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あんた軽いな!
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ず~~~っと、おかしいと感じてたんだ。
よくよく考えると、俺の性格からして、この世界の理を変える事が出来るんだったら、管理局の輪廻転生システムを変えるなんて、真っ先に思い浮かんだはずなんだ。
だって、あんなにクソバグ起こす様なシステムなんだぜ? 変えたいと思うのは当然だろう?
なのに、そんな事は全く思い浮かばなかった。
何故か?
これは証拠も無ければ確認もしていない、あくまでも俺の創造とか憶測の範囲の話なんだが、俺は管理局にマインドコントロールを受けているのではないかと思うんだ。
意図的に俺の望む世界を、俺自身が創りださない様に、管理局に思考を誘導されているんじゃないかって事。
考えてみて欲しい。
あの呪法ってのは、使い方によっては、時間も空間も、そじて次元さえも捻じ曲げる事が出来る可能性を秘めている。
それだけでなく、輪廻転生の輪にも手が届くほどの代物だ。
なのにれに思い至らなかったのは、どう考えてもおかしい。
俺は日々…とは言えないが、結構な時間をガチャ玉の使い道とか考えている。
自分で創り出した物だって、より良い使い道をずっと模索し続けて来た。
だが、思い至らなかったんだ…輪廻転生システムの改編に。
子供のころから今まで、ずっと自分の思うがままにガチャ玉を使っていた『様な気になっていた』だけなんじゃないだろうか、俺は。
もしそうだとすると、俺の思考を管理局が常時監視していたのも、納得がいくってもんだ。
俺が危険な方向に思考を巡らせると、管理局がすぐに何らかの手を打っていたんだと思う。
そう、俺をそんな思想から引き離す様な、特別なコントロールを。
これは、ほぼ間違いないと思っている。
元々の性格も有るんだろうが、基本的にサラはおっちょこちょいだ…馬鹿とも言う。
だが、サラ自身にも、ある種の情報を俺に渡さない様な、何かプロテクト的な物が掛かっている気がする。
重要な話になると、いつも話題を逸らす様な事が多かった。
あれは、このプロテクトの所為なんじゃないかと、俺は睨んでいるんだ。
う~む…何か微妙に話題が逸れてる気がするが、これもマインドコントロールのせか?
いやいや、話の方向性はあってるはずだ。
俺は、こう考えている。
あの呪法を使えば、この星だけの新たな輪廻転生の輪が造れるのではないかと。
ガチャ玉での創造では、それはきっと出来ないと考えている。
何故ならば、ガチャ玉は輪廻転生管理局の管理下に置かれているからだ。
だが、呪法の創造自体は管理局の監視の下で行われたが、呪法そのものは管理から外れている…気がする。
って言うか、ぶっちゃけ呪法ってのは、言葉が力を持つ事が前提で、古代の言霊をベースに俺が考えた理だ。
言霊ってのは、その言葉通りの結果を現す力とされた古代の考え。
この考え方は、基本的にイメージといっても過言では無い。
ラノベの魔法使いとかが発する呪文ってのも、この言霊思想が元にあると、俺は考えている。
話は逸れるが、無詠唱ってのも確かにすごいが、言霊思想からするとちょっと違うと思う。
それはあくまでも心の中のイメージその物を魔法にしているのであって、発動スピードは速いだろうが、意味ある言葉に力を乗せた呪文を唱えた方が、確実にイメージが発現し、威力も大きくなるはずである。
これは魔法の呪文だけでなく、古代日本の神々も、意味ある言葉を発する事を、言挙げといっていた事からも明確である。
何が言いたいのかって言うと、つまりは言葉には力があり、俺の創造した呪法はそれを現実化出来ると言う事だ。
輪廻転生システムの実現? そんな物は、ごく簡単な事だ。
輪廻転生と制御機構構築に関する言葉を組み合わせたら良いだけの事。
この考えに至る事を、管理局は恐れているんじゃないだろうか?
俺が、全く新しい輪廻転生システムを創りあげる事を。
そしてその制御権を俺が握る事を。
いや、ちょっと待とうか。
管理局が怪しいと思い始めると、もっと色々と気付く事がある。
輪廻転生❝システム❞だとか❝バグ❞だとかって言葉に、俺は上手く騙されてないだろうか?
一種のコンピュータ的な、メカメカしい物だと勘違いしてないか?
そもそも輪廻転生って言葉は、仏教が元だと思われているが、そもそもサンスクリット語が語源とか聞いた事がある。
そしてサンスクリッド語の漢字表記は梵語だ。
って事は、漢字だけでなく梵字でも呪法は使えるはず。
そして梵語とは、大元をたどれば造物神梵天…つまりブラフマーにたどり着ける。
造物の神…あのガチャ玉と通じる部分が無いだろうか?
ん? そう考えると、もしや輪廻転生システムから外れるという事は…もしかして解脱するって事か?
つまりは悟りを開く…おいおいおい、まさかこのシステムって仏教思想が根底にあるって事で、システムは物質では無く精神的な…概念的な物なんじゃないのか?
って事はだ…このシステムを改変したり改良したり、新たに創りだすって事は、この宇宙その物の改編だとか改良…新たな宇宙を創りだすって事じゃないのか?
だからこそ、俺に対してマインドコントロールを仕掛けていた…って事だ。
違うか、局長!
『まいったなあ…とうとう、そこに気付いたか』
うぉ! だ、誰!?
『え、今、君が呼んだよね?』
えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!? もしかして局長!?
『はい、わたすが局長だす』
いやいやいや、あんた軽いな!
『おや、お気に召さなかったかな?』
お気に召すとか召さないとかじゃなくて、あんた何時から俺の思考を読んでいた?
『ず~~~っと、おかしいと感じてたんだ。あたりからかな?』
最初っからじゃねーか!
よくよく考えると、俺の性格からして、この世界の理を変える事が出来るんだったら、管理局の輪廻転生システムを変えるなんて、真っ先に思い浮かんだはずなんだ。
だって、あんなにクソバグ起こす様なシステムなんだぜ? 変えたいと思うのは当然だろう?
なのに、そんな事は全く思い浮かばなかった。
何故か?
これは証拠も無ければ確認もしていない、あくまでも俺の創造とか憶測の範囲の話なんだが、俺は管理局にマインドコントロールを受けているのではないかと思うんだ。
意図的に俺の望む世界を、俺自身が創りださない様に、管理局に思考を誘導されているんじゃないかって事。
考えてみて欲しい。
あの呪法ってのは、使い方によっては、時間も空間も、そじて次元さえも捻じ曲げる事が出来る可能性を秘めている。
それだけでなく、輪廻転生の輪にも手が届くほどの代物だ。
なのにれに思い至らなかったのは、どう考えてもおかしい。
俺は日々…とは言えないが、結構な時間をガチャ玉の使い道とか考えている。
自分で創り出した物だって、より良い使い道をずっと模索し続けて来た。
だが、思い至らなかったんだ…輪廻転生システムの改編に。
子供のころから今まで、ずっと自分の思うがままにガチャ玉を使っていた『様な気になっていた』だけなんじゃないだろうか、俺は。
もしそうだとすると、俺の思考を管理局が常時監視していたのも、納得がいくってもんだ。
俺が危険な方向に思考を巡らせると、管理局がすぐに何らかの手を打っていたんだと思う。
そう、俺をそんな思想から引き離す様な、特別なコントロールを。
これは、ほぼ間違いないと思っている。
元々の性格も有るんだろうが、基本的にサラはおっちょこちょいだ…馬鹿とも言う。
だが、サラ自身にも、ある種の情報を俺に渡さない様な、何かプロテクト的な物が掛かっている気がする。
重要な話になると、いつも話題を逸らす様な事が多かった。
あれは、このプロテクトの所為なんじゃないかと、俺は睨んでいるんだ。
う~む…何か微妙に話題が逸れてる気がするが、これもマインドコントロールのせか?
いやいや、話の方向性はあってるはずだ。
俺は、こう考えている。
あの呪法を使えば、この星だけの新たな輪廻転生の輪が造れるのではないかと。
ガチャ玉での創造では、それはきっと出来ないと考えている。
何故ならば、ガチャ玉は輪廻転生管理局の管理下に置かれているからだ。
だが、呪法の創造自体は管理局の監視の下で行われたが、呪法そのものは管理から外れている…気がする。
って言うか、ぶっちゃけ呪法ってのは、言葉が力を持つ事が前提で、古代の言霊をベースに俺が考えた理だ。
言霊ってのは、その言葉通りの結果を現す力とされた古代の考え。
この考え方は、基本的にイメージといっても過言では無い。
ラノベの魔法使いとかが発する呪文ってのも、この言霊思想が元にあると、俺は考えている。
話は逸れるが、無詠唱ってのも確かにすごいが、言霊思想からするとちょっと違うと思う。
それはあくまでも心の中のイメージその物を魔法にしているのであって、発動スピードは速いだろうが、意味ある言葉に力を乗せた呪文を唱えた方が、確実にイメージが発現し、威力も大きくなるはずである。
これは魔法の呪文だけでなく、古代日本の神々も、意味ある言葉を発する事を、言挙げといっていた事からも明確である。
何が言いたいのかって言うと、つまりは言葉には力があり、俺の創造した呪法はそれを現実化出来ると言う事だ。
輪廻転生システムの実現? そんな物は、ごく簡単な事だ。
輪廻転生と制御機構構築に関する言葉を組み合わせたら良いだけの事。
この考えに至る事を、管理局は恐れているんじゃないだろうか?
俺が、全く新しい輪廻転生システムを創りあげる事を。
そしてその制御権を俺が握る事を。
いや、ちょっと待とうか。
管理局が怪しいと思い始めると、もっと色々と気付く事がある。
輪廻転生❝システム❞だとか❝バグ❞だとかって言葉に、俺は上手く騙されてないだろうか?
一種のコンピュータ的な、メカメカしい物だと勘違いしてないか?
そもそも輪廻転生って言葉は、仏教が元だと思われているが、そもそもサンスクリット語が語源とか聞いた事がある。
そしてサンスクリッド語の漢字表記は梵語だ。
って事は、漢字だけでなく梵字でも呪法は使えるはず。
そして梵語とは、大元をたどれば造物神梵天…つまりブラフマーにたどり着ける。
造物の神…あのガチャ玉と通じる部分が無いだろうか?
ん? そう考えると、もしや輪廻転生システムから外れるという事は…もしかして解脱するって事か?
つまりは悟りを開く…おいおいおい、まさかこのシステムって仏教思想が根底にあるって事で、システムは物質では無く精神的な…概念的な物なんじゃないのか?
って事はだ…このシステムを改変したり改良したり、新たに創りだすって事は、この宇宙その物の改編だとか改良…新たな宇宙を創りだすって事じゃないのか?
だからこそ、俺に対してマインドコントロールを仕掛けていた…って事だ。
違うか、局長!
『まいったなあ…とうとう、そこに気付いたか』
うぉ! だ、誰!?
『え、今、君が呼んだよね?』
えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!? もしかして局長!?
『はい、わたすが局長だす』
いやいやいや、あんた軽いな!
『おや、お気に召さなかったかな?』
お気に召すとか召さないとかじゃなくて、あんた何時から俺の思考を読んでいた?
『ず~~~っと、おかしいと感じてたんだ。あたりからかな?』
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