となっており、聖ネス教を頂点に、太陽神、月神、大地神と、宗教ごとに3ヶ国を建国。
ダンジョンマスター3人は、それぞれ眷属を1体造りだし、それを宗教及び国のトップとする事で、この大陸をまとめ上げる事に成功した、あのパンゲア大陸の事だ。
我が家のアイドルにして天使であるユリアーネたんも、元をただせばこの大陸にシステムバグで送り込まれた転移者の1人。
転移して来た時に記憶の殆どを失っていた…というか幼児退行してしまっていたが。
あの恐怖の大王の欠片をその身に宿していたのを見つけてしまったので、俺がリリアさんやモフリーナの協力のや指導の下、ホムンクルス製造や管理局の現地活動用ボディー製造の技術の粋を結集して作りあげた幼女ボディーに中身を移したのだ。
まあ、主に性能面でエネルギー詰め込み過ぎちゃったので、超絶スーパーな幼女になっちゃったけど…しかも成長するし。
いや、まぁ…それは置いておいて。
そのパンゲア大陸のモフリーナから、連絡が入ったのは、アルテアン家の女連合により俺弄りが1段落した夜の事。
元々、定期的に大陸の様子などを連絡して来てくれてはいるのだが、それは普段は昼の事。
まあ、時差の関係で、あっちは夜のはずなんだが。
しかし、今回は珍しく夜。
よほどの緊急時で無い限り、連絡は昼にとお願いしていたのだが、それでも連絡してきたって事は緊急事態なんだろう。
何で昼かって? そりゃ…夜にコソコソとモフリーナと連絡なんてしてたら、色々と怖いじゃん…嫁ーずが…。
しかも、ナニの最中だったりしたら、めっちゃ気まずいだろ?
浮気なんてしてないけど、絶対に疑われるだろ?
いや、諸兄にも覚えがあるんじゃないか?
え、無い?
いや、そんな嘘は良くないぞ?
正直に言ってみんさい?
え、そんなのはお前だけだ?
マジっすか!?
いや、前世でも俺は浮気なんてしてないぞ?
嘘つくな? いや、これはマジっす!
浮気ダメ絶対!
怪しいって?
いや、マジ勘弁して下さい…浮気なんてした事ないっすから…そんな度胸は前世もなかったっす…。
って、何を言わすんじゃ!
あ、いや…皆さん、私の戯言は忘れてください…お願いします…。
そういう訳で、モフリーナからの緊急連絡が入ったので、俺は通信に応じた。
『あ~もしもし? 久しぶりだな、モフリーナ』
定期連絡では5日ぶりぐらいかな?
まあ、直接顔をみたのは2ヶ月ほど前の事だけど。
『はい、お久しぶりでございます、トールヴァルド様。この様な時間に連絡をしてしまい、申し訳ありません』
うん、いつもの事だけど、モフリーナは真面目だねえ…。
『いや、構わないよ。んで、大陸で何があったんだ?』
時間は有限。
緊急連絡ならば、さっさと用件を聞いた方が良い。
『はい…実は、ヘーリ・オース、ディー・アーナ、テーラ・マテールの3人の教王ですが…』
何だ? あの3人はダンジョンマスターズの眷属なんだから、問題なんて起こさないはずだよな?
『何があった?』
思わず俺の声も自然と低く抑揚が無くなった。
『ええ、実は…とんでもない企てをしてまして…』
モフリーナから例の3人が密かに(?)計画しているという内容を聞いた俺は、
『な、なんだとーーーーーーーーーー!!』
この風切り音すらない夜の寂に包まれた空の上で、俺は絶叫した。
そう、それほどにその計画とは、とんでもなく凶悪で衝撃的だったのだ。
※ こっそり新作投稿しています。
【姫様はおかたいのがお好き】
不定期更新ですが、( `・∀・´)ノヨロシクオネガイシマス!
※ 第15回ファンタジー小説大賞 に参加させて頂いてます。
もしも気に入って頂けましたら、是非ぽちっとして頂けますよう、
よろしく <(_ _)> お願いします By 大国 鹿児
パンゲア大陸とは、この俺が命名した、元はモフリーナの為…とは言えないんだが、モフリーナに任せたダンジョン大陸の事である。
最初はシステムバグにより、大量に異世界から転移してくる奴らを選別…もとい、性格などを見極める為に留め置いてたのだが、先の戦争において出た大量の難民たちを保護するために、急遽改装した場所だ。
いや、あの戦争で新たに顔見知りとなった2人のダンジョンマスターをも巻き込み、3人のダンジョンマスターによる、超絶ハードモードのダンジョンとリフォームされた大陸でもある。
移住したり保護した人々は、とんでもない人数となっており、聖ネス教を頂点に、太陽神、月神、大地神と、宗教ごとに3ヶ国を建国。
ダンジョンマスター3人は、それぞれ眷属を1体造りだし、それを宗教及び国のトップとする事で、この大陸をまとめ上げる事に成功した、あのパンゲア大陸の事だ。
我が家のアイドルにして天使であるユリアーネたんも、元をただせばこの大陸にシステムバグで送り込まれた転移者の1人。
転移して来た時に記憶の殆どを失っていた…というか幼児退行してしまっていたが。
あの恐怖の大王の欠片をその身に宿していたのを見つけてしまったので、俺がリリアさんやモフリーナの協力のや指導の下、ホムンクルス製造や管理局の現地活動用ボディー製造の技術の粋を結集して作りあげた幼女ボディーに中身を移したのだ。
まあ、主に性能面でエネルギー詰め込み過ぎちゃったので、超絶スーパーな幼女になっちゃったけど…しかも成長するし。
いや、まぁ…それは置いておいて。
そのパンゲア大陸のモフリーナから、連絡が入ったのは、アルテアン家の女連合により俺弄りが1段落した夜の事。
元々、定期的に大陸の様子などを連絡して来てくれてはいるのだが、それは普段は昼の事。
まあ、時差の関係で、あっちは夜のはずなんだが。
しかし、今回は珍しく夜。
よほどの緊急時で無い限り、連絡は昼にとお願いしていたのだが、それでも連絡してきたって事は緊急事態なんだろう。
何で昼かって? そりゃ…夜にコソコソとモフリーナと連絡なんてしてたら、色々と怖いじゃん…嫁ーずが…。
しかも、ナニの最中だったりしたら、めっちゃ気まずいだろ?
浮気なんてしてないけど、絶対に疑われるだろ?
いや、諸兄にも覚えがあるんじゃないか?
え、無い?
いや、そんな嘘は良くないぞ?
正直に言ってみんさい?
え、そんなのはお前だけだ?
マジっすか!?
いや、前世でも俺は浮気なんてしてないぞ?
嘘つくな? いや、これはマジっす!
浮気ダメ絶対!
怪しいって?
いや、マジ勘弁して下さい…浮気なんてした事ないっすから…そんな度胸は前世もなかったっす…。
って、何を言わすんじゃ!
あ、いや…皆さん、私の戯言は忘れてください…お願いします…。
そういう訳で、モフリーナからの緊急連絡が入ったので、俺は通信に応じた。
『あ~もしもし? 久しぶりだな、モフリーナ』
定期連絡では5日ぶりぐらいかな?
まあ、直接顔をみたのは2ヶ月ほど前の事だけど。
『はい、お久しぶりでございます、トールヴァルド様。この様な時間に連絡をしてしまい、申し訳ありません』
うん、いつもの事だけど、モフリーナは真面目だねえ…。
『いや、構わないよ。んで、大陸で何があったんだ?』
時間は有限。
緊急連絡ならば、さっさと用件を聞いた方が良い。
『はい…実は、ヘーリ・オース、ディー・アーナ、テーラ・マテールの3人の教王ですが…』
何だ? あの3人はダンジョンマスターズの眷属なんだから、問題なんて起こさないはずだよな?
『何があった?』
思わず俺の声も自然と低く抑揚が無くなった。
『ええ、実は…とんでもない企てをしてまして…』
モフリーナから例の3人が密かに(?)計画しているという内容を聞いた俺は、
『な、なんだとーーーーーーーーーー!!』
この風切り音すらない夜の寂に包まれた空の上で、俺は絶叫した。
そう、それほどにその計画とは、とんでもなく凶悪で衝撃的だったのだ。
※ こっそり新作投稿しています。
【姫様はおかたいのがお好き】
不定期更新ですが、( `・∀・´)ノヨロシクオネガイシマス!
※ 第15回ファンタジー小説大賞 に参加させて頂いてます。
もしも気に入って頂けましたら、是非ぽちっとして頂けますよう、
よろしく <(_ _)> お願いします By 大国 鹿児
1
お気に入りに追加
1,833
あなたにおすすめの小説
異世界へ誤召喚されちゃいました~女神の加護でほのぼのスローライフ送ります~
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。

死んだのに異世界に転生しました!
drop
ファンタジー
友人が車に引かれそうになったところを助けて引かれ死んでしまった夜乃 凪(よるの なぎ)。死ぬはずの夜乃は神様により別の世界に転生することになった。
この物語は異世界テンプレ要素が多いです。
主人公最強&チートですね
主人公のキャラ崩壊具合はそうゆうものだと思ってください!
初めて書くので
読みづらい部分や誤字が沢山あると思います。
それでもいいという方はどうぞ!
(本編は完結しました)

『転生したら「村」だった件 〜最強の移動要塞で世界を救います〜』
ソコニ
ファンタジー
29歳の過労死サラリーマン・御影要が目覚めたのは、なんと「村」として転生した姿だった。
誰もいない村の守護者となった要は、偶然迷い込んできた少年リオを最初の住民として迎え入れ、徐々に「村」としての力を開花させていく。【村レベル:1】【住民数:0】【スキル:基本生活機能】から始まった異世界生活。

こちらの異世界で頑張ります
kotaro
ファンタジー
原 雪は、初出勤で事故にあい死亡する。神様に第二の人生を授かり幼女の姿で
魔の森に降り立つ 其処で獣魔となるフェンリルと出合い後の保護者となる冒険者と出合う。
様々の事が起こり解決していく

異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが
倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、
どちらが良い?……ですか。」
「異世界転生で。」
即答。
転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。
なろうにも数話遅れてますが投稿しております。
誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。
自分でも見直しますが、ご協力お願いします。
感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。

外れスキル『収納』がSSS級スキル『亜空間』に成長しました~剣撃も魔法もモンスターも収納できます~
春小麦
ファンタジー
——『収納』という、ただバッグに物をたくさん入れられるだけの外れスキル。
冒険者になることを夢見ていたカイル・ファルグレッドは落胆し、冒険者になることを諦めた。
しかし、ある日ゴブリンに襲われたカイルは、無意識に自身の『収納』スキルを覚醒させる。
パンチや蹴りの衝撃、剣撃や魔法、はたまたドラゴンなど、この世のありとあらゆるものを【アイテムボックス】へ『収納』することができるようになる。
そこから郵便屋を辞めて冒険者へと転向し、もはや外れスキルどころかブッ壊れスキルとなった『収納(亜空間)』を駆使して、仲間と共に最強冒険者を目指していく。
成長促進と願望チートで、異世界転生スローライフ?
後藤蓮
ファンタジー
20年生きてきて不幸なことしかなかった青年は、無職となったその日に、女子高生二人を助けた代償として、トラックに轢かれて死んでしまう。
目が覚めたと思ったら、そこは知らない場所。そこでいきなり神様とか名乗る爺さんと出会い、流れで俺は異世界転生することになった。
日本で20年生きた人生は運が悪い人生だった。来世は運が良くて幸せな人生になるといいな..........。
そんな思いを胸に、神様からもらった成長促進と願望というチートスキルを持って青年は異世界転生する。
さて、新しい人生はどんな人生になるのかな?
※ 第11回ファンタジー小説大賞参加してます 。投票よろしくお願いします!
◇◇◇◇◇◇◇◇
お気に入り、感想貰えると作者がとても喜びますので、是非お願いします。
執筆スピードは、ゆるーくまったりとやっていきます。
◇◇◇◇◇◇◇◇
9/3 0時 HOTランキング一位頂きました!ありがとうございます!
9/4 7時 24hランキング人気・ファンタジー部門、一位頂きました!ありがとうございます!

くじ引きで決められた転生者 ~スローライフを楽しんでって言ったのに邪神を討伐してほしいってどゆこと!?~
はなとすず
ファンタジー
僕の名前は高橋 悠真(たかはし ゆうま)
神々がくじ引きで決めた転生者。
「あなたは通り魔に襲われた7歳の女の子を庇い、亡くなりました。我々はその魂の清らかさに惹かれました。あなたはこの先どのような選択をし、どのように生きるのか知りたくなってしまったのです。ですがあなたは地球では消えてしまった存在。ですので異世界へ転生してください。我々はあなたに試練など与える気はありません。どうぞ、スローライフを楽しんで下さい」
って言ったのに!なんで邪神を討伐しないといけなくなったんだろう…
まぁ、早く邪神を討伐して残りの人生はスローライフを楽しめばいいか
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる